2023/06/02 - 2023/06/06
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出たとこ勝負師さん
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台湾に向かう時が来た
2019年10月の訪問から3年8ヵ月、誰もが承知のあの災厄に行く手阻まれ閉塞余儀なくされていたが、ようやく諸条件整い旅立てることとなった。8度目の台湾、胸の高鳴りが治まらない。
ただしこれまでは概ね10日から2週間は旅が出来たものが今回なんとかひねり出した旅程は台湾4泊5日というささやかなもの。これは昨秋より私の身辺状況が激変したからで、なんと72歳にしてフリーの身から就職して会社員となったのだ。
私は社会に出て最初の1年半ほどはサラリーマンをやったが直ぐに向かないことが判ったので会社を辞め、以後ずっとフリーで生きてきた。無職、アルバイト、フリーランス、自営業といった肩書をその時に応じて使い分け大変ではあるが組織に属さぬ自由満喫してきた。このまま最期の時まで行くこと疑いもしなかったが、人生何が起きるか判らぬもので、48年の時を経て再び会社員となってしまった。人手不足に悩まされる企業の事情と社会保険制度の改変が作り出したエアポケットに落ち込んだようなもので、金回りも悪くなってきたし小遣い稼ぎでもと軽い気持ちでアルバイトに応募したら入社勧められ、逡巡もあって暫し考えさせてもらったが、面接から10日余り後には会社員という肩書の身となっていた。もちろん会社の明日を支える中核社員というのではなく、間に合わせの穴埋め社員といったところだが、雇用期間の定めもなく保険も有休もある正社員(怪しいものだが)ではある。定年も廃止したので元気なら80歳でも働けますよ―― とは言われているが、さあどうなりますか。
そんな訳で社員ともなれば好き勝手に休むことも適わず、何とか確保出来たのが5日なのだ。頑張ればもう1, 2日増やせそうではあったが、それだと周りに大きな負荷を掛けてしまうので、無理も言えなかった。さすがにカタギの世界は窮屈なものだ。
ただその代わりと言う訳ではないが、有休が使えた。もうここで行かねば夏になってしまうと意を決して、6月2日の桃園行を予約したのが4月の末だったが、そのすぐあと総務から< 入社半年経ったので5月25日から有休が使えます。10日付与です >と連絡が来て、申請用紙も届いた。案内に依れば1月前までに申請を出せとあり、当初有休は考えになかったのだが、このギリギリのタイミングに運命的なものも感じ、5月1日に6月2日からの有休申請を提出した。解禁になったら間髪を入れずに使うとは厚かましいヤツだと会社には思われたかもしれないな。先に楽しみを取っておこうと今回は2日使用に止めたが、3日欠勤になるところが1日で済みその分減収抑えられた。有休というヤツを使うのも48年ぶりか。こんな日が来るとは夢にも思わなかった。
獲得した5日をどう使うかに頭巡らせるのは難題でもあり何よりの楽しみでもあったが、これは頭を悩ませた。行きたいところは多いが、日数は少ない。難解なパズルを解くようなものと言えようか。
あちこち動かず好きな台南に全日ぶち込むかとも考えたが、それも勿体ないなと撤回。結局行きたいところは何処なんだと虚心になって考えた末次の5ヶ所を巡ってこようと決めた。いずれも再訪の地で、結果的に鉄路で台湾一周コースとなった。
1 台南 街歩きを楽しむ
2 池上文庫 屏東県竹田郷 アジア最南の日本書図書室
3 關山鎮 東海岸の田舎町。何もないが、気に入っている
4 大富 花蓮県光復郷。駅前の佇まいが気に入っている
5 羅東 夜市&朝市を楽しむ
というのがこの旅の目的地で旅の概要は固まった。とにかく短期間だけに目指すは隙なく、無駄なく濃密な旅なのだが、さてうまく行くだろうか
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24時の羽田空港第3ターミナル
3年8ヶ月ぶりとあって懐かしい
趣きは変わらないが以前の国際線ターミナルから第3へと名前が変わっていた -
まず搭乗するピーチ航空のカウンターを確認して(同じ場所だった)5階の送迎デッキへ行き、空港吹き抜ける風を味わう。JALとANAが並んでフライト準備中だった。
