2023/07/07 - 2023/07/07
1565位(同エリア5561件中)
玄白さん
旅行3日目は、午前中石垣島滞在、午後西表島へ。今回は余裕を持ったスケジュールであり、昨日、シュノーケリングと夜のサガリバナ、星空撮影を終えているので、実は石垣島ではもうやることはない。そうは言っても時間はたっぷりあるので、オマケのようなものだが、石垣島鍾乳洞を見学してきた。
沖縄諸島は、太古、海が隆起してできた地形なので、ほとんどが琉球石灰岩でできている。そのため、あちこちに規模の大小はあれど、鍾乳洞が散在している。なかには本格的なケービングツアーの対象となっているような探検気分いっぱいのツアーもあるが、そんなハードなアクティビティはできないので、手軽に観光できる石垣島鍾乳洞へ。
ゆっくり、洞内を散策し撮影してから、石垣空港近くのレンタカーショップに車を返し、バスで離島フェリーターミナルに移動、西表島大原港へ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前日と違って、この日は予約してあるツアーはないので、8時に朝食を摂り、8:40にチェックアウト。
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移動途中、星野共同売店に立ち寄ってみた。地元集落の人達が資金を出し合い、生活必需品、雑貨から食料品までを売っているよろずやである。戦後、石垣島北部に開拓移民として移り住んだ人たちが作った集落の中で生活のために立ち上げた店で、営利目的ではないので、価格は安い。仕入れ、販売、利益分配など、すべて地元の人達によって運営されている。
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特産のパイナップルは、無造作にかごの中に置かれ、なんと¥100/個で売られていた。
前日、宿の近くの伊原間農園(ガイドブックでパイナップルがおいしいと紹介されていた)で1パック¥600で買ったのだが、それに比べてずいぶん安い。ガイドブックに出ているということは観光客相手の店ということだろう。 -
共同売店の売り子のおばさんに、パイナップルについて品種や食べ頃などいろいろと教えてもらい、3個買って、一つは西表島の宿で食べ、残りは家に持ち帰った。
丁寧に品種名を書いたメモまでつけてくれた。
写真は左からスナック、ゴールデン、ピーチという品種。どれも小振りだが、いずれも、とても甘く、本土のスーパーで売られている外国産のパイナップルとは別物である。パイナップルに限らず、現地で完熟した物に優るフルーツはないということだ。 -
石垣島は、海底が隆起してできた島なので、サンゴ礁由来の琉球石灰岩の地形が多く、相当数の鍾乳洞がある。その中でも最大の洞窟が、石垣島鍾乳洞で、全長3.2kmに及ぶが、そのうち、660mが一般に公開されている。
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9時半ごろ到着したが、9時にはオープンしている。事前にネットで1割引きチケットを購入していたので、スムーズに見学スタート。早朝なので、見物客は少ない。
入り口からすぐのところには、泡盛を貯蔵・熟成する空間があった。 -
上から垂れ下がった鍾乳石と下から形成された石筍が合体してい一本の石柱ができている。
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乙姫御殿と名付けられた空間の鍾乳石
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仙境の広場という空間の鍾乳石
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長寿の湖という名の地底湖。それほど大きくはないが、とても透明度が高い水を湛えている。
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複雑な構造の鍾乳石
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なぜか、水琴窟が埋め込まれている。きれいな音色を響かせているが、こういう人工物を鍾乳洞の中に埋め込むのは如何なものだろうか
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巨大な鍾乳石と石筍。写真ではよくわからないが、岩の表面にキラキラと光る鉱物が見える。炭酸カルシウムの結晶らしい。
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さらに進むと、LED電球と派手な色のイルミネーションが施された空洞が現れた。
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照明の色は刻々と変わっていく。
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この鍾乳洞に限らず、こういう観光目的のイルミネーションを施した鍾乳洞があるが、個人的好みとしては、あまり好ましいとは思えない
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近くには、また地底湖がある。
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ここも派手な色で照明されている。
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少し、アングルを変えて。
地底湖の縁には、きれいなリムストーンが発達している。 -
イチオシ
林立する石筍。まさしく石のタケノコだ。
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イチオシ
リムストーンで縁どられた段々畑のような地底湖
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トトロの石という名前がついている。大きな石筍の上に2つの石筍が出来ている。たしかにトトロのように見えなくもない。
数千年、数万年の時間の経過の中で、ある時地震など何らかの要因で大地に浸み込んだ雨水の流れが変わり、こんな形が出来上がったのだろうか、そんな空想しながら先に進む。 -
薄い布のような繊細なヒダのような鍾乳石
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神々の彫刻の森というエリア
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シャコガイの化石が露出している。たしかに太古は海の底だったという証拠である。
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イチオシ
時の柱と名付けられた巨大な石筍
一時間ほどで見学を切り上げ、レンタカーを返却するために、トヨタレンタカー空港店へ向かう。 -
空港のバス乗り場まで送ってもらい、バスで離島フェリーターミナルまで移動。バスは一般乗り合いバスとカリー観光バスがあるが、カリー観光バスがノンストップでフェリーターミナルで行くので、所要時間が短いし運賃も安いので、こちらがオススメ。
2:40発の便を計画していたが、予定より一本早い1:00発の西表島大原港行フェリーに乗ることができた。 -
いざ、出航。
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大原港近くのオリックスレンタカーで予約しておいた車を借り、今宵の宿「竹盛旅館」へ投宿。4年前の西表旅行でも利用した宿である。
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宿は仲間川のそばにあり、夕食まで時間があるので、星空撮影の場所探しを兼ねて近くを散策。仲間川は、干潮なので、一部川底が露出している。
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夕食。
ナータ・ビーチ・ヴィラより、宿泊料金は安いのだが、こちらの方が味はよかった。 -
味噌汁代わりのソーキそばと赤米の新米。
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石垣島の星野共同売店で買ったパイナップルがこの日のデザートだ。
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イチオシ
夜は仲間川大橋付近で星景撮影。あいにく雲が多く、雲の間からかろうじて夏の大三角が見えたので、数枚撮影。イリオモテヤマネコも七夕の星を眺めている。
(もちろん、本物ではない、橋の欄干の石像である(^ ^); )
しばらく粘ったが、雲が増えてきたので早めに撤収。
明日午前四時のサガリバナツアーに備え、早めに就寝。
続く
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