2023/02/04 - 2023/02/12
76位(同エリア374件中)
なかじもさん
インド旅行最後の街はインド最大の都市ムンバイ。ボリウッドと呼ばれる映画産業もさかんな街で、インドの中でも欧風な建築物が立ち並んで近代的な街。
そして何よりも、他の都市より近郊列車が発達してて、鉄っちゃん的には気分がアガる街。
映画「スラムドッグ$ミリオネア」の舞台にもなった街で、すごい面白い映画やったので最後はムンバイに行って日本に帰る計画で締めくくりました!
超高層ビルと真下に広がるスラム街とのギャップがインドの象徴。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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バラナシからgofirst航空でムンバイへ。背もたれが薄く、乗り心地はあんまり良くなかった。
どの飛行機でも、インド人は肘掛けを遠慮なく独占してきて隣への配慮がゼロ。そういうのがインドなんやろなぁ。
ムンバイ空港はターミナルが2つあり、gofirstは第一ターミナルに到着。オートリキシャで鉄道の最寄駅サンタクルス駅へ。 -
インドの近郊列車は会社が何種類かあるけど、色が違うくらいでベースの車体は全て同じ。列車にはドアはあるけど全開で固定されてるので閉めることができない。
常に乗り降り自由!合理的!さすがインド! -
車内は女性専用車両、1等、2等があり、画像は2等車。違いはシートが革張りか鉄製か。
ドアが開閉しないので、出発の合図は汽笛。列車が動いてる間にも乗り降りする人がたくさんいる。日本みたいに降りる人が優先みたいな文化はなく、皆が一斉に乗り降りするので駅ごとに戦場みたいな雰囲気に。
画像はないけど、車内にインド人のオカマちゃんが登場。サリーを着こなして化粧してるけど、一目でオカマとわかるオーラが出てる。そして手をパンパン叩いて金をせびる。物乞いには小銭を払う人が結構いたけど、オカマには誰も金を払わない・・・そういうもんなの? -
CSMT(チャトラバティ・シヴァージー・マハーラス・ターミナル駅)は阪急梅田駅みたいな全線行き止まりのターミナル駅。ホームは全部で15本ほど。
長距離列車も沢山走ってて、数えたら23輌編成の寝台特急が!一度は乗りたかったなぁ~
デリーで列車の切符が買えなかったのが悔やまれる。。。 -
駅外観。イギリス時代を感じさせる造り。ムンバイは街全体がヨーロッパ調な感じがする。
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夕飯を食べに近くで見繕っていた店に行くもメニューを開くとベジ料理のみ。久しぶりに肉が食べたかったのに。
インドは基本ベジタリアンの国なので、料理はベジ・ノンベジが明確に分かれている。肉が食べたければノンベジの店を探さないといけない。
キングフィッシャー・ウルトラを避け、バドワイザーを飲んで待つ。注文したのはビリヤニ。
縦横15センチ、深さ10センチ弱の容器いっぱいにビリヤニが詰まってて、皿に移した分がなくなると店員が3人がかりで盛りにきてくれる。
過剰な量とサービスでお腹いっぱいに。とても完食できませんでした。。。 -
翌日は朝一でドビーガート観光に。市内は渋滞するので電車移動が安くて早くておススメ。
CSMTは始発駅なので車内はガラガラ。
市内の移動は運賃5~10ルピー程度。というかちゃんと切符を買って乗ってる乗客は全体の何割くらいか。大半が無賃乗車な気がする・・・。ドア開いてて乗り降り自由やし。
そうそう、ムンバイの駅には改札はありません。電車内の電光掲示板に「係の者が切符をチェックするよ!」と表示されてたけど、一度もそういう人には会わず。 -
電車がすれ違う時はスリル満点。ドア越しの風が気持ちいいい!でも落ちたら死んじゃう!
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CSMTからドビーガートに行くために降りた駅、チンチポックリ駅。
・・・チンチ★ポックリ・・・なんて不吉な駅名・・・。
車内アナウンスは女性の声で「チンチポックリ~チンチポックリ~」と案内してくれる。この旅で一番のシュールな瞬間。 -
ドビーガートはいわゆる共同洗濯場。ムンバイ中から洗濯物が集められ、数百人のドビー(洗濯屋)がひしめき合っている。
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背後の高層ビルとの対比がインドらしい。
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洗濯物は色ごと、種類ごとに分けられてまとめて干される。クリーニング屋みたいなタグなんてないし、よく間違えずに持ち主に届くなぁと感心。
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自動の洗濯機もあるけど、石に打ち付けて洗う手法も現役のもよう。生地が傷みそう。。。
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パノラマで。
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インド噴水。
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ムンバイは野良猫が多かった。
結局インドで見た動物は、犬、猫、牛、羊、山羊、鶏、リス、ネズミ、豚、馬、猿。
自分の一番嫌いな虫・Gは1回しか見んかった。動物が多い分、退治してくれてるんかな? -
朝食は意識高い系コーヒーショップ「BLUE TOKAI COFFEE」へ。建物外観もオシャレ。
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店内もスタイリッシュな感じで小綺麗。
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久しぶりに辛くないものを食べた気がする…。
ちなみにムンバイは暑い。2月でも31度あり、半袖必須。北インドは寒かったけど、バラナシは少し暑い、ムンバイはかなり暑くなり寒暖差が大きい。 -
インド門まで歩いて到着。ニューデリーにもインド門があったけど、ムンバイにもインド門。インドにある門は全部インド門。
ここもインド中からやって来たおのぼりさんがキャッキャウフフしてた。 -
インド門の斜め向かいにあるムンバイ最高級ホテル「タージマハルホテル」。
左の旧館と右の新館、いずれもご立派な建物。
一泊●万円とかするので、自分みたいな1泊1,000円台の人間には別世界。
そんな格差社会なのがインド。 -
インド門の脇から世界遺産エレファンタ島への船が出ている。船は2種類あり、この画像の船は高級仕様で260ルピー。
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こっちがエコノミークラスの船で165ルピー。
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自分はもちろんエコノミークラスで!
