2021/12/17 - 2021/12/17
4304位(同エリア8981件中)
しなちくさん
この旅行記スケジュールを元に
JR西日本のフリーきっぷで新宮までやってきた前回の旅行記。県南には空港がないのでJRか高速バスで離れる…ということはせず、以前奈良県側から乗った日本一長い「奈良交通」の路線バスで離れることにしました。
全長約200km、乗車時間は驚異の6時間半の道中はどのようになったのか、写真中心となりますがお伝えできればと思います!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前日夜の列車で新宮に到着した私。ホテルの朝食を食べて一日のエネルギー補給もバッチリ。
駅から近い by しなちくさんステーションホテル新宮 宿・ホテル
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ということで、本日お世話になるのは奈良交通が運行する「八木新宮線」大和八木~新宮を3往復/日 しており、乗車するのは新宮発2便目の7時46分発。終点の大和八木駅到着は午後2時41分と7時間近くの長丁場。乗り物の長時間乗車にはなれている人間ですが、どんな旅になるのかワクワクが止まりません!
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発車の5分ほど前に乗り場にやってきました。
この段階では私一人のみ。なので本日便での乗り通し客は私一人と確定しました。路線バス(奈良交通) 乗り物
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一般道しか走らない路線バスではありますが、快適性を重視しているのかドアは運転席横の1か所のみで車内は全て2列で前を向いて座る高速バスタイプの座席となっています。
脇に小さく描かれている鹿が可愛いですね(笑) -
道路の反対側からも一枚📸
発車待ちです。新宮駅 駅
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車内に表示される液晶ディスプレイ。「所要時間のご案内」には「(大和)八木駅 約6時間50分」の文字が・・・(小躍り)
こーゆーの見るとひとりで勝手に盛り上がっちゃう人です🤣 -
バスは定刻通り新宮駅を発車。終点の大和八木駅までは何個のバス停があるのでしょうか・・・?
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バスは新宮の市街地を抜けるとすぐに山間部に。
とは言っても、すぐ山道というわけではなく、しばらくは片側2車線の道路を熊野川に沿って北上していきます。
12月という日が短い時期ということもあり、この時間だと谷間には碑がまだ当たらないようですね。
後輪やエンジンルームがあるせいか後部数列は高くなっていました。 -
雲行きが少し気になるところですが、バスは淡々と歩を進めていきます。
新宮を出てまだ30分も経っていないのに、こんなに雲が低くて大丈夫なのかな・・・ 雨だけは勘弁してほしいところですが・・・ -
走行しているうちにバスは山間部へ。対岸にも見られますが集落がポツリポツリと分かれているような光景が広がっています。
なかなか写真では伝わらないのですが、道の狭さはなかなかのもの。運転士の華麗なハンドルさばきで難なく進んでいきます。 -
新宮駅を出発して1時間少し。バスは湯の峰温泉を通過。ここは開湯1800年という歴史を持ち、バスに乗ったままでも昔の温泉街の様子を味わうことができます。川から湯気が上がる様子も見られ風情が感じられるところですね👍
機会を見つけて訪問してみたいのですがアクセスが・・・
こちらのバス停からも乗車客はなし。 -
湯の峰温泉を通過した後は(通過前もそうでしたが)片側1車線ですれ違いもできないようなところを通過していくのですが、たとえ一般車でも向かいから来たらどうするんだろう・・・と不安になるほどの狭さ。ガードレールを突き破った先は崖になっているのも恐怖感を倍増させます、、、
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山間部とはいえ、ここは現代の日本。土木技術の発達もあり山と川をぶち抜くバイパス路線が整備されているのですが、バスは昔からの旧道をえっちらおっちら進んでいきます。
乗り心地が悪いわけではないのですが「何もこんな遠回りをしなくても・・・」と恨めしく思っているのは快適な直線道路への僻みからくるのか!? -
とはいいつつ、バスもショートカットできるところはしっかりと使っていくようです。
こんな場所(と言っては失礼ですが)に道路を作るのもすごい技術だなと改めて実感させられます・・・ -
