縮景園（しゅっけいえん）は、広島県広島市中区上幟町にある庭園。<br />国の名勝、日本の歴史公園100選。施設は県が管理する。<br /><br />元和6年（1620年）、広島藩浅野氏初代藩主である浅野長晟が命じて作らせた藩主の別邸（大名庭園）が起源であり、歴代浅野氏から寵愛を受け現在まで拡幅し、1940年（昭和15年）浅野氏が広島県に寄贈し現在に至る。<br />最初の作庭は上田宗箇によるものだが、現在の庭園の原型は京都庭師の清水七郎右衛門による後の大改修によって形成されたもので、1900年代初期明治末期頃に現在のものとなったものの、1945年広島市への原子爆弾投下により荒廃、1970年代までに再建された。<br /><br />広島市内中心部付近にあり、太田川水系京橋川沿いにあり、その河口から約6.4km上流に位置する。西側に広島城、京橋川を挟んで東側に広島駅がある。周辺は緑が多く、京橋川上流側に東部河岸緑地が整備されている。<br />南西は広島県立美術館に、南東は広島市立幟町中学校・広島市長公館に隣接しており、元々縮景園の敷地の一部であった。<br /><br />縮景とは、各地の景勝を聚め縮めて表したことを意味し、あるいは中国の西湖周辺の風景を縮めて表したことによると言われる。名付け親は林羅山とも言われている。<br /><br />中央に「濯纓池」と呼ばれる池を配しそれを「跨虹橋」によって東西に二分、その池を基準に北・東・西に小山を築き宗箇山・二葉山・弥山などの借景としている。主要建物は、跨虹橋の南に位置する「清風館」で、その他茶室や四阿を備える。<br />植生は、少なくとも4,826本の樹木があると言われている。うち、被爆樹木つまり戦前からある樹木が3本でその他は戦後に植えられたもの。主要樹木としては、クロマツ6.9%、ヤマモミジ2.7%、クスノキ2.5%、ソメイヨシノ2.0%など。水源は、園の北に位置する京橋川から引いた河川水と、園内3箇所ある井戸の揚水からなる<br /><br />主要庭景<br />濯纓池（たくえいち） - 面積8,020m2×平均水深1m。敷地の20%を占める。<br />跨虹橋（ここうきょう） - 天明6年（1786年）竣工、石製アーチ橋と陸橋からなる園内でも数少ない戦前からある建造物。長さ27.4m×幅2.1mで主要部分は花崗岩で出来ている。<br />南側エリア<br />清風館（せいふうかん） - 1964年建築、建築面積178.23m2、木造平屋建ての寄棟造・柿葺、東側に花頭窓がある数寄屋造の茶室。園のほぼ中央に位置する、園内最大の建物。<br />東側エリア<br />迎暉峰（げいきほう） - 園内最高峰の小山で標高約10m。樹木がほぼなく、かつてはここから遠方の広島湾の島々を望むことができたと伝えられている。<br />悠々亭（ゆうゆうてい） - 1969年再建、建築面積11.10m2、木造平屋建てで入母屋造・茅葺の四阿。かつてはここで茶会や歌会が行われていた。<br />香菜圃（こうさいほ） - 茶畑。江戸時代、藩内の有名品種が植えられていた。現在のものは1958年復元されたものであり、毎年5月茶摘茶会が行われている。<br />北側エリア<br />祺福山（きふくさん） - 標高約5.8m。頂上には戦前まで稲荷神社社殿があった。<br />踏雲橋（とううんきょう） - 祺福山の北側にある木橋。<br />明月亭（めいげつてい） - 1974年再建、建築面積43.16m2、木造平屋建てで寄棟造・茅葺の数寄屋造りの茶室。水屋の窓に牛舎の車輪が特徴的な建物。<br />西側エリア<br />丹楓林（たんぷうりん） - 小丘陵。カエデなどの紅葉樹が植えられていたことに由来する。<br />夕照庵（せきしょうあん） - 1970年再建、建築面積7.60m2、木造平屋建てで入母屋造・茅葺の茶室。<br />超然居（ちょうぜんきょ） - 1970年再建、建築面積7.45m2、木造平屋建てで寄棟造・茅葺の四阿。園内最大の島にあり観瀾橋および洗心橋の2つの橋で結ばれている。<br />（フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』より引用）<br /><br />縮景園　については・・<br />https://shukkeien.jp/introduction

