香港・マカオ ３泊４日の旅② (３・４日目 ～ ◯◯◯マカオに着く！の巻)

2023/08/09 - 2023/08/12

コロナも収まってきたことだし、今年は海外旅行でも行ってみようかと考え始めたのが４月に入ってから。幸い娘も一緒に行けるということで、どこに行こうか迷いましたが、やはり遠くはまだ不安なため、何かあっても何とかなるという安心感から、その昔住んでいた香港に、相方、娘と３人で行くことにしました。

で、どうだったかというと、前回香港に行ったのが2014年ですので、約10年振りでしたが、通りも町の雰囲気も基本的に変わらず。建物も大きくは変わらず。お店は流石にかなり変わってしまいましたが、最も変わってしまったのが物価でした。ざっくり倍になった印象です。これに円安が加わるため、誇張抜きで、全ての物が体感的に２倍～３倍になった感じです。それと、通りも電車も混み具合は余り変わっていませんでしたが、観光スポットだけは、どこも本土からの人だらけで、もうウンザリでした。

香港は、返還前後に仕事で４年近く住んでいました。まあ色々ありましたが、それなりに思い出深いところです。それが今回の旅行で、これまでの良い記憶が塗り替えられてしまった思いです。値段が違うだけでこうも印象が変わるものかと我ながら思いますが、まあそんなもんでしょう。近くに人気の鰻屋がありますが、ここのうな丼の特上が2,600円でとても美味しくてお値打ちなため、喜んで食べに行きます。ところが、これが8,000円と言われたらどんなに美味しくても、鰻屋のおばちゃんが愛想良くても食べに行かないでしょ！　ということで、次はもういいかなと思いながらも、きっとまた香港が恋しくなることでしょう。その時には、もうちょっとこの物価高が何とかなっていて欲しいものです。

１日目　午前便で香港へ。竹園海鮮飯店で夕食。余りの高さにショックを受ける。
２日目　香港の町を散策。ランチで食べ過ぎたため、夕食はスイーツのみ。
３日目　マカオに移動しマカオ観光。夕食は西貢で海鮮を堪能。
４日目　シティホールで飲茶ランチ。午後便で帰国。

②は３日目、４日目(最終日)の旅行記です。３日目に約２５年振りにマカオに行きましたが、すっかり変わっていました。香港の食事は相変わらずバカ高でしたが、味はまあまあでしたので、１・２日目よりはご機嫌でした。色々ありましたが、娘と海外旅行に行くのもこれが最後かも知れないので、行って良かったと思います。

エリア 香港(香港)

「忠記粥品」

３日目ですが、朝はお粥を食べに行きました。昔、行っていたお粥屋はことごとくなくなっていたため、Google Mapで調べて、銅羅湾のこのお店に行きました。

お粥一品だけでは、足りないだろうと思いつつ、取り敢えずこれをオーダーしましたが、かなりの量でした。

ピータン入りとアワビ入りを注文しましたが、ピータンもアワビもこれでもかという位、たくさん入っていて、とても良心的でした。で、お味なんですが、アワビもピータンも絶品でした。１日目の夕食で200香港ドルのアワビを食べましたが、このお店のお粥に入っているアワビの方が100倍美味しかったです(３人とも同意見)。

9時30分発のマカオフェリーを予約していましたが、早目にフェリーターミナルに着いたため、待合室のベンチで時間を潰しました。

写真はフェリー乗り場の受付です。ここでフェリーの座席番号のシールをチケットに貼ってもらうことをすっかり忘れていて、かなり前から待っていたのに一番奥の席になってしまいました。

ターボジェットで行きました。昔は、ターボジェットとジェットフォイルの２種類がありましたが、昔のターボジェットとは船が違っているように思いました。

「聖ポール天主堂跡」

マカオには10時30分過ぎに着きました。元々、私が行きたかったのはリスボアホテルだけでしたが、娘が初めてでしたので、定番のここに行きました。正直、相方も含めて、この建物の名前を知りませんでした。冴えない建物ですが、周囲はこの通り物凄い人でしたので、さっさと退散しました。

よくわからない見晴台。この鉄砲より、鉄砲の銃口が向けられたド派手な建物(グランドリスボア)がとっても気になりました。

夜に西貢で海鮮を食べる予定にしていたため、お昼は早めに食べました。軽く済ませようと思い、ここのカフェに入りました。

メニューを見たら、デザート類がとても美味しそうでした。３人でこれだけ頼んでシェアしました。

カフェを出て、次は、娘が食べたいということで、エッグタルトのお店に向かいました。写真は、途中で見えたグランドリスボア。さっきよりも近くに見えましたが、気になって仕方ありませんでした。

「カフェ・エ・ナタ」

マカオで最もエッグタルトが美味しいお店なのだそうです。行ってみたら長蛇の列でした。取り敢えず、並んでみましたが、予想以上にサクサク進んだため、それほど待たずにゲットできました。

とても手際よく客をさばいていました。回転が良いのも納得です。

お目当てのエッグタルト。一人２つずつ食べました。その場で熱々の物を食べましたが、超美味しかったです(^_^)

「セナド広場」

特に見たかったわけではありませんが、定番の観光スポットのようですので、暑い中、歩いてここまで行きました。暑かったという記憶しかありません。

セナド広場の次は、マカオで唯一関心のあったリスボアホテルに向かいました。写真はリスボアホテルの向かいにあるグランドリスボア。真横から見るとこんなに薄っぺらでした。近づくにつれ、どんどん存在感が増していきました。

