2023/07/18 - 2023/07/18
323位(同エリア507件中)
ロク69さん
7月18日(火)はフィーシュの隣駅フュルガンゲン(Fürgangen)まで鉄道移動、そこから3本のリフトを乗り継いでベルワルド(Bellwald)を越えて点在する湖群を巡るハイキングだ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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フィーシュのアパートの寝室から見える村の様子、窓際の赤い花の向こうに教会の塔が印象的だ。
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フュルガンゲンは隣駅なので列車はすぐに着く。多くの人たちが降りてザイルバーン(簡易ケーブル)へ急ぐ、我が家は中ほどで乗り場に着くと10番目くらいだ。中を覗き込むと中のおばさんが怖い顔で「これは8人乗りです」と言っている。仕方がないので次のケーブルまで待つ。幸いにもケーブルはすぐに折り返してきて15分くらいの遅れで乗り込めた。上部はベルワルド(1550m)の集落を15分ほど歩いてチェアリフト乗場のベルワルド(1640m)に着く。途中は青空の下、クライネス・ワンネンホルン(Kleines Wannenhorn、3707m)の雄姿が見える。ピークから右に流れる稜線はディステルグラート(Distelgrat)だ。
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リヒネンの乗り場は新しく作られた様子で近代的な駅舎に変わっていた。
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上部駅リヒネン(Richinen、2061m)で最後のリフトに乗り換える。リフトからはアレッチ氷河の向こう側の高峰群が見えてくる。中央右からザッテルホルン(sattelhorn、3724m)、左へガイスホルン(Geisshorn、3740m)、さらに左は氷河に乗っかるようなロートシュトック(Rotstock、3699m)が続く。
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次いで大小のワンネンホルンが大きく見えてくるともう大興奮だ。中央の岩のピークがクライネス・ワンネンホルン、右の白いピークがグロッセス・ワンネンホルン(Grosses Wannenhorn、3906m)だ。
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さらにリフトが進むと右手奥にアレッチホルン(Aletschhorn、4194m)が顔を見せる。アレッチ氷河周辺では最高峰の高さで貫禄十分だ。
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進む右手遠方には、霞んだ中にガレンシュトック(Galenstock、3586m)も見えてくる。その右に連なるギザギザはフルカ針峰群だ。
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リフトの最終駅フルグルティ(Fulggruti、2562m)で降りて歩き始める。南方を振りかえると、遠くにミシャベル山群(右手)、左手にはフレッチホルン(Fletschhorn、3985m)、さらに左にワイスミース(Weissmies、4017m)が望まれる。
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ワイスミースの右手前には黒く台形のヒューブシホルン(Hübshhorn、3191m)、さらに左にはモンテレオーネ(Monte Leone、3553m)、手前に重なってボルテルホルン((Bortelhorn、3193m)、左に独立した尖りのヒッレホルン(Hillehorn、3180m)と続く。
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ひとしきり、周りの山々を眺めたのち上部へと歩きだす。最初は、前に登ったリージーホルン(Risihorn、2876m)へのコースを進む。この山へは1時間程度で登れて、眺望の良いピークに達することができる。
参考:2017年に登ったリージーホルンの記録
https://4travel.jp/travelogue/11307506 -
本日のルート図、時計回りに歩く予定だ。
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左手にはアレッチ氷河の展望台エッギスホルン(Eggishorn、2927m)が見えている。尾根の左にはロープウェイの頂上駅、さらにフィッシャーホルリ、ベットマーホルン(Bettmerhorn、28871m)へと続く山並みが厳しくそそり立つ。
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しばらくは歩きやすい平坦なコースが続く。快晴の空の下、歩きも気持ちよい。
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リージーホルンへのルートと分岐する地点(2598m)に着いた。コースを右にとって、最初の湖ウィルブル湖(Wirbulusee、2658m)へ向かう。
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左方向には、ザッテルホルン、ガイスホルン、ロートシュトックの左にグロッセス・フスホルン(Grossesu Fusshorn、3627m)が見えてくる。雪を寄せ付けぬ岩稜が逞しい、左へ流れる山襞はフスヘルナー(Fusshölner)だ。
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ほどなくウィルブル湖に到着する。
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思ったより小ぶりの湖であった。あとで思い出したが、この湖は2017年にリージーホルンの下山途中に立ち寄っているのだ。
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上方へ回り込むと湖面の色が濃いブルーになって美しい。
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さらに眺めると、はるか遠くにモンテレオーネ山群が見えている。
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湖をあとに次のレング湖(Lengsee、2707m)へ向かう。左に見えているのは後で立ち寄るミッテル湖だ。
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15分くらい登ってレング湖に着く。
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この湖も小さくて湖面の色も角度のせいかあまり美しくはない。
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ここでの見ものは南方向にい広がる眺望だろう。左のヒッレホルンからモンテレオーネ、ヒューブシホルン、フレッチホルン、ミシャベルと続く大展望が眺められえるからだ。
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ついでゴロゴロした大きな岩の横たわるルートを進む。
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ルートはこの表示板(2717m)で折り返すように右手に大きく曲がっていく。すぐ近くにホネッガーホルン(Honeggerhorn、2728m)の頂上があるようだが、地図にもルート案内もないのであきらめて次の湖を目指す。
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折り返してからは降りになるので歩くのも速くなる。モンテレオーネを背景にリフト駅が見えてきた。
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次の小さな湖が見えてくる。足元は草付きのコースなので柔らかく歩きやすい。
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小さな湖で地図を見ても名前はなく、無名の湖(2625m)のようだ。
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水深も浅いように見える。
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次に向かうミッテル湖(Mittelsee、2551m)が見えてくる。
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このミッテル湖はそれなりに大きく湖面の色も美しい。
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ミッテル湖畔の行き先表示板。リフト駅までは20分となっている。
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下方に見えるシュピル湖(Spilsee、2401m)、そこまで行くかどうか迷ったがリフト駅まで戻るには160mの登り返しが必要なので、上から眺めておくことにした。
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シュピル湖とゴムス谷向こうの山並み、氷河を持つラッペホルン(Rappehorn、3158m)が雄大に見える。
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振り返ってこれまで歩いてきた方向を顧みる。下部は草付きの斜面、上部はゴロゴロとした岩が横たわる岩稜地帯だ。
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最後にガレンシュトックを見ながらリフトで下山した。
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途中、レストランでランチタイムとした。左奥のマサカリのような厳つい山はビン村の奥にあるロートホルン(Rothorn、2886m)だ。
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ワイン、ビールとスープと持参のおにぎりを美味しくいただいた。
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ベルワルドに戻って最後に小ワンネンホルンを眺める。上空には雲が広がりだしたが、山ははっきりと見えている。
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特徴ある屋根の建物と小ワンネンホルンを重ねてみる。ベルワルドも眺望に恵まれた良い村だなあと思う。
本日の全行動時間は1時間40分、休憩なし、実動1時間30分、登り275m、降り275m、4.88kmだった。
好天に恵まれた快適なハイキングだった。美しい湖面、取り巻く雄大な山々など景観美を堪能できた1日だった。
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