2023/6上野東京国立博物館で古代メキシコ展始まりました

2023/06/16 - 2023/06/16

コロナ時代も終わり、延期・中止になっていたイベントもどんどん復活してきています。町中には修学旅行の学生さんたちや海外からのゲストがいっぱい。
上野の東京国立博物館平成館にて2023/6/16-9/3古代メキシコ展が始まりました。
予定より3年遅れとのこと。
世界史でインカ、マヤ文明についてさらっと勉強したけど知らないことばかり。
初日に休み取れたので行ってきました。最近の国立東京博物館など、いままで原則撮影禁止だったところもどんどん撮影可能になってきており、今回も全面撮影可能でした。特設ショップも撮影可能でした。
会場はゆったり展示で写真撮りやすく、見やすいレイアウトでした。お勧めです。今のところ予約不要のようです。おとな当日2200円です。

エリア 上野・御徒町(東京)

上野のトーハクこと東京国立博物館にて目玉企画スタートです。
古代メキシコ展。
メキシコ行ったことないので興味津々です。

会場はこんな感じ、ゆったりレイアウトです。

では早速入場です。老若男女、特に学生さんたちが多くていつものトーハクよりだいぶ客層が若いですね。

第一会場では　古代メキシコへのいざない　というコーナー。
一気に非日常の世界が広がります。

装飾ドクロ　さっそく目玉商品が並びます。

いきなりカワイイ、印象的な展示。

オルメカ様式の石偶　小さいです。紀元前のもので、ヒスイだとか。
メキシコではヒスイが珍重されたそうです。

メキシコの国土は日本の5倍という・・広いですね。
高地、熱帯雨林、いろんな気候があるそうです。

黒曜石でできたナイフ　日本の古代でも見かけるけど、これは飾り付きです。

フクロウの土器　なんか素朴で日本にもありそう

クモザルの容器　ユーモラスです。

今回の展示では、日本人に受けそうなかわいい作品を選別したのかな、と思うくらい目を引く展示が多かった印象です。

なんか複雑な豪華な展示が・・

チコメコアトル神の火鉢（複製）

夜空の石板

金星、星、鷲、兵士が登場してます。

ダイナミックですねえ。
球技をする人の土偶
小さいけど迫力あります。

テオティワカン遺跡、行ってみたいです。

今回の展示の目玉の一つ
死のディスク石彫

死と再生を暗示する沈んだ太陽　かつては、日没は太陽の死を示し、翌日また太陽が再生すると信じ出られたとか

立像
黒曜石なので渋い色合いですが、なんか漫画チックにも見えますね～

豪華な首飾り
貝でできてるそうです

火の老神石彫　儀式用だったとか

ヒスイの首飾り

大玉で豪華。でも重たそう。

こんな小さな作品も。

壊れないように運送するの大変そうです。

日本の土偶とか埴輪と同じような文化なんですかねえ・・

南の島っぽい展示もあったり。

メキシコ古代文明にはピラミッドが登場。

シパクトリ神の頭飾り石彫
岩ですからね、重たそう

蛇神石彫

よく残ってますねえ・・

これは写真ですが
羽毛の蛇ピラミッド

200-250年ころの作成らしい。

立像。
3頭身くらい、表情が面白い。右側は女性で、ネックレスやスカート姿です。今と変わらないかも？

トランペットだそうです。模様入り。芸が細かいです。

土器のお椀。
いい色合いが残ってます。

おお、これはインパクト大きい。
鳥形土器　貝殻の装飾があって、湾岸交易がおこなわれていたことがわかるそうです。

横から。
これは家にほしいかも。

実際は運搬できないような石材や壁画が多いので、随所に写真パネルがありました。

屋根飾りだったかな

壁画。
レンガ色がいい味出してます。

香炉。

これも香炉だそうです。どうやって使うんでしょう。

三足土器　絵柄はなんと・・生贄行事が描かれているとか。

豪華な土器

骨壺らしい

土器がずらり。
あまりつぎはぎが見えないので、丸ごと出土したのかなあ。

土偶。小さめ、ずんぐり体形でなんか親しみを感じる・・

織物をする女性の土偶

土偶ずらり。

織物関連。

道標だそうです。
ぷくぷくした文字が面白い。

首飾り、緑色がキレイです。

不思議な造形の石器。

おお、なんだこれは？的な展示。

猿の神とカカオの土器蓋。　カカオは貴重だったらしい。

トニナ石彫。
球技やってるんですね。

96文字の石板　解説です。
個性的な文字列です。

実物はこちら。
見ていてもわからない・・

