2023/08/09 - 2023/08/12
4991位(同エリア19692件中)
タブラオさん
コロナも収まってきたことだし、今年は海外旅行でも行ってみようかと考え始めたのが4月に入ってから。幸い娘も一緒に行けるということで、どこに行こうか迷いましたが、やはり遠くはまだ不安なため、何かあっても何とかなるという安心感から、その昔住んでいた香港に、相方、娘と3人で行くことにしました。
で、どうだったかというと、前回香港に行ったのが2014年ですので、約10年振りでしたが、通りも町の雰囲気も基本的に変わらず。建物も大きくは変わらず。お店は流石にかなり変わってしまいましたが、最も変わってしまったのが物価でした。ざっくり倍になった印象です。これに円安が加わるため、誇張抜きで、全ての物が体感的に2倍~3倍になった感じです。それと、通りも電車も混み具合は余り変わっていませんでしたが、観光スポットだけは、どこも本土からの人だらけで、もうウンザリでした。
香港は、返還前後に仕事で4年近く住んでいました。まあ色々ありましたが、それなりに思い出深いところです。それが今回の旅行で、これまでの良い記憶が塗り替えられてしまった思いです。値段が違うだけでこうも印象が変わるものかと我ながら思いますが、まあそんなもんでしょう。近くに人気の鰻屋がありますが、ここのうな丼の特上が2,600円でとても美味しくてお値打ちなため、喜んで食べに行きます。ところが、これが8,000円と言われたらどんなに美味しくても、鰻屋のおばちゃんが愛想良くても食べに行かないでしょ! ということで、次はもういいかなと思いながらも、きっとまた香港が恋しくなることでしょう。その時には、もうちょっとこの物価高が何とかなっていて欲しいものです。
1日目 午前便で香港へ。竹園海鮮飯店で夕食。余りの高さにショックを受ける。
2日目 香港の町を散策。ランチで食べ過ぎたため、夕食はスイーツのみ。
3日目 マカオに移動しマカオ観光。夕食は西貢で海鮮を堪能。
4日目 シティホールで飲茶ランチ。午後便で帰国。
①は1日目、2日目の旅行記です。普段なら1日で1回分の旅行記ですが、住んでいたところだけあって、目新しいものはなく、写真が少ないため、1日目、2日目を併せて①としました。初日の夕食から物価高の洗礼を受け、嫌~な気持ちで2日間を過ごしました。
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「REGAL HONG KONG HOTEL」
10時05分羽田発のキャセイで行きました。香港には13時50分に着きました。すぐにホテルに向かいましたが、香港に行くときはいつもこのホテルです。銅羅湾から近くて便利なことと、値段もまあまあリーズナブルだからです。 -
ツインベッドに追加ベッドを入れて、3人で泊まりました。着いた時にはエクストラベッドが入ってなかったため、フロントに電話して入れてもらいました。3人だと部屋が狭いのは仕方ありませんが、一人がシャワーを使ってしまうと、トイレも洗面台もずっと使えず、歯も磨けないのには閉口しました。やっぱり日本の旅館はいいです。
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REGAL HONG KONG HOTELのエレベーター内ですが、写真は、2014年に泊まった時のものです。
「32階以上へは31階で工しベーターをお乘換ください」
「サフィリノ イタリアンしストラン」
「リーガル ロワイヤル受付、ラウソヅ」
一応、ここは一流ホテルだと思うのですが、昔の香港はこんなのばかりでした。 -
まだ残っているのだろうかと思いつつ、エレベーター内を見てみましたが、そもそも日本語の表示がなくなっていました。
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ホテルから出て、まずは両替に行きました。空港よりも町中の両替所の方がずっとレートは良いです。これまで香港の銀行に口座があったため、現金はカードで引き出せば良かったのですが、近年の香港情勢を勘案し、口座は閉鎖してしまいました。
ということで、日本円を香港ドルに両替しましたが、レートを聞いて愕然としました。仲値は、1香港ドル=18.5円程度ですが、円キャッシュからの両替ですので、レートは遥かに悪く、1香港ドル=20円程度でした。これまで、ざっくり、せいぜい13~14円の感覚でしたので、最初から面食らいました。 -
ちょっと外を歩くだけでも、すぐに汗が出てくるため、銅羅湾駅近くでこれを買いました。
香港の暑さと日本の暑さは質が全く違います。香港は湿度が高いため、日中もそれほど気温が上がりませんが、夜中でも下がりません。そんなに暑くないと思いつつ、いざ歩き始めると滝のように汗が出てきます。夜になっても同じです。でも、どちらが暑いかと言われれば、日本の方が暑いような(^_^;) -
「竹園海鮮飯店(上環)」
香港に来た時は、必ずここで夕食を食べていました。と言っても、ここのお店ではなく、尖沙咀のお店でしたが、尖沙咀のお店もハッピーバレーのお店も今はもうないとのことでしたので、HPで探してここ上環のお店に行きました。 -
レストラン内に入って、まず、セットメューがあるか聞いてみましたが、ないとのこと。ということでバラで頼まざるを得なくなりましたが、お目当ての「ロブスターのバターとチーズ焼き」の値段を聞いたところ、800香港ドルからだと言う! 800香港ドルだと、1香港ドル=20円換算で16,000円! 「えっ、嘘だろ!?」と思いながらも、わざわざこれを食べに来たため、仕方なく700香港ドルの一番小さいやつにしました。他の物を選ばなきゃですが、メニューがとても見づらく、おまけにどれも高いため、結局、アワビとチャーハンだけにしました。それでも合計1,250香港ドル(約25,000円)。因みに、お味は、ロブスターは、バターとチーズは美味しかったものの、ロブスターそのものは食べるところがほとんどありませんでした(ToT)
