ドイツ準備編2024年春休みドイツフランス家族旅行 ドレスデンーコブレンツーボンーパリ

2023/10/21 - 2023/10/21

春休みのドイツ・フランス家族旅行準備編です。

子供は新高一と新中一。ちょうどどちらも卒業を迎える春休み。
部活などの制約が無いので、(親が休めれば）旅行に絶好の時期。
せっかくなら海外へ行きたいなあと思っていました。
ただ絶賛円安中だしサーチャージも高い。
悩みに悩んだ結果、子供ももうすぐ巣立つし、ますます円安になりそう(
2023年11月当時)なので思い切って行くことにしました。

ドイツは長男の希望。
パリは、近いので行ってみることに。
パリではホテル予約で詐欺ホテルに引っかかってしまいました。

気持ちが高まっていろいろ調べて、準備編なのに長い旅行記になってしまいました。
※写真はフリー素材サイトよりダウンロード

エリア ドレスデン(ドイツ)

①なぜドイツか？
自転車(ロードバイク）にはまった長男（15歳）のリクエスト。
長男の行きたいところ
・コブレンツ。キャニオンという自転車メーカーの本社があるから。
・ボン。自転車のアウトレットBike-Discount Megastoreがあるから。

※写真のドイチェスエックDeutscheseckは、コブレンツにあるライン川とモーゼル川との合流地点。川の色が違うとユーチューブの人が解説していました。

ドイチェス エック 自然･景勝地

②そして家族も行きたいと言い出す（長女は元々異議無し）
ヨーロッパは家族旅行では考えてなかった。けど、ふとドレスデンにある「システィーナのマドンナ」を思いつきました。
これが見れるならドイツ行きたいかも、ということでドイツ有りかもと思い始めました。

マドンナの下にいる、上目遣いの退屈そうな天使がスーパーかわゆい。
聖母マリアのモデルの女性の子供たちが、実際にこのようなポーズでラファエロが絵を描くのを見ていた。ラファエロがそのままデッサンしたという説があると知りました。

アルテ マイスター絵画館 博物館・美術館・ギャラリー

一方、自転車好きな夫も乗り気。
「でも会社休めないでしょ」「いや休める」(ﾟДﾟ)休めんのかーい。
私もその時期は仕事が一段落するので休める(はず）。この11月の時点で旅行が確定。

夫はニュルブルクリンクに行きたいと。言いにくいので略してニュル。
サーキットの聖地、長男も行きたい。
でも私と長女はニュルはそれほどでも…。
幸い、フランクフルトーコブレンツーニュルーボンは近い。なので

ニュルブルクリンク スタジアム・スポーツ観戦

ドイツでは別行動することに。
父息子チームはコブレンツ、ニュル、ボンへ、
母娘チームはドレスデンへ飛び、２泊後パリで合流することにしました。

③エアラインを選んで予約する
北海道の地方在住のため、アクセスしやすくお高くないのがいい。
JAL, ANA、Lufthansaは国内線がおまけでついてくるけど、それでも高い。4人だと百万円くらい。
マイルは4人分はとても貯まっていない。
というわけで我が家御用達（？）の大韓航空にしました。新千歳発着で仁川経由で割安でどこでも行けます。

inがFRAフランクフルト、outがCDGシャルルドゴール。in outが別の空港でも価格がそれほど変わらない。
それぞれ最安値の日にちを選択すると、3月25日月曜CTS発・26日火曜FRA着→3月31日日曜CDG発・4月2日CTS着。

発券前に、日にちは間違っていないか、名前のつづりはあっているかなどダブルチェックして支払いボタンを押しました。
12月発券分からサーチャージがまた上がるので、11月中に購入。

K-ETAについて
出発５日前に、大韓航空から「K-ETAが必要とされています」というメールが。
焦って他のサイトを調べると、現在は無くてもＯＫらしい。
念のためK-ETA公式サイトに質問したら、３時間ほどで返信が来て、2024年いっぱいまでは日本人は免除されていることが確認できた。
返信早い！素晴らしい、ありがとう！

