ずっと頭の中を大好きなシンガポールの景色がチラついていたのですが、ついカッとなって休暇の取得と、翌日のシンガポール行きスクートの航空券を購入してしまいました。正直、自分でも何で急にこんな事になったのか分からなかったです。<br /> <br />以前は年に何度も行っていて、いつでも行けると思っていたシンガポールでしたが、コロナになって金を出してもいけない外国になってしまいました。<br />思えば2018年9月以来、4年半ぶりのシンガポールです。こんなに期間が空くとは思わなかったです。<br /><br /><br />飛行機（現地時間）<br />　4月22日<br />　スクートTR809便 <br />　成田国際空港（8時15分）→シンガポール・チャンギ国際空港（13時50分）<br />　4月23日<br /> スクートTR808便<br />　シンガポール・チャンギ国際空港（22時15分）→成田国際空港（翌日6時30分）<br /><br />航空券71,743円<br />　内訳<br />　航空券　56,680円<br />　空港利用料　9,793円<br />　エアトリ支払手数料　1,870円<br />　エアトリ取扱手数料　3,400円<br /><br />宿<br />The Pod at Beach Road<br />ドミトリー　シングルポッド<br />123SD（≒12,300円）<br /><br />京成線（京成成田空港線経由）1,120円<br />京成線（東成田駅乗車　京成本線経由）　850円

4年半ぶり8回目のシンガポールに行く旅

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2023/04/22 - 2023/04/24

2388位(同エリア14849件中)

エリア

シンガポール(シンガポール)

おはようございます。
地元の駅から始発列車に乗って京成高砂駅へとやってきました。浅草線からやってくる始発の成田スカイアクセス線のアクセス特急に乗車して成田空港へ向かいます。

この時間は続々と高砂検車区から列車が出庫してきます。左側にチラッと写っているスカイライナーも高砂検車区から出庫してきました。
6時17分に成田空港駅に到着しました。
始発のアクセス特急で来たので1番乗りかと思いきや、カウンターには既に行列が出来ています。
「みんな、どこからどうやって来たんだ...」

6時半にはチェックインが終わったのですが、手荷物検査7時からオープンするそうです。

そういえば以前は第2ターミナルだったスクートですが、コロナ禍の間に第1ターミナルに引っ越したんです。
ゲートにやってきました。
コンビニもやってなくて、マックも大行列...結局、朝ご飯を食べ損ねました。。
シップはボーイング787のポケモンですね。
レジは9V-OJJです。
特に座席指定していなかったのですが、ポートサイド側の窓際が割当られました。
機内もポケモンが散りばめられています。
座席カバーや、
荷物棚にもピカチューが居ます。
8時28分、A滑走路の32Lから離陸しました。
すぐに雲の中へと入っていきます。
離陸してから数分で雲を抜けました。
あとはひたすら青空の下を飛んでいきます。
搭乗率は6割程度です。

かつては台北やバンコクを経由して1日がかりでシンガポールへ向かっていたスクートでしたが、ついに直行便化されました。
私が最初にスクートに乗ってシンガポールへ行った時は台北経由でしたが、2016年にバンコク経由もできてダブルデイリー化されました。
バンコク経由の就航初便に乗ったのは、つい最近のように思っていたら、あれから7年も経ったのか...