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メニューを選ぶのに困り果てていた中、アワビのオイスターソース煮が200香港ドル(約4,000円)と比較的リーズナブルであったためオーダーしました。一人一皿は無理ですので、これを3等分しました。で、肝心のお味ですが、こんな値段で美味しいアワビが食べられるわけがないとは思いましたが、悪い予感が当たりました。3日目の朝にお粥屋でアワビ入りのお粥を食べましたが、こちらの方が百倍も美味しく感じられました(3人とも同じ感想)。
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写真は2014年に「竹園海鮮飯店 尖沙咀店」で食べたセットメューです。フカヒレスープも入ってるし、ガルーパも入ってるし、もちろんロブスターのバターとチーズ焼きも入っています。これにデザート(マンゴープリンとフルーツ盛り合わせ)が付きますので、食べたいものがほとんど入った、完璧なセットメューだったのですが…
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2014年のセットメュー表です。2014年に食べたのは、恐らく1人当たり388香港ドルのコースだと思います。当時の為替レートはわかりませんが、せいぜい1香港ドル=13円程度でしたので、一人5,000円程度です。それでもいい値段だなあと思っていた位ですから、今回どれだけショックを受けたかお分かり頂けると思います。
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夕食を終えて、次はヒルサイドエスカレーターで一番上まで行ってみることにしました。写真は、その昔、私が働いていたビル。当時ですらかなり古いと思っていましたが、まだ残っていました。
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「ヒルサイドエスカレーター」
香港で働いていた当時(香港返還前後の約4年間)、ミッドレベルの自宅から中環の職場までこのエスカレーターを使って通勤していました。朝の時間帯は下り専用になります。エスカレーター通勤なんて、香港以外ではあり得ませんので、いい経験が出来たと思います。 -
「沾仔記 ワンタン麺」
ヒルサイドエスカレーターの途中にある麺粥屋。昔、よく食べに行きました。海老ワンタンと魚のつみれが美味しかったですが、メニューを見たら、魚のつみれはありませんでした。お店も綺麗なっていました。ここら辺りも含めて、香港の裏通りに行くと、あちこちで線香の臭いやら、漢方薬の臭いやら、食べ物の腐った臭いやら各種生活臭が漂っていましたが、今回、ほとんどそれらを感じませんでした、臭いを嗅ぐと過去の記憶が甦ることが多いため、少し寂しく感じました。 -
ヒルサイドエスカレーターのルートや作りは基本的に当時と変わっていませんでしたが、回りのお店はガラリと変わっていました。果物屋やら中国の陶器屋やら土産物やら綺麗になくなっていました。寂しい限りです。
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「Conduit Road」
ヒルサイドエスカレーターの終点のConduit Roadです。住んでいた頃と変わらず、ここがヒルサイドエスカレーターの終点でした。流石にここまで来ると人はまばらでした。 -
Conduit Road沿いの、昔、住んでいたフラット。香港返還を挟んで3年半位住んでいましたが、変わらず残っていました。31階建ての28階でしたので、景色がとても良かったです。ビクトリア湾の見える部屋は「海景」と言われ、不動産の広告ではどんなに少ししか海が見えなくても「海景」でした。一方、ビクトリア湾が一面に見える物件は「無敵海景」と呼ばれていましたが、うちの部屋が正にこれでした。おまけに逆方向にはビクトリアピークが見えて、景色については文句の付けようのない素晴らしいフラットでした。ところが、そんな素晴らしい景色も、毎日見ていると何にも有り難みも感じなくなりますが、何事もまあそんなものです。
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その後、ヒルサイドエスカレーターを階段で下まで歩いて下り、中環から地下鉄で銅羅湾まで戻りました。写真は銅羅湾駅前の「そごう」です。もうなくなったと思っていましたが、まだ残っていました。象徴的な建物ですので、残っているのは嬉しいものです。
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「潮發牛什粉麵」
2日目です。朝は、相方がよく行っていたという、銅羅湾のこのお店に中華麺を食べに行きました。 -
定番の海老ワンタン麺。これはどのお店で食べても美味しいです。右上はチョイサムという歯応えの良い定番の野菜。特別に美味しいわけではありませんが、癖でいつも食べてしまいます。左上は、何ていう名前か忘れましたが、コーヒー紅茶です。飲んでみるとコーヒーと紅茶の味が同時にしますが、意外と美味しいです。
