疲れたOLの一人慰労旅行②クリぼっちの台東24時間滞在

2023/12/25 - 2023/12/25

個人的に今後の人生含めても結構上位に入るくらいの一大プロジェクトが12月で一区切り。
6月くらいからずっと走り続けて疲れきったので、一人で慰労旅行に行きました。
行き先はビーチリゾートも考えたのですが、
パリピな欧米人に囲まれたり、年末年始休暇中の幸せな日本人家族連れに囲まれたりしながらくつろぐメンタルが今の私には無いと思いましたので、
台湾の静かなところを中心に１週間過ごそうと決めました。

計算があっていれば9回目か10回目の台湾かと思いますが、一人で行くのは初めてです。

テーマはその名も「チルする！」です。

1日目：羽田～台北松山（チャイナエアライン）、台北松山～台東（ユニー航空）、台東泊
2日目：台東～緑島（徳安航空）緑島泊の予定が知本温泉に変更
3日目：緑島　緑島泊
4日目：緑島～宜蘭　宜蘭泊
5日目：宜蘭、礁渓を見て台北　台北泊
6日目：十分、野柳、基隆　台北泊
7日目：軍艦岩ハイキング、淡水　台北泊
8日目：お土産購入、桃園～成田空港（チャイナエアライン）

エリア 台東(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝羽田を出て、台北松山空港乗り継ぎで台東まで来ました。
その旅行記はこちら。
https://4travel.jp/travelogue/11867010

台東空港全景。小さい空港です。
台北より気温がぬるくなりました。

台東空港 空港

台東空港から台東の中心地へのバスは驚くほど少ないです。
基本的にGoogleマップで検索をしてみて出てくる情報は正しいと思います。
バスは鉄道駅(街の中心から離れている)と、バスターミナル(旧鉄道駅、街の中心)に行く路線があるので、注意。
バスターミナルまでの路線バスは25ドル。
後日中心地から空港までタクシーに乗った時にはメーターで200ドルでした。

台東空港 空港

空港からのバスはこんな感じ。
観光バスみたいで、「これ？」って思いました。狭い階段を上がって2階に上っていかないといけないので、大きなスーツケースは結構運ぶのに焦ると思う。

興東客運 バス系

台東空港に到着して、バスから車窓を眺める。
台東(郊外)の第一印象は、道がまっすぐで舗装が新しく広い！
そして借景に見える山々がきれい。山がきれいに見える街は大好きです。

宿にチェックイン。こんな素敵なマップが貼ってありました。
バスターミナルから近くで便利。
宿の名前は、ティンティン？漢字で門廷若室旅店。
ホステルと個室が両方あるホテルで、私は窓がある個室を選びました。
スタッフさんが優しくて早速癒される～。

ティン ティン ホテル

泊まったお部屋（ダブルルーム）。
コンパクトで明るくて良い感じ！

ティン ティン ホテル

ベッドがすっぽり入っているのが、結構使い勝手が良かった。
ソファはほぼ荷物置きにしてました。
ダブルルームだけど、2人だとちょっとお互いどこに居よう、って感じかも。

ティン ティン ホテル

アメニティがかわいい！！

ティン ティン ホテル

水回りはこんな感じ。
シャワーの若干水はけが悪い感じなのと、うまくシャワーを使わないと水がトイレのほうに溢れますが、ビニールのシャワーカーテンなんかがあるよりは、こっちのほうがむしろ清潔でいい。

ティン ティン ホテル

クリスマスだったから、こんなカードが～！
字がきれいだな。
クリスマス期間のプレゼントで、デザートと、台東周辺で今朝絞ったばかりのヤギのミルクをもらいました。

ティン ティン ホテル

こちらがプレゼントその１デザート。
「ヨーグルト」って言ってたけど、凍っているからフローズンヨーグルトってことなのか。

ティン ティン ホテル

プレゼントその２ヤギミルク。
今までもどこかで機会があった気がするけど、初めて挑戦。
ヤギのチーズが食べられる人は、飲めます。
私は牛乳はお腹が痛くなってダメなので、恐る恐るでしたが、これはお腹が痛くならなかった！

