追っかけ、お花見。

2023/04/17 - 2023/04/19

2月ごろ、今年は三春の滝桜を見たいと考えていた所、福島出身の先輩が「綺麗よ～、1度は見たらいいわよ～」と。「でも、日中線もまた見事なのよ、見せてあげたいわ～」とおっしゃるので、それならそれなら、三春の滝桜と日中線の枝垂れ桜を見に行こうよと言うことになった。
同行四人、シル婆たび。しかし今年の桜は、早かった！もう～すごく早かった。いったい桜に間に合うのかしら?
桜前線の追っかけというよりは、散り際の追っかけになってしまった。

エリア 猪苗代(福島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

磐越自動車道で、福島会津地方へ入ります。
私は、相馬に用があってちょこっと来ただけで、ほとんど初めての福島。

今年は早くに満開を迎えた三春の滝桜を見るのはやめて、日中線にやって来ました。
あぁ、やはり満開は過ぎています。

でも、枝垂れ桜のトンネルは、確かに存在しています。
ほぼ、間に合ったという感じ。

自転車歩行者専用道路をスタスタ往復し、喜多方老麺会のお店を探す途中、大和川酒造に寄り道。
みなさんは利き酒をお楽しみ、わたしはアルコールがダメなので、なんとなくぶらぶら～。蔵の内部を撮ればいいのに、中途半端にこんな写メ…。
その後、喜多方老麺会の一軒の食堂「いとう」で、懐かしくて美味しいスープのラーメンをいただきました。
このあと、小雨模様のお天気だけど、まあまあ雨も大丈夫そうだから桜峠に行って見ましょう。

春の不安定なお天気は、時々ポツリポツリとしたけれど、でもまあ概ね雨も大丈夫そうだと桜峠にやって来ました。
坂道を登る途中、桜満開の斜面を見下ろすことが出来た、友人シル婆3人の歓声が響きました。運転中のわたしもチラ見出来て、期待満杯です。
駐車場から直ぐ、桜の園です。

うわあ！
見通しの良い所に来ると、目の前に桜の桃源郷のよう。
福島出身の先輩も初めて訪れたといい、これは見事だと目を見張る！

パステル画のような景色に、感動しました。
桜峠は、2001年の愛子さま御誕生を記念して、オーナー制により植樹された3000本のオオヤマザクラ、まだまだ植樹が増えているようなので、もっとステキな桜の山になりそう、楽しみですね。

一本一本の桜の根元に、オーナーの名前があります。

峠を下り、ほまれ酒造にも寄りたいということで、まず、日本庭園の散策。
眼鏡がよくお似合いの可愛らしいTBSアナウンサー、唐橋ユミさんのご実家である酒造会社だという。

とても、手入れの行き届いたご立派なお庭です。清々しくて、癒される。
足立美術館でしょうか？いえ、違います。
そして、みなさんはお目当てのお酒を指名しての、利き酒タイム。
大変、美味しかったようですよ。
利き酒のお酒の説明をして下さった、店員さんが感じ良かったので、留守番の夫のお土産に、わたしも1本購入しました。

さて、道の駅猪苗代に寄ってそれぞれお弁当の購入。
お宿は、友人の親戚所有のリステル猪苗代の1室で、呑気な逗留です、と言ってもたったの2泊…^_^
なんとか、今日は傘要らずで行けました。でも、かなり曇り空です。
明日、お天気大丈夫？
リステルの周りは、まだ桜が満開で見頃です。
向こうの黄色いところに、菜の花畑。そこに、アマビエさまの畑アートと、鯉のぼりが、強風に煽られ元気を持て余すように泳いでいました。

2日目です、天気予報は、晴れのち雨？
昨晩の、強風の中の露天風呂には凍る思いでしたが、熱めの温泉でポカポカ、お肌もしっとりいい感じ。
朝は、なんだか快晴！
磐梯山もくっきりお出まし。
お天気のうちに、目指すところへ出発です。磐梯山も応援してる。

リステルのすぐ近く、観音寺川の桜並木。まだまだ見頃です。
間に合って、嬉しくなりました。

朝まだ早い時間で、人も少なく、カメラマンも写真に集中できますね。
きっと、素敵な写真が撮れたんじゃないでしょうか。

せっかくだもの、猪苗代湖からも磐梯山を見てみたい。
頂上から裾野までくっきり形の良い磐梯山。

さあ、次は町営磐梯牧場へ。
先輩が、「遠足で来た時に桜の並木がずっと続いていた。」と言う、遥か遠い記憶、しかも、桜の時期ではなかったけれど…と。
その記憶を頼りに来てみたら、なんとまあ桜のトンネルずーっと長い！

桜トンネルのドライブなんて、今までしたかな？初めてかも。感激。
いちいち感激していると、記憶を頼りに観光スポットを探してくれた先輩も、たいそうご満悦です。

これから猪苗代湖を周って、会津のわっぱ飯のお店「田季野」へ行こう。
途中、天鏡閣によってみました。

有栖川宮威仁親王殿下が、東北を旅行中猪苗代湖畔の美しさに魅せられ御別邸を建てられ、今は国指定重要文化財になっているそうです。
高松宮宣仁親王殿下より福島県に御下賜され、お庭には、東京築地から有栖川宮威仁親王殿下の像が移築されということです。ちょっとした庭園カフェがあります。

