2023/02/09 - 2023/02/16
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Fuyuyamaさん
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初めて冬の美瑛を訪れてから11年、ついに長年の夢であった「ダイヤモンドダスト」、そして「サンピラー」に出会うことができました。これまで冬の美瑛へは5回訪れていますが、一度も出会ったことがありませんでした。
今回の撮影行は写真仲間と共に、美瑛に別荘を持っている友人宅へ8日間居候させてもらい、写真三昧の合宿生活を送りました。
なお、旅行記は2回に分けてお届けします。まず前編は、2月9日から12日までの記録です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JALグループ JRローカル 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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羽田空港から朝一番の飛行機で旭川空港へやってきました。この冬の寒波は強烈な様で、空港を降りると例年より雪が多いようです。2週間前から美瑛入りしている友人からは、「こちらは天気に恵まれません。未だまともに晴れたのは1日だけ。好天を連れて来てください。」との悲鳴に近いメールが届いていました。
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空港から直行で美瑛神社へやって来ました。先ずはこの旅の安全とお天気に恵まれるようお願いしました。
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時折粉雪が舞う中、午後3時ごろからロケハンも兼ねて丘をひと巡りしました。雲間から光が差すと車を止め、雪原の表情を切り取っていきます。
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一見すると何の変哲のない雪原ですが、よく見ると凹みや草などが飛び出しており、それが雪面に陰影を作っています。
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「三愛の丘」近くに立つ1本のポプラの木。穏やかなセピア色の光が雪原を照らしていました。
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光芒が道を照らしているようです。
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広大な雪原に立つ1本の木。緩やかに波打つ丘に陰影のグラデーションがキレイです。
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イチオシ
本日の最後は「ジェットコースターの道」に面した畑の中に立つポプラの木。サマーシーズンは絵になりづらい場所ですが、雪があると一変していました。
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2月10日(金)、美瑛2日目を迎えました。昨夜の天気予報では晴れ一色。絶好の写真日和になると喜び勇んで起床したものの外は曇り空。テンション駄々下がりの中、丘巡りに出かけましたが1度もシャッターを押さずに帰宅しました。朝食の準備をしていると、窓の外を見ていた友人の「日輪が出ている!」との叫び声が。車の飛び乗り撮影場所へ急行するものの光が弱く、かろうじて輪が分かる程度でした。
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木だけをアップで撮ってみました。光が弱いので影があまり出ていませんが、これはこれで良い雰囲気です。
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夕方から電車に乗って「旭川冬まつり」に出かけました。
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旭川到着後、先ず向かったのは石狩川河川敷の会場です。この冬まつりは昭和35年から60年以上続くイベントだそうです。
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会場には市民の有志が作った雪像が並んでいます。曇り空の下コントラストが弱いですが、これは桜木賞及びANA賞を受賞した「神龍(シェンロン)」の像です。
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こんなカワイイ雪だるまもズラリと並んでおり、会場を盛り上げています。
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中央の巨大雪像のステージでは各団体がパフォーマンスを披露していました。
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大雪像に併設されている巨大な氷の滑り台では、大人も童心にかえって楽しんでいました。
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次に向かったのは駅前から続く『買い物公園』で開催されている「氷彫刻世界大会」。650メートルにわたって力作が展示されています。
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どの彫刻もライトアップされており、見応えがあります。因みにこの作品は「冒険少年~恐竜と魔法の国~」というタイトルが付いていました。
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ライトアップは1色ではありません。定期的に色が切り替わります。こちらは「ファンタジー」というタイトルの作品で、旭川美術館長賞に輝いていました。
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駅前にあった大氷像「道鳥~丹頂の息吹~」という作品です。今日は風景写真の方は空振りでしたが、それを補って余りある写真が撮れました。
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夕食は旭川市民のソウルフード「ぎんねこの新子焼き」をテイクアウトしました。なかなか味わいのある店構えです。
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新子焼きとは、若鶏の半身の焼き鳥で独特の甘っ辛いタレがかかっています。食べるのは2回目ですが癖になる味。旭川へ行った際は是非お試しあれ!
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2月11日(土)、美瑛3日目です。昨夜の天気予報では1日中「曇り」。しかし、朝起きると月が出ています。これだから美瑛の天気予報は当てになりません。日の出前、「クリスマスツリーの木」を月と絡めてハイキー調で撮ってみました。
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すると、丘に朝霧が立ちこめてきました。気温はマイナス18℃。友人はこれは「サンピラーが出る!」と確信。実績のあるポイントへ車を走らせます。
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イチオシ
先ず向かったのは「新栄の丘」。ここで日の出を待ちましたが、サンピラーは空振り。次の実績ポイントへ急ぎます。
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美瑛川に架かる橋の上へやってきました。川面では濛々と川霧が発生中。これは期待が持てそうです。
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空中をチラチラとダイアモンドダストが舞い始めました。そして遂に、一筋の光の柱「サンピラー」が出現しました。何せ初めて撮る被写体、無我夢中です。
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イチオシ
サンピラーは強弱を繰り返しながら出現してくれました。私も落ち着きを取り戻し、色々カメラの設定を変えシャッターを切っていきます。
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興奮も冷めやらぬ中、今度は霧氷を探して車を走らせます。9時を回り気温が上がってきましたが、日陰ではまだ霧氷が残っていました。
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イチオシ
青空をバックにスクッと立つシラカバの大木。アレ、根元に何かいる!
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何と置物のようにキタキツネが日向ぼっこしていました。
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2月12日(日)、美瑛4日目は朝から雪が舞っていました。いつもの様に朝5時に起床したものの朝活はパス。ゆったりとした朝を過ごしました。食料品の買い出しを兼ねて、お昼を食べにラーメン屋さんへ。昼食後もネットサーフィンなどをしながら時間をつぶしていましたが、2時半過ぎに陽が差してきたので丘を一巡りしてきました。
ボーッとした太陽の柔らかな光が丘を照らしています。気温も昨日から18℃上昇、車の温度計は0℃となっています。 -
足跡ひとつ無い滑らかな雪原が続いています。
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こちらの丘にはシュカブラ(風雪紋)が付いていました。
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斜面に木立の影がキレイ出ていましたが、カメラを構えた途端、太陽に雲がかかり光が弱くなってしまいました。上手くいかない日はこんなものです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ひやしたぬきさん 2023/02/20 11:21:36
- 涙が出るほど美しいです。
- こんにちは Fuyuyamaさん
北海道の冬の大地
あまりにも美しくて涙が滲み出ました。
サンピラーと呼ばれるものを初めて拝見しましたが特定の条件の元でないと見られない神様から与えられた貴重な瞬間だと感じました。
素晴らしいお写真をありがとうございました。
ひやしたぬき
- Fuyuyamaさん からの返信 2023/02/20 14:02:28
- RE: 涙が出るほど美しいです。
- ひやしたぬきさん こんにちは。
いつもご訪問いただきありがとうございます。
また、コメントまで頂戴し感激です。
毎回代わりばえのしない旅行先で恐縮です。
写真を趣味とする私にとっては、同じ場所へ行っても
風景は「一期一会」だと感じています。そのときの光の具合、
雲の様子などで全く感じが変わるからです。
間もなく投稿させていただく後編では、そのような写真をお見せ
できればと思っていますので、ご覧いただければ幸いです。
Fuyuyamaでした
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