2022/12/20 - 2022/12/20
69位(同エリア588件中)
玄白さん
冬の日本海グルメ旅2日目は、宿泊した民宿から車で10分ほどの場所にある福井県の名勝、東尋坊とさらに南下して越前海岸の広大な日本水仙の群生地を巡ってきた。
午後は、一気に北上して、富山県氷見市の温泉宿へチェックイン。昨年に続き、富山湾の地魚を味わい尽くしてきた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
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越前ガニを堪能した料理民宿「いそや」をチェックアウト時、記念撮影。民宿とは思えない鉄筋コンクリート造りである。三国温泉という温泉街にあり、自家源泉ではないが、ちゃんと温泉もある。
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チェックアウト前に、記録のため、部屋からの眺めを撮影。地元漁師が利用する小さな岬漁港が見える。この港では越前ガニの水揚げはされないそうだ。
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宿から車で10分ほどで東尋坊に着く。
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断崖絶壁に冬の日本海の荒波が打ち寄せている
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遠くには、赤い橋が架かる雄島が見える。この景観から北陸の江の島と言われているそうだ。
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時折、特に大きな波が打ち寄せ、岩礁に砕け散る。豪快な眺めである。
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晴れた日の夕方であれば、水平線の彼方に沈む夕日が、一段とドラマチックな風景を出現させるのだが、あいにく、どんよりと曇った空模様なので、そんな情景は残念ながら見られない。冬に夕日が沈む情景はなかなか見られるものではないのだろう。
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海底も岩礁になっているらしく、荒れた海でも濁っていない。
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スローシャッターで撮影すると、あたかも霧がかかったような幻想的な写真になる。
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イチオシ
砕け散る豪快な大波。かなり離れているが、波の音が響く
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イチオシ
NDフィルターを装着して思い切りシャッタースピードを遅くすると、波は消え霧がかかったようになる。
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東尋坊の断崖は、柱状節理でできている。幅1kmにわたって柱状節理の崖が続く規模の大きさで、これほどの地形は世界で3か所しかないと言われている
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観光船で海から断崖を眺めることもできる。眼下の入江が乗船場になっているが、この荒波では当然欠航している。
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断崖には手すりなどは設置されておらず、断崖に近づくには勇気がいる。
サスペンスドラマなどの撮影では、定番のロケ地になっている。 -
駐車場から東尋坊の断崖までの途中に、観光地らしい土産物店などの商店街がある。その中に、越前ガニなどを扱う鮮魚仲卸の「やまに水産」という店がある。越前ガニを皇室に献上している宮内庁御用達の店である。今回の旅では、福井県の旅行支援キャンペーンで¥3,000/人、おまけで70歳以上の高齢者にはプラス¥1,000、合計¥7,000の買い物券を宿でもらっている。宿の越前ガニフルコースでは出なかったセイコガニ(雌のズワイガニ)を買い込んだ。
雄の越前ガニより小ぶりだが、1月になると産卵時期になるので、漁の期間が短く11月、12月と限定されていて、手に入りにくく、外子という受精卵、内子という卵巣は、雄では味わえない特別な美味が味わえる。今回の旅では車載用冷蔵庫を持ってきているので、安心して買い込むことができた。帰宅してからのお楽しみである -
東尋坊からさらに海岸沿いの道を南下して越前海岸に向かう。一帯は険しい岩石海岸が続き、ところどころで、冬の日本海の荒波が打ち寄せる場所が目に入ってくる。ときどき、車を停めて、砕け散る波の撮影をしながらのドライブである。
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髑髏の飾りがある建物を発見。どうやらカフェのようだが、営業はしていなかった。
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越前海岸の水仙群生地に到着。越前町観光連盟HPよりダウンロードした案内地図をたよりに群生地を巡る。
越前町、南越前町、福井市にまたがる60haにおよぶ海岸沿いの崖の斜面に日本水仙の群生地が広がっている。 -
梨子ケ平台地にて。
急峻な崖の斜面に水仙が咲き、眼下には荒波打ち寄せる越前海岸が見下ろせる。 -
梨子ケ平台地の水仙。
大正時代に自生していた日本水仙を、地元農家が名古屋方面の花卉市場に出荷したところ、評判が良く高値で売れたので、この地域で水仙の栽培が行われるようになった。 -
現在、見られるこの風景は、自然ではなく人の営みによって作られた景観なのである。
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イチオシ
WEBで見る写真と比べると花数が少ないようだ。今年は花付きがよくなかったのか、あるいはすでに出荷された花があってまばらなのか?