「グランドリスボア」

グランドリスボアの真ん前まで来ました。中東にでもありそうな、金ピカのド派手なホテルですが、それにしても何なんですかねぇ、この品のなさ！

グランドリスボアの入口。何だか入ってはいけない雰囲気ですが、普通に皆さん、入っていました。地面に寝そべっていらっしゃる方もいます。建物は仰々しいですが、敷居のはとても低いです。

グランドリスボアの１階ロビー。凄い人でしたが、みんな周りをキョロキョロ。観光客ばかりなのでしょう。ホテルとカジノがあるそうですが、お金があったら泊まってみたいかも。

「リスボアホテル」

昔からあるリスボアホテルです。その昔、お世話になりました。懐かしい！　中に入ってみましたが、昔と変わっていませんでした(たぶん)。とても癒されました。

そして最後にグランドリスボアをもう一度パシャリ。それにしても凄いホテルです。こんな不格好な建物は、地震のある日本では絶対に建てられないことでしょう。

マカオから戻ってきて、地下鉄で上環駅から彩虹駅に向かいました。彩虹駅からミニバスで西貢まで行くのですが、ミニバス乗り場がなかなか見つけられずに往生しました。昔は普通に行っていましたので、バス停もすぐに見つかるだろうと根拠もなく楽観的に考えていましたが、全く分かりませんでした。結局、色んな人に助けてもらい、何とか見つけました。このミニバスですが、昔から荒い運転で有名でしたが、全く改善されておらず、娘は怯えていました。

「全記海鮮酒家」

西貢に来たのは、香港に住んでいた時以来でした。当時のお店は全く覚えていなかったため、Googleの評価が高かった、こちらのお店に入りました。

注文の仕組みは昔と変わっていませんでした。食べたい食材を指差し、欲しいだけ取ってもらいます。

アワビ(小)を追加で注文しました。こんな感じで重さを計ります。後は、調理方法を伝えて、出来上がりを待つだけです。

そして出来上がり。どれも絶品でした。蒸し海老がシンプルですが一番好きです。

そして楽しみにしていたガルーパ(石斑)。幻の高級魚「クエ」と同じハタ科の魚です。これを食べに来たと言っても過言でない位、美味しいです。が、醤油タレが少し薄かったせいか、「あれこんなだったっけ？」という感じでした。でも、まあまあ美味しかったです。

結局、３人で1,265香港ドル=約25,000円でした。美味しいのは認めますが、昔の価格を知ってるとねえ…

「満記甜品」

海鮮を食べた「洪記海鮮酒家」の近くにこの店があるのを、娘がGoogle Mapで見つけ、行ってみることにしました。前日も満記甜品に行きましたが、これが美味しかったため、３人ともまた同じ物を食べました。総計171香港ドルということは約3,500円。これ１つで1,000円以上って、どうなんでしょ？

翌日(４日目=最終日)ですが、前日の夜、遅かったこともあり、朝夕兼用で飲茶に行きました。シティホール内のマキシムに行きましたが、混むのは知っていたため、11時00分が開店時間ですが、10時20分頃に行きました。流石に早過ぎだろうと思いましたが、甘かったです。

11時00分の開店前には、待ち合いスペースに入り切らず、階段の遥か下まで行列は続いていました。

「大會堂　美心皇宮　シティホール・マキシムズパレス」

シティホールの３階にあります。飲茶では定番のお店です。とても広々としていますが、並んでいた人は全然入り切らず、大勢の人が外で待っていました。

このお店の飲茶は、注文式ではなく、カートで運んできた物を見て、選ぶスタイルです。昔ながら方式ですが、飲茶に来た感じがして好きです。

最初の内は、なかなかカートが回って来なくて、ひもじい思いをしましたが、回り始めたら、これでもかと次から次へとカートが来ました。もうちょっと効率的にやって欲しいものです。

定番の点心　その①

値段に関しては不満だらけですが、お味は、昔と変わらずとても良かったです。特に下の写真の牛肉球が大好きで、お代わりしてしまいました。

定番の点心　その②

どれを食べても美味しいです。昔の値段で食べられるなら週一で食べに行きたいくらい。

「サゴ入りマンゴーデザート(揚枝甘露）」

私たちが香港にいた頃にはなかった気がしますが、今では香港でナンバーワンのデザートなのだそうです。満記甜品で食べたのもこれの親戚だと思います。とても美味しかったため、思わずこれもお代わりしてしまいました。

「マンゴープリン」

あって良かった！　これを食べずに日本に帰るわけにはいきません。裏切らない美味しさです。これで最後だと思い、マンゴープリンもお代わりしました(^_^)

３人合計で1,051香港ドル=21,000円位。飲茶に一人当たり7,000円かあ。レシートを見てみると、ざっくり１皿50香港ドル強=1,000円でした。マンゴープリンが1,000円かぁと思いながら、取り敢えず、美味しかったからよしとしました。

「香港上海銀行　香港本店ビル」

シティホールからエアポートエクスプレスの駅がある中環駅まで歩きました。写真は、通称「カニビル」と呼ばれる、香港上海銀行香港本店ビル。これも昔のままでした。

途中の地下通路ですが、昔と変わらずフィリピン人のアマさんが集まっておしゃべりしていました。昔は日曜日だけの光景でしたが、土曜日もお休みになったのかな？

16時20分発のCX542で帰国しました。

写真は空港のカフェで飲んだカフェラテ。いくらかは忘れてしまいましたが、空港内のレストランにしろ売店にしろ、輪をかけて高かったため、何一つ買う気が起こりませんでした。