2023/10/11 - 2023/10/14
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bunkichiさん
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ド素人ながらあれこれ建築を見てまわることが好きで、プラハ、ウィーン、ロンドンの建物を中心にウロウロさまよった旅行記です。
航空券の都合でウィーンから再びロンドンに上陸しました。
このままロンドンを乗換えだけで日本に帰るのは、あまりにもモッタイナイと思い、ロンドンの街をチョコッとウロウロしました。
滞在期間も短いので、有名所だけを素直にウロウロしようと思ったはずなのですが、気がつけば建築にどうしても目が行ってしまった旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
再びロンドンです。
本来ならウィーンから東京に帰るのが普通なのですが、マイル航空券が、東京-ロンドン便しか取れなかったので戻って来たわけです。
特に急いで帰る理由もないのでチョコッとだけロンドンの街をウロウロすることにしました。
しかもこの地は車は左側通行。
日本の交通規則が染みこんでいる人間としては、道路横断時に確認で慌てることがないのでウロウロするには最適な街です。 -
【古い小さな飲食店と違和感タップリな高層ビル】
ロンドンでは、どこかで見たような光景にしばしば遭遇します。
背後の上が膨らんだ高層ビルは「20フェンチャーチ・ストリート」です。
2015年にイギリスの最も醜い新築建築物、「カーバンクル・カップ」にビルディング・デザイン誌で選ばれたそうです。 -
【超高層ビルに囲まれた昔からある飲食店(パブ)】
汐留とか品川界隈でも、このような光景を見ます。 -
ただ、ここの手前の飲食店「The Albert」(パブ)の建築がめちゃくちゃオシャレでした。
-
東京駅でお馴染みの建築家、辰野金吾風建築が多いこと多いこと!
もっとも、辰野金吾の留学先がロンドンですから、
いかに辰野金吾がロンドンの建築を学んだ事がよーく分かります。
ヽ(^。^)ノアリャアリャ -
おやっ、これまた見覚えのある建物が現れました。
横浜市開港記念会館 (ジャック)?.....んなわけない。 -
これは、「ウェストミンスター大聖堂 」です。
イングランドとウェールズの「ローマ・カトリック教会の総本山」です。
塔の高さは約83メートル(横浜市開港記念会館は36m)もあり、
恐れおーくも間違えるのも失礼な話です。<(*_ _)>ペコリウェストミンスター大聖堂 寺院・教会
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完成したのは1903年、意外と新しいビザンティン様式の建築です。
1534年、暴君ヘンリー8世が離婚を禁じていたカトリック教会から離脱して英国国教会を創設し、破門。
それからカトリックが英国で復権するまで300年以上かかり、それでようやく建築を始めたから20世紀の建築となったわけです。
しかも予算不足で内部装飾は予定通り完成せず、今も未完成だそうです。 -
【ウェストミンスター大聖堂正面アーチ】
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ロンドンに来たからには、「ウェストミンスター『大聖堂』」ではなく、イングランド国教会の教会、世界遺産でもある「ウェストミンスター『寺院』」へ行かないわけにはいきません。
(/´>▽<)o レッツゴー♪ウェストミンスター寺院 寺院・教会
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ネット予約購入した「ウェストミンスター寺院 」に入場します。
入場料金:27ポンド(一般) (T◇T) タカイ!
公式ホームページ(英語)
https://westabbeyfrontprod.azurewebsites.net/ -
【北門入口】
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【身廊の天井】
(^◇^ ;) ほぇ~ -
【バラ窓】
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【南出口側から見る北側】
まさに、ゴシック様式のてんこ盛りです。 -
【聖歌隊席に通じる仕切り】
非常に装飾が細かい!
