2023/05/28 - 2023/05/28
23724位(同エリア31290件中)
ちばたさん
東京から京都まで。
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
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本日も良いお天気。
昨夜は駿河健康ランドに泊まりましたが、時間的・体力的余裕があればもう少しゆっくりしたいな、と思うような施設でした。
良かったポイントを簡単にご紹介すると、まず24時間営業で仮眠室があります。
ホテルが併設されているためか、仮眠室のスペース自体は広くはなく布団が6つほどだったかと思います。しかし土曜日の夜でも、全て埋まることはありませんでした。
次に、夜に到着して朝早く出発する身からすると、お得であると感じました。
日帰り入浴の大人料金は1980円ですが、ホームページから利用できるお得な前売り入館券で購入すると1540円で買うことができます。来館の直前に購入しても何の問題もありません。受付でスマホの画面を提示するだけです。
AM3時を超えて滞在すると、深夜料金として1100円かかります。
そのため、今回は1540円+1100円で2640円で過ごすことができました。
タオルと館内着付きです。
お風呂は天然温泉で、20種類のお風呂と5種類のサウナがあります。
お恥ずかしながら、私はあまりに足が痛かったのと疲労のため、広いお風呂の中を歩くのもツラく一番近くの湯船と洗い場しか使用できておりません(^o^;)
シャンプーバイキングになっており、ドライヤーもダイソンとリファで機能もよく、
スタッフの方がこまめに清掃されていて気持ちよく使用できました。
早朝出発前に入浴した際、お風呂から日の出を望むことができて、とても良かったです。
仮眠室の他にも、休憩室やテレビルームやコミックルームやマッサージチェアルーム(無料です!)などがあり、1日ゆっくり過ごすことができると思います。
国道1号沿いなので、車やバイクの旅でも立ち寄って休憩するのにオススメです。
簡単にと言いつつ、とても良かった施設なので長くなってしまいました。
本日の旅に戻りたいと思います。
由比駅からのスタート。
昨日と変わって、明るいとやっぱり色々なものが見えて良いですね。 -
この辺りは桜えびが名産だそう。
桜えびづくしの料理が食べられるお店もあった。
名主(なぬし)とは、江戸時代に村の政治を行った農民。村の中で最も家格の高い百姓。だそう。 -
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この、あかりの博物館には江戸・明治・大正時代までの提灯や行灯などが展示されているそう。
蒲原宿とともに、由比宿も宿場町は当時の面影や趣を遺そうという地域の思いを感じる。 -
駿河湾と、手前はびわ。
陽がよく当たることだろう。 -
本日は薩埵峠(さったとうげ)を越えます。
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坂道に蛇が。
そういえば、箱根峠で小さな猪を見たと言っていた人がいたけれど何にも会わなかったな。
思えばガサガサ音がしていた気はしたけれど、それが自分なのか人なのか動物なのか、考える余裕はなかった…。
蛇の横をすり抜け、 -
下に見えるのは、東名高速と国道1号。
目の前が開けていて清々しい気分。 -
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これはみかんだったか…びわだったか…(*_*;
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左の男性の顔がいい感じ。
現代人に向けた案内図が掠れているのも、長い間愛された年季を感じて良い。 -
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今回は富士山を見ることはできなかったが、
薩埵峠からの富士山の眺めはこんな感じらしい。
ここからは、富士山、駿河湾、東名高速、東海道本線、国道1号が見える。
道路や線路を手で隠すと、当時の人々が見た景色が見えるようで感慨深い。
そして、時が経っても
交通の手段が車や電車に変わっても、主要な道として使用されているんだなあ。
薩埵峠からの富士山の眺めは、ネットからライブカメラで見れるので興味のある方はぜひ。ハイキング?として歩くにも、散歩感覚で歩きやすい峠だと思います。 -
昔、ここで二度の大きな合戦があったそう。
何北朝時代が好きだった私からすると、特に一つ目の足利尊氏とその弟の足利直義の戦がここであったのか…と思うと何とも言えない気分になる。
昔の人は本当にすごい。
戦は今で言うと仕事に行くような感覚だったのかもしれないし、
