2023/08/18 - 2023/08/26
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兼ねてより、いつかは実現したい夢の旅先だったオークニー諸島とシェトランド諸島。両諸島はスコットランド沖の北海に浮かぶ北の果ての島。飛行機で行くという手もありましたが、かつて北海を制覇したヴァイキングの足跡を辿るべく、北海を渡るフェリーで行くことにしました!
旅行の時期が8月後半となったのは、計画を立て始めた同年2月の時点で、既に6~7月はホテルが満室だったため。出発はロンドンから夜行列車でスコットランドのアバディーンへ、アバディーンでレンタカーを借りてフェリーでオークニー、シェトランドを巡りました。
長年抱いていた夢を実現した記念すべき旅行となりました!
※夜行列車カレドニアンスリーパー
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2023年8月18日の金曜日、夜行列車カレドニアンスリーパーで、ロンドン・ユーストン駅からスコットランドのアバディーン駅へと向かいます。
現在イギリスで定期運行されている夜行列車は、ロンドン・スコットランド間を結ぶ「カレドニアンスリーパー」と、ロンドン・コーンウォール間を結ぶ「ナイトリビエラ」の2種類のみ。いずれも個室にベッドがあるコンパートメント以外にもリクライニングシートがあり、安く乗車することも可能です。日本最後の定期運行夜行列車サンライズ号でいうところの「のびのび座席」ですね。
※ロンドン・ユーストン駅ユーストン駅 駅
-
カレドニアンスリーパーの発車時刻は21:15。ユーストン駅の発車標は屋外にもあり、夏ということもあって駅前広場は大勢の旅行客で溢れていました。
※時刻は19時。8月末で随分と日が短くなったとはいえ、まだまだ明るいです -
今回の同行者は、4トラベルの旅行記では「バスツアーで行く北ウェールズ」を共に旅したお友達です。
2人での旅行だと1人分の単価が安くなるので、ちょっと贅沢してコンパートメント内にトイレ・シャワーが付いた「クラブ」クラスを予約。付帯サービスとして、ユーストン駅のファーストクラス・ラウンジが利用できます。ラウンジの使用は出発の2時間前から。貧乏性の私たちは、付帯サービスを最大限利用すべく、2時間前の19:15に待ち合わせしました。
※タダ酒ターイム! -
ユーストン駅コンコースの2階にあるファーストクラス・ラウンジ。
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おつまみと赤ワインで旅の前祝いです。
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20時半になると改札が始まりました。カレドニアンスリーパーは、ユーストン駅一番端の少し離れたところにある1番線から発車します。
※トレードマークの鹿のイラスト -
カレドニアンスリーパーは、全16車両を連結してユーストン駅をひとつの列車として出発。エディンバラ駅で3つに分割して、それぞれインヴァネス駅、アバディーン駅、フォートウィリアム駅へと向かいます。
車両の切り離しは安全確保を最優先し、作業時に乗客は乗降できないため、サンライズ号や東北新幹線のように間近で作業を見ることはできません。従って、ホームに降りて切り離し作業を見ていた乗客がホームに取り残される問題は起こりませんw
※列車を牽引するのはディーゼル機関車 -
GBRf (GB Railfreight) は、カレドニアンスリーパーの機関車の運行を請け負うイギリスの貨物鉄道事業者です。
※GBはGreat Britain (大英帝国)。「誇り高き」か、それとも「過去の栄光」か・・・ -
私たちの目的地、アバディーン行きの列車に乗り込みます。
-
アバディーン行きの車両。
※写真は翌朝撮影したもの -
写真の通路左側がコンパートメント。通路は結構狭めです。
※これも翌朝撮った写真 -
私たちの個室は「クラブ」クラスの5番
-
個室は入って左側に2段ベッド、窓の下は洗面台、写っていませんが右側がトイレとシャワールームです。アメニティには、シャンプーやシャワージェル、ミネラルウォーター、アイマスク以外にもチョコレートが入っていました。
シャワールームは、トイレの蓋が板状になっていて、蓋を閉めるとトイレットペーパーを含むトイレ全体が完全格納される仕組み。その状態でシャワーを浴びるため、シャワー後にトイレに行くと、便座以外が全てびしょびしょの状態ですw
夢のカレドニアンスリーパーに乗った興奮で夜は殆ど眠れませんでしたが、マットレス・掛け布団とも文句無しの寝心地でした。
※これも翌朝撮った写真 -
クラブ・クラスは朝食が付いていて、食堂車かルームサービスを利用できます。食堂車はクラブ・クラス以上が利用可能で、スタンダードやリクライニングシートの乗車券では利用できません。
「付帯サービス全部使う」のポリシーに従い、いざ食堂車に朝食を食べに行きます!
※にわか上級国民になった気分w -
食堂車はガラガラでした。
-
朝食は、コーヒーか紅茶、フルーツジュース付き。私が選んだのは、確かエッグベネディクトだったかな?
※見かけ通り、余り美味しくはなかったです・・・ -
友人は、フル・スコティッシュブレックファスト。
※こちらも見かけ通りの味だったとのこと・・・ -
アバディーン駅に到着しました!