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4階の商業エリアへ降り、江戸小路の一角借りてチェックイン待ち。ラウンジとやらには縁のない人間なので大体この辺りで過ごしている。
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今回も旅の相棒は使い慣れたこのハイキングザック。少し余裕あって5㎏弱くらいかな。
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久々だけに何か手抜かりがあってどこかで引っかかるんじゃないかと不安だったが、チェックインも保安検査も出国手続きもスムーズに通過。無事出国エリアへと抜ける。搭乗開始までまだ時間あるのでいつものように端の方まで散歩。少しづつ調子戻ってきているか。
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台風接近とあって窓の外は雨。ただしフライトには影響なさそう。数日前はノロノロの台風2号がドンピシャのタイミングで襲来するのではと案じたが、悪運強く台風が来る直前に東京を飛び立ち台風が通過した後の台湾に舞い降りることになる。
窓の外にはピーチの機影。これに乗ったんだろうかな -
桃園第一機場路線バス乗り場
フライトは順調定刻8時半頃(台湾時間)には台北桃園国際機場に着陸していた。お馴染みの長い通路経て辿り着いた入国審査もスムーズに突破。預け入れ荷物もないのでそのままスルリと台湾入境。
いつものように台鉄桃園火車站へバスで向かうのだが、このあといささかの勘違いもあって両替と悠遊カードのチャージに手間取り、バスを1台取り逃がし、次便まで1時間近く無為の時を過ごさねばならぬという失敗をしてしまった。忙しない旅の時に限ってこうなるのかよ。
別ルートも考えたが、MRTは好みではないし、台中までバスで一気に走るのも味気ないので、ここはじっと我慢で10.30発の統聯客運を待った。
因みに両替は 40000円が8456元となって返って来た(別に手数料30元)。1元が4.73 円の計算で、かつての1元3.5 円時代より1.2 円ほどの元高となっている。1円ちょっとくらい大したことないと思いがちだが、40000円替えて3000元弱も違ってくるのだからやはり痛いね -
桃園火車站改札
さあ台鉄桃園に辿り着いた。ここから3年8ヶ月ぶりの台湾鉄道旅私の言う火車旅が始まるのだが、時刻はもう11時18分。今日の宿は台南で、途中何ヶ所か寄りつつ明るい内に台南入りして昏くなる前に軽く街歩きとの算段でいたが難しいかな。 -
やって来た屏東行自強号(特急)に飛び乗り約1時間で竹南。もちろん切符を買う暇などないから悠遊カード使った(自強号は全車指定制だが70㎞までなら悠遊カードでの降車時精算が出来る)無座の旅である。
先を急ぎたい気持ちもあったが、そろそろ70㎞になりそうなのと自強号で一気というのも面白くないので下車した。 -
竹南も3回目か4回目。台南の早い到着はあきらめて少し街歩き。さほど特徴ある街ではないが、結構気に入っている。
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市場も行ってみたが、昼も過ぎたので人も少なく各店片づけの体勢に入っていた
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竹南市場前の街頭風景
結構好きな眺めだ -
竹南13時発の区間車(普通)でノンビリ南下
やっぱり区間車が落ち着く。ただし時間を要するのは痛し痒しといったところか -
台中に到着。ダイヤより少し遅れての15時30分頃か。このあとの行程思案し、あまり遅くなるのも不味いだろうと一気に台南入りすることに決め、切符購入に窓口へ赴く。15.21発の自強号のチケットを確保
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煉瓦造りの台中旧站が鉄道文化園区として公開されているので覗いてみた
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旧台中火車站
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懐かしの改札口も残されている
