【2023年国内】指宿ショートトリップ 鰻地区でスメ（温泉蒸し）体験

2023/08/04 - 2023/08/05

金曜日の夕刻から1泊2日で鹿児島市内から指宿までバイク（110cc）で行ってみました。
指宿といえば温泉が有名ですが、今回指宿を選んだ理由は鰻地区にある温泉蒸し。
鰻地区自体もちょっとマイナーな温泉エリアですが、スメと呼ばれる温泉蒸しはもっとマイナーかもしれません。
今回は食材持参で「スメ体験」に行ってみました。

エリア 指宿(鹿児島)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

金曜夕刻。
仕事を終えてバイクで指宿へ向かいます。

鹿児島市内から指宿までは50Kmほど。
車で1時間ちょっとの距離だが、バイクで向かうのは初めて。
見慣れた光景もバイクだと新鮮です。

19:30
宿泊先となる宿に到着。
こころの湯。
温泉施設と宿泊施設が併合したような宿。

こちらは指宿では珍しくカプセルタイプのお部屋もあるのです。
今回は1人なのでカプセルに宿泊。

ごくごく普通のカプセル。
1泊3950円。
温泉も何回でも使えるのでコスパは良い。

カプセル内も極めてシンプルだ。
テレビは無いが、コンセント有り。

会議室は共用スペースとして使用可能とのこと。

電子レンジも有り。
と言うことで、近くのスーパーへ買い出しして、、、

1人晩酌。
共用スペースだが、誰も来ず貸切状態。

食後は温泉へ。
スーパー銭湯のような施設だが、そこは指宿。
しっかり温泉です。
1回利用が700円なので、温泉付きカプセルホテルで4000円はお得なのだ。

温泉から上がってあとはカプセル内でまったり。
そしてここで気づく。
カプセルルームの利用は自分1人だけでした。
指宿でカプセル利用する人はあまりいないか。
そんなわけで気兼ねなく過ごせました。

翌朝6:00
早めに起床して、、、

朝風呂へ。
宿泊者に限り、6:00-8:00の朝風呂利用も可。

温泉の入り口には何故かカニさんが。
どっからやって来たんでしょう？
自動ドアを自分で開けて入って来た？？

8:00
宿をチェックアウト。

朝早めに出発したのは目的がありまして、、、
鰻池温泉という地域に向かいます。

宿から15分ほどで到着したのはこちら。

こちらはスメ広場。
スメとはこのあたりの言葉で感じで書くと「巣目」。
煙が「こもる」のこのあたりの方言で「すもる」がさらになまって、「スメ」になったらしい。

いわゆる温泉蒸しです。
ここは地元の人も観光客も利用可能。

実はここに来る目的で、食材は自宅から持参していた。
芋、卵、トウモロコシ、オクラ。

蒸すのに必要は道具も自由に使ってOK。

食材をセットしたら、この麻布で蓋をするようです。

肉、魚は禁止とのこと。
観光利用は1回300円。料金箱にセルフで入れます。

食材をセット。

蒸し上がるまでしばらく付近を散歩することに。

スメ広場のすぐ近くにある電柱。
ポールと三角コーンで遮られていています。

実はこの電柱、めちゃくちゃ熱い。一瞬触れるのがやっと。
こんな電柱珍しいね。電柱を設置した後に気づいたんだろうな。

非常に静かな集落です。
奥に少し見えるのが鰻池。

山羊さんがいた。

木々の合間から湯煙が上がっています。

このあたりの世帯の２／３はスメがあるそうです。

西郷さんの像。
この鰻池温泉地区は西郷さんが13匹の犬とともに湯治で訪れた場所でもある。

そんなわけで各所に犬の像も。
13体あるらしい。

地区内に唯一あるカフェ。
ただ営業はしていなさそう。

鰻池温泉の案内。
近くにある鰻池は火口湖。
鰻という独特の地名は、水田工事の際に大きな鰻が池がから現れたという逸話から名付けられたそう。

明治7年、西郷さんが当時に訪れた。
亡くなる3年ほど前のこと。

温泉旅館はいくつかあるが、宿泊している人は少なそう。

西郷どんゆかりの湯。
鰻地区の区営温泉で、区民は無料。
一般の人も200円で利用可能。

こちらにはツンがいました。

野菜も売っていた。
安い。
ここで買った野菜をスメに使うのもアリだな。

近くにスメがありました。
昔の話であるが、鰻地区出身の人が就職で都会に出た際に、マッチの使い方が分からなかったとか。

鰻地区は徒歩20分ほどで回れる小さな集落です。

ザクロがなっていた。

#鰻地区

#鰻地区

#鰻地区

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集落をぐるっと1周して、スメ広場へ戻ってきました。

セットしておいた食材はイイ感じに蒸しあがっています。

芋は時間がかかるので、15分ほど早めに入れて置いた。
卵は6分。
オクラは数分でOK。

芋も良い具合に蒸された。
他の食材もばっちり。
時間差でうまく蒸し時間を調整するのがポイントだと思います。

赤いトウモロコシ。
珍しいので買ってみたが、美味しくない・・・
やっぱり普通のスイートコーンが無難かと。。

スメ自体は鹿児島の人でも認知度は低いかと思います。
貴重なスメ体験が出来ました。

鰻池を見物。

非常に静かな池です。

空撮してみました。
奥の集落がさきほど訪れていた鰻地区。

湖畔にあるほんとに小さな集落です。

池の奥には錦江湾。
この日は台風が近づいていて曇天だったけど、ダイナミックな光景でした。

さて、指宿市街地へと戻ります。

砂蒸し温泉を見学だけ。
相変わらず、ここは観光で賑わっていた。

このとき潮が満ちていたが、潮が引いているときは砂浜から湯気が上がる様子も見れる。

バイクでさらに移動して海辺へ。

ここから見えるのは知林ヶ島という無人島。
潮が引くと、島まで歩いて渡れます。
このときはまだ海面の下。

砂浜と溶岩が混在した海岸線。

シーカヤックを楽しむこともできる。

海岸線を少し歩いてみたり。

台風接近でちょっと風が強かったけど、空撮してみた。

潮が引くと白波が立っているところに砂浜が現れます。
そして、歩いて渡ることが出来る。
島に渡ったことは無いので、また天気の良い時にでも訪れてみよう。

そろそろランチタイム。
指宿には有名なラーメン屋さんがあるので、この機会に訪れてみた。

TAKETORAというラーメン屋さん。
鹿児島県内のラーメングランプリで1位になったこともあるお店で、県内ではカップラーメンなども販売されている。

・勝武士とんこつラーメン　990円
勝武士とは鰹節のことで、指宿のご当地ラーメン。
鰹節抜きなら880円。

ラーメン自体は結構あっさりです。
・・・というか、ちょっと薄味なのかな。。。

最後にしめ玉という天かすが置いてあるのは面白い。
ただ、全体的にはイマイチでした。
1000円ラーメンならもうちょっと満足感のあるラーメンはあるしね。
まぁ、このあたりは個人の好みもあるでしょう。

食後は鹿児島市内へ。
途中、指宿の道の駅に立ち寄り。

店内を眺めただけ。
指宿はオクラの生産が有名で店内はオクラだらけ。
ただ、この季節は鹿児島全域でオクラが大量に出回る季節なので、特段珍しいものでもない・・・

道の駅をあとにして、あとは自宅へ。
帰路も1時間ほどかけて、自宅へと戻りました。
24時間未満の滞在だったけどバイクでの移動距離としては最長。
往復100Kmのショートトリップでした。