観光特急「花嫁のれん」に乗り、加賀屋に宿泊した和倉温泉＆能登旅行（2023年９月）

2023/09/16 - 2023/09/17

2023年は猛暑で、９月半ばでも最高気温が35度を超える猛暑日が連日続く状態。
こんな中ですが、温泉旅行を決行。いつかは泊まりたいと思っていた「加賀屋」に行きました。

加賀屋ですが、本当に素晴らしい旅館でした。部屋も広くて、お風呂も快適。食事も美味しいですし、これに加えて、館内にある伝統郷迎賓が素晴らしく、まるで美術館のようでした。

おまけに、予約していた部屋よりもアップグレードしてくれていたようです。

本当に宿泊してよかったですし、可能であればもう一度泊まってみたいです。

このほか、来年３月の北陸新幹線延伸で無くなる予定の大阪金沢直通のサンダーバード、観光特急花嫁のれんといった鉄道、さらには、２日目には能登半島ドライブなど、思う存分楽しみました。

エリア 和倉温泉(石川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

さて、和倉温泉には電車で向かいます。
ますは、サンダーバードで金沢まで。

これは、サンダーバード９号で、途中、新大阪、京都、福井だけに停車する速達特急でした。

来年３月に北陸新幹線が延伸されれば、金沢行き特急はなくなるそうですので、貴重な乗車経験になりそうです。

大阪駅 駅

車窓からの１枚。収穫前の稲がきれいな色をしておりました。

金沢近くの１枚。この高架、北陸新幹線の線路です。延伸準備ができているみたいですね。

１１時１５分に金沢に到着。

駅構内の「あんと」という商業施設にある「黒百合」で昼食にします。

１１時過ぎなのに既に行列ができるという人気店でした。もっとも、待ち時間は１５分ほど。

黒百合 グルメ・レストラン

いただいたのは、茶飯定食。
茶飯も、このお店のウリのようですね。

おでんのうち、車麩は追加しました。このお店の名物だったみたいなので。

黒百合 グルメ・レストラン

さらに、おでんをおかわりして、日本酒もいただきました。

車移動がない旅行なんで、お酒が飲めるのはいいですね～

黒百合 グルメ・レストラン

さて、花嫁のれん号の出発は、１４時１５分。

まだまだ時間があるので、構内のカフェでコーヒーを飲んだり・・

金沢の代名詞になっている、駅東口の鼓門を見たりして、時間をつぶし・・

鼓門 名所・史跡

花嫁のれん号に乗車します。

なんか、とても豪華な感じ。
このような観光列車に乗るのは、実は初めて。

花嫁のれん 乗り物

車両の横側も豪華。
蒔絵の雰囲気を作っているのでしょうね。

花嫁のれん 乗り物

反対側の顔も撮影してみました。
こちらが先頭になります。そして、私たちが乗る２号車です。

花嫁のれん 乗り物

我々の席は、外向きの席。こういう席は初めてなので、楽しみですね。

花嫁のれん 乗り物

出発して２０分ほどだつと、車内の売店が営業開始。

地ビールを注文しました。その奥にあるのは、乗車記念スタンプシートです。

車窓から見える田園風景もいいですね。稲刈り前の田んぼが輝いています。

シートの背後には大きなモニターがあり、花嫁のれんという言葉の由来の説明や石川県のお祭りの紹介などが流れておりました。

さて、１時間１５分後、定刻どおり、和倉温泉駅に到着しました。

和倉温泉駅 駅

和倉温泉駅には、加賀屋系列の旅館の送迎バスが来ております。これに乗ります。

和倉温泉駅 駅

一度は泊まってみたかった「加賀屋」にやってきました。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

フロントで名前を告げた後、すぐに部屋へ案内いただきました。
これが、部屋でいただいたお茶とお菓子。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

こちらが部屋。渚亭の１０階でした。

それにしても広い。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

なんと、洋室もあります。あれ？こんな部屋申し込んでおりませんが・・・

おそらくアップグレードしてくれたのかな。
実は、結婚記念日に合わせた旅行であることを伝えておりました。宿の方は何もおっしゃいませんでしたが、配慮してくれたのかな。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

眺望も指定不可だったのですが、海が見える部屋になっていました。
嬉しいですね。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

いったん部屋を出ます。
加賀屋の外観を撮影したいのと、１階にある売店などが見たくて。

こちら、吹き抜けです。
なんと、加賀友禅の染め物が吹き抜けの壁に貼られています。なんて豪華な。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

そして、外に出て、私たちが宿泊する能登渚亭の全景を撮影。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

さて、１７時から館内の美術品を紹介してくれるツアーがあったので、参加してみました。

その時は「すごい」と思ったんですが、旅行記作成時には多くを忘れてしまって・・ただ、館内には、素晴らしい伝統工芸品がたくさんあるので、それを見るのも滞在の楽しみということだそうです。

いくつか紹介します。なんと、能舞台があるそうです。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

九谷焼の人間国宝・徳田八十吉氏が作ったものです。このグラデーション、すごい。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

これも九谷焼ですが、金箔をつけて焼いているそうです。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

こちら、輪島塗の蒔絵。

魚の目の部分は螺鈿で作られているそうです。なんと贅沢な。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

そして、ホテルのラウンジ。こちらにも、輪島塗の蒔絵があります。

美術品の紹介は、ここまでにしますが、ほかにも素晴らしい伝統工芸品がたくさんあり、美術館のようでした。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

いったん部屋に戻り、お風呂へ。夕食まで１時間なので、軽くつかる程度にしました。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