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台中火車站
乗り込んだ自強号はかなり混んでいて、デッキはもとより通路も無座の客で埋まっている。座席をゲットしている私は少々申し訳なく思いながらその間をすり抜けて窓際の席へ
推察するに立ってる人は切符購入時すでにソルドアウトだったので止む無く立席承知の無座で乗らざるを得なかったが、私の場合台中で降りる人が多かったので、するっとその後へ滑り込む形で席を確保出来たということだろう -
台南に到着。17.15の定刻からは少しの遅れで済んだ。火車站は工事中
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用はないけど改札へも行ってみた
その後歩いて今日の宿へ
宿はゲストハウスはむ家。日本人オーナーなので邦人バックパッカーの間では有名な宿。私も2017年の初訪台以来毎回利用していて都合二十数泊泊っている -
中山路から民族路と歩き忠義路の宿へ
この路地(左側)の奥に今日の宿はむ家がある
今回はブッキングドットコムで予約し共同バスのツインルームで1053元。コロナ禍前は750元だったかと記憶しているから円安の為替レート加味すれば倍近い計算か。ただこの御時勢不満はなく、貧乏旅行者としてはむしろよくがんばってくれているなあと感謝の気持ちすらある。
因みにドミトリーなら600元ほど(日によって変動あり)で泊れる
オーナーのハムさんとも3年8か月ぶりの再開。私の予約に気が付かなかったようで突如現れた懐かしの(ホントかな)ゲストを驚きと喜びで迎えてくれた
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ハムさんとゆっくり語り合いたいところではあるが今回はなにせ忙しい旅。チェックインして荷物を置き、シャワーを浴びてさっぱりしたらすぐ外へ
忠義路と民族路の交差点に立つ。もう時刻も18時半を過ぎている。街歩きは明日にしてまずは夕食調達に向かうとする
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やって来たのは忠義路と成功路の角に立つ正忠排骨飯弁当。台湾も最初の頃は夜市や大衆食堂で食べたり自助餐へ通ったりしたが、3回目あたりから弁当に餃子など一品加えビール買い込んでホテルの部屋でゆっくり飲み喰いというスタイルが定番となってきた。私は俗に言うグルメではないから有名店の食べ歩きなどしなくてもこれでじゅうぶんなのだ。ただし意外と味にはうるさい。台南での好みがこの正忠排骨飯弁当でボリュームがあって美味く値段もそこそこというのが気に入り台南に来れば毎回買っている。今回も食事というと真っ先にこの弁当が浮かんだ。価格は95元。3年前は75元だったから売価で3割弱、円換算すれば倍近い値上がりとなるか。世界的な諸物価高騰に台湾も無縁ではいられないから値上げは仕様がない。憎むべきは円安か
定番通り7-11でビールと目についた煮卵買ってはむ家へ戻り部屋で晩餐のひと時。はむ家は原則飲食はリビングで、ということになっているが、食べガラを直ぐに始末することを条件に(蟻が群がって来る)OKもらっている
食べ終えて容器など始末しにリビングへ下りたらそこにいたゲストの日本人男性と挨拶から話が始まり中々に弾んだ。二十歳は過ぎているだろうと見ていたが聞けばまだ高校を出たばかりの18歳で語学留学に来てこのあとアパートを探し、長期滞在の予定とか。頭の良さ感じさせる子で、大学へ行かなかったのも日本の学校制度になじめなかったからのようだ。 -
一頻り話したあとまた夜の街を彷徨いたくなり外へ。今度は忠義路を南へ行き天壇へ。ガイドブックにも載っている人気の廟で、信仰心のない私はだいたい霊場には近寄らないのだが、飲んだ後の徘徊で何度かこの廟の前に立つうち胸に刻まれるものがあったようで、コロナ禍で日本に閉塞余儀なくされている時台南の街歩き思えばなぜか天壇が浮かんでくるようになった。そして今天壇の前に立てばやっと台南に来られたという実感が湧いて来た。ちょっと不思議な気持ちあり。
遅くまで開いている廟だが、さすがに夜9時半も過ぎ扉は閉ざされている。
明日は台南の街歩きして午後台鉄で南へ向かう。
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