世界は”森”を必要としている~石山寺編～

2023/03/31 - 2023/04/01

☆2年前の三月末は。。。桜前線花盛りの滋賀県大津～三井寺―石山寺へ！

☆滋賀県を訪れたからには「三井寺」ばかりでなく『紫式部』ゆかりの「石山寺」へも参詣しなければ。。。

☆幸い、京阪三井寺から石山寺へは直通で30分余り～午後の居眠りに丁度いい距離だった。

☆まるで山岳トレッキングみたいな旅になるけれど、足腰丈夫?な今のうちに日本の古跡を訪ね歩くには最高な時期である。

☆自然の中にそっと置かれた紫式部!彼女の生誕700年?を祝う幟が、そちこちに立てられた参道は、長閑な春景色。。。

☆広大な自然の中で、遠大な小説の構想を練るとは、さすが日本女性の鑑！

☆夕刻の琵琶湖畔での噴水ショーに人の姿はまばら～故郷観光大使の西川君！唄のShowばかりでなく滋賀県の宣伝にもっと力を～

エリア 石山寺周辺(滋賀)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: びゅうトラベルサービス

☆石山寺への参道を800メートル歩くと漸く仁王門にたどり着く。。。

☆鄙びた湖畔に桜が淡いピンクで優しい風景が続く中、紫式部の生誕700年の幟が風にそよぐばかり～

☆15分も歩いただろうか？漸く山門前の賑わいを感じるところ～淡い桜が心地よい～

☆昔の人々は明け方京の都を発ち、逢坂の関を越えて船に乗っても、着くのは夕刻～

☆運慶、湛慶による仁王門の古さが「石山寺」の古色豊かな風土を表す。

☆左側（うん）の方は、大きな草履も掲げて。。。誰が履かれたのかしら？

☆中学時代までは日本の歴史にも興味が湧いて覚えた「運慶、湛慶」の図～

☆山門を入ると、まるで石切り場の様な大岩がそそり立つ！

☆名前の由来となった硅灰石がそそり立つ！確かに「石山寺」の風情～

☆空は碧く澄んで、1300年の歴史を黙って見透かすばかりなり～

☆日本史の初期となる天平時代(747年）聖武天皇の念持仏安置する為の堂舎を建立～

石山寺 観光案内所 名所・史跡

☆こちら?平安の才女と誉れ高い『紫式部』さん～美女とは言えないが、天平美人～

☆清少納言と並び称されるのは、ちと納得がいかないか?（清少納言の教育係だったとの言い伝えもある）

☆昨年の高千穂峡に引き続き、神話の世界と現実とが混交して不思議な旅を紡ぐ～

☆平安時代の石山詣は、女流文学者が花盛り～「蜻蛉日記」の藤原道綱の母は、京都から徒歩で参詣し、逢坂の関を越えて打出浜から船に乗る遠大な旅～到着は夕方～

☆「更級日記」の菅原孝標の娘も参籠したと「石山寺縁起絵巻」に残されている。

☆平面地図では散歩コースに見えても、「光堂」までの道は遠く、かなり本気でないと『紫式部』像のおわす場所までは辿りつけない～

☆寂しい晩年だった。。。を表すような人っ子一人いない「光堂」でした。

☆700年の歳月をここでお過ごし?（そんな訳ないわ）孤独を愛す紫式部殿～

☆石山寺にて「源氏物語」の構想が閃いたそうだけれど、こんな自然の中でこそ現実の男と女のもつれあう姿が浮かんだのだろうか？かなりaggressiveな女傑だったに違いない～

