伊豆でぼんやり海を見る

2023/08/27 - 2023/08/28

時々訪れる富士の友人宅からの帰り道、休日のためか高速が渋滞しているようです。気がつけば今日は夏休み最後の日曜日。明日の予定はないので、泊まれる宿は無いかとネット検索しました。すると伊豆の宇佐美にお手ごろな宿が見つかりました。渋滞で動かないより、一泊して平日に帰ろうと計画を変更しました。

さて、伊豆へ向かって走り出すのですが、まずは魚屋へ寄ります。予約した宿のレストランは営業していないと書かれていたのです。以前に寄った事のある沼津は原駅近くの「木村魚店」へ、地元使いのお魚屋さんです。お刺身だけでなく、手ごろなお鮨も売っていて便利です。

後はひたすら走るだけ。伊豆の国市から19号を走ると、山登りから山下り。クネクネの道路ですが、遠くに海がチラリと見えるとホッとします。やっと山道も終わりかと。しかし、宿の場所は市内からまた山の方へ登ったところだったのでした。見晴らしが良いと書かれていたのですが、それは斜面の上にある建物から特に海が眺められるという意味のようです。

着いた宿は会員制のリゾートクラブらしく、その空き部屋を販売しているようです。これは何処の会員制クラブもやっているパターンですが、今日の部屋はあまりに安い。ネットでクラブ員の宿泊料金を調べると、同じ価格でした。マンションの一室に泊ったような印象だが、市内から離れて静かに過ごせたのは良かったかな。

翌日は帰るだけだが、海を見ようと宇佐美の海岸へ行って見ました。夏の終わりにやっと海辺でぼんやりと波を見ます。海はほとんどサーファーしかいませんでした。隣の漁港も散歩してみると、漁はすでに終わってしまったのか静かに漁船が浮かんでいるだけでした。

近くに「しらすの三吉丸」があるので生しらすを食べたかったのですが、ここ数日不漁でありませんでした。それなら干物を買って帰ろうと「丸達水産」の工場へ。黄色のカーテンの中に入ると魚をさばいていました。冷蔵庫に価格表が貼ってあり、ここでも干物が買えました。

後はただ帰るだけです。小田厚道路、東名とスイスイと走り、夕食までに間に合って干物を焼きました。いや、なんとも、脂がのって美味しいのです。工場から直送して、その日に食べるのはめったに出来ない経験でした。

エリア 宇佐美(静岡)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

沼津の木村魚店に寄って、刺身やお寿司を仕入れました。

木村魚店 グルメ・レストラン

伊豆の国市からは道路が峠越えの様になり、クネクネと曲がります。

遠くに街や海が見えて来て、山道ももうすぐ終わり。ホッとします。

街のはずれでやっと看板が見えてきました。

道が細くなって登り始めます。山の中へ進むような感じです。

傾斜地に建物があるようで、ここがエントランスのようですが。細めの道路から、階段を降りた所。ロータリーに車止めなんてありませんでした。

ウィスタリアンライフクラブ宇佐美 宿・ホテル

入口の後ろを振り返ると、花などありちょっとリゾート気分を出したいのか。でもねえ会員制のリゾートクラブとしては質素なイメージを感じました。

こちらがフロント。ここでしか職員と出会いませんでした。

廊下の片側、全て海側が部屋になっているようです。

ホテルの部屋と言うより、マンションのリビングと和室の様な。

ミニキッチンも部屋にありました。うーん、いよいよマンション。

部屋から海は見えますが、だいぶ遠いのでポツンと。こんなに登ってきたのね。

会員外の宿泊は旧舘になるのか、新館ではありませんでした。ドアもカードキーではなく、サッシも年代物に見えました。

マンションの防火扉の様な鉄製のドアを開けて温泉へ。ホテルの大浴場に比べると小さめでした。

翌日の朝、フロント前には無料のコーヒーとパンが並んでいました。でもねえ、リゾートクラブならレストランは営業して欲しかった。

宇佐美の浜へ出て見ました。サーファーがほとんど。遠くに台風があるようで、時々乗れそうな波が来ていました。

宇佐美海岸 自然・景勝地

隣の漁港、遅く行ったためか静かでした。

しらすの三吉丸、不漁が続いていて生シラスは食べられませんでした。

お土産に干物を買おうと、丸達水産の工場へ。国道沿いにもきちんとした店舗はあります。

帰ってすぐ焼いてみた「イワシの丸干し」脂がのってふっくらと美味しかった。スーパーで買う干からびた丸干しとは全然違う味でした。