台北経由便は今でも飛んでいますが、バンコク経由便は無くなってしまったんですね。
シンガポールに向けて降下していくと...
前方には大きな積乱雲が立ちはだかっています。
積乱雲の中へと入っていきます。
目の前に見えていたエンジンすらも見えなくなるほど濃密な雲の中に入りました。激しく揺れるとかと思ってましたが、震度2くらい意外とそうでもないです。
真っ黒な雲を抜けました。
この後、目の前で雷が光りました。雷って間近だと「パシュッ」って音がするんですね。
ジョホール海峡を一瞬で渡ってシンガポール・チャンギ空港に着陸します。
ただいま、シンガポール。
スポットに到着しました。
とても暑そうです。
入国します。
日本人は自動ゲートになってスイスイ入国できる....のかと思いきや、自動化ゲートに引っかかる人が続出で案外列が進まないんですよ。
入国できたのでMRTに乗って街へ向かいます。
私が初めてシンガポールに来た20年以上前は
緑の東西線と、赤の南北線だけでしたが、あれから猛烈に発展しました。いや、今も猛烈に発展していってます。
乗車しました。
1987年に川崎重工と近畿車両で製造され、2008年にロテムが更新、さらに東芝製の永久磁石同期電動機ドライブに改造されています。
途中のショッピングモールがあるパヤレバ駅で降りて...
地下にあるフードコートに突撃しました。
チキンライスうめぇぇぇー！
かき氷も食べちゃいます。
これも体に沁みる～♪
ファーラーパーク駅から歩いてやってきたのは発起人肉骨茶です。
着席しました。

シンガポールに来れない間にYouTubeで見ていたシンガライフTVのイモキン氏とあーちゃん（市原彩花さん）おススメの店です。
それではいただきます。
肉は美味しいですが、私の感覚としてはスープは胡椒の味が強すぎるかな。
チャイナタウンに立ち寄って両替してきました。
1シンガポールドル≒100円と日本円の弱さに泣けてきます。
チキンライス、かき氷、肉骨茶と食べ続けてきて、少し歩いた程度では腹ごなしにならないですが、再びホーカーに吸い込まれていきます。
人が並んでいるこちらのお店にします。
ラクサを食べようとしたら売り切れと言われて炒福建麺にしました。このコシの無い麺が東南アジアらしいです（笑）
そのまま歩いてマリーナ地区へとやってきました。
マーライオンさん、お久しぶりです。
マーライオンとマリーナベイサンズです。
これにしても以前より観光客が多いな。
いや、世界はこんなに進んでいるのに、日本だけ置いてかれちゃってますね。
こちらは日本統治時代の戦没者記念碑です。シンガポール華僑粛清事件など、多くの人が殺害されました。
この話は、また明日触れていきます。
ずっと歩いてきて汗だくになりながらも宿に着きました。
ブギスにある私のシンガポールでの定宿「The Pod at Beach Road」です。コロナで無くなったのではないかと心配してました。
今夜のドミトリーです。
前日に予約したら123SD（≒12,000円）でした。
高いなヲィ！

今、シンガポールでは不動産価格が高騰しているんですよね...
シャワーに行ってきて、おやすみなさいです。
おはようございます。本日も暑くなりそうです。
まずは宿でシャワーを浴びます。
宿をチェックアウトしました。
朝からもう既に暑いです。でも、これがいいんですよね～
10分ほど歩いてやってカヤトーストのお店にやってきました。
本気のシンガポーリアン（地元民）仕様の店で席が無くて戸惑っていたら、スタッフの休憩用っぽい席を開けてくれました。
ここのカヤトーストはフワッとしたパンにカヤジャムが塗られているのが特徴的です。
これも美味しいですね。
さて、再び青空の下を歩き出します。
北緯1度、赤道直下の南の島。暑くない訳がありません。
途中、立ち寄ったのは大検証検問場と呼ばれた場所の跡地です。日本ではシンガポール華僑粛清事件と言われています。

日本統治時代の1942年2月、ここに集められた中国にルーツを持つ華僑の人々は、日本陸軍により抗日組織メンバーの洗い出しが行われました。（と言っても、特に抗日組織の名簿などは無かったとされています。）
そして日本陸軍から抗日組織のメンバーと認定された人は、辺鄙な場所へと連行されて殺害されたのです。その人数は数万人とされています。