広島13　縮景園a　藩主の別邸が起源　☆1970年代に再整備/大銀杏‐被爆後も残存

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2022/12/16 - 2022/12/16

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縮景園（しゅっけいえん）は、広島県広島市中区上幟町にある庭園。
国の名勝、日本の歴史公園100選。施設は県が管理する。

元和6年（1620年）、広島藩浅野氏初代藩主である浅野長晟が命じて作らせた藩主の別邸（大名庭園）が起源であり、歴代浅野氏から寵愛を受け現在まで拡幅し、1940年（昭和15年）浅野氏が広島県に寄贈し現在に至る。
最初の作庭は上田宗箇によるものだが、現在の庭園の原型は京都庭師の清水七郎右衛門による後の大改修によって形成されたもので、1900年代初期明治末期頃に現在のものとなったものの、1945年広島市への原子爆弾投下により荒廃、1970年代までに再建された。

広島市内中心部付近にあり、太田川水系京橋川沿いにあり、その河口から約6.4km上流に位置する。西側に広島城、京橋川を挟んで東側に広島駅がある。周辺は緑が多く、京橋川上流側に東部河岸緑地が整備されている。
南西は広島県立美術館に、南東は広島市立幟町中学校・広島市長公館に隣接しており、元々縮景園の敷地の一部であった。

縮景とは、各地の景勝を聚め縮めて表したことを意味し、あるいは中国の西湖周辺の風景を縮めて表したことによると言われる。名付け親は林羅山とも言われている。

中央に「濯纓池」と呼ばれる池を配しそれを「跨虹橋」によって東西に二分、その池を基準に北・東・西に小山を築き宗箇山・二葉山・弥山などの借景としている。主要建物は、跨虹橋の南に位置する「清風館」で、その他茶室や四阿を備える。
植生は、少なくとも4,826本の樹木があると言われている。うち、被爆樹木つまり戦前からある樹木が3本でその他は戦後に植えられたもの。主要樹木としては、クロマツ6.9%、ヤマモミジ2.7%、クスノキ2.5%、ソメイヨシノ2.0%など。水源は、園の北に位置する京橋川から引いた河川水と、園内3箇所ある井戸の揚水からなる

主要庭景
濯纓池（たくえいち） - 面積8,020m2×平均水深1m。敷地の20%を占める。
跨虹橋（ここうきょう） - 天明6年（1786年）竣工、石製アーチ橋と陸橋からなる園内でも数少ない戦前からある建造物。長さ27.4m×幅2.1mで主要部分は花崗岩で出来ている。
南側エリア
清風館（せいふうかん） - 1964年建築、建築面積178.23m2、木造平屋建ての寄棟造・柿葺、東側に花頭窓がある数寄屋造の茶室。園のほぼ中央に位置する、園内最大の建物。
東側エリア
迎暉峰（げいきほう） - 園内最高峰の小山で標高約10m。樹木がほぼなく、かつてはここから遠方の広島湾の島々を望むことができたと伝えられている。
悠々亭（ゆうゆうてい） - 1969年再建、建築面積11.10m2、木造平屋建てで入母屋造・茅葺の四阿。かつてはここで茶会や歌会が行われていた。
香菜圃（こうさいほ） - 茶畑。江戸時代、藩内の有名品種が植えられていた。現在のものは1958年復元されたものであり、毎年5月茶摘茶会が行われている。
北側エリア
祺福山（きふくさん） - 標高約5.8m。頂上には戦前まで稲荷神社社殿があった。
踏雲橋（とううんきょう） - 祺福山の北側にある木橋。
明月亭（めいげつてい） - 1974年再建、建築面積43.16m2、木造平屋建てで寄棟造・茅葺の数寄屋造りの茶室。水屋の窓に牛舎の車輪が特徴的な建物。
西側エリア
丹楓林（たんぷうりん） - 小丘陵。カエデなどの紅葉樹が植えられていたことに由来する。
夕照庵（せきしょうあん） - 1970年再建、建築面積7.60m2、木造平屋建てで入母屋造・茅葺の茶室。
超然居（ちょうぜんきょ） - 1970年再建、建築面積7.45m2、木造平屋建てで寄棟造・茅葺の四阿。園内最大の島にあり観瀾橋および洗心橋の2つの橋で結ばれている。
（フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』より引用）

縮景園　については・・
https://shukkeien.jp/introduction