可と思えば、またこんな道に逆戻り(笑)
いやいや、めっちゃ怖いでやんす・・・(高所恐怖症← -
ダムがあんなに下に見える場所なんて来たことない(恐怖)
もしガードレールを突き破ったら…(しつこい) -
新宮を出発して2時間少ししたところで1回目の休憩となりました。
全線通しだと7時間弱という乗車時間もあり、途中で3回設定されているトイレ休憩となります。
驚いたのは、ここから大量の女性グループが乗車し車内が一気ににぎやかになったこと。どこまで乗るのか知りませんが、五条バスターミナルでも3時間、大和八木駅だと4時間以上かかるのですが大丈夫なの・・・?と他人事ながら勝手に心配している自分が(笑) -
せっかくなので隣接する十津川営業所内を見学。
・・・というよりチケットを買っていなかったのでこちらで購入しました。降りるときに運賃箱に入れるのでも良かったのかもしれませんが、時間がかかるのは嫌だったのと写真に残しておきたいなという思いが勝り、こちらでの調達となったのでした。
途中下車のできる「168バスハイク乗車券」と通常の整理券タイプの2種類があるので購入の際は注意が必要です。通常版のはなかなか売らないのか係員がパソコンから出力していました(笑)十津川バスセンター 乗り物
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隣には村内広域バスの姿も。小型バスではありましたが乗客の姿はなく少々寂しい光景が広がっていました。
八木新宮線も自治体からの補助金を基に運行されてる面もあり、一人でも多くの乗客が乗ってくれることを願うばかりです。 -
発車待ち。
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十津川村を過ぎて次の休憩地は上野村の「谷瀬の吊り橋」ここは20分ほどの休憩となっており、急ぎであれば対岸まで渡ってくることもできるようです。
先述のように高所恐怖症の私はここからの景色でお腹いっぱいだったのでご遠慮させていただきました(笑) 行かれる方はバスに乗り遅れないように注意が必要です。谷瀬の吊り橋 名所・史跡
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停留所で休憩中のバス。
乗務員も途中の交代がないので休憩地でしっかりと休養を取っているようでした。道が狭い上に長時間の運転、、、私には到底務まりそうもありません🤣 -
ここで今一度車内のディスプレイを。
終点までの所要時間は3時間20分と折り返し地点を過ぎたといったところでしょうか?
私も最後まで頑張りたいと思います! -
とまぁネタばらしにはなってしまうのですが、上野地停車中に乗務員から「八木新宮線完全乗車記念品」を頂きました。
こちらは大和八木駅~新宮駅を同一便で乗り通した乗客に渡されるもので、吉野杉で造られたしおりと全停留所が掲載されたマップがセットになっています!
他にも乗客はいますが、このバスで持っているのはこの私だけ・・・(笑) -
バスは上野地を出た後も新道と旧道を行き来しながら進んでいきます。
(あくまで憶測ですが)紀伊半島豪雨による土砂崩れなのか、道路はかなり新しいのに周囲には土砂が堆積しているのを見ると自然の驚異を身にしみて感じるところですね、、、 -
というわけで。
新宮を経って5時間半。奈良県南部のターミナルである五条へ到着。
途中の高校からは学生がいっぱい乗ってきたり、十津川村から乗ってきたマダムたちも大半がこちらで降車したりと都会にやってきたなぁと(笑)
ここでは最後のトイレ休憩を済ませ、終点に向けてラストスパートに入ります! -
先述したしおりと営業所で購入した5,350円のチケット。
このサイズでこの金額のものは全国どこを見ても他にないのではないのでしょうか?
※私物の手帳を下敷きにして撮ったので一部お見苦しい点があります。
申し訳ございません。 -
定刻より少し遅れましたがバスは終点の大和八木駅に到着!
始発から乗ったので整理券の番号はもちろん1ですが、通算だと168にも達するので、液晶には順番に表示されますが運転士のボタン操作で1発表示もできるようになっているようです。恐ろしや・・・ -
最後は車庫に向かうバスと完全乗車証明のしおりと合わせて。
乗務員さんお疲れさまでした!
この後は用事をこなしつつ帰宅の途へ。
充実した一日を過ごすことができて良かったです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
これから乗車される方の一助になれば幸いです。大和八木駅 駅
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