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一昨日の暴風雪で、傷んだ水仙も散見される。「越前水仙」というブランド化された水仙は、日本海からの風雪に耐えて咲いており、茎が丈夫で長持ちし、香りが強いことで評判が良いという。
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名前は「ニホン」スイセンだが、原産地は地中海地方で、中国経由で室町時代に日本に入ってきたらしい。原産種だけで40種、現在では園芸種で1万種以上あり、バラほどではないが、数多くの品種が生まれている。
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残雪の水仙畑
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水仙の香りの成分には抗酸化作用とストレス軽減効果があるらしい。香水の原料にも使われている。
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イチオシ
梨子ケ平千枚田水仙園
かつては稲作の棚田だったが、現金収入が良い水仙の作付けに変わった。水仙の段々畑という全国的にも珍しい場所になった。 -
ここの棚田が開墾されたのは、戦国時代から江戸時代であったが、大正時代から水仙への転作がはじまったのである。
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あえて画面から外しているが、ところどころ農家の人が水仙畑に入って手入れをしていた。
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曇り空ではあるが、一瞬、雲の間から日が射した。
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イチオシ
可憐な白い花びらが、日が射すと輝きを増す。
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花が少ない冬に咲く水仙は、寒さを忘れさせてくれる貴重な存在である。
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梨子ケ平千枚田では、棚田の中に遊歩道が整備されているので、間近で水仙を鑑賞し、香りを楽しむことができる。
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棚田の奥に梨子ケ平の集落が見える
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越前水仙群生地の南端、越前岬水仙ランドまでやってきた。そろそろランチの時間なので、灯台と越前海岸が見える高台にあるレストラン「海鮮処 蟹かに亭」へ。
カニは十分堪能したので、ランチは海鮮丼。我が家は二人ともシーフード大好き人間なので、刺身、すし、海鮮丼など毎食でも飽きがこないのである。 -
午後は、一路来た道(国道305号)を三国方面に引き返し、石川県を通り越し、今宵の宿がある氷見に向かう。
途中、海蝕洞がある奇岩や・・・ -
岩礁に砕け散る荒波が見える場所があると、撮影しながらのロングドライブである。
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今宵の宿は、氷見市南部の島尾海岸に位置する「天然温泉 浜辺の宿あさひや」である。
2021年に雨晴海岸の海鮮料理民宿を訪れ、冬の富山湾の海の幸に魅了された我が夫婦、一年ぶりに富山湾のシーフードを味わいたかったのである。 -
部屋はシモンズ製ベットとハンモックとソファが備え付けられた和洋室と、畳敷きの和室の二間である。2021年秋にリニューアルされたばかりのきれいな部屋である。
温泉はナトリウム-塩化物泉のサラっとした湯だが、海岸近くということで舐めると塩辛い。3つあるちょっと小さめの風呂だが、すべて貸切風呂になっている。部屋にいながら、スマホで、どの風呂が空いているか、確認できるようになっている。IT技術を活用したスマートなサービスである。 -
夕食は和室での食事である。富山湾の海鮮料理が並ぶ。自家製のイカの塩辛、白子の酢の物などの八寸、寒ブリの照り焼き、香箱ガニ、アオリイカと野菜の天ぷら、氷見うどんなどが並ぶ。
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メインは豪華な舟盛り。ありきたりのマグロなんぞはなく、富山湾産の寒ブリ、ホウボウ、ウマズラハギ、イシダイ、バイカイなどの地魚が並ぶ。ウマズラハギの肝を溶いた独特のちょっと甘い醤油と、粗塩をチョイスして味わう。
この甘めの醤油はチェックアウトの際、お土産にもらった。味は鹿児島の醤油と似ている。 -
夜、晴れていれば海岸で星の撮影をするつもりだったが、あいにくの天気なので、やることなく就寝。連れ合いは備え付けのTVでNetFlixが見られるというので、気になっていたドラマを見ていたようだ。
翌朝は、朝食前に島尾海岸での朝の情景を撮影した後、朝風呂に浸かり朝食。
これについては、続編にて
続く
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