ティン ティン ホテル

ホテルのオリジナルラベル付きのお水が3本もサービスされてました。
ありがたし。

ティン ティン ホテル

さてさて、荷物を置いたので散策に出掛けましょう。
元々の鉄道駅が公園になっていて、ホテルから目と鼻の先でした。
警戒心ゼロの犬が寝ていた。

台東鉄道芸術村 (旧台東駅) 広場・公園

もともとはプラットフォームかな。
今はおしゃれなお土産物やさんとビジターセンターになっています。

が。。。ちょっと奇声を発する変な集団がいて（ド〇ックっぽい）、やや気を引き締めました。

台東鉄道芸術村 (旧台東駅) 広場・公園

ちょうど晴れてよかった。犬の散歩、中学生のデート、おじさんの時間つぶし、など地元の人に愛されている空間のようです。

台東鉄道芸術村 (旧台東駅) 広場・公園

東東市というギフトショップ。
地元のおしゃれなもの、わりと質の良いものがたくさん売っていました。
若干価格高めだけど、オンリーワンのものがありそう。
ここで「小村遠遠」という台東のアロマブランドのものがおいてあり、
香りに一目ぼれ（一鼻ぼれ）して、買ってしまった。
よくよく考えたら7000円くらい使った。ひゃー

台東縣旅遊服務中心 散歩・街歩き

高雄にもこんなところがありましたが、台湾の人は鉄道関係の遺構などをすごく有効活用してますよね。

台東鉄道芸術村 (旧台東駅) 広場・公園

旧駅舎の表側。こんなおしゃれなミュージアム（台東設計中心）も。
台東市の行政関係のデザインを統一した試みが近年あったみたいで、その紹介でした。

台東縣旅遊服務中心 散歩・街歩き

引き続き旧鉄道駅の公園へ。
クリスマスなので、ルミナリエみたいになってました。

台東市鐵道路廊 旧市街・古い町並み

これもまたおしゃれな建物で、いろんなお店や飲食店が入ってます。
なんとなく入っているお店の雰囲気とかが、横浜赤レンガに似てました。

台東市鐵道路廊 旧市街・古い町並み

クリスマスで、ちいさいフェスみたいなのが開かれてました。

台東市鐵道路廊 旧市街・古い町並み

フリマ＆手作り市も大賑わいでした。
クリスマスイブの夕方にフリマ。

台東市鐵道路廊 旧市街・古い町並み

旧鉄道駅周辺を後にしてウロウロしていたら、台東縣政府のほうに来ました。
日も暮れて、クリスマスツリーのイルミネーションがキラキラと・・・。

縣政府の向かいで、地元のおねえさま方の歌謡コンサートが開かれてました。
日本の歌を歌おうというコンセプトらしく、着物を聞いて、日本語の歌を歌っておられましたよ。
それより気になったのは、後ろの「あけおめ　よろこと」

台東とは言え、夜はだいぶ冷えてきたのとトイレに行きたくなったので、お茶屋さんで温かいウーロン茶を買って一度部屋に戻りました。
台湾はおいしいお茶が気軽に買えるところが本当に好きです。

ひとやすみしたので、夕食に出掛けます。
てくてく歩いて牛肉麺のお店にしました。
クリぼっち、2023年のクリスマスディナーは牛肉麺です！

おばちゃんが身振り手振りで教えてくれました。
まず席に座って、ゆっくりメニューを考えて、このボードに記入してレジに持っていく。先払い。
牛肉麺（半肉半筋）と、小皿2種を頼む。
（これ、訂正前の写真です）

椅子が全部サンタさんになっていて、クリぼっちに喧嘩を売っている。

きたー！これで200元でした。
小皿ひとつめは、お昼に松山空港で食べて気に入った豆腐。
「豆干」がきっとそうだろうと思って、小豆干を頼んだら正解。
もう一つ、「涼伴素雛」（ちょっとずつ漢字が違うのですが、伝われ！）と言うのがあって。
涼しいは涼麺みたいに辛・酸っぱいみたいな味かなー、雛（ジーローファンのジーの字）は鶏肉だろー、じゃあ「よだれ鶏」みたいなのが来るといいなーと思って注文。
そしたら鶏肉ではなくて豆腐だった！まさかの豆腐2種類。
そうか、「素」はベジタリアンのことだから、素雛はベジタリアンの鶏肉か。
勉強になりました。

満腹になったので、腹ごなしにお散歩。
天后宮がぎらぎらにライトアップされていたので、吸い込まれるように入ってみる。
「天后宮」と書いてあるベストを着たおじさんがいたので、「お参りしたいけど、やりかたが分からない」と英語と日本語で行ってみたら教えてくれた。