文明の栄えたパレンケの説明。

石板がずらり

香炉台

香炉台
どうやって使うのやら

では今回の展示で特に注目のコーナー

赤の女王です。今は赤くないけど？と感じますが、7世紀のものが真っ赤な水銀朱に覆われて出土したそうです。

全身像。頭周りが特に豪華ですねえ。
ベルトや、体外に針やマスクも展示してあります。
これが7世紀の作品か・・

冠、髪飾り、首飾り、耳飾り、とにかく豪華です。

胸飾りのヒスイもすごすぎる

腕や足首にも飾りあり。

手の近くに展示されてたマスク。これも見事な細工です。

トゥーラのアトランティス像
王座を支えてます。えらい。

モザイク円盤。
材料が多彩、カラフル。

チチェンイツァーのアトランティス像。
頑張って王座を支える姿、素朴な感じがしていいですね。

独特なポーズは　チャクモール像
おなかは神にささげる供物を載せるそうです。
生贄の心臓とか・・

こんなかわいい姿なのに、ちょっとこわいかも。

かつては水辺を埋め立てた場所が今やメキシコの首都のメキシコシティーになったそうです。

写真では迫力伝わりませんが
170㎝の鷲の戦士像

鳥と人間の足がありますね

個人的には気に入った作品ですが・・
背中に籠をしょっている？と思ったら骨壺

ミクトランテクトリ神の骨壺

蛇みたい、でもトルコ石がキレイです。

エエカトル神像

体育座りしてますね

ブルケ神パチカトル像

こちらも体育座り。

楽器かなと思ったら香炉。

木製の鼓。

これは笛。なるほど。

甲羅型の土器も。

トラロク神の壺　豊穣をもたらす雨の神として大神殿に祀られたそうです。

実物はもっと鮮やかな色でした。
ベロっと愛嬌ある表情です。

こちらも骨壺　骨壺のイメージが日本と違うなあ・・
テスカトリポカ神の骨壺

会場は第一、第二会場を行き来できるので空いているところをどんどん鑑賞するのがよさそう。1時間半くらいぐるぐる見てました。

第一会場と第二会場の間には特設ショップあり。
展覧会出品作品のはがき、クリアファイル、マグネット、メモ帳、バック、などなど。
ミュージアムショップの品はセンスいいのですが、お高いですよね・・

かわいい、ちょっとほしいかも　買ってませんが

布製品も多くて、カラフルで独特のセンスです。

会場では買い物しても袋は有料、ちゃっちい袋が20-40円だったかな。
絵葉書のみ、無料で薄い紙袋に入れてくれるそうです。

結構いい値段のハンカチを買ったのですが、袋いりませんというとそのままペロッと渡されてちょっと困ります・・その有名ハンカチ店では無料でデフォルトでギフト用包装してくれるんですけどねえ。エコのためには仕方ないのかも。

なお、本館の常設のミュージアムショップでは丈夫な紙袋10円です。こっちのほうがはるかにいいです。

女性のお客さんが多くてみなさん気合入れて買い物してました。転売や～ではなさそうです。

絵葉書ずらり。

木綿の薄い手提げ。実用性はどうかなあ・・

では、無料で常設展も見ることができるのでちらっと見物。

平成館にある埴輪どっさりコーナー。
ゆるい表情がほっとさせてくれますね。

本館に移動します。
日本の工芸品。
蟹が器に張り付くという考えられない奇抜な作品。ほんとにリアルです。

雪舟の作品らしい・・と紹介あり。

浮世絵コーナーは季節に応じて入れ替え。
現在は蛍狩りの夏らしい作品がずらりでした。

江戸時代の着物の着こなしもいい感じですね。
作品保護のため照明は暗めです。

撮影禁止でしたが国宝コーナー、現在はこちら。

高円宮コレクション　根付。
多彩、見事、精緻な作品が並んで壮観です。
外国人たちが興味津々で眺めてます。

うさぎがいた！

今回は特別展をメインに見物しましたが、本館の日本文化の紹介もお見事です。

おまけ画像。今回のお出かけではありませんが。
天気の悪い日だったらパンダ館空いているかも？の別の日に出かけた上野動物園。
双子パンダの午後のお食事タイムを見学できました。
どちらかの背中に青い線が入っていて目印になっているのかな。

赤ちゃんパンダと思ってたらもうすっかり大きいです。

笹をモグモグ

気合の入ったパンダファンの方たちが一眼レフとスマホを抱えて突撃されていて気迫を感じました。

上野公園内には修学旅行の学生さんたちがたくさん。見どころいっぱいですからね。学生さんなら無料で入れるところも多いと思うし、しっかり楽しんでほしいものです。