2023/03/21 - 2023/03/21
126位(同エリア259件中)
S.Gさん
憎き新型感染症の影響で3年ほどお預けを食らっていた県外旅行。
今後の旅行のリハビリもかねて、岐阜へ三式戦闘機"飛燕"と昨年惜しまれつつも退役したF-4EJ改“ファントムⅡ”を見に行ってみました。
人生初の中部地方(と思ってたけど、過去に福井に恐竜見に行ってました)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
そんなわけで前乗りにて名古屋到着です。
コロナ禍で、職業柄大手を振って旅行に行くのがはばかられる状況でしたので、だいたい3年振りの航空旅行です。
仕事終わってからのフライトだったので、中部国際空港に到着したのは21時頃…空港内の飲食店は閉店してました(泣)
この日は、ミューライナーで名古屋駅まで移動し、近場のカプセルホテルに宿泊。中部国際空港セントレア 空港
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朝7時半頃の名古屋駅…祝日の早朝なのですが、人がまったくいません(笑)
WBC準決勝だったので、その影響もあったりなかったり?名古屋駅 駅
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JR名古屋駅から特別快速 米原行に乗り岐阜駅へ
ここから名鉄岐阜駅へ移動し、犬山方面の列車に乗ります -
岐阜駅の前に立っている金の信長像。
地元には金のル○ィ像がありますが、旅行に来ると興味なくても撮ってしまうのが人の性なのでしょうか(笑) -
名鉄岐阜駅を出発し、各務原市役所前駅へ。
市役所前からは、ふれあいバスが出発しており、バス停の一つに今回目的の航空宇宙博物館があります(しかも、開館時間の10時丁度に到着してくれる親切設計)
料金は未就学児無料、それ以外100円になります。各務原市役所前駅 駅
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バスに揺られること30分。
目的地の『岐阜かかみがはら航空宇宙博物館』に到着!岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 美術館・博物館
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訪問日の数日後から開催される企画展『ウェルカム・ファントム』の案内板。
今回の旅行、地元の空港がリニューアルオープンする直前だったり、この企画展の直前だったりと、悉く“ハズ”してるわけですが、まぁ、人が少なかったのでゆっくり写真を撮ることができました。 -
入って最初に出迎えてくれるのは川崎製のV-107です。
塗装は陸上自衛隊機ですが、川崎で製造されたこのV-107は、スウェーデンにもHKP-4Cとして採用されていたようです。 -
屋外には数機の大型機が展示されています。
US-1は救難飛行艇という機種で、下から見上げてみると船のような形状をしているのが見て取れます。
原型のPS-1(?)は以前、地元の水族館横に展示されていたと記憶しています(老朽化からか、撤去されてしまいました) -
こちらは対潜哨戒機のP-2J。
潜水艦を警戒するための航空機です。
こういった大型機もかなり近くでその細部を見ることができます。 -
博物館の見取り図です。
屋外展示の大型機とその横には遊具などもあり、無料です。
子供連れでも、半日はここで遊べそうです。
大型機を眺めてから、博物館入口に入ります。
入館チケットは券売機にて、現金、クレジット両方いけます。 -
中に入るとこの博物館に隣接する岐阜基地(現在は航空自衛隊。その前は米軍、さらにその前は大日本帝国陸軍)の歴史を紹介しています。
プロジェクションマッピングを用いて各務原の地がどのような変遷を経て現在の形になったかを紹介しています。
さらにその奥には、今旅の第一目的、三式戦闘機"飛燕"が鎮座しています。
当時の米軍の呼称は、Tony“トニー”であり、イタリア軍が使用していたMC.202“フォルゴーレ”のコピー機と誤認したことに因むとか。 -
休憩場に上る階段からも旧日本軍の航空機には珍しい液冷エンジンを積んだことによる細身の機首を見ることができます。なお、国籍マークはプロジェクションマッピングです。
その他、搭載されていたDB601エンジンや設計者である土井武夫氏の手紙などの資料も展示されています。 -
旧軍航空機のエリアを抜けると戦後に自衛隊にて運用された航空機などの展示ゾーンになります。
旧軍エリアを抜けた瞬間に、格納庫を模したような広々とした空間に所狭しと現れる航空機。