☆目的を果たした後の清々しさと、山里の柔らかなしだれ桜が心を癒す～

☆石山寺は日本の故郷じゃ～ほんにありがたい里～

☆帰り道、ほかにもたくさんの見どころが有るのに足が前に（上に）進まない～

☆天狗杉を見上げて帰ろう～

☆不思議なご縁と言うべきか、大津ホテルの直ぐ傍に「天孫神社」が存在しており、夜のライトアップで撮影好きが集まる拠点となっていた。

☆「天孫降臨の神社」ともいえる哉～

☆日本中が神話で繋がっている~九州に降臨したイザナギの神がこちらへも～

☆Day time はパスしたけれど、夜桜のライトアップを拝見に。。。

☆琵琶湖大津の名に恥じない爽やかな風が吹く港街。。。

☆翌年（２０２４年）、まさか大津から『比叡山』へ参るとは想像もしてなかった～

☆ほら其処に！大津自慢の観光噴水があがってるみたい～

☆折角だから～琵琶湖の観光船が集まる場所で噴水が上がるのを見に行こう。

☆「午後の曳航」なんちゃって！三島由紀夫は関係ないが～

☆小さい船から大きい観光船まで、琵琶湖にはたくさんの船が集う！

☆昔、「琵琶湖周航の歌」に歌われる悲劇があった（修学旅行生の乗船した船転覆）事実を知る者は少ないが～

☆ちょっと幽霊船みたいだけれど、琵琶湖を代表する大型観光船～

☆ミシシッピー河を渡る水車起動付きの外輪船、修学旅行生に人気だって！

びわ湖大津館(旧琵琶湖ホテル) 名所・史跡

☆「石山寺」での一日をコラージュしてみました。

☆京阪線「石山寺~坂本比叡山口駅」が本当に好きだな～又訪れるの予感。。。

☆翌日は、「宇治十条の世界へ」～

この旅行記へのコメント （8）

• 白い華さん 2023/04/24 11:22:57

  『石山寺』は、坂道・・きつそう！ですね。

  今日は。
  滋賀（湖東）の　有名寺院・・として、思い浮かぶ！のは
  やっぱり「三井寺　＆　石山寺」ですよね。
  だから「いつか・・その　二つ！を　お参り・・したい」と　願っておりました。
  
  でも『石山寺』は「けっこうな・・坂道」で　大変・・とのこと。
  『三井寺』だけ・・で　いいかな～。（笑）
  ーーーーーーーーーーーーーーーーー
  『源氏　物語』って、一切・・解らず。の　私。
  
  でも、『源氏　物語』を　知っていた。なら
  いろいろ、イメージを　膨らませて「旅！は　より一層・・楽しめるだろう」と　思いました。
  『源氏物語　ミュージアム』は、いろいろ、具体的に　見ること！が　出来て
  「ファン！には、嬉しい・・ミュージアム」ですね。
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  ４０年前・・・。
  米国『ニューオーリンズ』を　旅して
  「外輪船『ナッチェス号』で　ミシシッピ川・・を　クルーズしたこと」を　思い出しました。
  
  日本の『琵琶湖』にも
  ずいぶん、お洒落！な　外輪船・・が、あるんですね～。
  
  そして「琵琶湖・・の　水辺」も　いっぱい！の　見どころが　あるみたい。で
  改めて『滋賀県（湖国）』って　「目立たない・・けど、いいところ」と　再確認。
  
  「滋賀ふるさと観光大使」の『西川　貴教』さん。に
  もっと、宣伝・・頑張ってもらいたい。って
  私も「滋賀　ファン」として、お願い！したい・・気分です。（笑）
  　　これからもよろしくお願いします。

  salsaladyさん からの返信 2023/04/25 08:46:55

  Re: 滋賀県ふるさと観光大使！

  ☆白い華さん！を見習って、「西川貴教」君をgoogleしてみましたら、彼は結構ふるさと応援企画に登場してますね。どちらかと言えば草津市の方に力を入れてる感じ？和菓子「西川餅」で健闘しているのが判ります。
  
  ☆あの「細マッチョ」ムキムキがお気に入りですが、体が小さい分、人一倍大きな声でエネルギーを発散する点がsalsaと似ているかも❓
  
  ☆「石山寺」から随分方向転換しましたが、元気なうちが“花＝華”ですね。

• hot chocolateさん 2023/04/10 02:04:02

  石山寺

  salsaladyさま
  
  こんばんは。
  昨年の12月、大津に行った折、石山寺に行きました。
  登りの急なプチハイキングでしたね。
  行くまでは、石山寺が紫式部ゆかりの地とは知らなかったのですが、
  紫式部が石山寺に参籠し、構想が閃き「源氏物語」を執筆したと知りさらにびっくり。
  