島までの所要時間はどちらも同じで約1時間。船がゆっくりなので、結構時間がかかる。 -
エレファンタ島はシヴァ信仰の中心地で、グプタ朝時代に建設された石窟群は世界遺産に登録されている。
船着き場から石窟群までは距離があるのでこんな観光列車に乗って歩く距離を短くできる。 -
エレファンタ島の入島料5ルピー、石窟群の入場料は外国人600ルピー。
第1窟にあるこの三面像が一番のウリみたい。 -
ヒンズー教も仏教も顔が沢山あったり手がいっぱい生えてたりするのは共通。でも神様一人一人のキャラが立っててより人間ぽいのがヒンズーの特徴。そういうところはギリシャ神話に近いね。
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遺跡は破壊されているものが多く、あまり見所はない。第2~4窟をサッと見て終わり。
もうちょっと完全形で残ってたら素晴らしい遺跡やったろうに・・・。ポルトガル人が銃の練習の的にしてこんな無残なことになったらしい。 -
島内には猿がたくさん。
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キャノンポイントという大砲の跡地からの景色もスモッグで煙ってて見晴らしは良くない。ムンバイも大気汚染がひどく、街全体が霞んでる。
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ムンバイ市内に戻り、街中を観光。
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大道芸の練習をしている親子。母親が厳しく指導してました。
子供には職業選択の自由というのがあまりないのかな。カーストは今も残ってると聞くし、さっきのドビーを含め、そういう人たちは世襲で親の仕事を継いで成長する。
それを彼らの文化として肯定し、追認することが多様性を認めるということなのか?
それとも前近代的と否定すべきなのか?
たぶん一番大切なのは、インド人自身が考えて答えを出すことなんやろうね。
でも子供には、いろんな世界があることを知ってほしい。 -
夜、土産を買いにスーパーへ。海の近くやったので海沿い(マリーンドライブ)へ。防波堤には人がいっぱい座っておしゃべりしてる。
カーブ状の海岸に高層ビルが立ち並び、夜景スポットとして最高やけど、撮影に失敗した模様。無念。 -
翌朝は世界最大級のスラムとも言われるダラビ地区へ。スラムと言っても、地区内の人口は100万人とも言われ、経済活動は年間数十億ドルに達するらしい。
本当はスラムツアーとかもあるみたいやけど、時間がなかったので個人で人通りの多い表面だけを観光することに。別に何もしなければ襲われたりすることはありません。
最寄りのシオン駅から歩いてすぐ。 -
ダラビ地区内は舗装されておらず、一気にコバエの数が増える。地区全体の水道環境が悪いのがよくわかる。
建物の作りもいかにもバラック造なものが多く、その割に人口密度は非常に高い。 -
ムンバイ空港へはムンバイメトロという名のモノレールで。
鉄っちゃん的には色々乗れて楽しい街でした。
インドに行った人はハマるか二度と行かないかどちらかと言われるが、自分はどっちかなぁ・・・。当面行きたいとは思わんけど、ものすごいエネルギーがあって刺激を受ける国ではある。
インド人は自己主張が強いけど、それは言い換えると欲が強いということでもあり、成長する源になっていると感じた。いずれ中国を抜いてインドが人口・経済ともに世界一になると言われてるのがよくわかりました。
互いの足を引っ張り合って衰退していく日本と比べると、その違いをまざまざと見せつけられた。でも人種とか宗教とか経済格差とかの問題も大きく、困難な課題も多いけどそれを「インドらしさ」で乗り越えていけるかどうか、今後に注目すべき国です。
いつか近い将来、インドが今より豊かなお金持ちの国になったときに、その豊かさを他者に分け与えることで自身の欲を満たせるようになれば、本当に素晴らしい国になるのだと感じました。
まずは列車に整列乗車するところから始めてみよう!
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9日間で4都市周遊 40代初インドの旅
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