博物館にきて一番ワクワクする瞬間かもしれません(笑) -
屋外展示のUS-1の実験飛行艇にあたるUF-XS。
ベースはグラマン社製のUF-1"アルバトロス"
グラマンと言ったらアレです。F-14"トムキャット"作った会社です。 -
こちら、日の丸が付いていますが、スウェーデンはSAAB社製の航空機、SAAB 91Bの改造機です。
銘板の初飛行日もスウェーデンでのものが引用されています。 -
対面には練習機として導入されたT-33"シューティングスター"。
原型はP-80ジェット戦闘機。初飛行は1948年ですが、本邦では2000年ごろまで運用されていたようです。
少しLansenに似ていて好みの形状ですね。 -
こちらも練習機のT-1“初鷹”
前のT-33は翼が直線ですが、こちらのT-1は後退翼になっており、戦闘機の翼形状の変遷が感じられます。 -
ここからは航空自衛隊で使用されていた戦闘機になります。
F-104J"栄光"……すごく細身です。
アメリカのロッキード(現ロッキード・マーティン)社が開発した第二世代ジェット戦闘機です。
領空に侵入してきた高速の爆撃機などを迎撃する要撃機として使用されていました。
北欧ではノルウェーとデンマークで使用されていたと思います。
いつか行った時のためにいろんな角度で写真を撮りました。 -
間に練習機のT-2がいるのですが、飛ばして今回の目玉、公開されたばかりのF-4EJ改"ファントム"になります。
昨年3月に退役し、この博物館には1,2カ月前に搬入されたかと思います。
双発(エンジンが2基)ということもありデカいです。 -
展示準備中の看板など、この時にしか見られないある意味レアな展示かもしれません(笑)
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その隣には、実験機のT-2CCVと飛鳥。
岐阜基地は飛行開発実験団という装備の試験・評価やテストパイロットを育成するための拠点となっており、それもあってか試験機の展示なども多くのスペースを割いています。
中2階から撮影したのですが、間近で見ると迫力があります。 -
こちらは最初、衛星か何かのパーツかと思っていたのですが、VTOL実験機でした。
VTOLってのは垂直に離着陸する航空機の略称で、イギリスのハリアーや旧ソ連のフォージャー、自衛隊でも導入するF-35Bなどの機体が該当しますが、過去には日本も似たような航空機を開発しようと計画していたんでしょうか。 -
その他、F-104JやT-1の横にはそれぞれの機が搭載しているエンジンが並べて展示されており、戦闘機におけるエンジンの占めるサイズがどんなものか視覚的に理解できるようになっています。
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展示期の後ろにも回れます!
F-4EJ改の後ろ姿ですが、格納庫っぽい展示棟と相まって、エース○ンバットのBGMが聞こえてきそうな雰囲気があります。 -
こちらは中2階から見た展示棟。
上から戦闘機が見れるのも大きなポイントかと思います。
なお、中2階の本来の目的は宇宙開発関係の展示です。
後ろを振り向けば、ロケットや宇宙服などが展示されています。
H-Ⅱロケットの先端部分なども展示されています。 -
写真撮りながら展示も見つつ、だいたい2時間ほどで見学を終えました。
最後は併設のレストランで飛騨牛カレーうどんを食べてフィニッシュ。
物販コーナーもあり、この博物館限定の1/72 飛燕や各種サイズのプラモ、完成品、書籍、その他グッズなどが販売されています。
今回の旅行は、可能な限り少ない荷物で回ることも目的だったので買ったのは図録のみ(図録も子供用、大人用、日本語ver、英語verあり)。
普段、1万円くらいは使おうと思っているのですが、キャパシティ的に断念… -
昼から雨の予報だったのに傘を持参していなかったため、12時51分のふれあいバスにて各務原市役所前駅に戻ります(ふれあいバスの本数が非常に少ないので、公共の交通機関を利用される方は、時刻表の確認を念入りに…)。
初見の航空機が多く、素晴らしい時間を過ごせました。 -
帰りは各務原市役所前駅から名鉄岐阜駅へ。名鉄岐阜駅から発射しているミューライナーで名鉄名古屋駅へ帰りました。
駅に着くころには本降りだったので、駅ビルを散策。
写真は名鉄百貨店で食べた、まるや本店のひつまぶし。
旅をするときに、あまり食には関心がなかったのですが、これは名古屋に来たら食べないと損だと思いました(笑)まるや本店 名駅店 グルメ・レストラン
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