2023/11/21 - 2023/11/21
205位(同エリア232件中)
さきさん
市ケ谷駅は山手線の真ん中に位置し、都心のど真ん中でありながら、何となく影が薄い駅ですが、歴史ある場所でいろいろなタイプの施設があり、1日駅周辺をめぐりました。
まずは予約した防衛省の「市ヶ谷台ツアー」に参加して、JICAの「J’s Cafe」でランチ、日本紅茶協会主催インド大使館での「紅茶を楽しむ会」に参加、そして靖国神社に参拝と、国際色豊かで歴史も学べた1日でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ラッシュの電車で9:00前に市ケ谷駅に到着
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市ケ谷駅は市ヶ谷濠沿いにある。
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駅前の外濠公園からは、都心とは思えない抜け感がある。濠沿いも紅葉しつつある。
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防衛省に向かうが、とにかく敷地が広大で、靖国通り沿いに防衛省の擁壁と高い柵が続く。
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防衛省の市ヶ谷地区は平日午前・午後各1回見学ツアー(市ヶ谷台ツアー)を実施していて、事前予約制。
午前(9:30~11:30)のツアーに予約済。受付の防衛省正門に到着。 -
受付を済ませると、首から下げる立入証を渡される。3~4人にアテンドされて見学スタート。平日なので参加者の年齢は高め。
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まず大階段。見学者は左にあるエスカレーターで登る。約25ヘクタールという広大な敷地に、約1万人の職員が勤務している。
正面に見えるのは「庁舎E棟」陸・海・空各自衛隊の業務隊が使用
左は「庁舎D棟」防衛装備庁、防衛監察本部等の機関が使用 -
儀杖(ぎじょう)広場では儀杖隊が訓練中。皇族や国賓を迎えるときに披露するとのこと
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「庁舎A棟」は官公庁最大規模の庁舎で地上18階、地下4階建。
防衛省の中枢施設で大臣の執務室や、屋上には都内最大規模の2基のヘリポートがある。
隣の「庁舎B棟」は通信庁舎で、アンテナの高さは175m -
ちょうどヘリコプターがやってきた。
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海上自衛隊のヘリで「SH-60K」
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都心の、ビルに囲まれたヘリポートにピタリと着地するのは、高度な技術が必要
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次は「市ヶ谷記念館」
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「庁舎A棟」の場所にかつて存在した「1号館」の一部を移築・復元して記念館として保存公開している。
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1階の「大講堂」。まずは、映像を鑑賞して説明を受けた。陸軍士官学校の大講堂として作られた。広さ1,150㎡。
移設にあたっては、床材7200枚をきちんと記録して、割れてしまったもの以外は元の位置に設置したほど、忠実に再現している。 -
1946(昭和21)年から極東国際軍事裁判(東京裁判)の法廷として使用され、玉座など再現されている。
左は証言台を再現 -
玉座の床は箱根の寄木細工
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いろいろなものが展示されている。
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東京裁判を記録した写真
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「極東国際軍事裁判用壁掛地図」東京裁判の時に壁に掛けられていた地図
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映画「硫黄島からの手紙」の基となった
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陸軍司令官、栗林忠道が送っていた絵手紙
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2階に上がり「旧便殿の間」。陛下の休憩室だった。その後、陸上自衛隊幹部学校校長室になった。
壁が分厚いのは二重壁になっていて、壁の間に地下から空気を送って空調していた。 -
窓枠の上にも吹出し口がある。
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壁のへこみは奉安殿。天皇の写真を飾る。
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廊下から大講堂が見下ろせる。
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「旧陸軍大臣室」
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ここは「三島事件」の舞台となった場所で、扉に三島由紀夫がつけた刀跡が残っている。
今回、ここに来ることになって「三島事件」について簡単に調べたけど、起きたのは1970(昭和45)年で戦後というほどの時代でもないけど、三島由紀夫は強い政治的思想を持っていたんだなぁと思った。当時も衝撃的事件だったのは間違いない。 -
元々の「1号館」の模型。今の「庁舎A棟」の場所にあり、横幅130m、奥行き85m、高さ30mの大きな建物だった。
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模型にある、時計と桜の紋章の実物が1階の玄関に展示されている。
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なので、今の記念館は、当時のほんの一部。歴史的に貴重な場所のみを移設して保存
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かつての看板などは1階のホールにも展示されている。
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屋外ヘリ展示場(UH1H)
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敷地内は公園みたいに自然豊かでゆったりしている。
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インドネシアの初代国軍司令官「スディルマン」の像