この時、後にシンガポールの首相となるリークアンユも集められましたが、異変を感じて忘れ物があると言って抜け出し、抗日組織殲滅作戦が終わるまで友人宅に身を隠していました。
戦後、かつての宗主国であったイギリスの再支配を跳ね除け、マレーシアから追い出されるように独立したシンガポールの首相になったリークアンユは、日本統治時代の戦没者記念碑の除幕式において「Forgive, but never forget（許そう、しかし忘れまい）」と語っています。
日本語でも事実と認定された事が淡々と書かれています。

これもまた、私たち日本人が歩んできた歴史の一幕であり、日本人として忘れてはいけない事実だと、現代史ファンの私は思います。
そのまま歩いてやってきたのはマックスウェルフードコートです。天天のチキンライスを食べにきました。
そういえば隣に地下鉄の駅ができたんですね。
まだ10時半ですが、天天の行列が外まで出来ています。でも、これを食べるためにシンガポールに来たと言っても過言ではないので並びます。
メニューです。と言っても、ほとんどの人はチキンライス一択です。
「ハーフチキン、ライス」と言って注文します。
やっぱうめぇーー。シンガポールに来た甲斐がありました。

ちなみにハーフチキンは2～3人前と書かれているのは気にしないです。
ジュースを飲んでから...
フィッシュボールヌードルをいただきます。
ビジュアルは微妙ですが、これも美味しいんですよ。
地下鉄に乗ってみます。
以前、シンガポールに来た時は建設中でした。
入場します。
フルハイトホームドアです。
地上子はフランスのアルストム製です。
マリーナベイ駅でサークル線に乗り換えます。
サークル線では鉄の基本動作のかぶりつきをします。
まぁ運転士居ないんですけどね。
スタジアム駅で次の列車へ乗り換えます。
スタジアム駅は天窓からホームへ直接光が降り注ぐ素敵な駅です。
ラベンダー駅で降りて街を歩きます。
やってきたのはムスタファセンターです。シンガポール版イスラム系ドンキホーテと言った感じの店です。
母からアーユルヴェーダの石鹸を買ってきて欲しいと言われていました。
それでは入店します。
金が凄いな。
ムスリムのお店なので、これだけハムやソーセージなどの肉類が並んでいるのに豚肉じゃないのは感動です。
さて、無事に石鹸を買えました。
ムスタファセンターの前の歩道にはヤシの実が積み上げられています。

この中から自分で好きなのを選んで、穴をあけてココナッツジュースを飲むシステムです。
ココナッツジュースうめぇ～
飲み終わると割ってくれて中のココナッツを食べれます。
こちらには食べ終わったヤシの実が路上にまで散乱しています。

道路にゴミを捨てると罰金になるほど清潔な国として知られるシンガポールとは、いったい何なのか。。
ファーラーパーク駅からMRTに乗って空港へと向かいます。
タナ・メラ駅でチャンギ空港行きに乗り換えます。
タナ・メラ駅を出発します。
この駅は空港方面とパシール・リス駅に分かれていきます。
MRTの車両基地であるチャンギ車両基地が見えてきました。
続いてドイツ鉄道DBと書かれたのロゴマークが見えてきました。
こんなシンガポールになぜドイツ鉄道が居るかと言うと、ドイツ鉄道傘下の物流部門であるDBシェンカーなんです。
チャンギ空港に着いたら、ターミナルビルに隣接しているショッピングモールのJewel（ジュエル）にやってきました。ここには初めてきます。
炎天下の中を歩きまくって喉が渇いたのでオレンジジュースを飲みます。
オレンジを直接搾るオレンジジュースは3ドルです。
うめぇ！
そのオレンジジュース自販機の隣には...
金の自動販売機です。
自販機で金が買えるってすげぇなぁ。
ショッピングモール部分はウチの近くにある亀有アリオと同じだな（笑）
東急ハンズもあるし（笑）
さて、ジュエルの中には有名な滝があります。
いやぁ、凄いなぁ。。
滝の周りは樹木が植えられていて、熱帯雨林のようになっています。
滝の高さは40メートルあるそうです。
滝壺へとやってきました。けっこう水飛沫が飛んできます。
この下にフードコートがあるそうなので行ってみます。
滝の下もガラスになっています。まぁ濡れてて何も見えないんですけど。
地下にあるフードコートにやってきました。
やってきたのは麻辣香鍋のお店です。
この中から食材を選んで炒めてもらいます。
それではいただきます。
初めて食べましたが、実はチキンライスの次に美味しかったです。また食べてぇ～
さて、シンガポールを出国しました。
シンガポールを離れる前にカヤトーストをいただきます。
ゲートにやってきました。帰りもスクートです。搭乗するのは成田行きのTR808便です。

