冬の日本海に会いに行こう！②　新潟ー高田

2022/01/23 - 2022/01/24

今日の最終目的地　
雪深い越後の城下町　高田　

駅舎が和洋折衷の独特なデザイン
雪の多い地域らしく　屋根の勾配がきつい。
左右の塔のような櫓
大きな窓はステンドグラス

エリア 上越・直江津(新潟)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩

朝食の後、酒田から新潟まで　「特急いなほ」で移動
新潟市内見物
バスでフェリー埠頭近くまで
港町らしい風景を楽しみつつ散歩

通りにあった湊稲荷神社には　珍しい願掛けの狛犬
回してみると、重たい。女性と男性で回す向きが違っている。
海に出た人が無事に帰るよう願って回したに違いない。
そう思って調べてみたら、海に出られないように風が吹いてくださいと願掛けしていた女性の悲しさも知った。

そして、これは　人形流し
身を清めるために御神水に流して　中の鳥居をくぐれば・・・・

湊稲荷神社 寺・神社・教会

みなとぴあは文化財となる建物を移築した公園のようになっていた。
とても近代的でシンプルな銀行
カウンターは大理石？

新潟市歴史博物館みなとぴあ 美術館・博物館

まだまだ現役で使えそうです。アメリカ映画にでも出てきそう。
銀行強盗はいけませんよ。明日に向かって撃たないでください。

銀行の2階に和室
お客の接待用でしょうか？

外見は質実剛健

美しすぎるなまこ壁の眩しい建物
旧税関庁舎　港に運び込まれる品物を検査していた。
今では、資料館　

櫓が面白い

対岸に佐渡汽船乗り場
佐渡に渡ってみたいな。

並んで　朱鷺メッセコンベンションセンター
イベントなどをやっている。

新潟での昼食は　からむし麺のうどん
からむしは　麻のような繊維を取る草だと思ったが、食用にもなるんだ。
葉っぱの色がついて　緑のきれいなうどん
しこしこで美味しかった。

高田に着くと　暗くなっていた。
明かりが照らし出すステンドグラスの模様が美しかった。

翌日、朝食の後　街中散歩に繰り出した。
雁木の下を歩いていくと　大きな看板が目に着いた。
高田世界館
なんと日本最古級の木造の映画館でした。
中を見学させてもらうと

高田世界館 名所・史跡

座席は1階と2階にあり　かつて学生時代に通った名画座にも似て
座り心地はいいとは言えないのですが、なんだか馴染んでしまう。

天井の明かり　明るすぎず暗すぎず

2階には映写室　
古い映写機が展示されていた。

今使われている映写機
最新のものから　懐かしいもの、マニアックなもの　いろんな映画を上映している。
なじみのファンも多く通ってくるらしい。
今度はたっぷり時間を取って映画を見に来よう

映画館を出て　また雁木の下を歩く。
古い街並みを懐かしみつつ、歩いていくと高田城跡の公園まで来てしまった。

雪に公園はほとんど来る人もいない。

お堀は凍っているのか水鳥も見えない。

ふと見上げると　隊列を組んで　雁が渡って行った。
冬ならではの光景に出会えたな。

街中に戻ると　通りにコミュニティセンターとして使われている元銀行があった。
どこに行っても　昔の銀行の建物は丈夫で凝っていて　今でもちゃんと利用できるいい物ばかり。
天井の模様がイカシテル

高田駅に着くと、予定の列車にはまだ早い。
ちょっと足を延ばして　直江津まで行ってみることにした。
日本海にもう一度出会うために。
かつては栄えていたであろう町は、とても静かだった。
日本海は　浜に打ち寄せる波もひっそりと悲しげだった。
冬の日本海はここまで
想像していた荒々しさとは違う　何とも言えない寂しさを感じて　浜を後にした。

何となく立寄った和菓子屋で団子を買った。
団子といっても餅ではない。継続団子は白あんを丸めて焼いたもの。
がぶっつとかぶりつくと　拍子抜けする。ふにゃっとつぶれるから。
林芙美子の放浪記に出てくると　店の前にも宣伝されていた。
高田に戻って荷物を取ったら、「特急しらゆき」新幹線「はくたか」と乗り継いでこの旅も終わり。
放浪できる身分になりたいものだ。