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旧歩兵第一連隊営門。檜町の旧防衛庁(現在の六本木ミッドタウン)にあった門
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最後は「厚生棟」
2階の「広報展示室」で映像と展示を観る。 -
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大規模災害というと自衛隊が活躍するイメージがある。
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バーチャルで自衛隊の制服を試着して写真が撮れる。
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福利厚生も充実していて、スタバ、セブンイレブン、はなまるうどん、吉野家などがあった。売店では自衛隊グッズやお土産も販売。
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キッチンカーも来ていた。
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以上で2時間のツアーは終了。最後も「広報展示室」はもっとゆっくり見たかったなぁ。
事務官の方の説明が熱心で面白かった。それほど自衛隊マニアじゃなくても取っ付きやすく、自衛隊の広報活動としては成功していると思った。 -
次は「JICA」に向かう。足がつりそうな急坂を登って行くと、防衛省の左内門。ここから出してくれたら近いのになぁ~
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「JICA」国際協力機構。開発途上国への国際協力を行う独立行政法人
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誰でも利用できる「J’s Cafe」
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ランチ時のみの営業。施設のイベントと連動した開発途上国のメニュー(週替わりエスニックセット)が食べられる。うどんなど普通のメニューもある。
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「大使館お墨付きメニュー」にした。今回はペルー
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「アンブルゲサ・デ・キヌア」¥700(キャッシュレス可)
食べやすくなっているんだろうけど、正直イマイチ -
「地球ひろば」の体験ゾーンもちょっと見学
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世界が直面している多くの課題を、カラフルな展示で学ぶことができる。
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時間があったらじっくり見たかった。
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「緒方貞子メモリアルギャラリー」もちょっと見学
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国連難民高等弁務官だということは知っていたけど、JICAの理事長だったことは知らなかった。
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等身大パネル。パワフルだけど小柄な人だったんだなぁ
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市ケ谷駅前に戻り、
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千鳥ヶ淵に面した「インド大使館」へ
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14:00~15:30の日本紅茶協会主催の「紅茶を楽しむ会」に参加。事前予約制(¥4,800)
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インドは世界1位の紅茶生産国
日本紅茶協会は、紅茶生産国在日大使館において、「紅茶を楽しむ会」を開催していて、他には紅茶生産量2位の「スリランカ大使館」と3位の「ケニア大使館」で開催している。 -
ウェルカムドリンクはマサラチャイ、フードはサモア。サモアはじゃがいもなどの具をスパイスで味付けし、小麦粉でできた生地で包み揚げたもの。結構辛かった。
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紅茶協会のティーインストラクターがデモンストレーションを行う。
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アレンジティーの紹介
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インド紅茶の80%がインド国内で消費され、25か国に輸出されている。生産量の内訳は約80%がアッサム、ニルギリ(「青い山」の意味)が約19%、残りの1%ほどがダージリン。
北東インドの西ベンガル州ダージリン地方で生産されるダージリンは危機的状況にあるが、世界中の先進国に輸出されている。 -
ダージリンのクォリティーシーズンは年3回。
ファーストフラッシュは3~4月ごろ
セカンドフラッシュは5~6月ごろ
オータムナルは10~11月ごろ
だんだん色が濃くなる。
試飲はダージリンのセカンドフラッシュ -
11月1日は「紅茶の日」。大黒屋光太夫が、日本人として初めて外国での正式な茶会で紅茶を飲んだ日とされる。
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お土産
¥4,800はちょっと高いなぁと思いつつも参加したのは、インド旅行のビザを取る予定があるので、何か情報得られるかなという期待もあったのだけど、申請時間は9:30~11:30というネットでも得られる情報だけだった。 -
最後は「靖国神社」へ
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銀杏が色づきつつある。
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参拝して、
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御朱印をいただく。「靖国神社」には数えきれないくらい来たことがあるけど、御朱印は初めて。季節ごとに御朱印があることを知った。
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南門を抜けて、市ケ谷駅へ。市ケ谷駅周辺を満喫した1日だった。
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