長男をたずねて三千里　　涙（←馬鹿！）の最終回

2023/11/05 - 2023/11/05

ワシントン時間11月5日（日）、いよいよ帰国の日です。

0700、長男が運転する車で長男宅を出発、0730にはワシントンダレス国際空港に到着しました。
空港の駐車場から荷物をゴロゴロ押して、空港の建物へ向かう間、三人で細々と話をしましたが、長男からは僕に、「もう少し歩幅を広く足を上げて歩く様に。それから一日一回はラジオ体操第一をして下さい。とにかく体全体と関節が硬くならない様に。」との注意が有りました。

空港の入り口を入ると直ぐにANAの窓口が有りましたので荷物を預け、「ANAが使うラウンジは、ユナイテッド航空とヴァージニア航空の二つが有って、乗機口で違うから。じゃぁ、来てくれて有難う。とても楽しかった。気を付けて帰ってね。」と、携行品検査場ゲート前で長男は言い、手を振って別れました。
僕らは検査場に入る前、振り返って長男を見ましたが、長男は振り向きもせず、スタスタと歩いて行きました。

検査場を通過し、出国手続きを済ませて（来た時とは大違いの素通りでした）ANAの乗機口を確かめた後に、ラウンジへ行きましたが、きょうはヴァージニア航空のラウンジでした。

チケットを見せて中に入りましたが、人は少なく、テーブルの上にはQRコードが付いた札が置かれており、それをスマホで読み取る様になっており、他には何も有りませんでした。
カウンターには、パンが2種類とポテトチップス、プレッツェル、果物くらい、飲み物はコーヒーと紅茶、それに水でした。
一日中、この献立のみなのか、或いは未だ朝が早いのでなのかは分かりません。
試しに札のQRコードをスマホで読み取ってみましたが、献立表は未だ準備中なのか、シャンパンも何も表示されませんでした。
やれやれ仕方ない、と小さなパンと珈琲の欧州大陸式朝食を済ませ、ラウンジを出て、搭乗までの約三時間は免税品店や売店を回り、特に特産品が無い土地ですので、チョコレートを幾つか土産に買いました。

1100少し前に搭乗口へ行きますと、間もなく搭乗が始まり、円滑に着席出来ました。
席に着きますと、パーサーが挨拶に来て下さり、やはり日本の飛行機は落ち着きますねぇ。
羽田～ワシントンは12時間半でしたが、ワシントン～羽田は偏西風の影響で14時間半の飛行時間だそうです。

ウェルカムドリンクを飲み終わると、定刻通りに出発、とのアナウンスが有り、飛行機は動き出しました。
離陸後、水平飛行に移ると食事の準備が始まり、家内は和食、僕は洋食をお願いしました。
アペタイザーを食べながら呑む冷えた日本酒は格別ですねぇ。
ああ、楽しかったけれど、やはり日本も良いなぁ、そう思いながら料理を食べ、勧められるままにワインを呑むと、少し眠たくなってしまい、またパーサーが勧めて下さるままにハイボール等を呑んで映画を1本観ると眠ってしまいました。
家内の話では、僕が眠っている間でも、すぐに何か飲食の準備は出来ます、とパーサーは気遣っておられたそうです。
目が覚めると、着陸3時間前で、ドラマや落語のビデオを観ていると、また食事の準備が始まりました。

今回も洋食と和食が準備されていましたが、家内も僕も洋食を選びました。
鶏肉とペンネの軽食で、親切なパーサーは、「今回は、私がお勧めする赤ワインは如何でしょう？」との事でしたので、お任せしました。

食事が終わると間もなく着陸態勢で、無事に羽田空港へ到着しました。
席を立って飛行機を降り、荷物を受け取って税関を通過し、バスに乗って国内線ターミナルへ移動しました。

天候不良の為、国内線は遅れが生じている、との事でしたが、仕方が有りません。
予定よりも30分ほど遅れましたが、無事に福岡空港に着陸し、今回の旅行は無事に終わりました。


