2023/07/18 - 2023/07/19
469位(同エリア1211件中)
yunさん
2023年7月
パリ滞在中に、リュックひとつの身軽さで
ベルギーへ1泊2日の遠足決行
遠足の目的
〇Boschの作品 3点を追いかける
〇ミケランジェロの聖母子像をみたい
ブルージュ、ゲント、ブリュッセルと3都市を1泊2日 駆け足日程
美術館を見学し、街を歩き、脚は棒になりましたが
反比例して 心は柔らかくなりました。
優しい風景をいくつも見かけたのです。
ベルギー 穏やかな国だと思えました。
ブリュッセルの足元は、ゴミが多いけれどね…。
地元民ではなく、観光客のせいかな?
(宿泊地でエリア登録)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
7/18 7:55発 早起きも苦にならず、遠足に心軽い。
パリ北駅からブリュッセルへ向かいます。 -
【タリス】が EURO STAR に統合されるとは
この時は全く知らずに乗車しました。 -
ブリュッセル‐Midi駅で乗換
構内の案内板判り易く、列車は清潔です。
運行本数も多いので、大まかな予定で大丈夫。 -
30分程で へント(GENT)着
青空の下
公演の中を歩いて15分 目的のへント(ゲント)美術館へ -
外観は重厚
一転 エントランスホールは明るく近代的
2点のヒエロニムス・ボスに会える! -
見学路はスタート直後に
目当てのヒエロニムス・ボス展示室へと通じていた。 -
【十字架を担うキリスト】 1510年~16年頃
眼を閉じて十字架を背負うキリストと
集団を成す人々との表情対照にじっくりと見入る。
表情にその心の有様が表現され、
難しく解釈しなくとも、すんなり心で感じ取れたと思う。 -
ひとりで考えることは、とても大事。
しんどくても、寂しくても、自分で静かに考える。 -
【祈る聖ヒエロニムス】 1485年~95年頃
ボス独特の色遣いと表現が、たまらなく好きです。
絵画知識がないので、好きとか好みじゃない…とかの
表現しか出来ないけれども。
最近の調査の結果、
1.弟子の手は入らず、ほぼ単独で描いている
2.オリジナル額縁ではなく、上下が少しカットされた痕跡あり -
ライオンが左隅に。とても小さく表現したのはなぜ?
伏して祈るヒエロニムスの表情に感情移入。 -
児島虎次郎
明治時代に、ヘント美術アカデミーに学んだ洋画家 -
鑑賞後、ロッカーで荷物を取り出していると
新たな来館者が、ロックの仕方が判らず困っていた。
この位ならお手伝いできます!
旅先では「助けてもらう」ことが圧倒的に多いので
判る時は、引っ込み思案にならず恩返し。
最近の美術館、この類のロッカー多いが
ロック・解除の方法が表示されていない事がままあり。
この手の謎解きや、海外の電子レンジ・洗濯機操作は得意分野。 -
聖バーフ大聖堂は行かず、駅に戻ります。
20年ほど前に「神秘の子羊」を見ました。
評価の高い作品なれど、
私には「怖さ」感じた記憶が鮮明(信仰心なし見ると怖い)で、再訪なし。 -
再び列車に乗りブルージュに到着
町並みを眺めながら 中心部のホテルへ向かいます。 -
ホテル Boterhuis
にこやかな接客を受け、シングル部屋へ。
中庭を見下ろす小窓が嬉しかった。
朝食も美味しく、立地も含め良きお宿です。 -
さらに身軽になって目的の地へ
今日は青空がまぶしい -
グルーニング美術館
-
【最後の審判 三連祭壇画】ヒエロニムス・ボス 1500年~05年頃
今旅、ウィーンで鑑賞した同題材作品よりシンプルな作風
※ボス工房作品との説もあり -
聖母教会へ移動
入口が良くわからず、少しウロウロし入場。 -
初めてここに立ちました。
ミケランジェロの「信仰心」あればこその美しい作品と対面
******** ******* *******
私自身の考えは
「処女懐胎」というのは、ある面で「女性軽視」と思えるし
マリアさまの夫、大工ヨセフの心境や如何に…と考えてしまう。
(だからルーブル美術館、ラ・トゥール【大工の聖ヨセフ】が大好きです)
でも、マリアさまを信仰する人々の考えを大いに尊重し
なぜ?そのように信じられるのか?と考え続けます。
そんな事も、コンポステーラへの巡礼道を歩いた一因です。
この先、また違う考えに至るのかも知れません。
この場で、秘かにこの様な想いに心馳せる私は
無礼者であるやも知れませんが、内緒は肩が凝るので正直に申します。
でも、マリアさまはきっと怒らない。 -
みなさんの後ろ姿から
静かな感動を「共有」したかのような気持になって…
立ち去りがたい場所でした。
改めて
信仰の違いによる「争い事」を憎み、嫌い、抵抗します。 -
教会から町へ出たら
こんな「後ろ姿」に出会いました♪
二人と1匹で仲良くカフェ… 私の頬緩むワンッ -
僅かな滞在時間、巡れる所は限られました。
-
ゲントで購入したサンドが夕食になりました。
凄く美味しくて! もう少し食べたい!