違うかもしれないけれど戦だと言われて移動して、
山を上るだけでも体力を使うのに、こんなところで戦いをするなんて本当にすごいと思った。
今のように整っていない道だろうし、崖から落ちたりしなかったのだろうかと道端を見て思った。 -
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駐車場になっていて、トイレもあった。
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吸い込まれていきそうな雲のかたち。
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ここで思わぬことが。
本来であれば先程の展望台から薩埵峠展望台の方に進み、
その展望台からは歌川広重が描いた絵と同じ景色が見れるとのことだったが、
昨年に発生した土砂崩れのために通行止めになっていて迂回路を通ることになった。
ここまでほとんど東海道に沿って歩いてきたため、少し残念だなと思った。
迂回路を歩いている時に通った、駒の爪址。
なんだか分からず写真だけ撮ったが、後に調べると
日本武尊が東征のためこの道を通った際に、あまりの急坂と悪路で乗っていた馬の鞍が壊れたところだそう。
その時の馬の蹄の跡がこの石の上に残ったとされているようである。 -
きんかん。
昨夜、蒲原宿から由比宿に向かって暗い道を歩いている時に、
足元に何か落ちた気がして見るとこれが落ちていた。
夜道に仲間を得た気持ちになり、ポケットに入れて少し共に歩こうと思ったらここまで連れてきていた。
余談だが、
自然があって仲間がいそうなところに返そうと思っていたら、
すっかり忘れてポケットの住人となってしまい、翌朝気付く。
洗濯までしてしまい、ぷるぷるになってしまった…。
随分長い距離を共に旅した。
つきあってくれてありがとう。 -
興津川を渡っているあたり。
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奥に昨夜滞在した駿河健康ランドがある。
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緑色の水。
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興津宿へ。
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興津宿公園。
座って休める。トイレもある。
歩き旅には重要かつ有り難いポイント。 -
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大正天皇が皇太子だった頃、目の前の海で海水浴を行ったそう。
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近くの公園で軽食兼休憩をとった。
セブンイレブンでおにぎりと漬物とプロテインを買ったのだが、
うれしいことがあった。
レジの方にレジ袋は要るか聞かれて、要らないと答えたけれど
その方がスーパーで小分けにするようなポリ袋に買った物を一つずつ入れてくれて、なおかつ更にポリ袋に入れてまとめてくれた。
ポリ袋を全部で4枚使ってくれたことになるから
環境保護の観点からはあまり良くないのかもしれないけれど、
レジ袋を断って何も言っていないにも関わらず
この明らかに歩いていることが分かる格好で来店し、
近くの公園で食べる気満々なのが伝わったのか店員さんの気遣いがとてもうれしかった。
そんなこんなで相撲をとっているようなゾウ。 -
休憩をした公園は誰もいなくて、手洗い場があって、木が影を作ってくれて、
虫がいること以外は非常に快適でした。 -
身体も疲れて、、休み休みなんとか府中宿へ到着。
日差しが強い。 -
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静岡駅。
今日もまた峠を越えて、栄えているところに辿り着いたな。
町があって、坂を上って、坂を下って、町に出て、また人里離れて坂を上って。
日本はそんな地形の繰り返し。
始まりもまた、山がなく開けたところだからこそ町ができたのだろうな。 -
明治天皇が休憩された場所。
これまでもこの先も、休息された石碑を見る度に心の中で思ったことがあります。
大変失礼ながら、、、大変不敬であることを承知の上なのですが、、、、、
天皇、休み過ぎじゃないか…?絶対に私の方が休憩していないぞ。
と、正直何度も何度も心のなかで思いました。
いやきっと天皇がいらっしゃった際には、地域の方々が大いに喜んで
どうぞこちらに来て休んでください、今度はこちらに掛けてください、
そんな感じだったのでしょう。
