2泊5日で行くフィンランド弾丸トラベル　その2

2022/12/30 - 2023/01/03

★本旅行記（その2）はタンペレ市内観光について書いています★

年末年始の休みを利用してフィンランドを旅行してきました。
職場の年末年始休暇（5日間）をフル活用し、2泊5日のスケジュールで追加の有給休暇を取得することなく旅行しました。

フィンランドへの旅行は5回目のため、有名観光地はあまり訪れていませんが、フィンランド旅行を考えている方、長期休暇は取れないが海外旅行がしたい方の参考になれば幸いです。

コロナ禍で情報が少ない最新のフィンランド旅行に関する情報についてもお伝えできればと思います。

その1（日本出発～タンペレ到着）：https://4travel.jp/travelogue/11802560
その3（セルラキウス美術館）：https://4travel.jp/travelogue/11805083
その4（ヘルシンキ市内観光）：https://4travel.jp/travelogue/11807254
その5（ヘルシンキ空港～帰国）：https://4travel.jp/travelogue/11811279

エリア タンペレ(フィンランド)

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

2日目（フィンランド到着初日）の10時過ぎ、まずはムーミン美術館へ向かいます。
タンペレ駅からの行き方はいくつかありますが、駅舎（写真右手の茶色い建物）に向かって左側、トラム線路沿いの地下道を歩きVRの線路をくぐり抜けます。

トラムTulli駅を過ぎてすぐにある交差点を右に曲がります。
タンペレ駅方向から歩いてくると左側に見えるHesburger（フィンランドのハンバーガーチェーン）が目印です。
※写真は左側がタンペレ駅、手前側がムーミン美術館です。

駅からそう遠くない距離とはいえ、タンペレ市内の足元は雪で滑りやすくなっており、雪の降らない地域の人間は歩くのに時間がかかってしまいます・・・。

先ほど紹介した交差点から5分ほど歩くと左側にムーミン美術館の入った複合施設タンペレホール（Tampere talo）が見えてきます。

入ってすぐのカウンターでチケット（大人13ユーロ）を買い、大きい荷物はロッカーへ預けていざ中へ。なお館内はほぼすべて写真撮影不可です。
（ロッカーは無料ですが施錠するのに1ユーロのコインが必要。コートを掛けておく場所もありました。）
絵・原画だけでなくミニチュアなどの展示もあり、ゆっくり見ているとあっという間に時間が過ぎていきました。

施設内にはムーミンの本を座って読むことができるスペースも。日本語の本もありました。
最後に入り口近くのお店でおみやげにコースターとノートを買って美術館を後にします。

タンペレ市内は徒歩で観光できる広さですが、慣れない外国で長距離の歩行は疲れるもの。そこでタンペレ観光ではトラムを上手に活用するのがカギです。
2021年に開通したばかりのトラムはタンペレ中心部を東西に走っており、路線は1番と3番の2種類。バスよりも分かりやすいうえ昼間は10分に1本という便利さ。
トラム乗車にはNysse（タンペレ地域交通）ABゾーンのチケットが必要となるのですが、チケットは運転手から購入できないため、タンペレ市内のコンビニR-kioski（タンペレ駅構内や市街地に複数店舗あり）で前売り券（3.5ユーロ）を購入するのがおすすめです。
R-kioskiの店員さんに「トラムチケット」と伝えればABゾーンのチケットを発券してもらえました。購入時からではなく車内で打刻してから90分有効なため、必要枚数をあらかじめまとめ買いしても。（購入から3か月以内に使用することと記載がありました。）

トラムには中央のドアから乗車し、乗車の都度チケットのQRコードをドア付近にある打刻機下部に読み込ませます。すべての駅に停車しますので、車内のモニターを確認して降りる駅に停車したら近くのドアから降ります。
＜今回の旅行で利用したトラム駅　東側から順番に記載＞
Kalevan kirkko【1番のみ】・・・カレヴァ教会
Tulli・・・ムーミン美術館
Rautatieasema・・・タンペレ鉄道駅
Keskustori【3番のみ】・・・ソコス、マリメッコなどお店がたくさんあるタンペレ市中心部
Tuulensuu【3番のみ】・・・タンペレ市図書館

