別府・北九州一人旅～1日目・イルカと猫と温泉と～

2023/03/26 - 2023/03/27

３月某日。
早咲きの桜が咲き始め、世間はWBCで盛り上がる中、仕事が色々クライマックスすぎて「WBC休暇とれねぇかな」と思いながら、仕事の帰り道にぼんやりとTwitterを眺めていました。すると、そこには「ハセイルカとふれあい体験！」の文字が。
ハセイルカは全国でも大分のうみたまごでしか会えない貴重な子たち。
数分後。なんとか日程をひねり出し、予約ボタンを押しました。
年度末？知るか。わたしは有休をとるんだ。

勢い余って体験予約し、さて往復の足を、と夜行バスを探したところ…
大分・別府行き、満席／(^o^)＼　フェリーも満室／(^o^)＼なんということでしょう！！そういえば世間は春休みでした！！
体験予約できても足がなかったら本末転倒すぎるやろ…
どうしたものかと熟考すること数分。

…小倉から行けるくない？？

小倉に朝５時過ぎに着くバスが幸いにも残っていたので、小倉からの始発で別府を目指すことにしました。

せっかくなので、1泊して、どうせ小倉経由で帰るから小倉近辺の観光もしようかな。別府に泊まりたい宿もあるし。
年度末？知るか。わたしは有休をとるんだ。（2回目）

そんなこんなで割かし弾丸で決まった一人旅です。今回もわたしがしたいことしかしていない、わたしだけが楽しい旅になりました。

エリア 別府温泉(大分)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

小倉には予定通り5時過ぎに到着し、始発の鈍行で約2時間。
別府に到着しました！雨！！
おかしいな…天気予報だと雨は降らないはずだったのにな…（雨女）
そんな悪天候にも関わらず、油屋熊八さん像は変わらずわたしを迎えてくれます。

別府は2回目、5か月ぶり。
ここに来るまでの道中でも、大阪駅まで環状線がストップして夜行バスの時間間に合うかやきもきしたり、夜行バス車内でIC落としたかも疑惑発生して眠れなかったり（鞄の中にあった）、別府までの鈍行がなぜか遅れて乗り換えギリギリ（乗り換えた後も遅れてたから結局大丈夫だった）だったりしましたが、なんとか無事に別府へ来ました。まずはバスでうみたまごを目指します。

別府駅 (大分県) 駅

別府駅から北浜バスターミナルへは、大きな通りを歩いて約十数分。
途中こんなレトロでエモな温泉が。風情あっていいなぁ。

高崎山・うみたまご方面へ行くバスはここから出発しています。
大分駅や、別府駅からも出ているらしいですが、本数はこちらの方が多いっぽい。

うみたまごへやってきました。
前回（2022年10月）に来たときは、このアザラシ君にマスクが
されていたのですが、もうマスクもとれています。（お客様は任意での着用）
装飾も春らしくて素敵。

大分マリーンパレス水族館「うみたまご」 動物園・水族館

館内に入ると、とりあえず順路ガン無視でアザラシのもとへ。朝イチは人が少ないので、好きに写真撮ったりいろんな角度で愛でられるので好きです（オタク）

今回の旅のメインイベント（というか、これがあるから旅行を決めた）、うみたまご春のプレミアム企画「ハセイルカとあそぼう」。
普段はイルカショーを行っているプールの浅瀬に入り、イルカたちとふれあう体験です。
今回の参加者はわたし一人だけだったようで、わたし（おひとりさま）に飼育員さんがたくさんついてくれて、なんだかめちゃくちゃ贅沢でした。

ハセイルカのハルカちゃんとカナタくん。
体に触らせてもらったり、握手やバイバイ、ジャンプのサインを出したり。めっちゃ濃密な30分間でした。あっという間すぎてまた来たい…。

体験前、飼育員さんにスマホを預けて写真を撮っていただいたのですが、思った以上にめっちゃ撮っていただけてて圧倒的感謝…！なんか動画まで撮ってくださってた…神か…。

ふれあい体験後、ようやく一息つき、館内の魚たちを愛でに行きました。
うみたまごでめっちゃ好きな展示のひとつがタチウオ。とにかくもう、美しい（語彙力皆無）。ひたすら見ていたい。

カボスヒラメ、というらしい。

どこで食べられるのかな？食べてみたい。おいしそう。

ミノカサゴ水槽が春らしくて綺麗。えもい。

イルカショーも見ました。さっきぶりですね！
キレッキレのジャンプの姿が美しいですね！

小腹がすいたので、ショーの場所取りがてらおやつタイム。

春休み最初の日曜ということで館内めっちゃ混みあってて、おひとり様だとカフェの場所取りすら一苦労。なので、もういっそ、外で食べることにしました。
そして、めっちゃ後悔しました。
寒い。雨。
でも、ここのカフェのソフトクリーム食べてみたかったんだ…はちみつ…