母娘チームは、FRAフランクフルト→DRSドレスデン→CDGパリを空路で予約。
ルフトハンザ公式で申し込み。ANAのマイルに加算できます。
FRA-DRS計30,054円（177.34ユーロ）
DRS-CDG計70,824円（423.64ユーロ）各2人分。

ケチって機内持ち込み8キロ以外はすべて加算される切符にしてしまった。

DRS-CDGはチューリッヒ経由、スイス航空運行。乗り継ぎ時間45分しかない(MCT最低乗継時間は40分）けど、通しのチケットだから大丈夫なんだと信じて予約。

ドレスデン国際空港 (DRS) 空港

④ホテルを予約する
キャンセル無料な物件を探します。

ヨーロッパなので、ホテルも中世っぽいのがいいけど、お値段や利便性との相談。Booking.com、agoda、Hotels.comを小まめにチェックし、キャンセル無料のホテルを予約したり、キャンセルしたり。
ホテル選びの基準にしたのは、築年数が浅いこと、お値打ちなこと、便利な交通機関に近いこと。
口コミは悪い順に読み、耐えられる程度か検討する。
アパートタイプのホテルもいいけど、温かい朝食が食べたいのでホテルタイプにしよう。
結果、女子チームのドレスデンは、Star Inn Premium Dresdenに。
中央駅に近いホテルと、観光地の旧市街と迷ったのですが、ドレスデンには1日半しかいないので旧市街にしました。
2015年にできたので許容範囲。
13歳未満は朝食無料（公式HP）とあったので、ここが一番お値打ちと判断。

この調子でパリのホテルも探していたら詐欺ホテルに引っかかってしまった。
フランス準備編に書いたのでよかったら読んでみてください。

Star Inn Hotel Premium Dresden im Haus Altmarkt, by Quality ホテル

男子チームのコブレンツのホテルは、Super 8 by Wyndham Koblenzにしました。
2022年にできたばかりで、駐車場有(と思っていたら無かった）、ツインベッド（と思っていたらシングルベッド２つがくっついているらしい？）で、予約時にほかより安かったので。
キャニオンの本社やレンタカー屋にも近い。
11月に予約したけど、結構埋まっていました。
ホテルの価格は23,215円（キャンセル可）。円安進行が心配なので、予約時に支払い。ところが予約時（11月半ばごろ）が円安ピークで1ユーロ＝164円、その後どんどん円高になっていった…。

悔しいので後日パトロールを続け、返金額の差額を考慮しても安くなっていた時に予約し直しました。

コブレンツ中央駅 駅

仁川空港で前後泊するので、ホテルを取ります。
正直期待していなかったのですが、無人である代わりに割安で洗濯機付きのホテルが沢山。
前泊ではとにかく部屋に洗濯機付き、もしくはコインランドリーが館内にあるホテルがいい。
でも口コミを見ていたら、実は乾燥機の無い洗濯機がついているところが多い。

ホテルにメールして乾燥機付き洗濯機かを確認したりいろいろして、結局GL City Hotel Incheon Airportにしました。

仁川国際空港 (ICN) 空港

⑤観光のスケジュールを立てる
その後ドレスデンのことを調べていたら、とてもとても行きたくなった。
問題は、歴史的建造物の見学ばかりだと長女（１２歳）が飽きるであろうということ。
調べていたら旧市街にもショッピングモールがある。何か買ってあげて誤魔化そう。

聖母教会前のショッピングモールQF PassageDresdenにマイセンのアウトレットがあるので、絶対行ってきます。

アルテマイスターも楽しみ。
チョコレートガールという有名な絵、全く知りませんでした。

アルテ マイスター絵画館 博物館・美術館・ギャラリー

⑥オペラのチケットを予約
ドレスデンにはゼンパーオーパーという歌劇場があります。
ゼンパーは人名、オーパーはオペラ。
内部を見てみたらバルコニー席のある昔ながらの素晴らしい劇場。
好奇心で滞在日に公演があるか見てみたら、「影のない女」が上演予定。
まだチケット（40ユーロ～）有り。
全く見る気なかったけど（「影のない女」も初めて知ったし）、こんな機会めったに無い。
良い経験になるかなあとチケットを取ってみました。