  高校時代に、我が家にある「源氏物語」の谷崎源氏の口語訳本にチャレンジしましたが、口語訳と云っても、一番初期の旧訳「谷崎源氏」（1冊1円の透かし入り和紙の本）は、原文に近い感じで、半ば古文のようなので、なかなか読み進めませんでした。
  再びチャレンジしてみようかな・・・
  
  hot choco

  salsaladyさん からの返信 2023/04/10 09:47:24

  Re: 石山寺~紫式部～

  ☆日本の古典として一度は手にする「源氏物語」しかしその系譜の複雑さと男女の関係の混乱具合に大体は中途退場するものですが？谷崎源氏の旧訳にチャレンジですか？驚き❣（彼の肉欲と粘っこい表現に呆れ果て、京都の四姉妹の映画を見ただけで本を読む気は失せました）～
  
  ☆こちらのMUSEUMは、庭に「瀬戸内寂聴の碑」がありましたから彼女の監修でしょうか、ちょっと男女間の表現はしつこいくらいかも❓な感じ～
  
  ☆ともあれ、知らずに評価するより、その心意気を感ずる機会でしたわ～

• ちーちゃんさん 2023/04/05 22:55:22

  滋賀ってステキな場所ですね(*´∀`)♪

  こんばんは～(*^▽^*)
  
  琵琶湖しか行った事のない私達。
  この前の三井寺といい、本当にステキな場所が沢山ありますね！
  
  それにしても不勉強で知らなかった…
  紫式部がここで源氏物語を書いていたなんて！
  ずっと京都にいたんだと勝手に思ってました。
  あの静かな金堂へ、行ってみたいです♪
  

  salsaladyさん からの返信 2023/04/06 08:46:00

  Re: 滋賀ってステキな場所ですね(*´∀`)♪I think so,too ！

  ☆古典の世界では十二単衣を着て、ずっと部屋の中で過ごしている姿を想像するしかないわね。我が夫が、石山寺の荒々しい岩階段を上りながら「昔の女性は十二単を着てこんな道歩いたのかな？」「そんなわけないでしょ！」と即否定したけれど。。。旅装束は見たことあるけれど、平常の外歩きはどうしてたのか？ちょっと気になる感じもあり。。。
  
  ☆滋賀県というか、大津市だけでも京阪電車でかなり色々な歴史地点へ行けそうですよ。疲れたら琵琶湖畔に戻って水遊び？次に生まれ変わったら大津に住みたいとひそかに思いました。生まれ変われるのかしら？

• yamayuri2001さん 2023/04/05 10:09:33

  春の石山寺。

  salsaladyさん、こんにちは。
  春の石山寺は、とても趣がありますね。
  昔に思いを馳せるにも　
  ちょうど良さそうなシチュエーションになっていますね。
  何よりも　春の花々が彩りを添え、
  しっとりした美しい光景になっていますね。
  この時期だと、まだそう暑くはないので、
  石山寺の参道も　そこまで厳しくはないですけれど、
  私が訪問した夏は、
  途中から汗だくになり、息をするのもやっと　と言うぐらいでした。
  訪問先の状態によって、
  旅をする季節を選ぶというのは、とても大事だなと感じました。
  
  yamayuri2001

  salsaladyさん からの返信 2023/04/05 10:27:23

  Re: 春の石山寺~素朴で自然が良い雰囲気！

  ☆yamayuriさんは訪れた事がおありなんですね。三井寺に比べて自然を大切にする世界が好もしく思えました。山道は急だったけど～
  
  ☆『紫式部像』に惹かれてどんどん上って行っても中々それらしき場所に行き着かず、ふと地図を見るとかなり端っこにある「光堂」がそれらしき雰囲気を醸している。元気を振り絞って歩き続けますとやっと出会えました。
  
  ☆本当に寂しい山中。。。休憩所で見つけた一筆箋「源氏物語の挿絵付き」を求めましたが、翌日のmuseumではそれより50円安く！石山寺への寄進が入っていたんだな！とジム友に渡すとき「御利益あるかもよ！」と伝えました。お粗末～