トラムへ乗って向かった先はKalevan kirkko駅。そこから歩いて5分、カレヴァ教会へ到着しました。一見何か分からない建物ですが中に入ると・・・

建物内部は広い吹き抜けになっており、静かで落ち着いた空間が広がっていました。

あまり観光客が訪れる場所ではありませんが、建築に興味のある方にはぜひ訪ねていただきたい場所です。

Kalevan kirkko駅から再びトラムに乗車し、Tuulensuu駅へ向かいます。
気を付けないといけないのが、Kalevan kirkko駅は1番、Tuulensuu駅は3番の駅のため、途中路線が重なっている場所（タンペレ駅等）で乗換が必要です。
チケットは初回乗車から90分有効なため、時間内であれば乗換も自由です。

Tuulensuu駅から3分程度歩いた場所にある丸いデザインが特徴のタンペレ市図書館。
少し館内を見学した後、本当は図書館近くのお店でランチをと考えていたのですが、年末年始は休業との貼り紙が・・・仕方ないので他のお店を探します。

お店を探しながらKeskustori駅の方へ歩いていきます。マリメッコのお店があったのでお土産を買うために立ち寄りました。
翌日1月1日はフィンランドでは多くのお店が休業に。12月31日も夕方早い時間に閉めてしまうお店が多いので、荷物になりますが先にお土産を買っておくことにしました。
免税手続きもスムーズにしてもらえ、日本のパスポートを提示すると「日本から来たのね！」と言われました。（タンペレの店舗にも日本人観光客の方がよく来るのでしょうか・・・？）

気づけばすでに14時ごろ。店内の雰囲気がおしゃれなFriends and Brgrsというハンバーガー店でランチを食べます。フィンランド国内に複数店舗を構えるチェーン店で、ヘルシンキでも見かけました。
店名にもなっているFriend's brgrを注文。（ポテト・ドリンクセットで14.9ユーロ）ボリューム満点で美味しかったです！ドリンクセットにして食後にコーヒーをいただいたのですが、マグカップはマリメッコでした。

チェックインできる15時になったので、一旦ホテルへ戻ります。
今回宿泊したのはタンペレ駅前にあるスカンディックタンペレシティ。スカンディックホテルはフィンランド各地にあるチェーンホテルで、ここは会議場等もある大規模なシティホテル。
重いスーツケースを引いて雪の積もった道を歩くのは大変なので、駅前すぐのホテルを予約しておきました。

部屋はこのような感じ。窓からは駅の方を見渡すことができ、バスタブも付いている部屋でした。
ホテル内には男女別のサウナもありました。

続いてタンペレで体験したいことの1つ、サウナへ行きます。タンペレはサウナキャピタル：世界のサウナの中心地と呼ばれており、市内にたくさんのサウナがあります。
写真は16時ごろですが、すでに夜のような雰囲気です。

早くに暗くなるのは少し嫌な気もしますが、イルミネーションがとてもきれいでした。広場の建物ではプロジェクションマッピングも。

駅の方から歩き、昼食を食べたFriends and Brgrsの角を左に曲がるとサウナレストラン・クーマ（Saunaravintola Kuuma）が見えてきました。

お店の前に看板が出ているのが目印。店内のレストランカウンターで店員さんにサウナを利用したい旨を伝え支払いを済ませると、店員さんが入場方法を教えてくれました。（入場料17ユーロ）
スモークサウナへ入った後に気温氷点下の外に出てクールダウンするのが最高に気持ちいい！
目の前のタンメルコスキ川で泳ぐこともできますが、そんな勇気はなかったです笑
ちなみにお客さんはほとんどが若い年代のグループやカップルでした。
（サウナ室は男女共用のため水着が必要です）

サウナからホテルへ戻り、ホテル近くのPizzeria-ravintola Biancoで夕食を。

サラダバーが付いており、パスタ・ドリンクを注文してお会計17.1ユーロ。フィンランドの外食にしては安いと思います。（日本の物価からすると高く感じますが）

メインはボロネーゼにしました。これだけでお腹いっぱい。

ホテルに戻ってきました。夜行便で来たこともあり眠たかったのですが、せっかくなので年越しの瞬間まで待つことにします。
本当は外で年越し気分を味わおうかと思っていたのですが、さすがに眠たいうえ疲れているので、ホテルの窓の外を眺めます。

年越し前後はいろんなところで花火が上がっています。といっても個人で勝手に上げているようで、駅出入り口の真横で花火を上げている人も・・・
日付が変わる瞬間はホテルの部屋にいても「Happy new year!」という声が聞こえてきました。
海外での年越しという非日常を味わったところで、眠たいのでもう寝ることにします。

ご覧いただきありがとうございました。3日目に続きます。