富良野盆地ラベンダー畑めぐり2022, その２

2022/07/20 - 2022/07/22

富良野ラベンダー観賞の旅、後半です。美瑛の拓真館から日の出公園、ファーム富田ラベンダーイーストなどを回りました。いままででも花の観賞にはベストタイミング。荒れがちだった天気ですが、富良野盆地は山に雲が邪魔されたせいか、青空も見られて花のムラサキが鮮やかでした。
帰りがけに映画「鉄道員（ぽっぽや）」のロケ地幾寅駅を訪問。高倉健さんも志村けんさんも亡くなり、映画の設定のまま幾寅駅も廃線まじか、すでに鉄道は普通のまま、寂しいですね。

エリア 富良野(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー

本日は朝から晴れ。窓の外は富良野スキー場。

新富良野プリンスホテル 宿・ホテル

新富良野プリンスホテルの朝食ビュッフェ、今日は2階の会場のほうに来てみました。置いてある料理はおおむね同じです。もともと喫茶室だったのでちょっと幅の狭いスペース。地下のホールから見ればですけどね。

いくらはすきなだけ乗せられます。

本日のラベンダー巡りは美瑛の拓真館まで足を延ばしました。
こんな建物だったけな。

拓真館 美術館・博物館

入場料は無料、基本的に二次利用とかしなければ写真撮影もオーケーです。
美瑛や富良野の丘の風景をフィルムで丹念に撮り続けた前田真三さんの個人写真美術館。ここももともと小学校の分校の跡だったかな。廃校後の利用を町から相談されて開設。フィルムの時代は大きければ大きいほど高画質なので、写真家は巨大な８x１０（大きすぎてほぼスタジオ用ですが）とか４ｘ５（外での撮影ならこのあたりが限界）のカメラで撮影していました。前田真三さんのメインカメラはリンホフの４ｘ５やハッセルブラッド。当時の愛機が展示されていて、ファインダーをのぞけます。ちょっと感激します。元の写真はもちろんフィルムですが、最近の展示される大きな写真はデジタルプリントなのかな。フィルムの時代も直接焼き付けるよりはグラビア印刷ですが。

拓真館 美術館・博物館

ここの前庭には小さいけどラベンダー畑があります。

拓真館 美術館・博物館

今年は植え替えのあとなのかまだ小さいですね。ラベンダーは多年草ですがいつかは枯れる。

拓真館 美術館・博物館

続いていくつかの丘を越えて四季彩の丘に。もとは入場無料でしたが。最近花畑は有料になりました。コロナ前は外国人観光客でものすごい賑わいだったからコロナ後の落差が大きすぎて大変だったでしょうね。これだけの面積の花畑じゃ肥料の量だって相当なもんだろうし。

四季彩の丘 公園・植物園

この時期向こう側の丘の斜面はまだ色づきが不十分。

四季彩の丘 公園・植物園

そんなに混んでないので初めてトラクターの引く遊覧トレーラーに乗ってみました。地面ががたがたなので乗り心地は今一つですが、ゆっくり走りますので許容範囲の揺れ。

四季彩の丘 トラクターバス観光（ノロッコ号） 自然・景勝地

四季彩の丘、直線状に植えられたカラフルな花

四季彩の丘 公園・植物園

少し雲がかかっていますが、山もなんとか見えます。

四季彩の丘 公園・植物園

四季彩の丘

四季彩の丘 公園・植物園

四季彩の丘

四季彩の丘 公園・植物園

四季彩の丘

四季彩の丘 公園・植物園

四季彩の丘

四季彩の丘 公園・植物園

四季彩の丘

四季彩の丘 公園・植物園

四季彩の丘、ここではラベンダーの花畑もありますが、面積はそれほどでもありません。

四季彩の丘 公園・植物園

遠景が平坦な中富良野地域と違うのはすぐ向こうが波状丘陵で丘がどこまでもつづくように見える。

四季彩の丘 公園・植物園

縞状の花畑といっしょにみられるラベンダー畑

四季彩の丘 公園・植物園

カットメロンを買ってみた。完熟前に出荷されるものと違って、ぎりぎりまで熟したメロンなのですごく甘い。連れは目を丸くしておいしいおいしいと感激してました。特に暑い日はウリ科はおいしいからね。

