恒例の晩秋の温泉旅行。今年は迷いに迷いました。最初は湯河原の宿を予約していましたが、ずっと行きたかった四万温泉をリサーチしてたら、やっぱり行きたくなって、目的地を変更。車で観光もしながら、温泉はもちろん、グルメも満喫出来た極上の2日間となりました♪

晩秋の四万温泉、1泊2日の旅。

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2023/12/11 - 2023/12/12

281位(同エリア461件中)

エリア

四万温泉(群馬)

朝8時頃に自宅を出発。所沢インターから関越道へ。最初の休憩は高坂サービスエリア。
関越道の駒寄スマートICから一般道へ。四万温泉周辺は名所も少ないので、榛名山ロープウェイを目指します。途中にあったJAのスーパー（多分、AコープJAファーマーズ野田宿かな）があったので、寄ってみました。入り口付近にかなりのスペースで特産品のコーナーがありました。ちょっとした道の駅のよう！
群馬県に来たら、必ず買う紫花豆。ちょうど、新豆も出でいました。もちろん1袋お買い上げです。各地の花豆があるけど、軽井沢～嬬恋の紫花豆は粒も大きくて美味しい！
そして一路、榛名山ロープウェイへ。途中、伊香保を過ぎたところにある高根展望台。伊香保の温泉街や上州の山々が一望できます。
真ん中辺りが伊香保温泉街。
榛名山ロープウェイの高原駅。ここでも海抜は1000メートル以上。寒いです！
珍しい立ち乗りのゴンドラ。丸いゴンドラの2連結です。
あっという間に山頂駅へ。
こちらは1366メートル。けっこうな高度です。
山頂駅から徒歩数分登ると、榛名山山頂の榛名富士山神社。旅の安全をお祈りしました。

山頂駅横の展望台からは榛名湖が良く見えます！
ロープウェイを降りるとお昼時分。ここまで来たらやはりお昼は水沢うどんかな、笑。せっかくなので1番人気の大澤屋さんへ。12月の平日だからか、待たずに入れました♪
舞茸の天ぷらと暖かいうどんのセットを注文。ほどなく揚げたての舞茸がテーブルへ。それにしても大きな舞茸です。揚げたてで衣はサクサク、舞茸はシコシコしてほんと美味しい！
うどんも麺はもちろん、お出汁がとっても僕好みで美味！
お腹も満足し、一路、四万温泉を目指します。
四万温泉に向かう途中、少し手前にある、群馬県指定の天然記念物「四万の甌穴』
四万川に出来た甌穴群。曇天だったので、水の色はイマイチでしたが、それでも水は清く、濃いブルーでした。
次に訪れたのは奥四万湖。四万温泉を抜けた、さらに奥にあります。ダム湖を展望台からの見たところです。
好天が続き、水不足なのか水位は低かったです。
曇り空でしたが、水面は深いブルー。天気が良ければもう少し鮮やかだったのかな？
四万川ダムの上から。約90メートルの重量式コンクリートのダム。高いところは苦手なので、あまり見ていられない、笑。
ダムから街へ戻ると、入ってすぐ（というか、温泉街の1番奥）にある共同浴場「御夢想の湯」。四万温泉の発祥と伝わる源泉を使っているそう。無料で利用できるのだけど、利用は午後3時まで。この日は既に閉まっていました。この地区に住んでいる人は鍵を持っていて、利用できるみたいです。ホントに地域の共同浴場として使用されているんですね～。

御夢想の湯の隣にあるのが、日向見薬師堂。国指定の重要文化財です。
集落の中にひっそりと佇む茅葺きの小さな薬師堂。重文なのに、無料だし、まず、お堂の関係者もいない！地域で大切に管理されているのかな？
ひなびた、かわいいお堂です。
次は四万温泉のメインのエリアへ。川沿いの無料駐車場に車を停め、散策しました。正面のビルが四万グランドホテルさん。この日は全館休館日でお休みされてました。
こちらは四万川の河原にある、その名も「河原の湯」。ここも共同浴場です。
四万グランドホテルさんの横を抜けた所にあるのが「積善館本館」。赤い橋の向こうに木造の湯宿。歴史のある旅館ですが、アニメ「千と千尋の神隠し」のモデルとも言われています。
温泉街の中の落合通り。スマートボール屋さんがあったり、夕方で閉まっているお店ばかりでしたが、懐かしい感じです。
四万グランドホテルからすぐ、四万温泉のメインストリート、桐の木平にある塩乃湯飲泉所。四万温泉のお湯は飲めるのですね～。胃腸に良いらしい。柄杓しか無かったので、ここではいただきませんでした。
今夜のお宿のチェックインにはまだ時間があるので、「柏屋カフェ」でひと休み。
もう閉店前だったので、客は僕らだけ。柏屋さんという旅館が経営している人気のカフェ。古民家を改装して、オシャレで落ち着く空間です。
カフェラテをいただきました。ひとときのんびり♪

予約時に連絡しておいたチェックイン時間の午後4時頃、今夜のお宿「豊島屋」さんへ。15室の小さな旅館。ずっと前からパンフレットなどで見ていて、泊まってみたかったお宿です。
フロントの向こうには、四万川沿いのラウンジがあります。コロナ禍の間に改装されてのかな？素敵でゆっくり出来る空間です♪
ラウンジのバルコニーの下は、四万川の渓流。
お部屋は8畳の和室。さらに縁側？部分が4畳あるので、広く感じます。
バルコニーの窓は全開できるタイプ。開け閉めが少し難しそうでしたが、スタッフの方がお部屋へ案内してくれた時にキチンと教えてくれました。
バルコニーから四万川を挟んだ向こう岸は山。落葉して、冬の風情です。
バルコニーのすぐ下は四万川の渓流。川の音が心地よい♪
部屋の玄関部分。スペースはゆったりしています。
入り口横が洗面室。アメニティはこちらに。
洗面室の奥がトイレ。キレイに掃除されています！

