満昌禅寺（横須賀市大矢部1）

2023/11/03 - 2023/11/03

　横須賀市大矢部1にある満昌寺は臨済宗建長寺派のお寺で義明山満昌禅寺という。
　山号にあるように、三浦氏四代の三浦義明を祀るお寺である。
　満昌寺のホームページには、「創建は鎌倉時代 1194年、三浦大介義明を開基として源頼朝が建立されました。」とある。
　後世、齢89にして頼朝の挙兵に呼応し源氏の再興に一命を捧げた義明の行為は源氏武士の鑑とされた。
　義明の死後、源頼朝が追善供養のため堂宇建立を命じて創始されたのが満昌寺であり、義明はその境内の御霊明神社に主神として祀られている。
　あるいは、横浜市栄区上郷町にある證菩提寺は、治承4年（1180年）、石橋山で戦死した佐那田与一の霊を弔うために、建久8年（1197年）に源頼朝が創建したと伝えられる古刹である。それと同じように建久5年（1194年）に頼朝が創建したとしても可笑しくはない。ただし、開基としている三浦大介義明は治承4年（1180年）に討ち死にしているから、開基というのは可笑しなことであるが、頼朝の命でそうした。実質的には開基は頼朝である。ただし、境内は広くはない。
　満昌寺本堂の龍虎の襖絵は何対かあり、見ごたえがある。
　木造天岸慧広坐像、木造宝冠釈迦如来坐像は本堂に安置されていたのであろうが、見過ごした。
（表紙写真は満昌寺本堂）

エリア 横須賀(神奈川)

掲示板。

「寺宝文化財公開」。

「御霊神社」と「三浦義明座像」の標石。

「臨済宗　建長寺派　満昌寺」寺号標石。

山門。

「国指定重要文化財　三浦義明座像」標石。

庚申塚。

石仏。

「三界萬霊等」。

地蔵堂。

六地蔵。

「横須賀市指定重要文化財　木造天岸慧広坐像　一躯　木造宝冠釈迦如来像　一躯　満昌寺襖絵　十六面」。

「義明山　満昌寺の由来」。

満昌寺境内図。

「三浦一族ゆかりの地を巡る」。

「重要文化財　木造三浦義明座像」。

2本の枝垂れ桜。春が楽しみだ。

鐘楼。

鐘。

境内ではコンサート中。

九重石塔。

お地蔵さま。

「源頼朝公お手植えつつじ」。

水場。

客殿の仏さま。

賽銭箱には三浦家の家紋。〇に三は三浦の「三」。

お堂。

掲示板。

本堂に飾られた三浦義明座像の写真。

庭園。最近に造園された。

庭園。

庭園。

庭園。

庭園。

庭園。

庭園の竹。

本堂から見る境内。

「文化財特別公開」ポスター。

「重要文化財　木造三浦義明座像」。

満昌寺本堂。

満昌寺本堂。

満昌寺本堂に掛かる「雲龍殿」の扁額。

御霊神社（宝物殿）参道の竹。

竹。客殿脇の庭園の竹よりも見栄えがする。

「重要文化財　木造三浦義明座像」。

御霊神社（宝物殿）。

茶室「如是庵」の入り口の門。

茶室「如是庵」。