2023/06/03 - 2023/06/03
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maruhanabachiさん
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お茶壺道中を知っていますか?
正式名称は宇治採茶使。
徳川家康が遠く江戸まで取り寄せた宇治茶。
三代将軍家光は、将軍家が買いつけた茶を江戸から取りに行き、宇治御茶師によって詰めさせ、それを持ち帰る『宇治採茶使』の制度を設けました。
最盛期には実に千人以上の大行列に膨れ上がりながら、幕府の終焉まで235年もの間毎年続いたのです。
そのお茶壺道中を、宿場町の風情を今に残す長野県奈良井宿が毎年再現しています。
毎年6月第1週に行われる、そのお茶壺道中をたずねました。
お茶壷道中についてのnoteの記事はこちら
https://note.com/vast_dill982/n/n4f2ab6031cd5
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
前日の大雨で開催が危ぶまれたお茶壷道中。
木曽川は増水して濁り、かつて暴れ川と呼ばれた姿そのままをさらしています。
近くに寄ったらダメですよ! -
さあ、奈良井宿に着きました。
9時半に着くと、駐車場はすでに車がいっぱい!
駐車場料金は普通車500円。
駐車場には、機関車も展示されています。 -
権兵衛側を渡り、線路を越えると、江戸時代にタイムスリップしたかのような宿場町の町並みが広がっています。
この街並みを現代において維持することは、かなり大変なことでしょう。
地元の方々の努力が偲ばれます。 -
まずは、宿場町の西端にある鎮(しずめ)神社にお詣り。
秋の祭りに使われる山車が納められた蔵も境内に建っています。鎮神社 寺・神社・教会
-
神社から町に向かう途中にある高札(こうさつ)場。
幕府からの通達を札に書いて掲示してあります。
こちらは再現されたものなので、普通に読めます。
じっくり読んでみると、なかなか味わい深いですよ。火つけに関しての注意喚起など書かれており、当時の生活の一端を垣間見ることができます。 -
裃を来た若い学生さんたちに出会いました。
忙しそうに何かの準備をしています。
梅雨の晴れ間のまぶしい青空が見えてきました。 -
学生さんたちは、都留文科大学の吹奏楽部でした!
お茶壷道中を唄った童歌『ずいずいずっころばし』などを演奏していました。
中山道で繋がっている都留市もまた、お茶壷道中の再現を秋に開催しており、そのことから奈良井宿とコラボしているそうです。
ステキですね! -
地元スイーツを見つけました。
その名も『朴葉巻き』。
軸についたままの朴の葉にお餅を巻いたもの。持ち運びしやすいようにという昔の生活の知恵でしょうか。
味は、つぶあんとくるみあん。ひとつ190円。
頼んだ個数だけ、はさみで切って渡してくれます。
写真撮らせてください!と頼んだら、お店のお姉さん隠れちゃいました。 -
朴葉巻き、くるみあんにしました。
あんは白あん。甘じょっぱくて、くるみの触感と大納言小豆?がいいアクセントに。
江戸時代も、こうして朴葉巻きは中山道を行く旅人の疲れを癒したのでしょうか。 -
『いずみや』は、しっとりとした風情の和のインテリアが古い町家に映える、ジャズの流れる大人のカフェ。
宿場カフェ いずみや グルメ・レストラン
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お茶壷抹茶ラテ600円。
香りも味もしっかりしていて美味しい!と思ったら、宇治抹茶使用とのこと。
お茶壷道中の地だけあって、お抹茶へのこだわり半端ないです。
器も素敵。宿場カフェ いずみや グルメ・レストラン
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ブラウンパフェ1600円。
和三盆メレンゲ、くるみメレンゲ、あずきパイ、河内晩柑、ゴールドキウイ…
和スイーツと果物がてんこ盛り!
苦みのしっかりあるおいしい抹茶アイスと爽やかなシャーベットが調和して、あっという間になくなります。宿場カフェ いずみや グルメ・レストラン
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お茶壷道中の日は、呈茶席もありますよ!
ここで提供されるお茶は、ただのお抹茶じゃありません。
お茶壷道中の責任者であった宇治御茶師、上林春松のお抹茶『瑞鶴』を頂くことができます。
上林家はペットボトルのお茶『綾鷹』を監修しています。
お抹茶の写真がありませんが、お茶席といっても格式張らずに美味しいお抹茶とお茶菓子を頂くことができます。 -
お茶席から通りを見渡せます。
実はここはお茶壷道中を観るベストポジション!
ぜひ時間を見計らって、お抹茶を頂きながらお茶壷道中を見学しましょう。
お茶壷道中は、午前11時と、午後1時の二回。 -
さあ、お茶壷道中の行列が来ましたよ!
陣笠姿で太鼓を鳴らしたお役人を先頭に、毛槍をふりあげて『下に~下に!』と進んでいきます。 -
主役のお茶壷が通ります。
実際には厳重に壺に詰められたあと、羽二重でくるみ箱に入れ真綿を詰めた箱に保管されました。
お茶壷道中は将軍家の購うお茶ですから、行き合った者は大名でさえも駕籠から降りなければなりませんでした。
お茶壷道中は、幕府の権威を示す行事だったのです。 -
行列は続く。
お茶壷道中の行列が通る中山道では、道々の掃除はもちろん、農繁期でも田植えすら禁止されました。
地域の住民にとっては『早く通り過ぎてくれ…』というのが本音だったのでしょう。 -
コラボしている都留市のお茶壷道中も通ります。
こちらの掛け声は『下にいろー下にいろ!』
衣装も少しずつ違うのが面白いですね。 -
-
鎮神社から山の方へと分け入る道は、中山道に続きますが、今回はここまで。
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昼食にお蕎麦を食べたい!と『手打ちそば ていしゃば』へ。
手打そば ていしゃば グルメ・レストラン
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きのこおろし蕎麦を注文しました。
このきのこは、秋にご主人が山に分け入って採ったものを煮て保存してあるのだそう。
しゃきしゃきとした触感が美味しく、透明感のあるお蕎麦とよく合って美味しかったです。手打そば ていしゃば グルメ・レストラン
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天ぷら盛り合わせを注文しました。
揚げたての天ぷらはさくさくと軽快な音を立てて、お蕎麦に乗せても美味。手打そば ていしゃば グルメ・レストラン
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