四季彩の丘 売店 グルメ・レストラン

こちらはカットメロンのソフト。こっちのメロンは凍っている

四季彩の丘 売店 グルメ・レストラン

四季彩の丘

四季彩の丘 公園・植物園

本日最後は上富良野町の日の出公園

日の出公園ラベンダー園 公園・植物園

丘の上のトイレはガラス窓が広く、山の遠景がきれいにみられる絶景トイレ。第四トイレのみですけどね。

日の出公園展望台 名所・史跡

丘から見下ろす一面のムラサキの絨毯。今年はいいときに来たな。

日の出公園 公園・植物園

風に揺れる花が素敵です。空を遠景にするとどこまでも続くよう。

日の出公園ラベンダー園 公園・植物園

日の出公園ラベンダー園、いつまでも見ていたいけど、そろそろ連れがお腹を空かせています。

日の出公園ラベンダー園 公園・植物園

日の出公園ラベンダー園、白のラベンダーで作られた花道

日の出公園ラベンダー園 公園・植物園

日の出公園ラベンダー園

日の出公園展望台 名所・史跡

日の出公園ラベンダー園、上から見下ろすよりグランドレベルから眺めるほうがきれいかな。翌日テレビ中継の準備をスタッフがしていました。翌朝ホテルで見ました。

日の出公園展望台 名所・史跡

夜にライトアップもしているらしい。見たかったけど、夕食とかぶる。

日の出公園展望台 名所・史跡

ケーキ屋さんで軽く腹ごしらえ。フラノデリス。富良野スキー場の近くです。

菓子工房フラノデリス グルメ・レストラン

お休みの日でも買えるように自動販売機があった。

菓子工房フラノデリス グルメ・レストラン

お店の前の花壇。

菓子工房フラノデリス グルメ・レストラン

お店に上る階段。屋根があるのは冬の雪用ですか。

菓子工房フラノデリス グルメ・レストラン

テラス席。今回はまだお客さんが少ない

菓子工房フラノデリス グルメ・レストラン

入口。建物がきれい。

菓子工房フラノデリス グルメ・レストラン

残念なことにケーキの残り種類が少なくて。あまり選択の余地がなかった。

菓子工房フラノデリス グルメ・レストラン

アイスコーヒーの氷はハート型で水ではなくコーヒーを凍らせたものでした。とけても薄まらない。

菓子工房フラノデリス グルメ・レストラン

庭木がきれいです。

菓子工房フラノデリス グルメ・レストラン

お店の前のラベンダーも今が盛り

菓子工房フラノデリス グルメ・レストラン

新富良野プリンスホテルにもどってきました。

新富良野プリンスホテル 宿・ホテル

時間があるのでニングルテラスを散策

ニングルテラス 専門店

掃除のおじさんがつくった落ち葉のハート

ニングルテラス 専門店

工芸のお店などが並びますが、北の国からの展示もあった。
当時の衣装などがありましたが、中嶋朋子さんの衣装が小さくてびっくり。こんな小さいころからお芝居してたのか。

ニングルテラス 専門店

ろうそくのお店とかけっこう誘惑されたけど、結局、買わずじまい。

ニングルテラス 専門店

お部屋にもどって温泉。そしてビール。

新富良野プリンスホテル 宿・ホテル

本日の夕食は結局ビュッフェ

まあ、結局プリンスのビュッフェは中華がおいしいねって

意外と人気がないカニ脚、とるのがめんどくさいのか。

お寿司を一そろい頼むとこんな感じ。

本日はサクランボはありませんでした。ソフトクリームはすこし形よくなった。

翌日もてるてる坊主さん。

朝食は予約して炭焼処きたぐにへ

炭焼処きたぐに グルメ・レストラン

窓から温泉施設が見えます。

炭焼処きたぐに グルメ・レストラン

税込み２６００円だけど、ホテルの朝食券がそのまま使えます。

炭焼処きたぐに グルメ・レストラン

篭盛りのおかずに焼き魚など

炭焼処きたぐに グルメ・レストラン

フルーツとコーヒー付き

炭焼処きたぐに グルメ・レストラン

一昨日夕食に使った個室。きれいで落ち着きます。

炭焼処きたぐに グルメ・レストラン

３泊した新富良野プリンスホテルをチェックアウトしてファーム富田のラベンダーイーストへ。こちらは観光客に見せる花畑が主体になってしまった元のファームと違って、製品用のラベンダーを栽培する畑。効率的に栽培できるよう畝傍の間隔が広くとられてトラクターが入れます。

