ひさびさ草津　落語と温泉でのんびり

2023/08/22 - 2023/08/23

日本に温泉は数々あれど、知名度や街のにぎわい、湯量、泉質などにおいて、草津温泉が日本で５本の指に入る温泉であることに異を唱える人は多くはないのではないでしょうか。ふるさと納税でゲットした草津温泉感謝券が少々あったので、ゴエモンと共に久々に草津の湯を楽しみに行ってきました。

エリア 草津温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

特急「草津・四万１号」でJR長野原草津口駅に到着しました。ここからはバスに乗り替えて草津温泉バスターミナルを目指します。

ゴエモン「首都圏から一本でこれて便利だね。」

長野原草津口駅 駅

草津温泉バスターミナルまではバスで２０分程の道のりです。

ゴエモン「おなか空いたよ～」

草津温泉バスターミナル 乗り物

というわけでバスターミナルのすぐそばにあるお蕎麦屋さん「益成屋」にお邪魔しました。

ゴエモン「本当にすぐ近くだね。」

眺庭庵 益成屋 グルメ・レストラン

goemonp妻は鴨南蛮そば。

goemonpはかつ丼セットをいただきました。

やややわらかめの田舎風蕎麦で、個人的にはもう少しコシが強い方が好みですが、普通に美味しかったです。

ごちそうさまでした。

ホテルのチェックイン時間まではまだ少し時間があるので、ターミナルから湯畑方面への道沿いにあるおしゃれカフェ「ゆきうさぎ」さんにお邪魔しました。

ゴエモン「草津はお洒落なカフェも多いね。」

TEA ROOM Yuki Usagi グルメ・レストラン

山荘風のおしゃれな店内で、紅茶とスコーンとか、美味しい珈琲をいただけます。goemonp夫婦はコーヒーをいただきました。ちゃんとフレンチプレスで入れてくれる本格派。なおフレンチプレスは今は紅茶で使われることが多いですが、もともとコーヒーを入れるための道具なのだそうです。

ゴエモン「真ん中の金属の器に入っているものは何だい」

ああ、それは香りづけでゴニョゴニョ。。。

ゴエモン「メニューにアイリッシュウイスキーと書いてあるぞ。（有料オプション）アルコール無しでは生きられないのかね、このおじさんは。」

大変おいしゅうございました。

本日のお宿「金みどり」さんに到着しました。

明治35年から営業している、歴史のあるお宿です。全３０室の中規模旅館。湯畑からもバスターミナルからも近く、アクセス良好。

草津温泉　昔心の宿　金みどり 宿・ホテル

お部屋は和洋室を選びました。

あまり使いませんでしたがソファもあります。

なお右手はバスルーム。

ウエルカムドリンクとスイーツで一服した後、草津の温泉街へ繰り出します。

今回の草津訪問の目的の一つは、こちらの「西の河原露天風呂」入浴。草津には沢山の日帰り入浴施設がありますが、こちらは大きな露天風呂で有名です。

前回も近くまでは来たのですが、入浴はしなかったので、今回初めての入浴です。入浴料は７００円、フェイスタオルは購入する場合は３８０円。貸しタオルはないようなので注意。脱衣場には有料（１００円）ロッカーがあります。

