2023/09/19 - 2023/09/22
611位(同エリア1914件中)
youさん
NHKの朝ドラ「らんまん」でなじみとなった牧野富太郎博士。ドラマが終わりとなる機会に、牧野博士が収集された多くの植物が見られるという高知の牧野植物園を訪れました。併せて、高知の街歩きを楽しんできました。
日程は下記。
9月19日 羽田→高知(泊)
9月20日 高知駅前→五台山→竹林寺→牧野植物園→高知駅前(泊)
9月21日 高知駅前→はりまや橋→竜馬の生まれたまち記念館→高知城
→寺田寅彦記念館→大川筋武家屋敷記念館→高知駅前(泊)
9月22日 高知→羽田
表紙の写真は牧野植物園にて。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
9月19日 午後の羽田発JAL便にて高知に来ました。高知は昨年もツアーで立ち寄りましたので、半年ぶりの訪問となります。
空港から高知市内に向かうバスから収穫を終えた田園風景が眺められます。 -
高知での宿泊は、高知駅横の線路沿いに建つJRクレメントイン高知。ここに3泊します。
ホテル高層階の部屋からの眺望です。真下にJRの線路が見えており、奥の山の裾まで街並みが広がっています。 -
部屋はこんな感じで、まだ新しくてシンプルなビジネスホテルです。
-
朝食に、ご覧の様なカツオの刺身定食がチョイスできます。
-
9月20日 高知駅前からMY遊バスで、牧野植物園のある五台山に向かいます(五台山券600円)。
高知駅前広場に、幕末に活動した高知三志士(左から武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎)の像が立っています。 -
MY遊バスは高知駅前から30分弱で五台山展望台に到着。植物園に行く前に、バス停から展望台周辺を散策します。
こちらは、南国土佐をあとにして♪~の歌詞が書かれた石碑。ずいぶんと古い歌になりましたが。。。 -
こちらは五台山を出生地とする元首相の濱口雄幸の像が立っています。高知は多くの知名人が出ています。
-
イチオシ
展望台から高知市街地方向の眺望です。
-
展望台から鏡川の河口方向の眺望です。高知市の市街地は右側河口沿いに広がっています。
ところで、今回高知市を訪れるに際して、南海トラフ地震がもしも旅行中に起きた場合、その避難経路などを常に考えて行動することとしています。高知の海岸線には最大30mを超える津波がくる・・・可能性もありますから。
最もこの五台山の山頂には、津波が到達することはないでしょうけど。。。
2024年新年に起きた能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。 -
展望台を下った広場に、牧野博士のゆかりのある町と植物等を紹介するパネルが並んでいます。このパネルを丁寧に読んでゆけば、いろいろと勉強になると思いますが素通りします。。。
-
展望台からバス通りを少し下って行くと、ご覧の竹林寺の裏門が見えてきます。四国八十八箇所第31番札所で、1300年の歴史ある寺院です。
-
裏門から入ると、池や石灯篭などがある裏庭に出ます。
-
近代的な祠の中に鎮座しているお釈迦様に出会います。。。。合掌。。
-
更に進んでゆくと本堂(右側建物)脇に出てきます。
この本堂は、1644年に造られており、五台山に現存する最古の建造物とのこと。 -
本堂脇の説明版。
これによれば、この竹林寺は、724年の開創で2023年に1300年目を迎え、年内にいくつかの記念行事が行われています。 -
本堂と対峙して建つ大師堂で、四国八十八箇所を巡っている巡礼者らが祈りを捧げています。
-
こちらは大師堂の横の高台に建っている五重塔。 高さが31.2 m、1980年に再建されました。
-
石段を下りて参道に出ます。
-
参道の先に建つ仁王門。
-
仁王門に向かう石段です。本来はこちらの石段を登り、参道を通って寺院に向かうべきでしたが、この日は裏門から入ってしまい失礼しました。
-
竹林寺の仁王門石段前のバス通りを少し上り駐車場前を進むと、牧野植物園の正門が見えてきます。
こちらは牧野植物園の園内地図です。左下に示されている正門から入園します。 -
正門を入ると遊歩道があり、その周辺が「土佐の植物生態園」となっております。
花の脇には説明版があります。それらを丁寧に読めばあらゆる植物の名前等が分かります。こちらは「シロハナ・マンジュシャゲ」、ヒガンバナ科ではありますが、花は著しく反り返らず、花弁に黄色や紅色が入ることがある・・・・など説明されています。 -
牧野記念館本館に来ました。広大な敷地にゆったりとした感じで建物が建てられています。
-