いよいよ田季野がある会津若松に来ました。桜は、葉桜。
ここは鶴ヶ城です。

大きなあかべこが可愛いけれど、触れないの。首のゆらゆらができない。つまらない。

ほら、注意書きが。ね。

天守閣に行くと、なにやら、オシロボッツなるキャラクターがお出迎え。
戊辰戦争で、取り壊されてしまったけれど、こうして復元され歴史を伝えている。

お茶室。千家ゆかりのお茶室。麟閣。

しっとりと、奥ゆかしくヒトリシズカが咲いていました。

こういうお茶室で、お茶を点ててみたくなりました。ほんの少し心得があるだけですが、家で時々お抹茶を点てています、ポットからですが。

田季野の予約時間まで、もう少し時間があったので、近くの野口英世青春館を覗いてみました。

野口英世が、書生として過ごしたお家だそうです。
指が動いた時、どれほどの感激だったのかが今更ながら解りました。
そんな、動画が流れています。

野口英世青春通りの、蔵の一つに青春館がありました。
この後に、田季野で、わっぱ飯と会津蕎麦のセットをいただきました。
お蕎麦がとても美味しくて、お代わりをしたいほどでしたが、お腹いっぱい。
写メは、撮り忘れました。結局、カフェも素通りして早く食べたかったから…。
食事中に雨が降ってきてしまったので、お宿へ帰って温泉でゆっくりしよう。
道の駅猪苗代と、磐梯と2ヶ所寄っていたら、すっかり夕方。時間潰しは、上手です。

3日目。朝に濃霧が立ち込めていたけれど、スッキリ晴れてきたので五色沼へ。
裏磐梯ビジターセンターで、散策コースを教えてもらい出発。
売店レストランの横を通過すると、毘沙門沼。水の色が、きれい。

毘沙門沼から磐梯山。水の色が、少し違う。場所や光の差し加減で変化するのだとか。自然はすごいね。

赤沼。水の成分が植物をあかちゃに変色させてしまうので、赤沼というのだそうだ。

みどろ沼。かな？赤沼なのかみどろ沼なのか、混同しています、ほんとのところ。

みどろ沼と弁財天沼のあいだにある、竜沼だった気がする。

すると、木立ちの間から、きれいな沼が見えます。

わぉ！弁財天沼だ。ほらほらあれ、北海道の青い池みたい。つい、見惚れてしまいました。
青い池を観光した同行者が、おんなじって言うのだから、やっぱりそうなのよ！

磐梯山を望む少し高い位置にある、瑠璃沼。
まさに、瑠璃色の地球、です。澄んでいて、磐梯山がよく映える。
実際、もっときれいなのにうまく写メ出来なくて。

瑠璃色の瑠璃沼から、清流が青沼に流れていきます。

顔彩の浅葱色と花白緑それに、ちょっと若葉も流したような濁りがきれいな青沼。

最後に、柳沼。
何というか、プリトヴィッツェ湖群公園のようだ～。
行ったことないけれど、じゅうぶん疑似体験。満足です。

それから、桧原湖。
ゴールです。ここからバスに乗って、ビジターセンターまで戻ります。
五色沼は、若葉から紅葉の時期の5月中頃から11月くらいがおススメだから、この計画には入れなかったのだけれど、でも来てみたらすごく良かった。
地球って素晴らしい。ずっと子孫にこの素晴らしさを残さなくちゃいけないんだ。と、思わせてくれた。国会議員さんにも、ハイキングやキャンプをして、身に染みて感じてもらいたい。
只今、地方選挙のラストスパートで選挙カーのアナウンスが聞こえてきものだから、そんな考えがチラッとよぎりました。

ビジターセンターから、磐梯吾妻スカイラインを通り抜けながら、雪の回廊を通りましょう、ということで。出発日近くなって開通したという情報があり、先輩が、経路に組み込んでくれました。
途中、磐梯山の絶景ポイントに車寄せがあり、時々眺望を楽しみながら。

浄土平レストハウスの駐車場で、休憩。レストハウスは、閉鎖中ですが。
あの、もくもくしているのが、一切経山だろうか。活火山だという。
レストハウスを挟み、一切経山の向かいに吾妻小富士があり、お鉢周りへの階段があるけれど、時間的体力的に割愛。

福島市への途中から、雪の壁がでてきた。
今年は、雪が低いのだそうだ。

雪の回廊です。低いけど。もうすぐ、なくなってしまいそう。じゅうぶんレアな風景に出会えました。

とちゅう、須賀川の釈迦堂川で鯉のぼりが見事だった、という情報できてみました。
川の両岸に桜並木があるけれど、すっかり葉桜。
まあでも、これはこれで。
うつくしま福島、堪能しました。
全行程を安全に終了、いろいろ感謝です。