お風呂はというと、確かに巨大ではありますが、お客さんも結構多いので、あまりゆっくり浸かるという感じではないですね。お湯もやや熱め。

西の河原露天風呂 温泉

帰る道すがら草津温泉の発展に寄与したお雇い外国人ベルツ博士とスクリバ博士にご挨拶。

ゴエモン「前回もここ来たな。スクリバ博士と記念写真を撮ろうとして怒られたんだっけ。」

顛末は過去の旅行記ご参照。

平日にもかかわらず湯畑前は結構な人出でした。

湯畑 自然・景勝地

宿に戻って夕食の時間まで読書などして過ごし、食事処へ。

こちらが本日のお献立。

草津温泉　昔心の宿　金みどり 宿・ホテル

先付けの数々。

季節の食材などを使った丁寧に美しく作られたお料理の数々。

となれば群馬の地酒などいただきたくなるのは人情というもの。

地酒お試しセットを注文。割と辛口なお酒が多かった印象です。

鱧のしんじょ。だしが美味しい。

お造りは紅ますとはまち、ハタ。

いやあお酒が進みますね。

ゴエモン「肝臓をいたわろうね。」

メインディッシュは上州牛のすきやき。

左下にあるとろろにクコの実等を入れたものを入れると、味変で薬膳風鍋としてもいただけるという工夫のある一品。

さらにお酒が進みます。

ゴエモン「肝臓がブラック企業状態だ。」

炊き込みご飯とお味噌汁にお漬物。

日本人であることの幸せを感じます。

〆のフルーツ。

大変おいしゅうございました。

食後は腹ごなしに湯畑まで散歩。

熱之湯で夜２０時からやっている草津温泉らくごを聞いてみることにしました。

一人千円ですが、ネットで予約しておくと９００円で入れます。

熱乃湯 名所・史跡

お客さんは２０～３０人ぐらいでした。会場が湯もみの場所なので、少々暑いのが玉に瑕。

落語家は浅草辺りの寄席に普段出ている人で、なんでも亡くなった歌丸師匠のお弟子さんのようでした。演目は「金明竹」。道具屋の叔父さんの家で出来の悪い甥っ子が店番をしているとお客さんが次々やってきて甥っ子が頓珍漢な応対をするという定番ネタの一つです。

それなりに受けていたと思いますが、残念ながらgoemonp妻の笑いのツボにははまらなかったみたい。

値段も安いので、お暇な方は散歩ついでに熱之湯を訪れてみては。

翌日の朝。

宿の朝食メニューがこちら。

草津温泉　昔心の宿　金みどり 宿・ホテル

で、こちらが朝食の実物。

味噌汁がわりのすいとんもついてます。

おいしゅうございました。

金みどりさんごはんの美味しいいい宿でした。

ちなみにお風呂の方は、男女とも内湯、露天があり、内湯はぬるめの浴槽と熱めの浴槽があります。それほど大きくはありませんが、宿の規模的には十分な大きさでしょう。

尚有料ですが貸切風呂もあるそうです。

宿をチェックアウトし、ベルツ記念館にやってきました。

ゴエモン「ずっと上り坂なので疲れちゃったよ。」

ゴエモンはカバンに入っているだけだから歩いてないでしょ。

ベルツ記念館 美術館・博物館

ベルツ記念館は見学無料。

明治時代にお雇い外国人医師として日本に来日したベルツ博士。日本人の妻をめとり、草津温泉の効能に早くから着目して草津温泉の発展や海外への紹介に功績のあった人物で、彼の来歴や日本での活躍ぶりについての様々な展示があります。

ゴエモン「これがベルツ先生か。スクリバ先生には叱られたけどベルツ先生は優しそうなので肩にとまっても大丈夫だね。」

なんだか鎌倉の大仏でも記念写真を撮っていたようです。

ゴエモン「昔はこんなところに登ってもよかったんだね。」

今は絶対怒られるのでマネしないように。

ベルツ博士は草津のお湯を気に入り、地元の日本人に混じって公衆浴場にぶらりと入りに来るようなきさくな人だったようです。

ベルツ博士がいちはやく草津温泉の効能に着目できたのは、母国ドイツにも温泉療養の文化があったからでしょう。

というわけで、ドイツの有名な温泉地カールスバードに集ったとされる著名人達を描いた絵画も展示されていました。

王族から著名な政治家、芸術家など多士済々な顔ぶれ。

ゴエモン「さて何人わかるかな？」

ベルツ記念館からバスターミナルまでの道すがらお洒落っぽいベーグル屋さん「ラッキーベーグル」を見つけたのでランチをいただきました。

ラッキー ベーグル グルメ・レストラン

ゴエモン「ベーグルにお店の名前が入っているね。」

goemonpはサーモンアボカドクリームチーズ入りの一番豪華なやつをいただきました。ボリュームもあるので男性でもOKでしょう。

店内もおしゃれ。

草津町のマンホールのふた。

ゴエモン「サが９つあるので「クサ」は分かるとして、「ツ」はどこ行った？」

帰りも特急「草津・四万」号で東京へ帰ります。

ゴエモン「久々の草津なかなか良かったよ。僕の活躍はあんまりなかったけどね。」

何やら不満げなゴエモンですが、また次の旅で大活躍してもらうことにしましょう。おしまい。