本館建物中央にある竹林。フェンスに巻き付いている竹は、「タイワンマダケ」とあります。1896年に牧野博士が台湾で発見した台湾固有種です(説明版)。
-
本館の中はこんな感じの展示通路です。壁面に牧野博士のゆかりの地やヒストリーなどの紹介パネルが展示されています。
-
本館を出て右側の道を上りこんこん山に来ました。
-
こんこん山の斜面に各種の花が咲いています。
-
イチオシ
こんこん山上の広場から高知市の市街地が眺められます。五台山の広大な斜面一帯が植物園となっているようで。素晴らしい眺望です。
-
こちらも。
-
こんこん山の裏手から奥に温室が見えています。坂を下って南園側に向かいます。
-
坂道を下った先の広場に建つ牧野博士の銅像。
何やら植物の葉っぱの上に立って、右手に茎が長くて傘が大きなキノコを持っています。初めは小さくとも成長すればこんな立派で大きなキノコになるのです~小さな植物も心を込めて成長を見守りましょう・・とでも言っているみたい・・・勝手な推測ですけど。 -
イチオシ
岩場のある植物園。
-
灯篭のある日本庭園のような場所もあります。
-
こちらは池もあります。
-
温室に入ります。
入口はシダ類が垂れ下がる円筒状の部屋で、緑の塔と呼ばれています。 -
熱帯のジャングルです。
-
色鮮やかな熱帯の花が咲いています。
-
サボテンたち。
-
温室を出て坂を下って50周年記念庭園に来ました。ここでは季節ごとに様々な草花が見られます。
-
坂を上って植物研究交流センターに来ました。
2023年に建てられた真新しい3階建ての建物で、1~2階に植物研究の実験室や標本庫などが、3階にレストランとショップがあります。ここで遅めのランチをとります。 -
植物研究交流センターの3階テラスからの眺望。
正面に先に訪れた竹林寺の建物や五重塔などが見えています。 -
南園と北園とを結んでいる連絡路沿いにある土佐寒欄センチーに立ち寄ります。
一番奥に飾られていた「マツムラソウ」。植物学者の「松村任三博士」を記念して命名されています。 -
連絡路から斜面に突き出た展望台がありました。ここの渓谷にサギの集団繁殖地があり、3月~8月かけて樹木上に巣が見られるようです。
-
連絡路沿いにマンジュシャゲが咲いていました。
-
牧野富太郎記念館展示館に来ました。
こちらは、牧野博士が収集した植物標本の束です。博士が94年の生涯で約40万枚もの植物標本を作りましたが、その情熱は凄いですね。 -
イチオシ
牧野博士の書斎。
もつと散らばっていると思いましたが、整然としています。老いても生涯現役で頑張る姿に元気をもらいます。 -
訪れたときに開催されていた「MAKINO植物の肖像展」を覗きます。
博士は採集した植物を、新聞紙の上に乗せて植物の姿を余すことなく永遠に残すことを主眼にして標本を作っていました。展示された植物の肖像は、ボタニカルアートでも見ている感覚になりました。
この後、展示館シアターで、高知の自然紀行やマキノ博士の植物教室などをしばし鑑賞します。 -
高知が全国一の生産量を誇るニラの花を見たり。。。
-
芝生広場を巡ったりして夕方まで植物園を堪能しました。
-
展示館から本館に戻る屋根付き回廊です。上から回廊にミストが噴射されており、暑さ対策もしっかりしている植物園です。
-
9月21日 この日は、終日高知市内の街歩きをします。
高知駅前から延びる大通りを歩き、アーケード街を歩きます。朝の早い時間なのか寂しい。。。。 -
高知市のシンボルでもあるはりまや橋界隈を歩きます。水路が整備されていて心地よい散歩道になっています。
-
ひろめ市場に近い通りによさこい稲荷神社がありました。三菱創設者の岩崎弥太郎さんも参拝していた神社とのことで、出世のご利益があるのかも。。。
-
大通りをしばらく歩いて、竜馬の生まれたまち記念館に来ました(入館料300円)。
龍馬を育てた人や当時の町の様子など関連情報が展示されています。入館者がyou
一人しかいないのに、ボランティアガイドの方から丁寧に説明頂き恐縮してしまいます。
こちらは中庭で出迎えてくれる乙女姉さん、龍馬、近藤長次郎の像です。
近藤長次郎・・・・龍馬のお友達かなぁ。 -
坂本家の座敷が再現されています。乙女姉さんと龍馬が揃ってお待ちしています。。。
-
来た道を少し戻り、高知城に行きます。
昨年も高知城に来ましたが、その時は外観だけでしたので、今回は城内に入ることにします。 -
石段を上って本丸広場まで来ました。ここ本丸は、標高44.4m、変形土地で総面積は約1580㎡あり、その中に天守閣をはじめ本丸御殿、東西多門櫓、廊下門、黒鉄門、納戸蔵などが配置されています。本丸のすべての建物が現存しているのは、全国12の城郭の中で高知城だけとのことです(現地説明版)。
-
本丸御殿の中に入ります(入城料420円)。玄関から溜の間を通り回廊を進みます。
