チャイナエアライン プレミアムビジネスクラス CI105 成田-台北

2023/06/09 - 2023/06/10

4年ぶりの海外旅行に、長年貯めていたデルタスカイマイルを使用し成田→バンコクのチャイナエアライン特典航空券に交換しました。成田→台北分の搭乗記となります。
フライト自体5月初旬に予約したのですが、東京→バンコクで検索するとベトナム航空がメインで出てきており、チャイナエアラインはA330→A330の乗り継ぎの便しか出てこない状況でした。ベトナム航空がまた別で乗る予定があったことと、どうしてもチャイナエアラインのプレミアムビジネスクラス(A350/B777に搭載)に乗りたかったので、A350かB777を含む便を選択できないか検索したところ、関空→台北→バンコクで台北→バンコクのCI831のみがA350充当便で予約が取れました。
ただ、関空まで行くのが面倒だったので出発十日前になんとかならないかと調べ直したところ、成田→台北→バンコクでCI105→CI831と両方ともA350で運行される便が空いていました。おそらく直前開放枠と思われます。
Webからだとうまく変更できなかったので、コールセンターでやってもらいましたが、変更手数料等一切なく成田発に変更できたのでラッキーでした。
必要マイル＋金額としては、スカイマイル45000マイル＋7000円ほどの税金やら手数料と、サーチャージが高額な今ではとてもありがたい安さでした。

エリア 台湾

成田エクスプレスで向かったのですが、車両故障で船橋で下されてしまいました。おかげで京成に乗る羽目に...

成田エクスプレス 乗り物

成田のスカイプライオリティレーンです。コロナ禍の2021年に一度アメリカに行ったのですが、その時は人影はほとんどなかったものの、流石に今ではかなりの混み具合でした。エコノミーはかなりの行列だったのでチェックインは大変だったと思います。

成田空港第2ターミナル 空港

チャイナエアラインのダイナスティラウンジのみ利用可能でした。コードシェアしてることだし関空みたいにサクララウンジ入れてくれよと思ったり...
このラウンジの向かいにキャセイのラウンジがあるのですが、門構えからしてそっちの方が立派なんですよね...

ダイナスティ・ラウンジ 空港ラウンジ

台湾風にこんな陶器が置いてあったりします。しかしこのラウンジ、７０名ほどしか入れない狭さなんですよね...

話には聞いていましたが食べ物のラインナップは貧相です。点心が六種類ほどあるのはさすが台湾の会社だなというところですが、ヌードルバーはカップヌードルというのが...
ミニ肉まんは皮がもそもそしていて、ちまきは妙に米の水分が多く微妙でしたが、餃子や焼売は美味しかったです。

ラウンジで1時間ほど作業をしたのち、機体へ向かいます。今回はA350-900、B-18906、フライチームによると2017年3月登録の6年少し飛んだ機体のようです。
長距離線に主に使っているフラッグシップモデルですね。

このキャビンの写真を6年ほど前に見た時からずっと乗りたいと思っていた、プレミアムビジネスクラス。木目調で機内全体が統一されており、サイドテーブルのランプがあたたかみを加えている、とてもオシャレなビジネスクラスです。
このデザインは日系各社はとても及ばないレベルだと思います。

一番前の列がなぜか10列目となってて、自席は３番目の12Kです。触り心地のいい枕と毛布が鎮座していました。スリッパは言えば暮れたのでしょうが、席に置いてはなかったです。3時間程度なのでなくても問題ないですね。

ちなみにこれは前に乗ったA330の羽田→台北松山のビジネスクラスです。A350に比べたらこれはプレエコレベルですね。

ゆったりとしたホールド性の高い、それでいてクッション性のあるシートが快適すぎて座った瞬間に降りるのが嫌になりました。サイドテーブルのランプがホテルラウンジのような雰囲気を醸しているのがとても落ち着きますね。

ウェルカムドリンクのチャイナエアラインオリジナルジュースです。ドラゴンフルーツがベースで、それにスイカとオレンジを加えているそうです。程よく甘く、すっきりとした酸味もありとても美味しかったです。CAさんからのオファーでお代わりも頂いてしまいました。
5年半ほど前にA330と747のビジネスクラスに乗った際はアップルジュース、オレンジジュース、水、の三択だったのですが、こっちの方が満足度は高いですね。
あと前回はおつまみの袋も付いてきた気がするのですが、今回はありませんでした。

それにしても日本の航空会社はこんな短距離線でウェルカムドリンクなんて出さないので、グラスでオリジナルドリンクを出してくれるのはとても良いサービスだと思います。
日系なら長距離線でようやく安っぽい小さいプラカップにオレンジジュースかスパークリングワイン入れて持ってくるだけですからね。あれなんとかならないんでしょうか...