余談ですが、ここで食べる際は近くをうろうろする鳶に注意。頬をかすめました。

かわいいマグはお持ち帰りできます。

小一時間待って、セイウチやトドのパフォーマンスを見ました。
トドの玄太郎くんへのお兄さんの餌の遠投がすごい。大谷翔平選手も顔負けのナイスコントロール。もちろんしっかりキャッチする玄太郎くんもすごい。どっちもすごい。

ショーの後は、セイウチとふれあえる時間があります。春休み中のキッズも大喜びですね！もちろんわたしも大喜び。

「あそびーち」という、動物たちが人間ほったらかしでのびのび遊んでいるエリアへやってきました。
ちょうど、フタユビナマケモノのかぼす君（大分名産）が遊びにきていました。結構アクティヴに釣り下がっていらっしゃいます。

名残惜しくも水族館を後にし、せっかくなのでお隣の高崎山へ。道路を渡ってすぐお向かいです。
この日はちょうど開園70年記念で無料で入ることができました。駐車場やサル場では、足湯やミニ動物園、食べ物のマルシェなど、いろいろなイベントもあるようです。

高崎山自然動物園 動物園・水族館

サル場へは、モノレールでも行くことができますが（有料）、今回はせっかくお天気も心持ち良くなってきたので、桜を楽しみつつのんびりと登ります。

サル場では、B群のサルたちが出現していました。
B群のトップはヤケイさんというサルで、高崎山史上初のメスのボスだそうです。りりしくもセクスィーなお姿でいらっしゃいます。

高崎山は野生の猿たちが思い思いに過ごしていて、見ているだけで癒されますね。子ザルかわいい。

バスを別府北浜で乗り継ぎ、鉄輪温泉へ。
気になるカフェを目指します。

行きたかったカフェ、与八郎さん。時間はギリギリ間に合った…
…はずでしたが、イートインは満席で、すでに終了…。

あきらめて違うところを探します。

少し歩いていると、何やら素敵な古い建物を発見。
もともとは旅館だったそうで、今はギャラリーとティーサロンになっています。

冨士屋Gallery 一也百 (旧富士屋旅館) 名所・史跡

中は落ち着いた雰囲気で、コーヒー片手にゆったりくつろぐのにぴったりの素敵な空間でした。

大分ベリーツのロールケーキ。春のスイーツ＝イチゴ。コーヒーと一緒にいただきます。おいしかったー！

本日のお宿はこちら、「かんなわ　ゆの香」さんにお世話になります。
4匹の看板猫ちゃんが暮らすお宿です。鉄輪温泉のバスターミナルから徒歩すぐというめっちゃ素敵な立地。

かんなわ　ゆの香 宿・ホテル

ロビーにはたくさんのねこちゃん写真。構図もとても素敵。猫ちゃんたちへの愛情が伝わってくる、素敵なお宿です。

チェックインを済ませ、お部屋へ。チェックインの時に色浴衣が選べます。女子には嬉しいですね！

今回はレトロ館に宿泊しました。昭和50年代の建物をそのままにリノベされたお部屋で、古き良き旅館の雰囲気が良きの良きです。
部屋にお風呂トイレはついていないのですが、お風呂は館内に温泉あるし、トイレは共用ですがきれいにリノベされているので、特に問題はなかったです。

温泉はメタケイ酸たっぷりの美人の湯。源泉かけ流しで、この日はちょっとぬるめ。
夜10時にのれんがかけ変わるので、1泊で２つの浴場が楽しめます。

館内は大正レトロなイメージのラウンジやダイニングがあります。ラウンジのコーヒーは自由に飲めます。コーヒーを飲みつつ、猫ちゃんたちの出勤時間を待ちます。

午後7時。待ちに待った猫ちゃんのご出勤です。奥から女将さんがつれてきてくれたのは、支配猫（猫とかいて「にゃん」と読みます）の「かぼにゃん（かぼす君）」。ゆの香さんが猫のお宿になるきっかけとなった、福をよぶ猫ちゃんです。椿のちゃんちゃんこが支配猫っぽい貫禄だしてて大変お可愛らしいですね！

かぼにゃんはあまり表には出ないらしく、実はけっこうレアなんだとか。とてもおとなしくて、でもシャイでなかなかお顔撮らせてくれないかぼにゃん推せる。

旅館の夕食で出されている「白猫のパンニャコッタ」はミルク感たっぷりでまろやかな風味が最高です。

うまいパンニャコッタを食べながら、テレビで氏真様に涙し（大河）、満たされた気持ちでお布団に入りました。