ここには7つの神様がいて、最初に右手の社務所みたいなところで、7本線香をもらう。値段はお賽銭のように多分任意。そこで火も付ける。
よく見ると①～⑦までの表示があるので、①（外の正面）から順番に3礼してお参りして、お線香を1本ずつ備える。備えたらもう一回、3礼する。
⑦まで回ると、お線香が全部手元からなくなって、終わり。

また新しい経験ができて、恐れず聞いてみるものだなと思った。

天后宮（台東） 寺院・教会

おなかは一杯だけど、せっかくなので、夜市をチラ見する。
しかしやっぱり空腹でないとあまり魅力的に思わず、人も多くてちょっと疲れていたのですぐに退散。

四維夜市 市場

「珈琲小美」というお店をGoogle Mapで見つけて、とてもいい感じの雰囲気だったので、入ってみる。
地元の若いおしゃれで感度の高い人たちのたまり場と言う感じ。
メニューは、コーヒーとウィスキー。
私は下戸なのだが、食後にコーヒーが飲みたくなるので、夜遅くまでやっていてコーヒー一杯だけ飲んで帰れるお店が大好きなのです。そういうお店を旅先で見つけると本当に嬉しくなる。

良い感じに1日を締めくくって、ホテルに戻って就寝。長い一日だった。

翌朝、ゆっくり目に起きて、朝ごはんも兼ねて散策開始。
「水煎包」がおいしそうなお店があったので、行ってみることにした。
朝4時45分から営業（で、さすがにそんなに早くには行けなかった・・。
8時過ぎに着くと、おばちゃんが声をかけてくれて、「45だ、いいか」みたいなことを言う。
45分後ってことかな？と思ったけれど、小さいメモスタンドに8点45と書いてあって、8時45分に焼き上がるということか！？と解釈して、とりあえず8時45分に再び来ることに。
時間はたくさんあるので、おばちゃんに「良いよ」と言って注文。
水煎包が食べられれば良かったけど「１と１か？」と聞かれて、何が１と1かわからないけど、何とかなるだろうと「OKOK」と言う。

机の上に書いてある時間が、次の焼き上がり時間のようです。

あと45分もあるなあと思いながら、とりあえず喉が渇いたし、水煎包を食べるときにも水分はあったほうが良いだろうと思い、近くの高評価のお茶屋さんへ。
Google Mapで8時30分開店と書いてあって、前を通りかかったのが8時25分。
全然オープンする気配がなく、どうかなーと思って、暫くウロウロしたら、ちょうど8時30分にシャッターが開いてオープン！

ウーロンラテ・微糖・微氷をオーダー。
55ドルだから、冷静に考えたら200円くらいかー。
以前はもっと安く飲み物を気軽に変えた印象の台湾。

うろうろしまくって水煎包やさんに戻りましたよ。
本当に8時45分ぴったりにおじさんが焼き上げた。
台湾の人は商売上すごく時間に正確ですね。

既に8時45分の回に予約をしておいたほかの人たちもお店の前に集まってきていたけど、おばちゃんが私を見つけるなり、「あなた、まずおいでなさい」みたいな感じで手招きして私の分をパッキングしてくれた。
レジにソースがあって、「ラー？」と聞いて、辛いソースをもらう。

なにが一つずつ来たかと言うと、水煎包と葱油餅が一つずつ来たのでした。

近くに食べられるところがなさそうだったので、5分くらい歩いて海岸へ。
冷めないようにと思って、ものすごく早歩きした。我ながらおいしいものをおいしく食べるための執着が怖い・・・。

海浜公園 広場・公園

これが水煎包！
生地があんま～い！中身はたっぷりのキャベツと春雨が軽い塩で味付けされたもの。
ちょっと油っぽいけど、ウーロンラテがあるので流し込む。

海浜公園 広場・公園

葱餅のほう。
これは、スパイスの粉（五香粉と胡椒のミックスみたい）が掛かっていて、これがめちゃくちゃおいしい！！！！
もらったソースをかけるとさらに進む！
正直水煎包よりもこっちがヒットでした。
でも全部間食できず、半分残してリュックに入れる。

それにしても海を見ながらの青空朝食、さいこーでした。
本当は、この後、朝からやっている台東名物「米苔目」（うどん）のお店にハシゴしようと思っていたのに、全然その余裕がおなかになかった・・・。