(左側:アイザック・ニュートンの墓碑) -
「聖歌隊席」(Quire)
w(☆o◎)wスゲー! -
【主祭壇】(SACRARIUM)
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【内陣】
羊さんのレリーフが印象的です。 -
【内陣】
『歴代の王や女王、政治家、そしてニュートンやダーウィン、ディケンズといった著名人が多数埋葬され、墓地としてはすでに満杯状態』とのガイド本通り、ゴチャゴチャ(ドンキー状態)してました。
せっかくの日本語オーディオガイドも人名が多すぎて、私の浅はかな英国史の知識では宝の持ち腐れでした。
備忘録を兼ねて、埋葬者のごく一部を記しときます。 -
【エドワード5世兄弟(中央奥)】
ロンドン塔に幽閉後、消息を絶ったエドワード5世(12歳)、弟リチャード(10歳)。後に彼らと思われる遺骨が発見され埋葬されたものです。
(手前の2つの棺はジェームズ1世の早逝した娘たち) -
【メアリー・ステュアート】
イングランド王位継承権をもっていたがゆえにエリザベス1世に19年間も幽閉されたあげく、陰謀荷担を理由に処刑されてしまったスコットランド女王です。
ピーターバラ大聖堂に埋葬されていましたが、息子のジェームズ1世(スコットランド、イングランド、アイルランド王)によりウェストミンスター寺院へ移送されました。 -
【上 エリザベス1世】
【下 メアリー1世】
ともにヘンリー8世の娘で、異母姉妹。ジェームズ1世がエリザベスの棺をメアリーの棺の上に置くよう指示したそうです。
この時代の英国は複雑怪奇な世界です。┓(´Д`)┏ -
【ヘンリー7世礼拝堂(LThe Henry VII's Lady Chapel)】
w(°o°)w おおっ!! -
ガイド本によれば、『キリスト教教会のなかで最も美しい霊廟』.....納得できます。
(^◇^ ;) ほぇ~ -
組子細工のような、細かで華やかなデザインの天井です。
どうやらこれが、英国独自の扇型ヴォールトを最も発展させた、ペンダント扇型ヴォールトと呼ばれるそうです。(イギリス・ゴシック様式) -
超名人級の職人技ですね d(∀)グッ
-
イチオシ
天井に見とれ過ぎて、ヘンリー7世が自らの墓所として増築したチャペル内にあったはずの祭壇の記憶がスッカリ飛んでましまいました。
(写真では確かに写ってますが) -
イチオシ
【空軍チャペル】
ヘンリー7世礼拝堂の更に奥(最東端)にある礼拝堂です。 -
ステンドグラスは1940年のイギリス本土空襲で亡くなった方々を追悼するものになっているそうです。
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【チャプター・ハウス(Chapter House)】
入口側上の装飾が素敵です。 -
かつて修道士が集まって、会議が行われていたスペースです。
周囲はステンドクラスに囲まれ、中央に細い柱があるだけの開放的空間になっています。 -
出口側上にも素敵な装飾が施されてました。
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【回廊・中庭】
チャプター・ハウスの後、本堂と礼拝堂をつなぐ回廊を歩いてみました。 -
【回廊中心の中庭】
-
上部には素敵なステンドクラスが施されてます。
-
【中庭から見える西塔】
ツンツンと針葉樹森のような外観です。 -
【戴冠式の椅子】
出口直前、南側廊に戴冠式で使われる椅子が展示されていました。
1308年のエドワード2世の即位以降、すべての戴冠式でこの椅子が使われているそうです。
入場時、なんて高い料金と思いましたが、それだけの価値はありました。 -
やはりロンドンといえば、イメージは「ビッグベン」(英国会議事堂)です。
昨年(2022年11月)に、5年間の改修工事が終わってのお目見えです。
(。-人-。)アリガタヤビッグベン 現代・近代建築
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地下鉄駅を出た瞬間、その御勇姿に圧倒されます。\(◎∠◎)/デケー!
しかもけっこう装飾が細かい。 -
ひとつ気になったのは、その手前の街灯附属の”魚っぽい彫像”は何?
