花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館湯治部で日本で2番目に深い立ち湯を楽しむ女ひとり旅

2023/09/06 - 2023/09/07

大人の休日倶楽部パス(3～4日目)ひとり旅。
東京駅からはやぶさ始発で盛岡から花巻入り。立ち湯で有名な鉛温泉 藤三旅館の湯治部に1泊しました。

エリア 花巻(岩手)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Yahoo!トラベル

東京発はやぶさ１号で盛岡へ。行きつけの整体に行ってからまたまたはやぶさで新花巻駅へ移動。

新花巻駅はコンビニがなく、立ち食い蕎麦兼お弁当を売ってるお店と小さいお土産屋さんしかありません。改札内にも何もないので注意。
予約した旅館は自炊で夕飯なしなので何か食料を調達しないといけないのですが、本当に何もなくてどうしようかと。盛岡で買っておけばよかったと後悔。ここでお弁当を買わないと道中買いそびれてしまうかもしれない予感がしたのでラスト2個だった赤飯弁当を購入。他の種類のお弁当は売り切れだけど、時間かかるけとま解凍すればできますよと言われました。美味しければ冷凍でもぜんぜん問題ないんだけど、あらためてそうと聞いてしまうと、うーん(笑)

そんなことより目先のランチをどうすべか。新花巻駅近くでは食べたいものがなく、在来線の花巻駅なら何かありそうなのでバスの時刻を見たらかなり先。

釜石線の時刻も微妙。時間あるし散歩がてら歩いてくるかなーと思い、Google先生に道を聞くと20分程度で行けるらしいので徒歩で出発。

てくてく車道沿いを歩いていくと、民家はあるけど田舎の風景が続きます。

歩いて5分くらい経ってあることに気が付きました。
Googleマップで到着までの時間がなかなか減らないんですよね。いや、むしろ時間増えてるし。どうやら徒歩時間ではなく、車の所要時間を見ていたみたいです。

引き返そうにも結構歩いてきちゃったんで、行くも戻るもどっちもどっち。
お昼の時間帯って電車もバスも本数少ないから結局戻ったとしても時間のロスになる予感。
タクシーも走ってないし、こうなったら最後まで行くしかないです。

途中、イギリス海岸という名所を見かけました。ドーバー海峡に面した白亜の海岸を連想させる白い泥岩岩のような層が見えることから宮沢賢治が名付けたんだそうです。川に降りてみましたが、よくわかりませんでした…。

結局2時間近く歩いて市街地らしき景色がやっと見えてきました。
2時間の道中、民家はあったけど人間らしいものにはほとんど出会いませんでした。
熊に出会わなかったのは幸い。

そんなこんなで市街地へ。
もうランチ時間ギリギリでダメかと思ったけど、観光客向けのお蕎麦屋さんを発見。
汗ダラダラで朦朧としながら入店。

やっとランチです。宮沢賢治が好んで食べたという天ぷら蕎麦と三ツ矢サイダーの"賢治セット"を注文。
歩き疲れていたので甘いサイダーが沁みました。

花巻駅到着。

花巻温泉郷行の送迎バスに揺られて藤三旅館へ。平日ですがバスはめっちゃ混んでました。

旅館の湯治部独房。番号で呼ばれるのか?（そんなことはない）

廊下はこんな感じ。

自炊ができる炊事場。

10円入れるとガスが使えます。

包丁やお鍋、食器類もすべて揃っています。
冷蔵庫はレンタルみたいです。寒い冬だったら鍋焼きうどん作って食べたかったですね。今回は夕飯持ち込みましたが、事前に予約すれば部屋出ししてもらえるみたいです。バーも営業してました。

この旅行の目的、水深120㎝以上ある立ち湯に入りました。
立ち湯の白猿の湯は基本混浴ですが、女性専用の時間が設けられています。他に露天風呂や内湯もあります。
白糸の湯は工事中（当時）でした。

とても風情があって感動です。下から泡が見えて温泉が湧きあがってくるのがわかりました。
お湯はほとんど透明なので、これで混浴するってアリなんですかね？

部屋には冷房はなく、扇風機だけです。東北の旅館やホテルには冷房付いてない所が多いみたいです。これまではそれでしのいでいたということだから今年が異常なのかもしれません。

6時起きで露天風呂を満喫した後は朝食です。部屋食で7時に運ばれてきます。予想通り質素で期待を裏切りませんでした。

マッチ久々に見ました。湯治部なのに灰皿置いてて喫煙OKとか昭和の名残りかな。使わないからお土産に持って帰ろうと思ってたら翌朝、朝食に小鍋が出てきて「ご自分でマッチで火を付けてくださいねー」と仲居さんに言われ、「えっ、マジ？」って思ったけど仲居さんすぐ行っちゃって、私ヘタレなんでマッチ付けるの得意じゃないんだけど (汗) 何度かビビリながら着火できました。

朝食後は9時まで二度寝しました。帰りはまたまた送迎バスに揺られて新花巻駅へ。

新花巻駅大谷サン展示コーナー。

暑くてアイスコーヒー飲みたかったけど駅にはありませんでした。売店のお弁当も昨日と同じ内容だしどうすべか。帰りの新幹線でも車内販売がなくて絶望。東京駅に着いてから遅いランチをしました。

マルカンビル大食堂には行きたかったな。水曜休みで翌日も時間なく断念。機会があれば行きたいです。