-
続きの大広間。
創建当時の襖には何かの絵が描かれていたと思われます。 -
大広間から庭園が見えます。
-
本丸御殿の上段の間。
正面襖の奥は武者隠しの間があるようです。創建当時の襖は金箔が張られていました。 -
イチオシ
本丸御殿から天守閣に通じている欄干からの眺めです。石垣上に廊下門、そのやや下に本丸と二の丸をつなぐ役目を果たしていた詰門(藩政時代は橋廊下と呼ばれていました)が見えています。
-
天守閣の中に入ります。
高知城創建の様子を示すジオラマ等展示されています。 -
天守閣の最上階に来ました。
-
外側四面に手摺のついた回廊が設けられていて、高知市の市街地がよく見られます。
-
最上階からの眺望。その2
-
最上階からの眺望。その3
-
高知城の裏手に出て、10分ほど歩いて大川筋武家屋敷に来ました(入館無料)。
山内一豊に従って掛川から入国してきた、手嶋家の住宅が復元されています。
こちらは通りに面して建つ長屋門。 -
敷地の奥に蔵が建っており、中は資料館になっています。
こちらは蔵の脇から長屋門方向を見ています。右側の白壁の建物が主屋で、いくつも連なった畳敷きの座敷内に自由に入ることができます。 -
大川筋武家屋敷から15分ほど江ノ口川沿いに歩いて、寺田寅彦記念館に来ました(入館無料)。
寺田寅彦は、生まれは東京ですが、4才から19才まで高知のここで育ちました。その後東京帝国大学の教授となり、物理学や科学的な視点での随筆、論文などを多数残しております。「天災は忘れらたる頃来る」の言葉は特に有名です。
この頃は、天災は忘れないうちにもやって来る・・・ですが。 -
こちらは表座敷で、寅彦と夏子の結婚披露の祝宴が行われました。
ボランティアガイドの方のお勧めで、この部屋に座り込んで寺田寅彦らの説明をお伺いします。youの他にお客様が来られないので、お茶を頂きながら世間話などもして、お宅に招かれた気分でしばし楽しい時間を過ごすことができました。
高知の人達のおもてなしに感謝します。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- pedaruさん 2024/01/06 14:49:02
- 高知市
- youさん 明けましておめでとうございます。
牧野富太郎博士は小学校中退でも東大に通うなどして、一生を植物採集に生涯をささげ、ほんとかどうか知りませんが、あんな可愛い嫁さんと暮らしたなんて立派な方は運もいいのですねー。
youさんも好きなだけ世界旅行をして、離婚もされずに、幸せに暮らしているなんて、やはり運がいいですねー。
運がいいといえば、ビジネスホテルなのに、あの朝食はどうなっているのですか?あんな豪華な食事がつくビジネスホテルにとまるなんて、運がいいですね。
高知城は建物が揃っていて、日本有数の城なのに、国宝じゃないなんて、どうなっているんでしょうね。城の入り口には「国宝 高知城」と立派な石碑が立っていましたから、何かの理由で取り消されたのだと思います。
富岡製糸場が国宝だそうですが、比べてみても、納得のいかない選定です。
本年もよろしくお願いいたします。 pedaru
- youさん からの返信 2024/01/06 22:17:25
- Re: 高知市
- pedaruさん
明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
そうですねぇ。牧野博士は由緒ある酒蔵の息子として生まれ、生涯自分の好きなことに没頭でき、思い描いた立派な牧野植物園が故郷の地に作られたこと、美人で凄腕の奥様と暮らせたことなど、確かに立派で運が良かった方と思います。
youもpedaruさんがおっしゃるとおり、今日それなりに幸せに暮らせているので、これまでの所は運が良かったと思っています。ハイ。。
最も、宝くじは何度買っても一度も当たったことは有りませんし、年賀はがきは切手シート以外に当たったことがありません。この方には運がないようです。
元国宝の高知城・・・こちらは国宝の認定基準が途中から変更され、城が再建された時期が少し新しかった為に国宝基準外となり国宝から外された・・・と聞きました。高知城にとっては運が悪かった。。。と言うことになります。
新年早々から大きな地震が起きたり、飛行機事故があったりと気が重くなることが続いていますが、こんな年明けだからこそ、お互いに幸運を引き寄せて、明るく元気に行きましょう。。
you
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
高知市(高知) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
71