レストランで夕食をするのが億劫で
18時以降、早々とホテルに籠るのが最近の傾向。
お月さまに挨拶する機会がめっきり減り、落第気味。 -
翌朝 ブルッヘの鐘楼:Belfort van Brugge へ上る
13世紀初頭に建築され、16世紀に現在の形となったそうだ。
階段は366段(時間予約要) -
上り切った所から、ブルージュの町並み一望
今日は空がどんよりで、少し残念だけど。 -
パリの方角も確認して
-
このくり抜き 不思議な形とにらめっこ
何か意味あるのだろうか。 -
10時少し前
可愛らしいカリヨンの音が鳴り始めました。
黒い木槌が不器用にコンコンと動く様が、愛おしい。 -
カリヨンの動作が目視でき
-
目と耳で楽しんだ。
-
ブルージュ駅まで、のんびりと歩いて来ました。
ブリュッセルへ戻ります。 -
降り立った ブリュッセル‐Midi駅 構内
コンコースでは、錦鯉がお洒落に泳いでいた。 -
ブリュッセルでは、まずはパワー充填
老舗といわれるお店でワッフル食す。
店内混雑にて、外のテーブル着席。
少し落ち着けなかったけれども、美味しく完食。
今日のランチは甘々だ。 -
王立美術館
非常にゆったりとした空間で、混みあわず鑑賞。 -
【キリストの磔刑】ヒエロニムス・ボス 1480年~85年頃
ボスの初期作品 淡々とした表現。
背景の町はエルサレムのはずだが、ボスの故郷が投影されているといわれる。 -
Pieter Bruegel 【叛逆天使の墜落】
-
多様な登場個体が、細部まで描き込まれていて
どれだけ見ていても見飽きません。
****** ****** ******
「堕天使」って
神の意志に背いた天使たちを、地上に落とすってどうですか?
自分たちの意志で落ち、悪魔になった…とも言いますが。
どちらにせよ「天」できちんと監視、更生出来ませんでしたか?
そうしたら、地上の悪事も今より少なかったかも。
創造主にも監督責任はあると思うのです。
…と、またブツブツ呟く私がいます。 -
ブリュッセル‐Midi駅
駅外と、駅中の、Tintinに挨拶して
構内で試飲配布していた紅茶で、ありがたく喉を潤す。 -
2023年夏 北欧~中欧の各駅で何度も眼にした
最後のブリュッセルでも。
NISSAN と 映画:The Flash のコラボ
(機内で映画見ましたが、少し弱気なヒーローは好印象) -
予約のタリスは29分遅延ですと
復路は余裕ですから、気長にお待ちします。
赤い車体に「THALYS」はこれで見納め、次回はEURO STAR。 -
20時の青空、欧州の夏はゆっくり暮れる。
-
パリ北駅 到着 20:30
手を繋ぐ親子
こういう「後ろ姿」が訳もなく大好きで、いつも胸キュン。
ストーカーではないのでお許しくださいね。
駅ホームの雰囲気、まさに「旅のうれしさ」なり。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- pedaruさん 2024/05/06 06:09:27
- 国内旅行のような気軽さが羨ましい
- yunさん おはようございます。
身軽な格好でお出かけの隣町、いえ隣の国、美術館にフォーカスします。
ヒエロニムス・ボス?聞いたことありません、でも見たらブリューゲルと見間違いしそうです。
絵画って美しく清らかなのが定番、それに信仰の心を育む、正しく、迷いのない精神に基づく世界を描くのが正攻法ですが、えー? 地獄の絵なんて怖いですねー、人間の醜さ、恐れ、弱さを描いた現代に生きても先進的な画家なんですね。
たいへん感動しました。
>旅先では「助けてもらう」ことが圧倒的に多いので
判る時は、引っ込み思案にならず恩返し。
私は旅先で助けてもらう連続でした。このロッカーも助けてもらったでしょう。
あるときは中学生にお金迄もらって、うれしいというよりは、恥ずかしい思いをしました。
信仰心、何もないところに人間が想像力豊かに、あたかも実在しているかのような神話などを創作して、人々に思い込ませ、人々の不安から救い上げた、と言うべきと解釈しているのですが、何億人もの信仰する人がいることが不思議です。我々日本人がどこかおかしいのでしょうか?
「うしろ姿」最高です。犬もパートナーですね。「ねぇ ボス、こんどは居酒屋にも行こうよ」なんて言っているに違いない。
終着駅の高い天井を見ると、駅に着いた安ど感と旅の嬉しさが蘇ってきます。
ヨーロッパの駅っていいなぁ。
pedaru
- yunさん からの返信 2024/05/06 14:21:33
- RE: 国内旅行のような気軽さが羨ましい
- pedaruさん こんにちは
ちょっと古ぼけてしまった「旅」をご覧いただき、ありがとうございます。
いくつか溜めこんでしまい、沼から這い出ようともがいております。
ヒエロニムス・ボス 好きなんです。
信仰心の篤かった画家で、信仰以外の題材では描いた作品は無さそうです。
信仰の無い自分が、どうしてこの画家に関心があるのか?自分でも不明のままに、彼の作品を巡る旅が続いています。
>何億人もの信仰する人がいることが不思議です。
>我々日本人がどこかおかしいのでしょうか?
日本人の考えは世界から見れば特殊ですよね。
八百万の神々・森羅万象…私は日本の考え方が結構気に入っています。
唯一絶対神は「他」を認められない事象が多すぎる。
信仰の違いが「戦争」に発展するなど、全く同意出来ません。
二人と1匹 この後ろ姿に目尻垂れ、肩の力抜けちゃいました♪
みんなで仲良く生きるんだい!!
> 終着駅の高い天井を見ると、駅に着いた安ど感と旅の嬉しさが蘇ってきます。
> ヨーロッパの駅っていいなぁ。
ねえ〜 何とも云えず「いいなぁ」の列車駅。空港とまたひと味違うのですよね。
朝早起きのご訪問ありがとうございます♪感謝♪
yun
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ブルージュ(ベルギー) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
43