雄島から東尋坊、三国散歩

2023/04/20 - 2023/04/20

雄島から東尋坊、三国まで歩いて、最後は芦原温泉で汗を流して帰りました。

エリア 東尋坊・越前松島・三国(福井)

JR芦原温泉駅。
来年開業の北陸新幹線の駅舎が新設されてました。駅名とはうらはらに駅前に温泉街はなく、寂しい光景が広がっていました。
この駅で降りたのは、ここからバスで東尋坊にむかうためでした。バス停に行ってみると告知が出てました。『この日(4月20日)は雄島の例大祭のため雄島バス停には停車しません』と。グーグルマップで調べてみると雄島から東尋坊までは30分程で歩ける距離。どんなお祭りだかしらないが、東尋坊の前にちょっとのぞいてみようかなという気になりました。

雄島の一つ手前、安島というバス停で下車しました。『4月20日雄島祭り』という手書きの看板がでています。
雄島は島だから海の方だろうと見当をつけて海岸の方へ歩きだしました。

雄島が見えました。この位置からは鯨みたいな形。
島とを結ぶ橋には鯉のぼりがひるがえっています。お祭りの飾りつけですかね。

雄島までは住宅が狭い道をはさんで密集しています。曲がりくねった道をぬけると小さな漁港。
お祭りのためか漁は休みのようで、船が整然と並んでいました。

雄島に渡る橋の手前はちょっと広場になっていて、カメラを持った人が数人待機していました。お祭りの撮影ですかね。
橋の前に雄島バス停がありました。本来ならここまでバスが乗り入れたんですね。もっとも、安島バス停からここまで5分程しかかからなかったので、負担はないです。

橋を渡ります。
この日はゆるやかに風が吹いて、鯉のぼりが垂れ下がることなくゆったりと泳いでいました。青空も見えて文句なしの天気です。

橋をわたると鳥居。この奥に社があるようです。狛犬と灯篭も備わった、ちゃんとした構え。

石段を上り、さらには木々の中を進みます。

5分程歩いたでしょうか、社殿がありました。
ここまで民家などありません。おそらく島全体が神域という感じ。手つかずの森が社殿をつつんでいるようです。

社殿の前の飛び石に魅せられました。表面がつるつるでなく、流紋が美しかった。

奥に進んでいくと木々が深くなります。でも日が射して暗くはなく、怖さは全く感じない。

森をぬけて島の裏側にでると灯台がありました。昭和29年にできた雄島灯台。

シンプルなつくり。実用的。梯子はむき出し。風の強い日は上りたくないな。

島の周囲は遊歩道が整備されていて歩きやすい。

海岸付近には東尋坊と同じ地勢の柱状節理の岩が累々と続いています。

荒々しい岩肌。(この後訪れた東尋坊は観光客に踏まれて摩耗が進んでいたけれど)こちらはまだ鋭角な割れ目が露出しています。その岩の上を歩いたり触ったりが楽しい。
他に人がいなかったので、荒涼とした海岸を独り占めできました。

おだやかな海。

ふりかえると先程の灯台。空が広いですね。人の手が入っていない森なのに、木の高さがそろっているのが不思議。

島をあとにします。
ちょっと立ち寄るだけのつもりだったのに、1時間も散策してしまいました。

陸側にも大湊神社というのがありました。島では参拝に不便なので、こちらに本殿を移したのでしょうか。

少しですが露店もでていてました。

東尋坊まで荒磯遊歩道を歩きました。

でも、途中で通行止めになってしまいました。

仕方なく車道を歩きました。

東尋坊エリアの端っこに着きました。恐竜ベンチのむこうに雄島が見えます。

東尋坊。
遊覧船って、崖を下りた入り江の乗り場から出発するんですね。
雄島で時間を使ってしまったので、遊覧船はパスすることに。

多くの観光客に踏まれて摩耗した石。この日は平日にもかかわらず、それなりにお客さんがいました。東尋坊って人気があるみたいです。

柱状節理の崖。雄島で見たものは少し斜めになっていましたが、こちらはほぼ垂直に立っていて、景色としてはこちらがいい。ただ、雄島と違って人が多い。
僕の好みは実際に歩いて触って五感で楽しめた雄島です。

お土産物屋街はちょっとうらぶれた感が漂っていました。東尋坊タワーも錆とかくすみが目立っていました。

東尋坊からさらに歩いて、三国の町に入りました。かつては賑わっていただろうに…という町。

三国駅からえちぜん鉄道で芦原温泉にむかいます。降りる駅は『あわら湯のまち』駅。5分程の乗車です。

芦原温泉。
駅前の観光案内所で日帰り入浴できる場所が2ヶ所あると教えてもらいました。そのうちのひとつセントピアあわらにむかいます。
駅から5分も歩くと温泉街の風情。

セントピアあわら。のんびり湯船につかって、筋肉モミモミ。結構歩いたもんね。