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

こんな幅

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

畑の中を遊覧してくれるトラクター。さすがおしゃれです。

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

畑はよく整備されているので、乗り心地も悪くない。

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

席は横向き2列になってます。

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

ゆっくり畑の中を走る。でも乗車中なんで写真の水平線が怪しいな。

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

十勝岳の噴煙と山々

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

ラベンダーの畝

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

波状丘陵ではなく、平坦な畑なので十勝地方の景色に似た雰囲気です。

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

横から見ると花が密に見える。

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

2階から展望。

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

畑も広いが、回りの景色がもっと広い

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

北の峰の方角、新富良野プリンスホテルはこっち

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

整ったラベンダーの縞がきれい

ファーム富田 ラベンダーイースト グルメ・レストラン

お昼ご飯はふらのワインハウスのレストランにしました。

ふらのワインハウス グルメ・レストラン

ここも高台なので山の眺めがきれい

ふらのワインハウス グルメ・レストラン

広い窓から大雪山まで一望

ふらのワインハウス グルメ・レストラン

入口の飾り付け

ふらのワインハウス グルメ・レストラン

ふらのスタイルのチーズフォンデュ

ふらのワインハウス グルメ・レストラン

そのほかメニュー

ふらのワインハウス グルメ・レストラン

前回来た時は貸し切りで入れなかったのだ。

ふらのワインハウス グルメ・レストラン

連れは白ワイン。私はこれから運転なのでブドウ果汁。

ふらのワインハウス グルメ・レストラン

チーズフォンデュの2人前セット

ふらのワインハウス グルメ・レストラン

パンと野菜一式。

ふらのワインハウス グルメ・レストラン

鍋で温めたチーズにつけるのが普通ですが、ここのチーズはくりぬいたパンに入っている。冷めても硬くならない配合なんでしょう。器のパンもそのあと崩して食べます。サステナブル？違うな。食残ゼロか。食べきれればね。

ふらのワインハウス グルメ・レストラン

まだまだ世間は黙食

ふらのワインハウス グルメ・レストラン

ワインハウスの近くにおおきくはないけどラベンダー畑があります。

眺めのよい斜面に植えられています。

山との写真が撮りやすい。

道東道に抜ける途中、南富良野の幾寅駅によりました。
高倉健主演の鉄道員のロケ地、駅舎の駅名は映画のまま幌舞駅。

幾寅駅 駅

駅前は映画のセットのままの建物が数軒残されています。映画の気動車は前半部分がカットされて展示。ちょっとかわいそう。

幾寅駅 駅

駅の中は映画の展示スペース。地元の方が手入れをされていてきれいです。

幾寅駅 駅

当時の写真やポスターなど、使われた衣装の展示もあり、駅員さんの帽子かぶって撮影もできます。

幾寅駅 駅

キャスト、スタッフのサイン

幾寅駅 駅

さすが高倉健、サインもかっこいい、すっとしてる。

幾寅駅 駅

映画に出演したもうひとりのケンさん、志村けんが亡くなったのはコロナ禍でした。ドリフターズの映画を除くと映画出演はこの作品くらいでした。

幾寅駅 駅

映画のセットの運賃表。今は廃線になった駅名が多数。

幾寅駅 駅

駅員さんの衣装

幾寅駅 駅

駅長さんの事務室

幾寅駅 駅

とてもきれいに管理されています。

幾寅駅 駅

こちらは現在の駅のホーム。この駅の前後で大雨のため線路が被災して運休中ですが、もうJR北海道のやる気がないのがまるわかりの線路状況。かつては道央と道東を結ぶ大幹線路線だった根室本線ですが、石勝線がバイパスしたことで過疎化。

幾寅駅 駅

駅名はさすがにホームのほうは正確ですが、名所案内の看板はいつからこんななのかな。

幾寅駅 駅

映画の中では廃線まじかの行き止まり駅の設定でしたが。

幾寅駅 駅

本当に廃線になってしまうとは。バスが代行運転中ですが、荒れ放題の線路をみるのは悲しいね。小樽の廃線跡のほうがずっときれいで。
そもそも旅客輸送だけで北海道の路線を維持するのが無理なんですけどね。

幾寅駅 駅

駅舎のよこに南富良野町の情報プラザがあります。トイレとかも利用させてもらえます。

雨が降ってきたのでこのあとは道東道にむかいます。