36ぷらす3に乗る旅 緑の路

2023/01/14 - 2023/01/14

2023年は念願の『36ぷらす3』に乗る旅でスタート。宮崎空港に入り宮崎駅から大分別府まで5時間ちょっとの鉄道旅。車内の凝った装飾のひとつひとつが素晴らしい作り。畳の個室での昼食、途中下車の駅のおもてなしを楽しみながらの鉄道旅。

エリア 別府温泉(大分)

• 交通手段: JALグループ JR特急

36ぷらす３は木曜日から月曜日の５つのルートで九州一周の旅ができる787系6両編成の特急列車。九州が世界で36番目に大きい島であることに驚き、感動、幸せの3をプラスして39サンキュー＝感謝を伝える意味になることで名付けられたそう。
水戸岡鋭治先生のデザインで６両すべてがグリーン車仕様となっており、各号車でデザインが違い、個室もあります。
木曜日ルート　赤の路　福岡（博多）ー熊本ー鹿児島
金曜日ルート　黒の路　鹿児島ー宮崎
土曜日ルート　緑の路　宮崎ー大分
日曜日ルート　青の路　大分ー福岡
月曜日ルート　金の路　（佐世保行）福岡ー佐賀ー佐世保
月曜日ルート　金の路　（博多行）佐世保ー佐賀ー福岡
１日単位で乗車することができ、今回は土曜日ルート緑の路に乗車します。

36ぷらす3 乗り物

羽田８:00発の宮崎行きで出発。

宮崎ブーゲンビリア空港に到着。

宮崎空港 (宮崎ブーゲンビリア空港) 空港

宮崎空港駅からも36ぷらす３に乗車することができますが、出発まで少し時間があるので特急にちりんに乗って宮崎駅まで移動します。宮崎空港駅から宮崎駅までは特急料金はかかりません。

宮崎空港駅 駅

宮崎駅の掲示板に表示が出ているだけで気分が高まります。

ホームで到着を待ちながら

宮崎駅 駅

入線です

いよいよ乗車。１号車は畳敷きのため客室の入口で靴を脱ぎます。１号車内の通路。鏡にもロゴが彫られていてキョロキョロしてしまいます。

１号車個室前の通路。窓枠は福岡の大川組子。車内のいろいろなところに使われていて美しい。

１号車天井とランプ

ここが私たちの個室。
４名用の畳敷きでブルーを基調としたソファーと椅子のゆったりした造りです。

テーブルランプ

個室のドア

座席下の荷物入れ

１号車の天井

宮崎駅を出発して間もなく日向灘のアナウンスがあり、部屋から出て通路から景色を眺めます。

１号車の運転席。この日の１号車は最後尾だったためこの日は車掌室。

テーブルにセットされていたランチョンマットも36プラス３デザイン。割り箸にもマークがプリントされています。

36ぷらす３メニュー表。グッズ販売や飲み物メニュー。

ランチ付きプランは飲み物が付き、ワイン、日本酒、お茶、柑橘ジュースなどから選べます。

おしながき。緑の路の個室は「季節料理かわの」のお料理です。

季節料理 かわの グルメ・レストラン

宮崎の食材を使った色とりどりの豪華なランチ。宮崎産鰻、宮崎若鶏味噌漬け、宮崎野菜の煮物、尾崎牛にしまうら真鯛のちらし寿司とお吸い物、大束さつまいものきんとん、日向夏に宮崎いちご。

最初の停車駅「延岡駅」

延岡駅 駅

ホームに降りて車両の写真を撮るのですが、ブラックメタリックのボディが美しい車体のため自分が映り込んでしまうので写真は斜めから。

素敵なエンブレム

ホームで延岡駅のスタンプ

車内のポスター

３号車ビュッフェには36ぷらす3乗車記念スタンプがあります。

ブローチやキーホルダーも売っています。左端に見切れてしまったのは社内にたくさん使われている大川組子のパネルも購入できるようです。

クリアファイルとマスキングテープを購入。

袋もマークがあると欲しくなります。

４号車のマルチカーは誰でも過ごすことができます。正面のモニターにはルートの紹介などが流れていました。
床のデザインが一枚一枚違っています。

ソファーの後ろの透かしが床のデザインと同じでしょうか。

サロンカー内のキラキラテーブル。

水戸岡鋭治先生の本

いちたな駅を通過して、もうすぐ宗太郎駅。宗太郎駅はホームが短いため１号車からは降りられません。

２号車の6人用個室が空いていたので覗きながら進行方向前方車両へ進みます。

窓に向いた座席もゆったり景色がたのしめそう。床の模様も素敵です。

２つ目の停車は秘境駅の「宗太郎駅」

宗太郎駅 駅

１日３本しか停車列車がない秘境駅に降りられます。

日豊本線の運賃表と運賃箱

１号車に戻りながら他の座席も見学

車内いろいろなところにあるエンブレムを発見するのも楽しみの一つ

３つ目の停車駅「重岡駅」に到着。

重岡駅 駅

重岡宗太郎スタンプ

重岡駅ホームでは地元の方による売店が開かれていて特産品販売があります。ここで「和栗生どら焼き」をおやつに購入。
またホームではJR九州の制服を着て記念撮影をさせてもらえます。子ども用、男性、女性用が用意されていて３人だったため大人用２枚を交代で着用し駅長さんと記念撮影をしていたら、そばにいた地元の方が「駅長の制服を貸してあげれば３人で撮れる」と提案してくださって、駅長さんも「大きいですが」と貸してくださいました。本物の制服を着用させていただいてありがとうございました。
運転手さんもホームに出て一緒に記念撮影をして停車時間をみんなで楽しむアットホームな雰囲気があります。

JR九州名札。駅長の名前は36ぷらす3。

JR九州エンブレム

地元の佐伯市宇目の和栗を使った生どら焼きをおやつにいただきます。クリームに粒々栗が入って美味しかったです。ランチョンマットにみえるのは重岡駅でいただいた手作りフラッグ。

列車は臼杵駅を通過

５時間ちょっとの列車旅もそろそろ終わりに近づいて大分駅を過ぎ別府の街が見えてきました。

温泉マークの別府駅に到着。

乗ってきた座席をホームから眺めて名残惜しいですがお別れ。

別府駅を出るとすぐ目の前に温泉があり

手温泉で手をしっとりさせてホテルへ向かいます。

夕食は「ろばた仁」で関あじ関さば。

ワサビが目立ちすぎですが…りゅうきゅう

大分名物のとり天。
車内で食べたランチとおやつで予定よりもお腹が減らず、もっと地元料理を食べるつもりが…このあとは露天風呂で温泉を堪能して
別府・門司港・山口旅の１日目おしまい。