ゼンパーオーパー (ザクセン州立歌劇場) 劇場・ホール・ショー

写真のように、予約可の席に丸印、色によって価格が違います。
バルコニー席の舞台に近い、舞台への角度が急な席が40ユーロ。

40ユーロの席では、舞台に近い席から売れている。
見にくくても近い方がいいのかなあ？
真似してバルコニー3段目の舞台に一番近い席を2席予約。
40ユーロ×2人＝80ユーロ（13370円）。

影のない女の解説をYouTubeで探して、長女と予習。意味わからないと言われた…。
ちなみに別の日の「魔笛」は15ユーロ～、セビリアの理髪師が5ユーロ～。
日にちを選べればとてもお得に見れる。

ドレスコードが心配になり、HPのよくある質問を見る。
「全体的にfestive atmosphereなので快適な服装をしてください」「適切な服装と長ズボンならOK」「プレミア（初日）ならタキシードやイブニングドレスは珍しくない」

今回はプレミアではない。
他の劇場だと正装がマストなら必ずそう書いている。
写真では、カジュアルな服装の人と、タキシードとドレスの人が混在しているように見えます。
観光客が他の劇場より多いのでそうなるらしい。
お安い席だしきれい目ワンピースで大丈夫そう。
「これでオペラ見に行くよ」と長女に（お買い得な）ワンピースを買ったら、大喜び(*´艸`)

⑦レンタカーを予約する
一方、父息子チーム。ニュルまで行くには車しか手段がない。
レンタカーも早めにrentalcar.comで予約。キャンセル無料なので。
「レンタカーは早めがいいよ、なくなるよ」という旅名人のいとこの格言通り実行。
こちらも一度予約し、後日1,000円安くなっていたので、予約し直す。
ヨーロッパはマニュアルがデフォルトなんですね。

免許証については「ドイツでの運転は日本語免許のドイツ語に翻訳したものがあれば良い」とのことでしたが、念のため国際免許証を用意。

⑧ドレスデン空港⇔市内の交通の仕組みを調べる。
空港の地下から発着しているSバーンを使えば、大人3ユーロ子供2ユーロ（14歳以下は大人同伴なら無料とか。ほんと？）。引き続きトラムも乗れる。
でも列車は本数が少ないからバスとトラムを乗り継いだという体験談もあり。
乗継なんて高度な技できるかな、わたし。

外務省のたびレジに登録しているので、ストやデモの可能性などの情報がメールに届くようになっています。滞在中に起こらないことを祈ります。

トラム (ドレスデン) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

⑨心配なことを調べておく
乗継が心配なので、フロアマップを見たり、体験談を読んだりして予習。

基本的に、次のゲートを確認して、ひたすら表示通りに進めば着けるんだけども。
機内持ち込みスーツケースがあるし。
悩みつつ早く降機できるよう前方席14ユーロを予約。
ケチって一番安いチケットにしたから座席指定やチェックバッグはオプション。
次回からは全部込みのチケットにしようと誓う。

⑩とにかく事前に調べておいた方がいい
ドレスデンでどこを観るかさらに調べる。
①アルテマイスターGemäldegalerie Alte Meister。
②ドレスデン城Residenzschlossの「歴史的な緑の丸天井（金庫室）」Historische Grüne Gewölbe。
ん？もう一つ「新しい緑の丸天井（金庫室）」Neues Grünes Gewölbeがある。

両者が同じものなのかよくわからず、調べたら結局別のもので、歴史的な緑の丸天井はドレスデンミュージアムカードでは入れず、時間予約必須と判明。わかりずらい。

歴史的な緑の丸天井では、コロナ直前の2019年11月25日盗難があったんですね！
いまだに戻ってない宝石もあるとのことで、今頃どこかのお金持ちが一人で眺めて愛人の胸元に輝かせているのでしょうか。その人が死んでから何年もたってから遺族がそっと寄贈しそう。

フラウエン教会（聖母教会）で無料のオルガン演奏があると聞いたので、ウエブサイトをチェック。
27日も正午からあるので、行ってみよう。
この日は１０時にアルテマイスター、正午にフラウエン教会。
その後近くのレストラン（コーゼルパレーかな）で食事してからお買い物。
17時からゼンパーオーパーでのオペラ鑑賞です。