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テムズ川対岸に撮影ポイントを求めて行ったのですが、逆光が酷いので、HDR撮影にしました。(普通に撮ると真っ黒)
夕方時、対岸からの「ウェストミンスター宮殿」撮影は止めたほうが無難です。 -
水上バスで「ウェストミンスター埠頭」から「グリニッジ埠頭」へ向かいます。
Google Payにクレジットカードが登録されているなら地下鉄、水上バスも問題なく乗れます。 -
途中、水上バスからから見上げる「タワー・ブリッジ(Tower Bridge)」もまた、乙なものです。
タワーブリッジ 建造物
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「グリニッジ埠頭」に到着すると、
帆船「カティーサーク(Cutty Sark)」が鎮座してました。
昔よく飲んだウイスキー銘柄の実物に会えて感無量です。
( ̄^ ̄゜)ジーンカティ サーク号 史跡・遺跡
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旧王立海軍学校の中にある「ペインテッド・ホール(Painted Hall)」にもチョコッと寄りました。
ホールに並ぶベンチソファに仰向けになって天井画を観るのが、ここでの正しい鑑賞方法のようです。旧王立海軍学校 (グリニッジ大学) 博物館・美術館・ギャラリー
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寄り道はこれくらいにして、本来の目的地、「グリニッジ王立天文台(Royal Observatory Greenwich)」へ向かいます。
案内板に従い、丘を登ります。(標高:68m)
日頃の鍛錬が足りない爺さんには苦行です。┓(´Д`)┏ヤレヤレ -
「グリニッジ王立天文台(Royal Observatory Greenwich)」
標高68mといえども、フーフー息を切らして到着します。
これが、【グリニッジ標準時】を示す24時間表示の時計です。
スマフォに表示されている時間より1時間遅いのに気がつきます。
これは、スマフォがサマータイム適用で1時間進めているためで、これが正しい【標準時】です。
入場料:一般 18ポンド
公式ホームページ(英)
https://www.rmg.co.uk/royal-observatory旧王立天文台 (グリニッジ旧王立天文台) 博物館・美術館・ギャラリー
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【フラムステッド・ハウス】
屋根の先端にある【Time Ball】と呼ばれる赤い球は、毎日13時直前に風向計まで上がり、13時にピッタリに落下するそうです。
ちょっと来るのが遅かったようです。 -
【グリニッジ子午線】
これぞ”定番記念撮影ポイントの【グリニッジ子午線】です。
足の右側に、Tokyo 139°45'と書かれているのが読めますか? -
ここからの眺めもステキです♪
それにしてもシティは高層ビルだらけですね。 -
すぐ近くには、「ピーター・ハリソン・プラネタリウム(Peter Harrison Planetarium )」があります。
風向計の飾りが帆船(カティーサーク?)でした。
公式ホームページ
https://www-rmg-co-uk.translate.goog/whats-on/planetarium-shows?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc -
再び中心部に戻り、日本とはチョット趣が違う、ロンドンのアーケードを覗いてみました。
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「ロイヤル・アーケード( Royal Arcade )」
1880 年にオープンしたヴィクトリア朝時代のショッピング・ アーケードです。
朱色の2F列柱が華やかです。 -
「ピカデリー・アーケード(Piccadilly Arcade)
1909年にオープンしたショッピング ・アーケードです。
ドーム状の天井照明燈が印象的です。 -
「バーリントン・アーケード(Burlington Arcade)」
1819年オープンした世界で最も古いショッピング・アーケードのひとつです。
シルクハットやフロックコートなどの伝統的な制服を着たビードルたちが巡回し、床にはレッドカーペットが敷かれることもあるそうです。 -
「レドンホール・マーケット(Leadenhall Market)」
約700年の歴史を誇る、ロンドンで最も古いアーケードの一つです。
現在の建物は1881年に建設されたもので、1990年の大規模な改修工事により現在の煌びやかな姿となっています。 -
映画『ハリー・ポッターと賢者の石』では、ダイアゴン横丁近くのロンドンの風景としてこの市場が使われたそうです。
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アーチ状の天井はとても高く、足元から壁、天井まで、美しい色使いの豪華な装飾が施されています。
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英国人にとっては、ビールはお水みたいなもの?ですから昼間からはパブは賑わってます。
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やはりロンドンに来たからにはビールを飲まずにはいられません。
銘柄は、もちろん『London Pride』です。 -
そして肴は『FISH & CHIPS(Peterhead Cod)』です。
\(^O^)/ヤッター -
さて、これにて旅行記は終了です。
それにしても、飛行時間が、行きは14時間10分(北回り)
帰りは14時間50分(南回り).....苦行でした。
_: ( _?´д`) :_ツ.ツカレタ…
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