夏の奥入瀬渓流と青森屋を満喫する旅vol.1

2023/08/18 - 2023/08/20

2023年8月18日～20日まで、2泊3日で青森を満喫してきました。歩きたかった奥入瀬渓流を散策し、念願の青森屋に泊まることができ、満足度の高い旅行になりました。県内にある美術館も2つまわりましたが、とても良かったです。

エリア 奥入瀬・十和田湖(青森)

夏の空が広がる東京駅。東北新幹線は初めて乗るのでワクワクです。

東京駅 駅

今日の駅弁は仙台の牛たん弁当です。ヒモを引くと加熱してくれる優れ物。

しっかりと温められた牛たんは肉厚でうまい。

約3時間かけて新青森駅に到着。青森は中学の修学旅行以来なのでかなり久しぶりです。

新青森駅 駅

昼食は駅構内の「めぇ」へ。青森は太宰治が生まれ育った地でもあるとのことで、店内にはさまざまな展示がありました。

めぇ グルメ・レストラン

メニューが豊富で迷った挙句、今回は一番人気のしじみラーメンをチョイス。あっさりとした塩味のスープにこれでもかと投入されたしじみがよくマッチしていて、海のエキスたっぷり。しじみが多過ぎて最早しじみにラーメンが入っている食べ物でした。

食後のりんごソフト。シャーベット系で良いお口直しになりました。

新青森駅のお土産売り場はかなり綺麗で、品数も豊富。

昼食後は駅近くでレンタカーを借りて最初の目的地へ。新青森駅はまだまだ新しくて綺麗です。

50分ほど車を走らせ、最初の目的地「城ケ倉大橋」に到着。周りは緑に囲まれ、山の中腹に位置しているためかなりダイナミックな眺望が楽しめます。

城ケ倉大橋 名所・史跡

橋は全長360メートルあるので、片道5分程度かかります。景色を楽しみながらのんびり歩くには丁度良い距離です。

城ケ倉大橋を後にして、向かうは十和田市現代美術館。雨の中ひたすら山道を走ります。

美術館に到着。駐車場は少し離れた場所にあるので注意が必要です。花で作られた大きな馬が出迎えてくれます。

十和田市現代美術館 美術館・博物館

館内で受付を済ませ次の部屋に入るとすぐに現れるのが、一番期待していた超有名なこちら「スタンディングウーマン」。人と並んで撮るとわかりますが、4m以上あり、めちゃくちゃデカい。角度によって表情が違ったり、顔や手のしわ、たるみが細かく表現されていたり、期待以上に惹きつけられる素晴らしい作品でした。

「水の記憶」と呼ばれるこちらの作品は、十和田湖にあった古びた木船をつなぎとめるように無数の赤い糸が張り巡らされています。赤は死と隣り合わせ、という意味で、まさに鮮血が飛び散ったような光景に圧倒されました。

特別展は中国人アーティストの作品でした。実際に使われていた日用品からかたどって作られた陶器が部屋一面を埋め尽くしているこちらの作品は、消費社会を象徴しているとのこと。

美術館の外にも複数の展示物があります。こちらは「ファットハウス、ファットカー」。一見可愛らしいフォルムですが、社会的な成功や富の象徴である家や車を、脂肪を付けさせたような滑稽な形へ変容させています。ハウスは中に入ることもでき、作者のムービーが上映されていました。

かわいらしいけどその辺りの家より優にデカいゴースト。他にも草間彌生さんの作品や、面白い作品が数多く展示されていて、かなり満足度の高い美術館でした。個人的には館内の真っ暗な部屋にあった展示がとても好きでした。十和田湖付近に来たらぜひ訪れることをオススメします。

一通り今日の観光を終え、宿に向かう途中のドラッグストアで買った県民のソウルフード。マーガリンと砂糖をパンの間に挟んだだけのシンプルな作りですが、その大雑把さと堂々と「イギリス」を冠しちゃうあたりが好きです。

夕方過ぎに、本日の宿「とわだこ賑山亭」に到着。美術館からの道中は奥入瀬渓流を通りましたが、大雨で今にも氾濫しそうでかなりヒヤヒヤ。道路はかなりの大きさ・深さの水溜りがありスプラッシュマウンテン並みの水しぶきを何度もあげながら、なんとか辿り着きました、、雨の日は要注意ですね。

十和田湖畔温泉 とわだこ賑山亭 宿・ホテル

宿は新しくはないものの、ところどころリニューアルの跡が垣間見え、館内も綺麗に掃除がなされていました。懐しさを感じる久しぶりの和室で少し休憩し、夕食会場へ。

夕食は炉端焼きのコースでした。丁度県境に位置する宿なので、帆立に比内地鶏、きりたんぽに桜豚と青森と秋田の名産がこれでもかと出てきて、かなり豪華な夕食でした。

北海道出身の私もこれまで見たことないサイズの帆立。皿の半分は占める特大サイズで、味も最高。

きのこの和え物やいぶりがっこなど、脇を固める品々もご飯によく合います。

人生初のせんべい汁。せんべいは柔らかくなると麩に近い食感で、味が染みて美味しかったです。

〆のきりたんぽは甘めの味噌が塗られており、くるくる回しながら自分で焼いて食べるのが楽しい一品。

最後はお口直しのりんごシャーベットもあり、大満足の夕食でした。大浴場は内湯１つのみですがとろみのある泉質が抜群で、肌もツルツルに。お盆シーズンから外れたこともありますが、一泊二食で1人1.2万円程と割とリーズナブルに泊まれたので周辺観光にオススメです。

2日目に続きます。