宿の部屋でひと休みした後は、お風呂の前にお出かけです。積善館の夕景を見たくて。豊島屋さんから歩いて7、8分くらいかな？なかなか、地図ではわからないので、チェックイン前後、どっちで行くか、プランに悩んだ点でしたが、今回のプランで正解でした。
山口地区にある豊島屋さんから、柏屋カフェなどのあるエリアまで少し渓流沿の道。店舗や家も途切れるけど、ランタンが置かれていて、歩道を照らしています。風情もあるし、安全です！
昼間もいいけど、やっぱり夕景はあかりも灯り、数段美しい！「千と千尋」の世界が広がります。やはり、撮影している方も何人かいました。午後5時頃（冬なので日暮が早くて良かった♪）に来ました。夕食が午後6時、その前に温泉に入りたいので、さっさと撮影して、お宿へ戻ります、笑。
散策からお宿に戻り、冷えた身体を温めるべくお風呂へ。豊島屋さんはフロントのある階が2階（僕らの部屋も2階）、1階にお食事処があり、お風呂は地下1階。四万川の渓流に1番近いのがお風呂です。こちらは湯上がり処。湯気で曇ってるけど、窓のすぐ向こうご川です。
湯上がり処には飲泉所もありました。少しのんだけど、クセのない温泉です。
午後10時に入れ替えになるお風呂。この時間はこちらが男湯。
脱衣所。ちょっと狭い？かな。洗面も２つ。
湯船も1つだけ。こじんまりしたお風呂です。でも、15室だけだし、その半分くらいには部屋に温泉の露天風呂がついているからいいのかな？この時間も誰もいなくて貸切でした♪
内湯の向こうに露天風呂。渓流の流れを感じるお風呂です。内湯も露天風呂も源泉掛け流し！どちらもいいお湯でした。身体もポカポカ♪
午後6時からお待ちかねの夕食。湯上がり、部屋でゆったりしていたところへ電話で夕食の連絡。1階の「篁（たかむら）」と言うお食事処でいただきます。簾や壁で半個室風。こちらの旅館は地のもの（山、川、里）だけを使った、こだわりの里山懐石がメニュー。
食前酒は自家製果実酒（さるなし）。前菜は右から慈姑（くわい）煎餅、干柿チーズ巻、粟麩田楽と酢取り茗荷、冬鴨治部（じぶ）煮、菊菜白和え。どれも美味しい！生ビールをいただきました。
ごはんは卓上のお釜で炊いていただきます。30分くらいかかるとの事なので、最初に火を入れていただきます。

椀物はすまし仕立ての上州寒鯉吉野打ち。川魚だけど、全く生臭くない上品なお味です♪
向付は里山お造り。川福お刺身（何ですかと聞いたら、「なまず」とのこと）、深山鹿刺し、寿茸お刺身。どれも初めて食べるお刺身。きのこも鹿もなまずも美味しくいただきました。
焼物は冬大根の醍醐焼。醍醐はチーズの事。大根とチーズって？でも、食べたらこれが美味しくて！グラタンのようです。
強肴は上州もち豚鍋。お肉もボリュームだっぷり♪
冬はやっぱりお鍋ですね～。
煮物は海老芋の揚げ出し。ホクホクして美味しかった！
追加でお願いしておいた上州牛のステーキ。お肉はだっぷり200g。野菜もいっぱい。2人でシェアしました。
鉄板で焼きながらいただきます。美味しいに決まってますね～。
生ビールを2杯いただき、料理が美味しくて美味しくて、上州利き酒セットをいただきました。
ごはんが炊き上がりました♪
チェックインの時に「岩魚のごはん」をすすめられたので、ひとつをそちらに。岩魚を1尾お釜に入れて一緒に炊きます。食べる前にほぐして混ぜていただきます。これがホント美味しかった！

岩魚めし。岩魚やお出汁ももちろんですが、お米も甘くて美味しい！地元の天日干ししたお米だそうです。
お鍋も煮えて、ごはんが進みます。
デザートはリンゴゼリーにシナモンクリーム、フルーツ。
ホントにどの一品も美味しく、お酒も進みました。スタッフの方も感じの良いサービスで、大満足な満腹です、笑。
お酒も飲んでウトウトしてたのて、すでに午前2時。豊島屋さんのお風呂は夜通し入れるとのことで、真夜中過ぎにお風呂へ。午後10時に入れ替えがあり、こちらのお風呂は浴槽が２つ。熱湯（42度くらい）とぬる湯（40度くらい）となっています。
薄明り（というほどではないかな）の露天風呂もいい感じ。川の音だけの静かなお風呂でした。
朝7時前に起きて、さっそく朝風呂。贅沢ですね～。手前の湯船が熱湯。向こうがぬる湯。
洗い場は3席。朝は海外（中国系）の方がお一人、後から入ってきました。
入り口の掛け湯。
明るくなってからの露天風呂。露天風呂の湯船は昨夜入った方と壁の下の部分でつながっているようです。
朝風呂の後はお宿の朝食です。昨夜と同じテーブル。サラダやだし巻き卵、小鉢などか並んでいます。