3年半ぶりの海外旅行は台湾から②(金門島前半)

2023/07/16 - 2023/07/20

訪台8回目にして台湾の離島に初上陸！
リサーチ不足で中々思うように観光できませんでしたが、歴史の密度の濃い金門島で独特の雰囲気を味わって来ました。

エリア 金門島(台湾)

金門空港内へ到着！
心配していたお天気も良く、穏やかなフライトでした。

金門空港は離島の空港とは言え、思った以上に広く立派な空港でした。

到着ロビーを出たら、バス乗り場の近くに風獅爺象を発見。
沖縄のシーサーと関係があるのでしょうか？

ちょうど良い時間のバスがなかったので、タクシーでホテルに向かいます。

空港から15分ほどでホテルのある金城に到着しました。

運賃は250NTD。高いのか安いのかよく分かりませんが、この後何度か乗った感覚では適正だと思われます。

ホテルの前の大きなガジュマルの街路樹が良い感じ。

今夜のホテルは、金城では珍しいビジネスホテルタイプの「海福商務飯店」にしました。

金門の古民家タイプの民宿も興味ありましたが、中国語ができない我々には敷居が高かったので、今回は見送りました。

ホテルに荷物を置いて金城の街をぶらぶら。

金城は金門島で1番大きな街ですが、のんびりした雰囲気。
てか、空港に沢山いた観光客は何処へ行ったのでしょう？

後浦16芸文特区。
シーサーの様な像がお出迎え。

象をアップで撮ってみる。

何とも味わい深い雰囲気の食堂。

台北で見られるような大量のバイクも見られない。
暑いせいか歩く人も少なく気だるげ雰囲気。

現在10:20。
お昼ご飯には早いけど、お昼は絶対ここで！と決めてたお店「良金牧場」へ。

10:30開店との事でしたが、結局入店できたのは10:40でした。
それまでは周囲をウロウロしたり、1階のお土産屋さんを見たりしながら待ちました。

金門島は牛肉が名物です。
新鮮な牛肉の薄切りに熱々のスープを注いでくれます。

一番お薦めの368NTDの牛肉麺はないとの事でしたので、その次にお薦めの298NTDの牛肉麺にしました。
何でも酒粕を食べさせて大切に育てた牛を使ったとか…
高いだけあって全く臭みのない、柔らかい上品なお肉とスープでした。

お肉の下には麺が入ってますが、きちんとコシのある美味しい太麺でした。

こちらは牛肉麺とセットのソフトクリーム。
割とさっぱりした味で美味しかったです。

食後は金城バスターミナルよりバスで沙美という街に向かいます。

出発しかけの所を何とか停めてもらい、ギリギリ乗りこみました。

バスはものすごいスピードでガンガン進みます。
信号も殆どないので滅多に停まりません。

窓の外は長閑な光景が広がってます。

30分ほどで沙美という街に着きました。
金門島で3番目に大きな街だそうです。

金城もそうでしたが、沙美バスターミナルは市庁舎も兼ねてる所が多いようで、立派な建物でした。

お手洗いも綺麗で観光案内所もありました。

沙美の中心街です。
殆ど人が歩いていません。

奥の建物は映画館のようです。
今も営業してるかは分かりません。

夏の午後の気だるい雰囲気が漂っています。

沙美は金門島の中でも古い歴史を持つ街だそうです。
朽ちた洋館と赤茶色の壁がモロッコの街のようだと言われているそうです。

どうしてこのように朽ち果ててしまったのかは、調べてみましたがよく分かりませんでした。

観光客も殆どおらずに静かなだけに、物悲しさも感じます。

再び沙美バスターミナルからバスにのり、島の端の馬山観測所を目指します。

Googleマップで調べたところ、馬山観測所の最寄りと思われるバス停で降ります。

ここから目的地まで900mとの事。
本当に？

Googleマップに従っててくてく歩いてると、後ろからクラクションを鳴らされました。
振り返ると先程降りたバスが後ろに？

バスの運転手さん曰く、このバスは馬山観測所まで行くので乗っていけとの事。
変な所で降りた外国人観光客を気にかけてくれてたのでしょうね。有難いです。

無事目的地まで乗せて頂きました。

馬山観測所入口。

観光客も殆どおらずにひっそりしています。
入場料などはかからないようです。

「我々に山と河を返せ」というスローガンが掲げられています。

観測所に向かう坑道に入ります。
天井が低く蒸し暑いです。
誰も居ない上に先が見えないので不安になって来ます。

坑道を進んで行くと、観測所への途中に放送局があり、見学する事ができます。

かつての有名歌手のテレサ・テンもここから大陸側に呼びかけを行って居たようです。

放送局の棚にはカセットテープがいっぱい。

再び坑道を進んで行くと、最奥が観測所になっていました。

監視用の細い窓の向こうには大陸の都市がかすかに見えます。

今はとても静かで平穏ですが、1992年まで実際に機能していたそうです。

見学を終えてバスで沙美まで戻ろうとしたのですが、Googleマップで調べた時間になってもバスが来ません。

色々バスアプリなども使って調べた結果、1時間後までバスはないと言う事が分かりました(꒪д꒪II
こんな何も無い所でどうしよう困った…

息子と話しあった結果、沙美まで5kmの道を歩いて戻る事になりました。

沙美までの道すがら、息子はブスっとしてました。
歩くって言ったのアンタだろーがー:( ꐦ´꒳`;):

でも私は割と楽しかったです。
こんな小さくて可愛い風獅爺に出くわしたり 、

こんな大きな野良牛？に出くわしてビックリしたり。

バスやタクシーだと素通りしてしまうような風景を見ることが出来ました。

ちょうど歩くのが嫌になりかけた所で沙美バスターミナルの隣のコンビニに到着しました。

とりあえず冷たい飲み物を買ってクールダウン。
いやー良く歩いた頑張った( ˊᵕˋ ;)

疲れたので、タクシーで沙美から金城に戻りました。
スコールのような土砂降りの雨が降ってきたので、ちょうど良かったです。
タクシー代は300NTDでした。

ホテルに入れる時間だったのでチェックイン。
台北のビジホ並狭いお部屋でしたが、清潔で快適でした。

バスルームの清潔で使いやすかったです。
アメニティも一通り揃ってました。

少し休憩してから、金門島の観光を続けます。
雨が上がって良かった。

早めにお昼を頂いたのお腹が空いて来ました。
後半の観光の前に腹ごしらえする事にします。

名物の牡蠣そうめんを注文しました
1杯80NTD。
こちらのお店は肉そぼろ麺が人気のようで悩みました。

優しい出汁が疲れた体に染みます。
思ったより麺が多く、お腹に溜まります。
牡蠣は小さくてプリプリしていて美味しかったです。

お腹も落ち着いた所で、観光再開です。