ソフィアのトラム -1 -

2023/06/23 - 2023/06/23

ＮＨＫテレビで放映されいてた「ヨーロッパ　トラムの旅　ブルガリア　ソフィア」の番組の中で森の中を快走する１０番のトラムが放映されていましたが
実際に森の中を快走する１０番のトラムの撮影された場所へ行ってみました。
撮り鉄、乗り鉄気分でトラムの撮影、乗車してみました。

エリア ソフィア(ブルガリア)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

ソフィア駅からは地下鉄２号線で終点のヴィトシャ（Vitosha駅 (Витоша)）へ向かいました。

ヴィトシャ駅前には大型のショッピングセンターがあり横にはバスステーションがありました。

ヴィトシャ駅前から見たショッピングセンターとヴィトシャ山

ヴィトシャ駅のトラム乗り場にはお目当てのトラム１０番が出発まで何両かのトラムが停車していました。

旧共産主義時代に造られた歴史的トラムで新型コロナの流行中は情報が乏しかったので新型のトラムに置き換わっているのではないかと心配しましたが健在でした。

ソフィアのトラムの全ては乗降口が片側にしかありません、よって方向を転換するためのループ線を利用しているのです。

車内は質素な造りです、ばらく乗車しているとやがて森の中を走行するのです。

森の中を大きくカーブしながら森の中を通るのです。
何故、わざわざ森の中を走行するのかと言うと乗客の皆さんに森林の癒しを乗客に与えるのではなく急坂のため真っすぐに走れないからジグザグになるのです。

この写真は森の中の走行が終了し市街に入った所ですが坂の様子がわかるでしょうか？
右側に上っているのです。

私は一日乗車券を購入しているので地下鉄、トラム、バスが乗り放題となるので森の手前で下車しました。

森の手前の写真ですが周囲は車の通行も多いため再び一駅だけ乗車しました。

ここは森の中の中間駅でテレビのカメラもトラムから下車してここからの風景を放送していました。

ここからは進入してくるトラム、出発したトラムを誰にも邪魔されずに撮り鉄気分となります。

森の中を快走する１０番のトラム

森の中を快走する１０番のトラム

森の中からひょっこりと姿を現す１０番のトラム

大きくカーブした線路を快走ではなくゆっくりと走っています。

ここは１０番のトラムしか路線がないので他の系統のトラムは走っていません。

大きくカーブを曲がるトラム

何とこんな駅でも近接表示が設置されているのです。

近接表示は時刻表よりも便利であと何分の表示となるので時刻表の様に時計を見ながら引き算する必要がありません。
ソフィアの地下鉄も同じです。

この建物は駅舎ではないのですが写真の題材に最高です。

この建物は駅舎ではないのですが写真の題材に最高です。

結構頻繁にやってきます。

完全に撮り鉄気分です。

邪魔をする撮り鉄の方もいません、柵もないので自由に構図が決められます。

望遠で

飽きません！

平日は数分毎にやってきます。

使用している線路はトラム用の線路をそのまま使用しているので護輪軌条付なのです。

ソフィアのトラムは線路幅が２種類（1009 mm (狭軌)と1435 mm (標準軌）があり１０番のトラムは1009 mmを採用しています。

1009 mm (狭軌)は世界中でソフィアのトラムだけの特集な線路幅なのです。

欧州では1000 mm の狭軌を採用しているのはベルニナ急行、氷河急行でお馴染みのレーティッシュ鉄道があるのですが？

ＪＲの線路幅は1067ｍｍなので大差ありません。

私も森の中にいて充分癒されたので再びトラムに乗車しました。

さすがソフィアなのですぐに市街地となります。

１０番のトラムも新型に変わるのも時間の問題だと思います。

私は再び下車して森の中の走行を満喫します。

車内からの車窓風景
カーブも続きますがトラムはゆっくりと走行するので車窓からの景色も堪能できるのです。

車内からの車窓風景
癒されます！

最後尾には運転台がないのでかぶりつきの状態で景色を見られます。

幼児、少年気分の私は還暦をを越えた叔父さんです。

すれ違う１０番のトラム

私は一日乗車券を持っているのですが無賃乗車を怪しまれないように車内の何か所かある機械にカードをかざしています。

乗客の皆さんも車窓風景を見て癒されていると察します。

トラムが森の中に入る直前
写真だと勾配が全く表現できないのですが駐車している道路はかなりの坂となっているのです。

この先が森の中へと入るのです。
右にカーブした線路は１０番の他に８番、１２、１８番の系統と合流するのです。

１０番のトラムが乗り降りしています。

このトラムは１２番

このトラムは８番

このトラムは大型の５両編成の１８番

１８番のトラムは新しいタイプで車体も大きくプラットホームにはみ出しています。
トラムの乗降口はボタンを押すとドアが開くので何もしければ閉まったままです。

いずれは10番のトラムも新型に変わると思いますが頑張ってもらいたい。