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銅羅湾から、せっかくですので、湾仔まで歩いてみました。湾仔というと、古くて汚いというイメージでしたが、古い建物は相変わらず残っていました。
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ごちゃごちゃした感じは昔と変わっていませんでした。ただ、昔は市場特有の生臭い臭いがしていて、不衛生なイメージでしたが、臭いはすっかり消えていました。
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香港着任直後、短期間でしたが、このアパートメントに住んでいました。昔のまま残っていました。
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「香港パーク」
この日は上環で12時00分にランチのアポがあったため、時間調整のために香港パークに寄ってみました。 -
香港で勤務していた当時、アシスタントをしてくれていた女性と4人でランチを食べました。
久しぶりに会いましたが、当時と全く変わっていませんでした。娘が生まれたのが香港にいる時でしたが、その娘が今では苗字も変わってしまいました。あれから長い月日が過ぎましたが、一緒に仕事をしていたことが昨日のことのように思い出されました。 -
4人で1,688香港ドルのコースでしたが、予想以上に量が多く、全部食べたらお腹がいっぱいになってしまいました。
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この日のランチで食べたのは、初めて食べたものばかりでした。香港にいた時は、いつも同じ物ばかり食べていた気がします。そのため、住んでいた割には香港料理の知識がない気がします。もっと色んな料理にチャレンジしておけば良かったなと、今になって思います。
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ランチの後は、マカオフェリー乗り場に行きました。翌日、マカオに行く予定でしたので、事前チケットを買うためですが、フェリー乗り場に向かう通路が、昔と変わっていなくて、嬉しくなりました。その昔、この通路を通って何回マカオフェリー乗り場まで行ったことか!
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2014年に来た時には、当日チケットがみんな売り切れであったため、今回は前日の内に買っておくことにしました。マカオに行くかどうか直前まで迷いましたが、娘が、一度も行ったことがないから行きたいと言い出したため、行くことになりました。
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「満記甜品」
この日の夜は、西貢に行って、海鮮を食べる予定でしたが、お昼に想定以上にたくさん食べたため、夕食はとても食べられる状態ではありませんでした。ということで、この日の夕食はスイーツだけにして、西貢は翌日に行くことにしました。香港スイーツというと、「許留山」が超有名でしたが、色々とあって、今はもうなくなってしまったそうです。ということで、ガイドブックを頼りにここのお店に行ってみました。 -
3人ともマンゴーが大好きなため、マンゴー系のにしました。で、お味はというと、期待通りのお味でした(^_^) ただお値段の方が…。確か、1つ50香港ドル位だったような…。高級店でもないのに…
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追加でこれを注文し、3人でシェアしました。あんこ系とゴマ系にしましたが、どちらもとても美味しかったです。
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次に向かったのが尖沙咀です。尖沙咀からの夜景を見た後に、スターフェリーで香港島に渡ろうと思っていましたが、人人人でウンザリ。スターフェリー乗り場まで少し歩いてみましたが、真っ直ぐ歩けない位の人であったため、結局断念しました。
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昔は、海沿いの遊歩道も人がまばらでしたので、流石にこの人の多さには面食らいました。そのほとんどが大陸からの人のようでした。無法地帯のようで早くここを離れたいと思いました。
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人を掻き分けて、何とか最前列まで行って夜景を撮りました。ビルは昔とそれほど変わっていない気がしますが、夜景は昔よりカラフルでした。
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最初は、尖沙咀ではなく、ビクトリアピークで夜景を見る予定でしたが、尖沙咀にして正解でした。ビクトリアピークに行っていたら、まずはピークトラムが長蛇の列でなかなか乗れない。ピークに着いたら着いたで、ビューポイントは狭いため凄い混雑で嫌になる。帰りのピークトラム、バス、タクシーも長蛇の列で帰って来れない。こんなのが目に見えていました。
写真はペニンシュラホテルです。変わらずここにありました。一度は泊まってみたいと思いつつ、一度も泊まったことがありません。
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