海浜公園 広場・公園

ところで、台東の空はものすごく頻繁に戦闘機が横切っていきます。
爆音とともに過ぎ去るのですが、地元の人は全く気にもしていない。
近くに基地があるみたいですが、結構ものものしいなと思いました。

ゆっくり海風に吹かれて朝ごはんをたべて、一度ホテルに帰る。

海浜公園 広場・公園

ホテルで荷造りをして、チェックアウト。
荷物を預かってもらいつつ、ホテルの自転車を借りる。チェックアウトした後なのに、貸してくれてありがとうございます。

この時点でもまだ頭の中には米苔目があったのですが、まだお腹が空かず。
サイクリングしてちょっと運動することに。
目指すは台東森林公園です。

入り口で入園料30ドル払いました。
乗ってきたレンタサイクルでそのまま公園内を走れるし、車や徒歩できた人は園内でレンタサイクルを借りることもできます。

台東森林公園 国立公園

これが台湾の「琵琶湖」！！
大きさは全然違うけど。。
地元民が楽しそうに憩っていました。

台東森林公園 国立公園

一瞬海側の公園に出る。
これはカウントダウンイベントなどの準備かな？
チケットをもう一度見せたら出入り自由みたいです。

台東森林公園 国立公園

再び森林公園の中を通って、お昼より先にデザートを買いに行こうと決める。
こちらはつきたてのお餅で作った大福が有名なお店とのこと。

ピーナッツの大福と、抹茶×あんこの大福を買いました。
１つ20ドルくらいだったかな。

大福はその場では食べずに一度鞄にしまい、お待ちかね苔米目へ！
これで台東を心置きなく離れられる。
ところで、結構台頭でトナカイになっている車を見ました。
台湾の人ってやることが結構かわいい。

来たのはこちらー。阿米（口へんに米）米苔目。
おじさんに、ルールが分かってない外国人です、というアピールをして、とりあえず席に通してもらう。
ラミネート加工されたメニュー兼注文票をもらい、米苔目の汁あり小サイズを注文。

これはですね・・・。
めちゃくちゃお・い・し・い！！！
Google Mapのレビューで日本人の方が「味が３D」と書いていましたが、本当に３D！！！
うまみ・風味....すごくおいしい。（語彙力がない・・）
ぺろっと平らげてしまいました。おそろしや。

米苔目に大満足してスマホをいじっていると、今日このあとに行く緑島の宿から、「LINEかWhatsappで直接連絡を取れませんか？天気が悪くて、あなたは今日緑島に来れないかもしれない」と不穏な連絡が入っている。
ええ、こんなに晴れているじゃない、と思いつつ、宿にLINE。
すると、「今日は強風で、船も飛行機も全部飛んでません」「とりあえず空港に行って飛ばなかったらまた教えてください」とのこと。
ええー。予定が狂うなあ。ちょっと冷静になろうと、カフェに入る（写真なし）。

カフェに入って、まあいずれにせよ、あと1時間は空港に行く前に台東に居られるなと思い、台東で買おうと思っていたお土産を色々買う。

まずは、台東名物の帆布バック。
「東昌～」と「台東～」と2つお店があって、前者が縦のしましまで、おじいちゃんが手作りしていて、形は一緒で大中小があるだけ。値段は安め。
後者が横のしましまで、店員さんも若く、いろんな形のバリエーションがあったり、デザインに凝っていたりするが、少し高め（数十ドルの違い）。
結局はしごして2店舗で2つずつくらい買ってしまいました。
東昌～のほうの縦の中サイズがちょうどよく、すぐにサブバックとして利用。

この後、台北で台湾人の方に合うので、台東みやげということでサツマイモチップス(地瓜酥)も購入。
あとで後悔したけど、台東はお茶で有名な鹿野の近く。鹿野のお茶を買ってくればよかった。

台東帆布行 専門店

こちらが横しまの「台東帆布行」。
さて、買い物もしたし、食べたいモノ食べたので、台東に悔いなし。
ホテルに戻って荷物をピックアップして、バスターミナルのところからタクシーに乗り、空港へ向かう。運賃200ドル。

台東帆布行 専門店

人がいない台東空港へ到着。
さて、私の緑島行きはどうなるのでしょうか。

～つづく～

台東空港 空港