仏西2023夏　前編　フランス南西部　その3 ピレネードライブと世界遺産の街アルビ

2023/09/08 - 2023/09/08

ピレネーの滝をちょっぴりハイキング、そして絶景ドライブは翌日のツールドフランスを控えて自転車でいっぱい。
世界遺産の司教都市アルビは聖堂の壮大さに圧倒！

エリア アルビ(フランス)

ピレネーに向かってドライブ

途中のリゾートの街　かなり賑わってました

こんな滝がいっぱい

温泉もある

登山コースも

少し歩いてみました

ピレネーのピックデュミディに向かったら、大量の自転車が！なんと翌日ここでツールドフランスが開かれるそうで、自転車好きが大集結。ピレネーの絶景を走るのはキツそうだけど気持ちよさそう。キャンピングカーで沿道応援らしき人もいっぱいいて、すごく楽しそう！交通規制でピックデュミディは諦めたけど、それ以上に素敵なもの見た～

沿道応援しながら、遅い朝ごはん

この地域の典型的なお家。切妻屋根のおでこが欠けてて、可愛い！

こんな感じ

旅のお供

どっち見ても絶景

さよならピレネー

世界遺産、アルビの街に着きました。タルン川のほとりの小さな街。中世にカトリックの異端・カタリ派（アルビジョワ派）を受け入れた。カトリックと組んだフランス軍との戦争になり、結果この地方はフランスの領土となり、カタリ派は異端裁判で大量に処刑され、この地は司教の支配する司教都市となった。

今日のお宿

市役所

世界遺産・サンサルヴィ参事会教会。身廊部はロマネスク、祭壇部はゴチックと、中世の建築様式の変化と混在が面白い。エントランスすっきりと美しいロマネスクアーチ

回廊は三角形の珍しい形。緑と花がいっぱい

いい感じ

教会の中。ゴチックのステンドグラスの空間が美しい

バジリカの側廊。太い柱に支えられたロマネスク空間

等身大のエッケオモの群像

アルビの最大の見どころ、世界遺産・サンタセシル聖堂。無骨で巨大な外観の異様さにまず圧倒。

飾り気のない巨大な城壁のような建物に、ゴシックフランボヤントの装飾が豪華なエントランス

ため息が出る美しさ

内部空間も異様。聖堂の東側、本来の祭壇側には豪華絢爛な彫刻の石のスクリーンと合唱団席。フランス革命の混乱を乗り越えた、数少ない傑作。

そして教会の西側が現在の祭壇となっているが、マッシブな壁面に最後の審判の素晴らしい壁画、中央をくり抜いた祭壇部、そして見たこともないほど巨大なパイプオルガン

最後の審判。最下段は地獄の情景、中断には墓から蘇って審判を受ける人々のおののく姿、上段には成人や天使たち。色彩の美しさ、細かい人物表現に圧倒される。中央の開口部は本来は壁で、そこに裁きのキリストが描かれていたが、聖堂のこちら側を祭壇とするために取り壊された。そのため本来最後の審判の最も重要な部分が欠けた状態。残念すぎる！！

祭壇は至ってシンプルで、最後の晩餐の細長い絵が掲げられている

左右の側廊部の壁や天井も絵や紋様でいっぱい

天井の壁画も素晴らしい！！なんだろうこの場面

旧約聖書の人物は白黒グレー、旧約聖書の人物は鮮やかな色彩。お、左下ツノはやして十戒持ってるからはモーゼですね

壁画に天使の影が…
アルビ大聖堂、とても見きれないのでまた明日。

世界遺産・司教館べルビー宮、今はロートレック美術館。また明日来ます

古い橋・ポンビュウと、向こうにはポンヌフ

タルン川の対岸を眺める　右は古い橋

対岸から眺める、大聖堂の塔とべルビー宮。あのあたり一体が、世界遺産アルビの司教都市。すごすぎる

今日はラグビーワールドカップフランス大会の開幕、フランス対ニュージーランド。こちらの店でも準備におおわらわ。とりあえず乾杯！

野菜とヨーグルトソース、カマンベールのクロケッタ、美味しい～

クロックムッシュ

デザート四種盛り

夕闇のアルビ

ホテルの下のバーで開幕戦観戦。フランスの圧勝でみんな大喜び