2023/03/04 - 2023/03/04
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ドクターキムルさん
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相模原市博物館で開催された「縄文人の環境適応」と題して「令和4年度かながわの遺跡展」(2023年2月7日~3月5日)で展示されていた中で、秦野市の菩提横手遺跡から出土の大型中空土偶は今回が3回目の出会いとなって少し感激した。
しかし、館内には他にも大型中空土偶が展示されていて、完形のようにも見える。学芸員の長澤有史氏がたまたま関内の展示場にいたので、聞いてみると、「両足が欠損している大型中空土偶であり、足を補足した痕が見える」という。確かに。
それにしても、2018年に出土してその後に何度かこのように公開されたが、この東海大蔵の大型中空土偶(王子ノ台遺跡)は紹介されてはいなかったので、全くのところ知らなかった。
また、この数10年に渡って全国の博物館を訪れ、こうした土偶に関してもそれなりに勉強して来ていたが、まさか東海大にも考古資料があることは知らなかった。東海大にはコロナ禍前には何度か出掛けていたのであるが…。
最も、東海大の考古学者の名前さえも知らなかった。
相模原市博物館の今回の展示では展示内容を紹介した図録が頂けたが、その中のこの大型中空土偶は足が欠損したままの写真が掲載されている。それにしても、こうした欠損のある出土品(土偶に関しては壊した後に埋めるとされれている)の補修はどこまでやるべきかが議論されなかったのか?
少なくても、土偶を多く見て来た私にはその補修が分からずに完形だと思ったのだ。
なお、土偶は壊した後に埋めるとされれているがその破損の具合やその破損した部分などによっては完形には復元出来ないことが殆どである。
そのことは展示されている提横手遺跡から出土の大型中空土偶を見れば分かることだ。
現地説明会に参加した「仮面の女神」(国宝)は、たまたま、足に欠損部があったが、その破損部分はその中空の足の中にあったために、完形で復元されている。
また、「縄文のヴィーナス」と「仮面の女神」の2つの国宝土偶を所蔵している尖石縄文考古館の学芸員の話では「「仮面の女神」は残っていた欠損部分をくっつけただけであったが、「縄文のヴィーナス」はここまで補修して良いのか?と」思ったそうだ。
すなわち、「縄文のヴィーナス」は厚化粧であるが、「仮面の女神」は殆どすっぴんに近いのだという。
そうしたことは一般の入場者には分からないものだ。
(表紙写真は補修された東海大蔵の大型中空土偶)
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