最後に、こぼれ話です。
最終日の朝、「出国手続きなどに時間が掛かるかもしれないから、きょうは朝7時には長男宅を出ないと･･･。」と思っていましたら、朝6時過ぎに目が覚めました。
ゴソゴソと一人、シャワーを浴びて身支度をしていましたら、家内と長男も起き出して、「何しているの？まだ一時間は早いでしょう？」との事。
僕は、「？？？」と思いながら、「だって、7時には家を出ないと遅れそうじゃないか？」と反論しましたら、家内と長男は、それぞれに腕時計を見せながら、「だって、まだ5時でしょうが！」と、言いました。
僕は僕で自分の腕時計を確認し、「いや、もう6時だろう！」と反論しましたら、やはり二人は、「い～や、まだ5時！」との意見。

おっかしいなぁ！と、自分の腕時計を覗き込みながら考えていますと、家内が、「それじゃぁ、あなたのスマホとパソコンで確認してみたら？」との事で、素直に従い、それぞれを起動しましたら･･･、やはり、家内と長男が言う通り、まだ5時でした･･･。

「何でだろう？」と考えながら、パソコンで「ワシントン時間」と入力し検索しましたら、なんと！米国では11月3日でサマータイムが終わり、それまでより1時間遅い時間帯に変わっているのでした･･･。

家内と長男の腕時計はスマートウォッチですので、自動的に時間帯が切り替わり、僕の腕時計はフツーのアナログですので、僕が日本を出るときに合わせたワシントンのサマータイムのままで、それで1時間が違っていたのですが、それにしましても、長男と家内、ぼくは、この二日間は、お互いの時計に1時間の時差が有るのに気付かないまま過ごしていたのでした。

まぁ、それだけずっ～と一緒に過ごしていたので、気付かなかった、という笑い話です･･･。
長々と拙文にお付き合い下さいまして、まことに有難うございました！

エリア ワシントンＤ.Ｃ.(アメリカ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

ヴァージニア航空のラウンジカウンターです。

献立などは、このQRコードから、との事ですが、準備中なのか、シャンパンも何も出てきませんでした。

カウンターの上にはパン、果物、ヨーグルトなど、欧州大陸式朝食セットのみです。

ボーイング787の座席です。
往きはボーイング777でしたので、こちらの方が新しいのでしょうか。

電動でフルフラットになりますので、楽です。

モニターは使いやすいタッチオンパネルです。

和食の献立表です。

洋食の献立表です。

飛行中の軽食献立表です。

着陸前に出される食事の献立表です。

軽食のカレーに関する情報です。

食事などに関わられた方達の紹介です。

アペタイザーは和食と洋食とも共通です。
冷えた濃いめの日本酒が素晴らしい。

酒類表です。

飲料表です。

和食その1です。

和食のメインは鮭です。

こちらは洋食その1です。

洋食のメインは、シーバスと帆立、もしくが牛フィレでしたので、牛フィレをお願いしました。

デザートのチーズです。

着陸前に出された、軽食の鶏肉とペンネです。

この旅行記へのコメント （2）

• 犬のしぇりーさん 2024/01/21 10:16:37

  首都ワシントンDC

  ヤブレイヌさん　こんにちは
  
  ワシントンDCの旅、興味深く拝見しました。
  同じ時期(2023.10)に行きましたが、楽しみにしていた宇宙航空博物館でスペースシャトル、ゼロ戦とか見られずガッカリでしたが、ヤブレイヌさんは別館へも行かれて羨ましく思います。
  ただホワイトハウスはフェンスまで行け写真も撮れましたが、違いはなんだったんでしょうね。
  
  機内食はANAの方が美味しそうです。

  ヤブレイヌさん からの返信 2024/01/21 10:51:57

  Re: 首都ワシントンDC

  犬のシェリー様、ご投稿を有り難うございます。
  宇宙航空博物館ですが、別館はワシントンDCからの日帰りツァーを日本の旅行代理店が販売しており、また、ワシントン空港まで地下鉄で行けば、空港からシャトルバスが出ているそうです。
  僕らの場合は、長男が車を持っていましたので、楽ちんでした。
  ホワイトハウスですが、当日はウクライナ関係の大規模なデモが行われていたためでしょうか、規制が敷かれていました。
  今回、僕らの旅行は、「もう二度と行くことは無いかもしれない」という気持ちと、直行便ということで、身分不相応に空路はビジネスクラスを選びましたが、犬のシェリー様はファーストクラスを使われるなど、羨ましい限りです。
  また、予め長男から聞いていたように、ユナイテッドとANAでは同じ料金ながら、食事・飲み物・サービスなど、全く違っていました。
  今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
  ヤブレイヌ　拝