「世良田東照宮」の河津桜_2023_満開でした（群馬県・太田市）

2023/03/08 - 2023/03/08

群馬県太田市の「世良田東照宮」へ、河津桜を見に行きました。南側の参道（？）に、少しだけ植栽されています。多少、葉が出始めていましたが、まだ十分に満開で、見頃が続いていました。

エリア 太田(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

徳川家康公が「わが遠祖は、上野国新田の一族徳川氏である」として、徳川郷を祖先の地としていることから、太田市の南西部の地域は「徳川氏発祥の地」とされています。（太田市観光物産協会HP）

ここには、新田義季が創建した「長楽寺」、日光東照宮の社殿の一部を移築して勧請された「世良田東照宮」、長楽寺に伝わる文化財や東毛地域の歴史資料を展示する「新田荘歴史資料館」などがあり、「太田市歴史公園」として整備されています。

新田義季は、上野国新田郡世良田荘徳川郷に住んで徳川（または得川）を称し、徳川義季と名乗りました。これが徳川氏の始まりと言われています。（太田市観光物産協会HP）

「太田市歴史公園」の東端に、長楽寺の「勅使門」があります。「世良田東照宮」の正門として建造され、天皇や幕府の使いが参向する時にだけ使われました。

群馬県の重要文化財に指定されています。

前回の修理工事から50年以上経過し、漆塗塗装の退色や破損が進んでいたので、2021年7月から約7ヶ月かけて保存修理工事が実施されました。

”門”の内側には、「蓮池」と「渡月橋」があります。

この池は、承久3年(1221)に長楽寺創建された当時の遺構の一つです。橋の北側の池には、底が竜宮に通じているという「竜宮伝説」が伝わっています。（現地説明板）

橋を渡って、林の中を奥へ歩くと「三仏堂」が見えてきます。

「三仏堂」は、長楽寺の中心的な建物で、過去・現在・未来を護持する三世仏（釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒菩薩）が安置されています。群馬県の重要文化財です。

その西には「太鼓門」が建っています。楼上に太鼓がかけられていて、時報や行事等の合図に使われていたそうです。群馬県の重要文化財です。

この奥に長楽寺の「開山堂」があり、その右（北）に、長楽寺の「本堂」があります。

「太鼓門」の左（南）に、世良田東照宮の「御黒門（縁結び門）」があります。

その奥に「世良田東照宮」があります。全国に数多くある東照宮の内、三大東照宮を名乗るのは「仙波東照宮（川越市）」「滝山東照宮（岡崎市）」「鳳来山東照宮（新城市）」と、ここ「世良田東照宮」です。「日光東照宮」は総本宮です。（Wikiによる）

で、（やっと）、左を見ると、咲いているサクラが見えます。

手前には、白梅が咲き残っています。

白梅も、まだ蕾もあって、花もさほど傷んでいませんが、向こう側の満開のサクラを見てしまうと、季節が進んだ事を実感します。

その近くに、別の白い花が咲いていましたが、冬のサクラの咲き残り、でしょうか。

河津桜は満開です。

境内の河津桜は、これで全てです。

南側から見た、河津桜です。右上、手前から伸びている枝は、”群馬県一太い”と説明されているソメイヨシノです。

南側の門（南御門）の外から見た景色です。左に見える大きな木が、”群馬県一太い”ソメイヨシノです。

「南御門」から入ると、参道のように見えます。

（短いけど）サクラのトンネルが出来ています。

大木というほどではありませんが、立派に育っています。

多少、葉が出始めてはいますが、十分に満開です。

芯が赤くなっている花もありますが、そうでもない花もあります。

赤くなり始めた花の方が、多そうですね。

先ほどの（群馬県一太い）ソメイヨシノです。（奥の太い木）

手前の花は河津桜ですが、向こう側の大きな木は何でしょうね。

その左奥の方に、「世良田東照宮」の本堂が見えます。この「本堂」は、3代将軍家光のとき、日光東照宮の大改築にあたり、天海によって旧奥社拝殿などがここに移されたものです。

ここの河津桜は数が少ないので、すぐに見終わってしまいます。

河津桜は、これだけです。

なので、境内を戻ります。

寒緋桜は、もうすぐ咲きそうです。

東照宮の前には、白梅が咲き残っています。

本堂に近い白梅は、まだ見頃が続いています。

こちらは陽当たりが良い為か、見頃は過ぎそうです。

傷み始めた花が目立ちます。

春霞なのか、スッキリした青空ではありませんでしたが、満開の河津桜を見る事が出来ました。

（　おしまい　）