台湾(23)廃線歩けば次の道／苗栗・台中

2022/12/27 - 2023/01/03

元旦から台湾中部をドライブ三昧！といっても旧正月メインの台湾で１月１日は比較的通常営業です。いつも高鉄で素通りしていた苗栗をたっぷり歩けば空腹に。台湾全土から信仰を集める媽祖廟へ初詣の足で、たっぷり食べて食べ尽くす。コロナ禍を経て久しぶりの台湾も、結局昔と変わらずグルメ旅でした。我很高興！

エリア 苗栗(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: 個別手配

元日もあまりいつもと変わらぬ台湾の朝。秦くんの安全運転で台北から南下スタート！台湾の高速道路SAに興味津々の自分のためにちょいちょい停車です。

光を取り込んだ植栽を男子便所の個室が芸術的に取り囲む。

未熟！！言わんとすることは分かるものの。

よく売れていた老婆餅。シワシワしてそうだけれども、台湾で「老婆」はおばあちゃんでなく奥さんの意。

いくつもSAに寄り道し過ぎてどこか分からなくなりましたが、この時買ったハーブ石鹸シリーズは愛用中です。所変われば品揃えが全く異なるSAはしご、実に愉快。

三義インターチェンジで降りてまず水美路をテクテクと。ずらり緻密な木彫りの専門店が軒を連ねます。いずれも目の飛び出るような高値ゆえに手は出ないものの、見るのは無料。

三義木雕老街 散歩・街歩き

店先に豪華な木彫りの作品が並んでいて、ここも庶民に縁遠い高級木工店かと思えば、奥には一口サイズの客家菜包。蒸したて美味でした。

廃線となった旧山線は今も残る駅舎や線路跡が大人気。勝興駅を見に行こうと試みましたがあまりの人出で駐車場もなく、渋滞の車内からちらりと街並みを。

勝興駅（勝興車站） 駅

苗栗で最も訪ねてみたかったのが、龍騰断橋でした。二度の大地震を経て、レンガ造りのアーチ橋の一部が山の中で静かに佇んでいます。

龍騰断橋 建造物

最後の大地震から四半世紀、木々に覆い尽くされる様は壮観でした。

橋げたの高さまで登ると線路の跡が歩道に。

廃線跡は整備され、しっかりデートスポットに生まれ変わっていました。

台中の大甲区に足を伸ばして、大甲鎮瀾宮に初詣。台湾でもっとも知られる媽祖廟で、ここを起点終点に９日かけて行われる巡礼の旅「進香」は国内外から参加者が集う一大イベントとか。

大甲鎮瀾宮 寺院・教会

廟の中にお札を折り畳んだ黄色い物が。「財布に入れといて」と秦くんが。

お年玉代わりに秦くんがくれた宝くじ、なんと百元当選！と翌日判明。

廟の周囲は良い香りを漂わせる屋台だらけ。

秦くんがどうしても、と肉丸の店に。

新竹でよく食べたプニョプニョの肉圓（バーワン）をずっしり硬めにしたような。

この時一番人気は芋香包と題したイモグルメ。タロ芋とエビの組合せなど、食べ応えたっぷり！

今年も台湾で美味しいものとたくさん出会えますように、という願いを早速かなえてもらえた事に感謝しつつ。

台北へ帰る途中も高速道路を跨ぐSAに。

飲食店に衣類に靴に充実のラインナップ、でも当然もう胃袋に隙間なし。

台北最後は行天宮の近くに宿を。

行天宮 寺院・教会

コロナ禍前はよく通った行天宮前のマッサージ屋さん、健在で安心しました。夢中でたくさん歩いたので、足つぼマッサージが心地よく。

翌朝はプーアル茶の専門店、加福茶業から。レンガの如く無造作に積まれたのは全て超高級茶葉です。

茶葉は大陸産ですが、二百種類にも及ぶ厳しい検査をくぐり抜けたものだけが並びます。泥のような癖のある匂い、のイメージで正直不得手だったプーアル茶がここでは全く別物で、花の香りすら。一年分ぐらい試飲させてもらい、気に入ったお茶を自分用とお土産に。

〆のお土産選びに、この度三度目の迪化街です。昔は山積みのドライフルーツも気軽に試食できたけどやはりコロナの影響かどこも厳重個包装。

迪化街 散歩・街歩き

１月２日にして早くも旧正月に向けた飾りつけが急ピッチで進んでいました。あれ程通い詰めた台湾が、３年ご無沙汰してもやっぱり優しくて美味しくてあたたかで胸いっぱい。我愛臺灣！！