朝、「1時間ほど遅れる」とのアナウンスがあったので、ゆっくり朝食を食べていると車掌さんが来て、「早くしないと、もうすぐ到着するよ」と言うではないですか!? 「アナウンスでは遅れるって言ってましたけど?」と聞くと、「ああ、結局時間通りに到着することになったんすよねー」と。それならそれでアナウンスしてくれ~、と思いつつ、急いで準備して下車しました。
※まあ、アナウンス無しで変更があるのも、いつものことなんですけどね・・・ -
エディンバラ駅で3つに分割された後、アバディーン行きの列車を牽引してきたディーゼル機関車。
※お疲れ様でした! -
アバディーン駅近辺にレンタカー屋さんがなかったので、レンタカーを借りるためにバスに乗ってアバディーン空港までやってきました。
オークニーとシェトランドには公共交通機関が殆どなく、個人旅行では車がないと移動が難しいため、ここからはレンタカーでのロードムービー旅となります。
※ヨーロッパカーで 今日から7日間を共に旅をする車を借りました!アバディーン・ダイス空港 (ABZ) 空港
-
イチオシ
レンタカーを借りる手続きを終えたのが午前10:00前。オークニー島カークウォール港行きのフェリーがアバディーン港を出港する夕方17:00まで十分時間があるので、バルモラル城までドライブすることにしました。
バルモラル城は、英国王室一家が避暑地として毎年夏を過ごす場所で(日本で言うところの那須の御用邸?)、アバディーン空港からは車で1時間ちょっと。道中、ピンク色に咲くヘザーに一面を覆われた丘が現れました。
ヘザー(Heather)はヒース(Heath)とも呼ばれ、スコットランドのハイランド地方やイングランドのムーア(Moor:荒野)に群生する、シベリア、ヨーロッパ、北アメリカ原産の常緑低木で、夏から秋にかけて紫やピンク色の花を咲かせます。スコットランドの国花は「あざみ」ですが、ヘザーはあざみと並ぶスコットランドの象徴として、スコットランド第2の国花とも称されます。
荒野のことを「ヒース」とも言い、ヨークシャーのヒースを舞台にしたエミリー・ブロンテの小説「嵐が丘」の登場人物ヒースクリフの名前にも使われています。
※♪Heathcliff, it's me, I'm Cathy, I've come home, I'm so cold, let me in your window~~♪ Wuthering Heights by Kate Bush -
バルモラル城に到着しました。車を停めて、ディー川を渡ります。
バルモラル城 城・宮殿
-
周囲を森や荘園に囲まれたバルモラル城は、英国王室の私有財産で、ロイヤル・ディーサイド(Royal Deeside)と呼ばれるディー川沿いの風光明媚な場所にあります。
一方、バッキンガム宮殿やアスコット競馬場などの歴史的建造物、ロンドン中心部の多数の不動産、農地や森林の他、英国の半分以上の海岸など、英国王に帰属する莫大な土地や権利の総体は「クラウン・エステート(Crown Estate)」と称されます。これらの資産は英国王室の私有財産ではなく、国家の財産として独立公法人であるクラウン・エステートが管理し、収益は国庫に納められます。 -
バルモラル城は、特定の日程で一般公開されていますが、この日は門が閉まっていました。王室一家が滞在していたのかもしれません。
2022年9月8日、エリザベス2世女王はバルモラル城にて崩御されました。亡くなられる前々日の9月6日には、トラス氏の首相任命式がバルモラル城で執り行われ、英国民は久しぶりに見る女王の穏やかな姿に安堵したのも束の間、その翌々日には女王崩御の知らせを聞くこととなったのです。
※英国王室の私有財産には、ハイグローブ(Highgrove House・グロスターシャー)やサンドリンガム(Sandringham Estate・ノーフォーク)があります -
ロイヤル・ロッホナガー(Royal Lochnagar)蒸溜所。
バルモラル城から1.6kmほどの場所にあるウィスキー蒸溜所。1時間ほどのグループ見学も受け付けているようです。 -
イチオシ
「ロッホナガー」の名称で1826年に設立された蒸溜所は、設立間も無く競争相手の放火によってやむなく廃業しますが、1845年にジョン・ベッグ氏が再建、1848年にはヴィクトリア女王より「ロイヤル(Royal:王室御用達)」の称号を授かり、現在の「ロイヤル・ロッホナガー」蒸溜所となりました。
※数種類のウィスキーを試飲させて頂きました。この後、運転が待っているので、まさに「舐めるだけ」の味見です(残念!) -
荒涼とした荒野が続くスコットランド、特にハイランド地方では、そこに群生するヘザーなどの植物が堆積して炭化した「ピート(泥炭)」が、かつては主要な燃料として使用されていました。
スコッチウイスキーの持つ独特で芳醇なスモーキーな香りは、ウイスキー製造過程でピートを燃やして麦芽を乾燥させることで生まれます。そのため、ピートはスコッチウイスキー製造には欠かせない原料となっています。
ロイヤル・ロッホナガーを代表する人気銘柄は「ロイヤル・ロッホナガー12年」だそうですが、蒸溜所に併設されたショップには沢山の種類の銘柄が販売されています。
では、ゆっくりとドライブを楽しみつつ、アバディーン港へと向かいましょう。
「遙かなるヴィンランドを目指して ②オークニー諸島」に続きます。
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