2レターコードのTRって台車みたいだな（笑）なんてニカワ鉄の私は思ってました。
それでは搭乗します。
さよならシンガポール、また来るよ！
着席しました。今回は通路側です。
もっともナイトフライトなので景色は見えないんですけどね。

本日も歩き回ったので、着席と共に爆睡です。
ほぼ爆睡のまま成田空港に到着しました。
さて、成田空港に帰ってきたのでシンガポールの旅は終了ですが、ここからはオマケです。

無料（←ここ重要）の空港内循環バスに乗ってやってきたのは、成田の敷地内にある東成田駅です。

確かに東成田駅入口って看板に書いてあるけど...え、こんなトコ、入っていいの...
中に入っていくと京成電鉄と芝山鉄道の共同使用駅である東成田駅の看板が出てきました。
出口にあった管理規定は、上から強引に成田国際空港株式会社に書き換えています。
以前は新東京国際空港公団でしたね。
ちょうど列車が到着したようです。本日は月曜日の朝なのでスーツ姿の人が多く降りてきました。
この東成田駅は、第一、第二旅客ターミナルに挟まれた不便な場所ですが、管制塔など空港の事務所機能が近くにあるので勤務者が利用しています。

でも、その人たちが捌けるとこの通り閑散とします。
駅舎が傷んできていて至る所が雨漏りしています。

こちらは漏水を受ける樋として使っているようです。でもコレ、よく見ると初代スカイライナーのポスターです。なんか穴まであけで漏水を受ける樋として使っちゃってますが、スカイライナーの歴史を物語る貴重な一品だったのでは...
かつては成田空港駅として作られた東成田駅は、2面4線でしたが、現在では1面2線の島式ホームとなっています。（留置があるようで、鉄道としての機能は2面4線を残しているようです。）

しかも現在の8両編成に対して2両分くらい余長があります。当時は10両化とか見据えていたのでしょうか。
いや、2009年に高架化された日暮里駅のホームを見ると、今でも10両化の野望は捨ててないのか。
使われていないホームには今も「成田空港」の文字があります。

一般公開が行われた時の様子は、こちらをご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11361089
通勤特急　京成上野行きに乗車します。

ところで、何で東成田駅に来たのかと言うと、こっちの方が安いんです。京成成田駅との間に設定されている加算運賃が異なっていて、空港第二ビル駅方面が140円に対し、東成田駅が70円に設定されているので、同一運賃区分なら東成田駅の方が70円安くなります。

ちなみに東成田駅の加算運賃収受率は、1978年に成田空港駅として開業して以来、たった9%なんだそうです。もう回収は絶望的ですね...
トンネルを抜けると、駒井野信号場の本線側を駆け抜けていきます。ちなみに右側は空港第二ビル駅に向かう方です。
今では圧倒的に本数が少ない東成田方面に向かう方が、信号場の線形としては本線なんです。
京成成田駅では11分止まって各駅停車と...
モーニングライナーを先行させます。まぁヒマだからこんな事してるのでいいんですけどね。

このまま通勤特急に乗って帰宅しました。
そういえばコレ、見もしなかったです。
もうコロナは過去の物だからいいのか。