2023/08/03 - 2023/08/11
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ozackさん
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この旅行記のスケジュール
2023/08/04
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ベルファストには、北アイルランド闘争が終結した今も「平和の壁」が多く残っています。40カ所以上あるとか。カトリック、プロテスタント双方のプロパガンダ的なメッセージが描かれています。非常に興味深いですが、降りると危ない?ので、すべてバスの車窓からの見学です。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通手段
- 観光バス
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ベルファストのグランドオペラハウスです。
本当はこの向かい側にある「ヨーロッパホテル」の写真を撮ろうとしたのですが、バス車内のタイミングが悪く失敗(^_^;)
ヨーロッパホテルは「世界で一番爆破されたホテル」で40回以上も爆破されたそうです。
北アイルランド問題が最も燃え上がったのは1969年から1998年です。69年はロンドンデリーのボグサイド暴動(後の旅行記に出てきます)があり、98年にはベルファスト合意が成立します。この間に紛争で亡くなった人は約3500人です(*´Д`*) -
まずはカトリック居住区のフォールス・ロードに入ります。壁画があちこちにあります。
壁の向こうはプロテスタント居住区。上部に有刺鉄線が張ってあります。
「アイルランド政府はパレスチナを国家承認せよ」「イスラエルに経済制裁を」などのメッセージが書かれています。パレスチナは英国と戦い続けているということで、アイルランドと連帯を求めています。 -
「アイルランド共和党囚人福祉協会」の看板です。闘争で服役した人の支援をしているのでしょうか。
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アイルランドの緑の旗と、シンボルのハープをあしらった旗です。アイルランド統一を目指しているということでしょう。ちなみに、オレンジ色がプロテスタントの方の色です。
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過去の闘争のカトリック側の有名人?でしょうか。
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スプリングヒル虐殺事件から50年を記念して描かれた壁画。英国軍がカトリック住民5人が殺害した事件です。5人の顔があります。中央は13歳の少女。一番左は白旗を振って負傷者を見舞ったカトリックの司祭で、下にその様子が描かれています。
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ベルファストタクシー協会の看板?これは広告でしょうかね。
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キューバのチェ・ゲバラも闘争のシンボルとして描かれています。
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1974年10月、アイルランドのカトリックが多数収監されていたロング・ケシュ刑務所で起きた火災の鎮圧時に、英国軍が毒ガスを使ったと批判してます。
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紛争で亡くなった方を悼む庭園。こうした施設があちこちにあります。
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こちらにも犠牲者の写真が掲げられています。
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イチオシ
この人がボビー・サンズです。1981年、ロング・ケシュ刑務所でハンガーストライキをやって66日目に死亡しました。一般犯罪者でなく、政治犯として認めてもらうのが目的だったようです。文章もうまくて、ハンスト中にもいろいろ書いてアピールしていました。死ぬ1カ月前には、英国下院議員北アイルランド選挙区補欠選挙に獄中出馬して当選しています。名前の後にMP(メンバー・オブ・パーラメント)と書いてありますね。
右側にサンズの言葉が書かれています。「我々の復讐は我々の子供たちの笑い声にあるだろう」。なるほど。 -
シンフェイン党の本部だったところ。現在はべつのところにあるようです。
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ゲートをくぐってプロテスタント居住区に入ります。
昼間は空いてますが、夜は閉鎖されるようです。 -
ユニオンジャックの英国旗がはためいています。プロテスタント居住区のシャンキル通りに入りました。
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ユニオンジャックの旗が大量に掲げられています。弁護士事務所?
フォールス通りに比べると壁画は少ないです。 -
これはプロテスタント側の闘争メンバーのようです。
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店の名前にも「シャンキル」の字がありますね。
「キル」は殺すのキルではなく、ゲール語の教会が語源です。 -
英国第36師団を顕彰する看板。第36師団は英国軍アルスター部隊として第1次世界大戦に参加しました。フランスのソンムの戦いでは、わずか2日間で数千人が戦死したと言われています(*´Д`*)
ジョン・マクレーの有名な詩「フランダースの野に」が掲げられています。
これでフォールス通りとシャンキル通りは終わりです。ハリマさんもいろいろ解説してくれましたが、ちょっとバスで通過しただけではなかなかすべて理解するのは難しい感じでした(>_<) -
ベルファスト大聖堂です。バスで通過しながらの写真なので全体が写らずすいません(^_^;)
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頑張ってみました(^_^;)
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アルバート時計塔。アルバートはビクトリア女王の夫(王配)です。これもバス車内から何とか撮影。
ハリマさんの話。「北アイルランドは紛争で多くの人がなくなり、悲惨な時代を過ごしたんですが、この紛争以外は、本当に暮らしやすいところなんですよ」。地震はなく、ハリケーンや洪水などの自然災害もほとんどない。治安も良い。その影響で最近、中国系移民も増えているとか(香港から来る人も多いらしい)。
バスはタイタニック博物館に向かいます。
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