20230520The Universe of KAWASHIMA Takeshi／愛媛県久万高原町立久万美術館

2023/05/20 - 2023/05/20

愛媛県久万高原町
町立久万美術館
2023年度自主企画展

生命きらめくー川島猛の宇宙
2023-5/20～8/20
9:30～17:00
休館は月曜

松山市内から国道33号線で50分
駐車場45台無料

美術館HP
http://www.kumakogen.jp/site/muse/

エリア 面河渓周辺(愛媛)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

久万美術館

松山ICを降りて30分
砥部焼の砥部を抜けてきた

町立久万美術館
収蔵品には
高橋由一「真崎の渡し」
青木繁「夜のスケッチ」
浅井忠「朝陽」
村上槐多「裸婦」
などの日本近代洋画

伊予のやきもの
砥部・五松斎窯「色絵秋草文珈琲碗」
愛山窯「淡黄磁七瓶観音」

久万出身の実業家
井部栄治のコレクション
約1000点が寄贈されている

町立久万美術館 美術館・博物館

1989年にオープン

美術館の独自の理念に基づく
「自主企画展」を毎年度開催

平屋建ての美術館
漆喰の白壁
特産の杉、檜がふんだんに使われている

入場には靴を脱いで入る

町立久万美術館
「2023年度自主企画展」

生命きらめくー川島猛の宇宙

川島猛(1930香川県高松市～)93歳
1963渡米　
ニューヨークにアトリエを持ち53年にわたる制作活動を続ける
2016帰国

香川県亀水町に
アトリエ
アートファクトリーを持ち
制作を続けている

今回の展示作品は近作44点

「宇宙華」
2018～2021
キャンバスにマーカー

作品の巨大さに驚かされる

小品が並ぶ
ショーケースのある部屋

美術館の中央部分
広い空間には
ベンチが置かれている

自然光の採光も考慮された設計

「宇宙環」
2018～2021
キャンバスにマーカー

画面中央の上部部分に
円形の金属プレートを配置
宇宙の中心を演出している

圧倒的な迫力の作品が並ぶ

今回は
44点の平面作品が展示された

今年93歳になった
川島猛
毎日の日課はコーヒーと制作
で始まるという

展覧会に合わせて描くのではなく
描くことは日課そのものだという

それは
53年間のニューヨークの
アトリエでも
帰国後の香川県の
アートファクトリーという名前の
アトリエでも
コロナ禍のあいだでも
コロナ後も
かわらないという

美術館は1階平屋建て

天井の上から屋根裏まで
柔らかな自然光を採光出来るよう
工夫されている

展示エリアの入り口部分

床面には絨毯が
敷き詰められている

「思い出玉」
2000～2010
紙

「思い出玉」
2000～2010
紙

「宇宙華」
2018～2021
キャンバスにマーカー

ミュージアムショップ

オープニングセレモニー

各界から
エリアをアートで活性化しようという意気込みあふれるスピーチが聞こえた

立体作品
「Kaleidoscope-Sukashi」
2002
鉄

「Kaleidoscope-Sukashi」
2002
鉄

カレイドスコープは万華鏡

「Kaleidoscope-Sukashi」
2002
鉄

川島猛の画家人生は
一匹狼
画壇や協会や団体に属することがなかった

作品の独立性
オリジナリティが
優先される
ニューヨークでの制作空間は
その意味で川島にとって望ましいものだった

「Kaleidoscope-Sukashi」
2002
鉄

2001年9月11日
同時多発テロ
ニューヨークではワールドトレードセンタービル2棟が崩落した

近くのSOHO地区に川島のアトリエはあった
以降「Black & White」という無彩色の制作時期が続いた
色が使えなかったのだという

町立久万美術館の裏庭部分

豊かな緑が広がっていた

手作りのとか
愛のこもったとか
という言葉が相応しい
清々しいあと味が
残る美術館空間だった

町立久万美術館HP
http://www.kumakogen.jp/site/muse/

川島猛アートファクトリーHP
https://kawashima-af.com/

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