遠江～駿河~伊豆を旅して　３）熱海　ＭＯＡ美術館

2023/07/18 - 2023/07/20

いつか来て見たかった熱海・高台の美術館。
駅構内でテイータイムを楽しんだ後バスでＭＯＡ美術館へ。
熱海市のweb site によれば、MOA美術館は東洋美術の絵画・書籍・工芸を中心とし、国宝3点、重要文化財67点、重要美術品46点を含む約3500点の収蔵品を擁する熱海の代表的美術館と言われます。
尾形光琳の「紅白梅酢屏風」を筆頭に野々村仁清の「色絵藤花紋茶壺」　　　　は是非見たいと思っていました。

エリア 熱海(静岡)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

「金色夜叉」に描かれた頃はどんな風情だったのでしょう？　
思い描いていたイメージとは大分違うようですが。
熱海駅前大通り。

熱海駅前平和通り商店街 市場・商店街

駅の建物を出るとモダンなビルです。

熱海駅 駅

バス停は右の方？

バスは高台のＭＯＡ美術館に到着しました。

ＭＯＡ美術館 美術館・博物館

￥１７００を支払ってエスカレーターで登ります。

まるで宇宙へ飛び立つような感覚。

ブラックホールへ誘われるような・・・

最上階からは晴れ渡った高原が見渡せます。

熱海市街と半島がくっきりと見えます。

相模湾 自然・景勝地

海は凪いでいます。

あれは熱海城。
歴史的な白ではなく観光用施設だそうです。

熱海城 名所・史跡

館内を巡ります。秀吉公の黄金の茶室。
天正14年秀吉は茶室を禁中に運び小御所に隣接して黄金の茶室を設置し天皇に茶を献上しました。その後大阪城内はもとより九州の遠征時もこれを運んで組み立て招かれた人たちに強烈な印象を与えたようです。恐らく大阪夏の陣で焼失したため詳細は残されていませんが関連する文献、資料などから復元されました。

武人と茶人と宮廷人の接触を物語る桃山文化の象徴として貴重なものだそうです。

「風流踊り図屏風」
左手に観客、右手に笛、鼓、太鼓の囃子方、中央に踊り手の群舞が生き生きと描かれた大屏風。
後に若衆歌舞伎の興行が禁止される以前の作と考えられています。

「清水寺図屏風」
清水寺に参詣する人々と女歌舞伎の衣裳を描いた南蛮文化の影響を色濃く示す風俗画

「清水寺図屏風」
清水寺に参詣する人々と女歌舞伎の衣裳を描いた南蛮文化の影響を色濃く示す風俗画

[舞妓図」maigi
寛文年間に入り 次第に群舞から艶やかな女性の一人立ち姿が描かれるようになりました。

「男舞図」
烏帽子を被り御幣と大太刀を背負った舞い姿。桃山初期の風俗画。

「巡礼図」
信仰心の篤い吉原の名妓 勝山の巡礼姿　ピンボケですが当時女性が旅する
が珍しくてそのまま残しました。　

「嵯峨人形　人形遣い」
京都から江戸へと流行しました。

菱川師宣　「見返り美人図」

懐月堂度繁「立美人図」

古山諸政「見立て 邯鄲図」

石川豊信「見たて寒山拾得図」

鳥居清経画　初世中村利好の「花売り」

喜多川歌麿「寒泉浴図」
漢の女官 昭儀の故事によるもの。

五代目市川団十郎 歌舞伎・「毛抜き」より勝川春勝画

国宝 野々村仁清作「色絵藤花紋茶壺」
これが見たかったのです！　感激です。

「男女図」は時代の風俗をきめ細かく描いています、

浮世絵肉筆掛軸画を一巡して北斎コーナーへやって来ました。
迫力ある浪に翻弄される小舟をダイナミックに描き向こうに富士の山が見える構図が
モダンです
「神奈川沖の浪裏」

「富嶽三十六景　深川萬年橋下」の今と昔

遠景に赤富士が描かれた「富嶽三十六景・隅田川関屋の里」

富嶽三十六景　「凱風快晴」と現在を比べた画像

「江戸日本橋」　今昔

「武陽佃島」今昔

細々した展示室

熱海駅前行のバス停に来ました。夕方は本数が少なくて移動するには要注意です。

東海バス 乗り物

何とか伊東線に乗車できました。今から網代温泉を目指します。

JR伊東線 乗り物