記念の石碑が各地にこんなに沢山作られているくらいだものね。 -
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こちらは、1804年創業の元祖安倍川餅のお店、石部屋さんのお隣。
家康も好んで食べたという安倍川餅をぜひお店で食べてみたかったのですが、
なにせ辿り着いたのが夕方だったのでもう売り切れとのこと…。
行く際は早い時間に行くのが良いです。
今回調べて初めて知った、ワサビ醤油で食べるという”からみ餅”も非常に気になったので、いつか食べたい。 -
石部屋さんを通り、安倍川を渡ります。
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府中宿から丸子宿までは、8kmだから遠くないはずなのに身体の疲れから随分と遠く感じる。
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味のある案内板。
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道路の反対側からですみません…。
丸子宿の江戸方見付跡。
江戸方見付跡とは、その宿場の江戸側の入り口。 -
東海道の道は地面の歩道がこの写真のように緑色になっていて、分かりやすい。
この辺りを歩いている時、丸子宿まであと30分くらいの距離なのに
足が痛くて痛くて本当にゆっくり少しずつしか進めず、
いつまで経っても30分の距離が縮まらなかった。 -
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脇本陣跡。
明治天皇が休息された場所。どうぞどうぞお休みください。 -
やっと辿り着いたけれど、本当に長く、本当に足が痛かったなあ…。
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丁子屋。
創業1596年。
歌川広重の丸子の絵には、このお店が描かれているそう。
同じお店が存在していて、食べることができるなんて感動する。 -
名物のとろろ汁。
麦飯がおひつに沢山入っていて、お腹がいっぱいになります。
お部屋の壁の上の方には、東海道五十三次の絵が飾ってあって、一つ一つの地名に今まで通ってきた宿場が思い起こされる。。 -
広くて回転もよくて、趣もあり東海道歩きには必ず立ち寄りたいすてきなお店でした。
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やっと辿り着いた丸子宿の看板。。
一歩足を踏み出すのもツライくらい足の裏が痛い。
履いてきたスニーカーは元々長期間履いていたものであったし、
度重なる山道や長距離の歩行によって本格的にクッション性がなくなったのだろうか…。
幸いなことに靴屋を見つけられそうな所にいたため、
新たなウォーキングシューズを入手することにした。
購入して早速履き替えたら、足の裏の激痛が7,8割改善された。 -
石部屋さんの安倍川餅を食べることはできなかったが、
どうしても諦められなかったため買った安倍川餅。
これもとても美味しかった。 -
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和菓子が身体に染みます…。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ももであさん 2023/06/13 22:15:43
- 旅は道連れ世は和菓子
- はじめまして ちばたさん♪
いやはや、素晴らしい東海道五十三次記
久々にこれぞ旅記!!って感じです。
日本橋を出て最初の品川宿に着く頃には、はや肩に激痛(*_*;
どうなることかと思いましたが、既に静岡。本当にお疲れさまです。
"同行二人"のキンカンに感謝するくだり。
7-11でのささやかな親切に感動するくだり。
ちばたさんのお人柄が目に浮かぶようです。
そもそもここへたどり着くまでの出来事に、時折涙がちょちょぎれました。
"蛇の道は蛇"
自分も歩くのが大好物なので、一緒に歩きたくなりました。
京の都まで残り2/3 どうぞお達者で♪
- ちばたさん からの返信 2023/06/13 22:40:07
- Re: 旅は道連れ世は和菓子
- ももであさん、はじめまして(^ ^)
勿体無いお言葉を、ありがとうございます!
せっかくなので自分への振り返りや思い出として書き始めたのですが、赤裸々な思いばかりでなんだか恥ずかしくなって参りました(^-^;
ですが、こうしてコメントをいただけて恥ずかしながらとても嬉しく思います。
ももであさんも歩くことを好まれるとのこと、道中お気をつけて楽しい旅をお過ごしください^ ^
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