お風呂の外には、無料のドリンクサービスがありました。

こちら、２２時に撤去されます。食後の風呂の時は、ぎりぎり間に合いました。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

さて、１９時から部屋食でのディナーとなります。

地元の食材をふんだんに使った、肉も魚もある懐石。

フルコースと言っていいくらいですね。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

料理は一部だけ載せることにします。

こちら、前菜です。前菜なのに、とても豪華！！

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

手前にある、月ウサギがとても印象的でした。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

お造り。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

器もとても豪華です。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

煮物です。
のどぐろのおいしさは素晴らしかったです。これだけ美味しい煮物は初めて。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

能登牛の昆布焼き。昆布焼きという言葉、初めて聞きましたが、聞くだけで美味しそう。もちろん、美味しかったですね。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

フルーツ。能登ミルクのブラマンジェなど、ここでも能登産にこだわっておりました。

この後は、お風呂に入って、洋室で爆睡いたしました。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

さて、翌朝は６時過ぎに起きて、朝風呂へ。
その帰りにラウンジで休憩。

ここのテーブルは九谷焼だそうです。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

館内のお土産屋さんの風景。
朝７時頃から開いております。

結局買い物はしませんでしたが、地元の名産や工芸品はそろいます。人間国宝が焼いた九谷焼も売っておりました。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

そして、外へ出てみました。

雲一つない青空。まさに旅行日和です。
（もっとも、この夏は猛暑で、９月半ばなのに、真夏のようでした）

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

８時から朝食です。もちろん、部屋食。

なんという、品数の多さ、そして豪華さ。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

お味噌汁は、鍋で加熱します。中にあるお豆腐もとても大きかったですね。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

食後はラウンジに移動して・・・

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

コーヒーをいただきました。
本来は有料なんですが、部屋に無料券が置いてありまして。

これ、朝の９時頃ですが、和倉温泉駅行のバスが９時４０分発。加賀屋でゆっくりできるのも、あとわずか。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

というわけで、加賀屋では、ゆっくりしつつも、いろんな事をしました。施設も料理も素晴らしいところでした。さすが。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

この日は、１６時３０分発の「花嫁のれん号」で帰阪予定。

それまで、レンタカーを借りて、観光をすることにします。

日産レンタカー (和倉駅前) 乗り物

最初は、能登半島の西側にある「巌門」というところに行きます。遊覧船で、海岸線の独特の地形を見ることにします。

遊覧船は２０分に１本出発していて、しかも乗り場が２か所あるので、予約は不要です。

能登金剛遊覧船 乗り物

さっそく船から。こちら、巌門です。

真ん中の穴の途中まで船で入っていくことができました。

巌門 自然・景勝地

船頭さんがウミネコに餌付けしているそうで、船と並走してくれました。

スマホのカメラの性能も上がって、こんなすごい写真が撮影できるようになりましたね。

写真は少ないですが、２０分の遊覧船、本当に楽しめました。

下船後、徒歩でも散策。あの巌門のすぐ近くまで行けます。

手前の人と比べると、大きさがよく分かるかなと思います。

巌門 自然・景勝地

１時間ほどで巌門エリアの観光終了。

実は、どこを観光するのかを事前に決めておらず・・・汗
比較的時間がありそうだったので、輪島の方にある千枚田に向かうことに。

能登里山海道をひたすら北上します。

巌門から１時間３０分ほどで、千枚田に到着。

駐車場は大きいのですが、さすが３連休の中日。少し並びました。
もっとも、並んですぐに入れました。

道の駅 千枚田ポケットパーク 道の駅

さて、千枚田を見物。
晴れているし、稲刈り前で黄金色に輝いているし、とてもきれいです。

白米千枚田 自然・景勝地

少し下の方へ降りてみました。

本当に、空と海がきれいで、稲も光っています。来てよかったです。
もう少し涼しかったら、もっと良かったのですが（笑）

白米千枚田 自然・景勝地

なお、千枚田エリアは、遊歩道もきちんと整備されており、ここに至る道も広くて、観光しやすいところでした。

白米千枚田 自然・景勝地

千枚田観光を終え、和倉温泉へ戻ります。

途中「８番らーめん」で昼食を取って・・・

8番らーめん 輪島店 グルメ・レストラン

１５時３０分ごろに、和倉温泉に戻ってきました。

あと１時間をどう使おうか、いろいろ迷ったんですが・・・能登ミルクのお店でジェラートをいただくことに。

能登ミルク本店 グルメ・レストラン

すごく長い行列ができていたのですが、奇跡的に店内で席を確保できました。

この時点で１６時ちょうど。レンタカーの返却時間で、特急の出発３０分前でしたが、ぎりぎり間に合いそうです。

能登ミルク本店 グルメ・レストラン

１６時１５分にレンタカーを返却して・・

日産レンタカー (和倉駅前) 乗り物

１６時２０分過ぎには、和倉温泉駅のホームへ。

再び、「特急花嫁のれん号」に乗ります。

和倉温泉駅 駅

１６時２５分に、乗り込みます。

和倉温泉駅 駅

帰りはＢＯＸ席でしたので、見知らぬ人と向い合せ。

行きに乗ったときは観光客が多かったのですが、今回は鉄道ファンが多かった印象ですね。
帰りも、もちろん、お酒をいただきます。

車内からは、柔らかい夕日に照らされた田園風景が見えておりました。車両の影とも相まって、とてもいい感じ。

さて、定刻どおり１７時５５分に到着。

駅で少し買い物をしてから・・

花嫁のれん 乗り物

大阪行きのサンダーバード４６号へ乗車。

駅の中でお弁当を食べ、ビールを飲みながら帰阪しました。

完）

金沢駅 駅