2018/04/07 - 2018/04/09
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gachinさん
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宮古島へ避寒の旅行記を書いてから、初めての宮古島の旅行記を書いていないことに気がついた。
記憶のあるうちに少し前の宮古島を書いておくことにした。あんまり変わっていないかも?
ということで後編。
世に聞く麗しい宮古ブルーというのは本当だった。
わざわざ『宮古』と地名を付ける理由がここへ来てみたらいとも簡単に納得してしまう海の色。
これが絶海の孤島ではなく、日本の普通の島民の暮らしのすぐそばにいつでもあるということが宮古ブルーをより強く印象づけるのだ。
5日間のうち1日半は曇り空でその海の色もくすんで見えたけど、晴れた日のあの海の色は何にも代えがたい旅の思い出になった。
宮古島は山が無いから川も無い。生活用水や農業用水は雨水による地下水を地下ダムに貯めて利用している。
昭和の大干ばつで大きな打撃を受けた宮古島は地下ダムによって2400万トンもの水を蓄えることができるようになったという。
水と対峙し水と共存することで島の生活が成り立っている。
この美しい島が海がずっと守られることを切に願う。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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寒い一日を過ごしたあとにこんな晩御飯が出てきたらもうすっかりこの宿のファンになってしまう。島の野菜をふんだんに使った創作料理は目にも美しくどれも美味しかった。
食堂で皆で一緒に食べるスタイル、宿主も横へ座って皆の旅の話に花が咲く。
宿主は移住者で私と同年、他のゲストも年齢が近く料理とお酒と共に夜遅くまでのゆんたくとなった。
島で採れる野菜のこと、島で遊びのこと、買い物のこと、飲食店のこと、他の宿のこと、それぞれの体験のこと。。。
一人の彼女が持ち込んだ発砲ワインはまた格別においしく、一期一会の夜を皆で堪能した。民宿 ヨナ・パハレ <宮古島> 宿・ホテル
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看板猫たちが自由に歩き回る。
朝晩は冷えるのでヒーターの周りに張り付いていた。
あまりに気持ち良さそうで、猫好きの私としてはずっと一緒にごろごろしていたい気分♪ -
食堂のショット。奥に並ぶ泡盛の一升瓶は300円で飲み放題というわが夫には夢のようなシステム。
夫は端から順番に一杯づつ制覇する!と息巻いていたけれど2/3あたりでダウンした。後半の記憶は無いらしい。 -
宿の周りはのどかな畑ばかりの景色。
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翌朝はよく晴れていた。
猫たちと離れるのは名残惜しいが、晴天の宮古ブルーを目に焼き付けに行かなくては! -
という訳でまずは伊良部大橋。
3540mあるというこの橋は多良間島へのフェリーが通るため真ん中が高くなっている。 -
構想から開通まで40年もかかったというこの橋は、伊良部島の人達にとっては悲願の橋だったそうだ。
台風も多いこの地域で不便な生活を強いられてきた人たちにとってはようやく叶った希望の橋なのだろう。
今やこの橋のお陰で来島者もどんどん増えて産業が活発になり、宮古島は空前の開発ブームだ。 -
イチオシ
そしてそして、念願の晴天の17エンドへ。
この頃はまだ下地空港に定期就航がなく、飛行機のタッチアンドゴー訓練に使われていただけだった。17エンド 自然・景勝地
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フェンスのはるか向こうに管制塔が見える。
※この下地空港はもともと訓練飛行場として造られた。
2019年には新しいターミナルができて旅客機の定期就航が始まる。
それに伴い周回道路は車両通行止めになるのだ。 -
いつまで見ていても飽きることのない美しいブルーを背に夫もついポーズをとる。
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潮の関係でビーチを見ることは叶わなかったが淡いグラデーションが素晴らしい。
因みに17エンドはワンセブンエンドと読むらしい。
17エンドというのは方位17(北を指す番号)の滑走路の先端という意味だと。へ~知らんかった。 -
その後は伊良部島を周り、白鳥岬公園の眺めや
白鳥岬 自然・景勝地
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フナウサギバナタ展望台からの眺めを楽しんだ。
フナウサギバナタと読もうとしてもなかなかスラスラとは読めない。
これは島の方言で「船を見送る崖」という意味らしい。フナウサギバナタ展望施設 名所・史跡
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確かに見晴らしが良く船を見送るのに適している。木材をこの崖から落として船で運ぶこともあったという。なかなか豪快な輸送方法だ。
※残念ながら展望台の巨大なサシバ(秋に伊良部島へやってくる渡り鳥のこと)は2019年に老朽化で撤去されている。 -
めぼしい食堂を見つけられずどうにか入った魚市場いちわ。まぐろとカツオの丼を注文。観光バスで団体客も入るお店でせわしなかった。
味は特に記憶がないので普通に美味しかったんだと思う。魚市場 いちわ グルメ・レストラン