ひたすらにこのサイドランプがお気に入りでこれ入れた写真ばっかり撮っていました。滑走路に入ってそろそろ離陸します。

離陸しました。この日は天気が悪かったのでイマイチパッとしない景色ですね。
しかし、この便の10分くらい前にJALの台北行き、JL809も離陸していたのですが、そちらは737-800での運行でした。前は午前中のJL805が737、午後の809がスカイスイートではない普通の787での運行だったのですが、805は廃止で809を737で運行という形になってしまったようです。正直日系のあんな高い運賃で737みたいなしょぼいシートを積んだ機材に乗せられるのはたまったもんじゃないと思います。単通路は国内線みたいでテンションも下がりますしね。

今や成田→台北桃園はANAも撤退してしまっているので、最善は羽田or成田からエバー航空のA330で飛ぶことではないでしょうか。エバーはA321はJALの737と似たようなシートですが、それ以外はみんな新しいフルフラットシートなのでワイドボディならクオリティはどれも満足できるものだと思います。
対してチャイナエアラインはA330のビジネスクラスが本当にショボいのでA350／777でない限りやめた方がいいでしょう。

日が暮れてきました。リバースヘリンボーンタイプのビジネスクラスは初めて乗ったのですが、意外に窓が近く、身を乗り出さずとも景色は見やすかったです。

富士山もぼんやりと見えていました。

離陸後20分ほどでドリンクとおつまみがサーブされました。スパークリングワイン(銘柄はメニューに記載なし)でしたが、キャラメルのようなコクのある甘い香りでとても美味しかったです。

お気に入りのサイドランプと空を入れて...
フルートグラスだともっといいんですけどね。

ドリンクがサーブされてから10分後、機内食がやってきました。
短距離便なのでワントレーでサーブされます。今回は事前に洋食をセレクトしておきました。

アペタイザー：ケイジャンプラウンのワサビマヨネーズ添え　グリルドチキンと野菜の串焼き
海老にワサビマヨネーズがマッチしてとても美味しかったです。ワインに合う味でした～

メインディッシュ：牛フィレ肉のグリル　マスタードソースと共に　クリーミーポレンタ　にんじん　ロマネスコ　ズッキーニ
牛フィレ、機内食で食べるのってどうなのかな～と思っていたのですが、脂身の少ないさっぱりした肉質で、炭火でミディアムにグリルしてあり、食べやすくとても美味しかったです。ポレンタもそんなに重くなく、なめらかな口触りで肉によく合いました。
パンはマルチグレインロールとガーリックブレッドでした。温かいものは温かく、冷たいものは冷たくきちんとサーブされたのですが、如何せんワントレーなのでメインに行き着く頃にはちょっと冷めますね...笑

食い意地が張っているのでダメもとでCAさんになんか甘いものもうちょっとない？と聞いたらextra icecreamがあるということで、いただいちゃいました。大好きな抹茶味です。

デザートはフルーツタルトとフルーツを選びました。このタルト、ベースがカスター、上がりんごとアプリコットで甘さもしっかりありながら爽やかな酸味もありあと三つはいけそうなレベルで美味しかったです。日本積込の機内食はレベル高いですね～

ここまで食事提供から40分ほどなのですが、デザートをサーブしていただいたら揺れが強くなり、一時乗務員も着席になってしまいました。CAさんが急いでいたのは多分揺れる前に一通り出し切りたかったというのがあるのかなーと。

美味しい機内食でお腹を満たして、ワインでほろ酔いになったのでちょっと寝てみます。フルフラットにして30分ほど寝たのですが、めちゃくちゃ気持ちよかったです。シート横幅22インチと十分で、毛布も程よい厚みがありとてもリラックスできました。

離陸から2時間半強で着陸前のアナウンスが入り、15分前にCAさんがキャビンを回ってシートベルトなどを確認していました。日系だともっと早い時間に確認しているので、くつろげる時間が着陸ギリギリまであるのはいいですね。

台北桃園に着陸しました。
降りた瞬間どんどん窓が曇っていくのを見ると南国を感じます。

ようやく普通に海外に来れる世の中になったことを噛み締めて。
今日は空港近くのホテルで一泊します。

台湾桃園国際空港 (TPE) 空港

到着ロビーに出るまで20分ほどでした。

タクシーでホテルに向かったのですが、このタクシーがまあ彗星の如くすっ飛んで行くタクシーでした。RAV4ハイブリッドだったのですが、毎度毎度アクセルは床まで踏み抜かれ、他の車をごぼう抜きであっという間にホテルに着いてしまいました。車線変更の際ミラーと目視でしっかり確認はしていましたし、ウィンカーもちゃんと出していたのでただスピードが速いこと以外は問題なかったですが。

今回のホテルはシティスイーツゲートウェイ大園というホテルです。一泊一人8000園程度でした。

シティ スイーツ ゲートウェイ ホテル ホテル

せっかく台湾に寄ったので豆乳を自販機で買ってみます。12元、55円程度でしょうか、これを飲んで翌朝のフライトに備えて早めに寝ます。翌日もA350なので楽しみです。