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伊良部島を巡ったら観光にも飽きてきて時間が余ったので、ゴルフのショートコースに行く。
貸しクラブがあってお手軽だったけど、ローカルのグループが超マイペースに周っていて閉口する。まぁ島あるあるの一つだろうな。
マイペンラ~イ、ティダアパアパ~、シンケンケ~ン なのだ。 -
そんなこんなでのんびり遊ぶうちに遅くなってしまいチェックイン時間に30分遅れて着いた、池間島の民宿凸凹屋。
これは翌日の写真で本当はもう薄暗くなってきていた。池間の宿「凸凹家」 宿・ホテル
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宿の前はすぐ海だ。
夕暮れ時、少し離れた民家の前では島のおじいたちが数人でゆんたくしていた。何人かはシニアカーに座り海風にあたりながらそれは暗くなるまで続いた。いい風景だ。 -
宿の周りは静かで人通りも無くサンセットを独り占めしている気分だ。
最高のロケーションの中、私たちは水平線に陽が落ちるのを十分に楽しんだ。 -
この宿は各部屋に特大サイズの湯船があるのだけど、大きすぎて溜める時間が足りず足湯程度になってしまったのが心残りだった。
到着の30分前に連絡するとお湯を溜めておいてくれるのを知らず、事前のリサーチ不足を反省する。
ご飯は食堂で、ここは昨日の宿とは違い必要以上に宿主は関わってこない。まぁ二日続けての深酒も良くないのでちょうど良かった。それにしても晩御飯のボリュームが凄い。 -
ここも瓶に入った泡盛は飲み放題だった。お酒代がかかる我が家にとっては嬉しい限り。島の民宿はこれが定番なのだろうか?
この夜、昨晩の深酒からか9時頃には爆睡した夫を残し目の前の海辺に出てみた。
辺りは灯りも少なく人もいない。静かな波の音だけが聞こえるその空を見上げると、それはもう降るような満天の星、星、星。
それはこの旅の一番贅沢な時間だった。 -
快晴の翌朝の宿の前はこんな感じ。本当にのどかな海辺だ。
朝食後、宿を出た私たちは池間島もぐるっと周ってみた。島の真ん中に湿原があり展望台に行ってみると一人の女性が双眼鏡を手に鳥を見に来たのだと教えてくれた。
この頃はバードウォッチングというのがまだよく解らなかった頃で、ふ~んと思ったけれど最近は旅先で野鳥を観察する人を時々見かけるようになり愛好者が多いのだと実感する。 -
そして最後の橋、池間大橋をカメラに収める。
この橋から見える海はまさにエメラルドグリーンの絶景だ。完璧すぎる。もうなにか言葉が見つからない(語彙力の乏しさよ。。。)池間大橋 名所・史跡
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池間大橋も構想から30年かかって1992年に「夢の大橋から島おこしの大橋へ」と開通した橋だ。
この橋に始まり来間大橋、伊良部大橋と島の生活を支え観光客を呼び込むこととなる大橋が建設された。
その最初の功労者として旧平良市市長の銅像が建てられていた。 -
池間島大橋の絶景で宮古ブルーはもうお腹いっぱいとか言いながら、ここまで来たしせっかくなのでと西平安名崎へ。
せっかくなのでとは実に都合のいい言葉なのだ。 -
展望台からの眺め。
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ちょっと遊歩道を歩いてみると
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またも目の覚めるような宮古ブルーが眼前に飛び込んでくる。
どこを見ても本当に美しい。 参ったよ、宮古島! -
最後にJAのマーケットあたらす市場へ寄った。
島の野菜が色々並んでいて民宿で出た野菜を探してみたり。あたらす市場 市場・商店街
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青パパイヤのサラダが美味しかったので手ごろな大きさの物をゲット。
他にジーマミ豆腐の手作りセットが売っていて絶対失敗しないと書いてあったので買ってみた。
家で作ってみたら本当に美味しいジーマミ豆腐ができたので、これはお勧め。
※2023年に再訪した時もお土産に買ってきて家族にも好評だった。 -
屋外には花苗が売っていて南国の植物に心惹かれる。
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市場に併設のんまがぬ屋でようやく初の宮古そばを食べる。
んまがぬ屋とは「孫の家」という意味だ。
宮古言葉には「ん」から始まる言葉がいくつかあって「んみゃーち」は沖縄の「めんそーれ」と同じ「いらっしゃい」だ。
市場のすぐ外でさくっと食べられて昼ご飯にはちょうどいい。
でもこの時はちょうど良かったけど暑い日には外はやだな。んまがぬ家 グルメ・レストラン
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こんな感じで5日間、観光だけなら十分すぎる日程だった。お天気に左右されるけど次はシュノーケリングメインで行ってみたいなぁ。
比べてみると5年の間に変わってしまった場所もいくつかあって、やっぱり思い立ったらすぐに旅立つべきだなと実感した。
これにて5年前の旅行記おしまい。
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旅行記グループ 話に聞いていた宮古ブルーはまさしく唯一無二のブルーだった
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